JP2584536Y2 - スプラッシュガードの構造 - Google Patents

スプラッシュガードの構造

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JP2584536Y2
JP2584536Y2 JP130993U JP130993U JP2584536Y2 JP 2584536 Y2 JP2584536 Y2 JP 2584536Y2 JP 130993 U JP130993 U JP 130993U JP 130993 U JP130993 U JP 130993U JP 2584536 Y2 JP2584536 Y2 JP 2584536Y2
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JP
Japan
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flange
fender
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splash
tire
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JP130993U
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勝 田川
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のフロントフェン
ダーの側方に取付けられ、タイヤとフロントフェンダー
との間に飛散する水滴を受ける断面チャンネル形状のス
プラッシュガードの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】泥はね防止のため、例えば図5、図6に
示すように、キャブCの側面に設けられたフェンダー1
2の側下方にスプラッシュガード17を取付け、インナ
フェンダー12aと共にタイヤ16からのスプラッシュ
を下端に設けられたフランジ17aで、雨どいのように
泥水を流し外側方に飛散しないようにする技術は知られ
ている。
【0003】ここで、符号11はドア、13はフロント
パネル、14はバンパ、15はフロントガラスを示して
いる。
【0004】フェンダーの内側から、側外方に向けての
泥水の飛沫は、特にキャブオーバ型の商用車の場合に
は、キャブや荷台を汚して問題であり、そこで、出願人
は、実開平1−108882号公報に、フェンダー前端
部に漏斗状の集水器を取付ける技術を、また、実開平2
−117265号公報に、フェンダ下端部に延設したス
プラッシュ部材で車両前後方向に沿う流路を形成して泥
水を前端部から落下させ、飛散するのを防止する技術を
開示している。これらの技術は有効であるが、しかし、
前者では構造が複雑であり、また、後者の技術では泥水
を流路により車両前後方向に案内してフェンダー下端部
から排出するため、スプラッシュの量が多い場合には、
フランジの流路から泥水が溢れだし、外側方に飛散して
しまうという問題がある。そして、実開平3−9187
3号公報、特開平2−256572号公報、実開昭64
−8480号公報、及び実開昭61−104281号公
報に、タイヤによって巻き上げられる泥水の飛散を防止
する技術が開示されているが、これらは、いずれもフェ
ンダー後下端部に設けられ、タイヤの後方に泥水の飛散
するのを防止するマッドガードであって、キャブオーバ
型の商用車のタイヤフェンダーから外側方に飛散するス
プラッシュを防止するものではない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案
は、タイヤにより側外方に向けて飛散するスプラッシュ
量が多い場合においても泥はねに影響のない場所から排
水し、フェンダーの外側方へスプラッシュを防止でき、
かつ構造が簡単で効果的なスプラッシュガードの構造を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、車両の
フロントフェンダーの側下方に取付け、タイヤとフロン
トフェンダーとの間に飛散する水滴を受ける断面チャン
ネル形状のスプラッシュガードの構造において、該スプ
ラッシュガードは側面とフランジとで全体的にチャンネ
ル形状に樹脂で形成されており、側面の上部にフェンダ
ーに取付ける取付部を設け、前記下部フランジの後端に
切欠を設け、後部付近から前端までの間に前記下部フラ
ンジの下方に延びる第2のフランジを設け、前端にチャ
ンネル形状の開放側に突起を設けている。
【0007】
【作用効果の説明】上記のように構成されたスプラッシ
ュガードの構造によれば、タイヤによりフェンダー内で
側外方に向けて飛散した水滴状の泥水は、上部の取付け
部、側部、及び下部フランジ部でチャンネル状に形成さ
れたスプラッシュガードに案内されて前後方向に流れ、
後方へ流れた泥水はフランジの切欠から滴下する。
【0008】また、下部フランジには下方に延びる第2
のフランジが設けられているので、水滴は表面張力によ
って第2のフランジに沿って下方に流れて滴下する。
【0009】さらに、前方に流れた泥水は、フェンダー
形状にならって下方に弯曲したスプラッシュガードの下
部フランジに沿って流れ、スプラッシュガード前端には
