JPH0210039Y2 - - Google Patents

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JPH0210039Y2
JPH0210039Y2 JP1359383U JP1359383U JPH0210039Y2 JP H0210039 Y2 JPH0210039 Y2 JP H0210039Y2 JP 1359383 U JP1359383 U JP 1359383U JP 1359383 U JP1359383 U JP 1359383U JP H0210039 Y2 JPH0210039 Y2 JP H0210039Y2
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JP
Japan
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vehicle
getting
step surface
wind
ventilation hole
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JP1359383U
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JPS59118656U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛の乗降用ステツプに係り、特に
ステツプ上面への泥のはね上がりを防止しながら
排水を良好とし、泥や水が溜まることによる凍結
や錆の発生を防止できるようにした乗降用ステツ
プに関する。
従来、キヤブオーバエンジン型車輛のように、
乗車位置の高い車輛、特にトラツクにおいては、
車輪前方のフエンダとバンパとの間に乗降用のス
テツプが取り付けられており、これには種々のも
のがあるが、一例として穴のあいていない鉄板上
面に滑り止め用凹凸を形成したゴムカバー等を装
着したものにあつては、泥のはね上がりは完全に
防止できるが、排水が良好に行われないため、ス
テツプ上面に泥、雪、水等が溜まる欠点があり、
またゴムカバー等と鉄板との合せ面に錆が発生し
易い欠点があつた。またこれらの欠点を除くもの
として、ステツプ面をすのこ状に形成したものに
あつては、車輪によりはね上げられた泥水が該ス
テツプを通過して上昇し、ドアやサイドウインド
ウを汚し易い欠点があり、このため車輪前方にも
ゴム製の泥除けを装着しなければならない等の欠
点があつた。更には鉄板に滑り止め用のバーリン
グ穴を多数形成したものにあつては、同様に泥水
のはね上がりが問題になると共にバーリング穴の
周囲に錆が発生し易いという欠点があつた。
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、車輪によりはね上げられる泥水がステツプ面
を通して上昇することがないようにして、泥や水
のはね上がりによるドアやサイドウインドウの汚
れを防止することである。また他の目的は、この
ように泥水のはね上がりを防止しながら更に排水
を良好にすることによつてステツプ上面に雪、
水、泥等が溜まらないようにすることであり、ま
たこれによつて、凍結によつて足が滑つたりする
のを防止すると共に錆の発生を防止することであ
る。また他の目的は、ステツプ前端壁に通風穴を
設けて車輛の走行風により泥水をステツプ上面か
ら外方に吹き飛ばすことができるようにすること
である。更に他の目的は、合成樹脂による一体成
形を可能としてステツプ面に滑り止め用の突起を
形成することで、足が滑らず乗降し易くすること
である。
要するに本考案は、ステツプ面と、該ステツプ
面から上方に立ち上がつた前端壁とを備え、該前
端壁には車輛の走行風が流入するようにした通風
穴が形成され、前記ステツプ面には該通風穴の下
部に向けて傾斜した排水溝が形成されたことを特
徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。第1図に示すように、本考案に係る車輛の乗
降用ステツプ1は、車輛2のキヤブ3の下部であ
つて、車輪4の前方のフエンダ5とバンパ6との
間に取り付けられている。なお図面では車輛2の
左側のみを示しているが、右側にも同様に取り付
けられることはいうまでもない。
第2図から第4図に示す本考案の第1実施例に
おいては、乗降用ステツプ1は、ステツプ面8
と、該ステツプ面から上方に立ち上がつた前端壁
9とを備えており、該前端壁には、車輛2の走行
風が前方から流入するようにした例えば2つの通
風穴9a,9aが形成されており、ステツプ面8
には、通風穴9a,9aの下部9b,9bに向け
て夫々傾斜した例えば2つの排水溝8a,8aが
形成されている。この排水溝8aは、通風穴9a
に向けて下り勾配に傾斜しており、車輛2の進行
方向に水が流れるようになつている。また手前側
には下方及び前方に突出したフランジ部11が、
向う側には上方及び後方に突出したフランジ部1
2が夫々形成されている。そして後端部13はフ
エンダ5に隙間なく接続されている。
また第5図に示す本考案の第2実施例において
は、乗降用ステツプ1のステツプ面8の適所に排
水溝8aに沿う方向に連続して上方に突出した滑
り止め用突起14が形成されている。その他は第
1実施例と同様である。
更に第6図及び第7図に示す本考案の第3実施
例においては、車輛の乗降用ステツプ1の通風穴
9aには、車輛2の走行風を偏向させるようにし
た風向板15が設けられており、該風向板15に
よつて通風穴9aが仕切られている。その他の部
分は第1実施例と同一であるので図面に同一の部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
なお上記各実施例の乗降用ステツプ1は、鉄
板、アルミニウムダイキヤスト又は合成樹脂によ
る一体成形により作成することができる。特に合
成樹脂による一体成形によれば、第2実施例の突