チャンネル形状の開放側に突起が設けられているのでそ
の突起から下方に滴下して飛散するのを少なくすること
ができる。
【0010】また、この突起からの水をインナフェンダ
ーの前端に導いて車両の内側で落下するようにするとな
お良い。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
【0012】図1において、樹脂で形成されたスプラッ
シュガード1は、図2および図3をも参照して、側面2
とフランジ3とで、全体的にチャンネル形状に形成さ
れ、側面の上部にはフェンダーに取付ける取付部4が設
けられ、その取付部4には取付穴5が開けられている。
【0013】また、フランジ3の後端には切欠8が設け
られ、後部付近から前端に向けて第2のフランジ7が下
方に向けて取付られている。
【0014】そして、スプラッシュガード1は、図示の
ようにフェンダー12の形状にならって弯曲して形成さ
れており、下方に向けて延びたチャンネル形状の前端に
は突起6が、その開放側に設けられている。
【0015】したがって、路面状況等によりスプラッシ
ュの量が多い場合には、フランジ上を流れる水滴の量が
多くなるのでフランジ後端の切欠8から水滴を排出す
る。
【0016】さらに、第2のフランジ7の部分ではオー
バーフローする水は表面張力で第2のフランジの表面に
沿って下方に流れて落下するので飛び散る量は減少す
る。
【0017】そして、スプラッシュガード1の前端に流
れてきた水滴は先端の突起に導かれてここから落下する
ので中間からの飛散は少量になる。
【0018】また、インナーフェンダーの先端部の形状
を車両の内側に向けて傾斜させ、突起からの水滴を受け
るようにすれば、さらに水滴の飛散を防止でき好まし
い。
【0019】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成さ
れ、以下の効果を奏する。 (a) スプラッシュガードはタイヤからのスプラッシ
ュを受けて、その泥水を下部フランジにより前後方向に
案内し、泥はねのしない位置から滴下させるのでフェン
ダーの外側方へのスプラッシュが防止でき、特に、キャ
ブオーバ型の商用車に適する。 (b) 泥水は、下部フランジの後端の切欠、前端のチ
ャンネル形状開放側に設けた突起、及び下部フランジの
下方に延びる第2のフランジのそれぞれから泥はねしな
い位置に積極的に排出され、スプラッシュ量が多い場合
においても溢れ出して飛散することがない。 (c) 切欠及び第2のフランジの位置、突起の形状を
適宜選択して設定することで泥はねに影響しないような
位置に分散して滴下させることができる。 (d) 構造が簡単であり、挿着も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すスプラッシュガードの
斜視図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】図1のY−Y断面図。
【図4】図1のZ矢視図。
【図5】従来の車両のキャブの左側面を示す斜視図。
【図6】図5のA−A断面を示す模式図。
【符号の説明】
1、17…スプラッシュガード 2…側面 3…フランジ 4…取付部 6…突起 7…第2のフランジ 8…切欠 12…フェンダー 16…タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/16 B62D 25/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロントフェンダー(12)の側
    下方に取付け、タイヤ(16)とフロントフェンダー
    (12)との間に飛散する水滴を受ける断面チャンネル
    形状のスプラッシュガード(1)の構造において、該ス
    プラッシュガード(1)は側面(2)とフランジ(3)
    とで全体的にチャンネル形状に樹脂で形成されており、
    側面(2)の上部にフェンダー(12)に取付ける取付
    部(4)を設け、前記下部フランジ(3)の後端に切欠
    (8)を設け、後部付近から前端までの間に前記下部フ
    ランジ(3)の下方に延びる第2のフランジ(7)を設
    け、前端にチャンネル形状の開放側に突起(6)を設け
    たことを特徴とするスプラッシュガードの構造。
JP130993U 1993-01-22 1993-01-22 スプラッシュガードの構造 Expired - Lifetime JP2584536Y2 (ja)

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JPH0657775U JPH0657775U (ja) 1994-08-12
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JP3460468B2 (ja) * 1996-09-27 2003-10-27 日産自動車株式会社 直噴式ディーゼル機関における燃料供給配管構造

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JPH0657775U (ja) 1994-08-12

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