起14や、第3実施例の風向板15の形成も容易
である。
本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。第1図に示すよう
に、車輛2の走行中に車輪4により泥水が矢印A
の如く乗降用ステツプ1にはね上げられても、ス
テツプ面8にはね上がることはなく、乗降用ステ
ツプ1から滴下してしまう。従つて、ドア18や
サイドウインドウ(図示せず)の汚れが減少す
る。
また乗降用ステツプ1のステツプ面8に降つた
雨や雪は排水溝8aから通風穴9aに矢印Bの如
く流れて滴下してしまうので、ステツプ面8上に
水、雪、泥等が溜まることがなく、これらが凍結
して足が滑る等の不都合も生ぜず、また錆の発生
も防止できる。
更に車輛2の走行中には、走行風が矢印Cの如
く流入してステツプ面8上を吹き抜けるので、細
かい霧状となつてこの辺に飛散し勝ちな泥水を車
輛2の側方へ吹き飛ばしてしまう。
この走行風の向きは、第6図に示す第3実施例
の風向板15によれば矢印Dの如く最適の方向と
することができ、ドア18やサイドウインドウの
汚れを最小限にとどめることが可能となる。
またステツプ面8の滑り易さについては、排水
溝8a自体が滑り止め作用をなすので乗降が安全
である上、第2実施例の突起を形成すれば、更に
滑りにくくなり、乗降性は一層向上する。
本考案は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、車輪によりはね上げられる泥水が
ステツプ面を通して上昇することがないようにす
ることができ、泥や水のはね上がりによるドアや
サイドウインドウの汚れを防止することができる
効果が得られる。またこのように泥水のはね上が
りを防止しながら更に排水を良好にすることがで
きるので、雪、水、泥等がステツプ面上に溜まら
ないようにすることができ、この結果、凍結によ
つて足が滑つたりするのが防止できるばかりでな
く、錆の発生も大幅に抑制できるという効果があ
る。更には、ステツプ前端壁に通風穴を設けたの
で車輛の走行風により泥水をステツプ上面から外
方に吹き飛ばすことができる効果がある。更には
合成樹脂による一体成形も可能となるので、ステ
ツプ面に滑り止め用の突起を形成することで、足
が滑らず乗降し易いものとなる等、実用上その効
果の極めて優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係り、第1図は本考案
乗降用ステツプを装着した車輛の部分側面図、第
2図から第4図は本考案の第1実施例に係り、第
2図はフエンダに接続された乗降用ステツプの斜
視図、第3図は第2図の−矢視縦端面図、第
4図は第2図の−矢視部分横断面図、第5図
は本考案の第2実施例に係り、第3図と同様の縦
端面図、第6図及び第7図は本考案の第3実施例
に係り、第6図は第2図と同様の斜視図、第7図
は第6図の−矢視部分横断面図である。 1は車輛の乗降用ステツプ、2は車輛、8はス
テツプ面、8aは排水溝、9は前端壁、9aは通
風穴、9bは通風穴の下部、14は滑り止め用突
起、15は風向板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ステツプ面と、該ステツプ面から上方に立ち
    上がつた前端壁とを備え、該前端壁には車輛の
    走行風が流入するようにした通風穴が形成さ
    れ、前記ステツプ面には該通風穴の下部に向け
    て傾斜した排水溝が形成されたことを特徴とす
    る車輛の乗降用ステツプ。 2 前記ステツプ面は、適所に上方に突出した滑
    り止め用突起が形成されたものであることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の車輛の乗降用ステツプ。 3 前記通風穴は、車輛の走行風を偏向させるよ
    うにした風向板で仕切られたものであることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の車輛の乗降用ステツプ。
JP1359383U 1983-01-31 1983-01-31 車輛の乗降用ステツプ Granted JPS59118656U (ja)

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JP1359383U JPS59118656U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 車輛の乗降用ステツプ

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JP1359383U JPS59118656U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 車輛の乗降用ステツプ

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Publication Number Publication Date
JPS59118656U JPS59118656U (ja) 1984-08-10
JPH0210039Y2 true JPH0210039Y2 (ja) 1990-03-13

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ID=30144979

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2528244Y2 (ja) * 1989-09-06 1997-03-05 三菱自動車工業株式会社 車両のステップ構造

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JPS59118656U (ja) 1984-08-10

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