JPH0629981U - 車両のアンダカバー - Google Patents
車両のアンダカバーInfo
- Publication number
- JPH0629981U JPH0629981U JP6742492U JP6742492U JPH0629981U JP H0629981 U JPH0629981 U JP H0629981U JP 6742492 U JP6742492 U JP 6742492U JP 6742492 U JP6742492 U JP 6742492U JP H0629981 U JPH0629981 U JP H0629981U
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、車両のアンダカバーに関し、スプ
ラッシュ整流効果を向上させて、後方車両への泥の飛散
を少なくすることを目的とする。 【構成】 車両駆動系の下面を覆う車両のアンダカバー
において、アンダカバー本体の側面と下面の少なくとも
一方に、斜め後方に向けて突出するビードを設けたこと
を特徴とする。
ラッシュ整流効果を向上させて、後方車両への泥の飛散
を少なくすることを目的とする。 【構成】 車両駆動系の下面を覆う車両のアンダカバー
において、アンダカバー本体の側面と下面の少なくとも
一方に、斜め後方に向けて突出するビードを設けたこと
を特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、エンジン等の車両の駆動系から発生する騒音を遮断すると共に、地 上から撥ね上げた石、或いは地上の突出物にエンジン等の車両の駆動系が当たる のを防止する車両のアンダカバーに関する。
【0002】
従来のエンジン、クラッチ、変速機等の車両の駆動系の下面には、これらの駆 動系から発生する騒音が、車両外部に放出されるのを防止するアンダカバーが設 けられる。
【0003】 このアンダカバーは、これらの車両駆動系のケースと地面との間を遮断するよ うに、車両のフレームに設けられるので、地上から撥ね上げられた石、或いは地 上から突出している石等の突出物が、これらの駆動系に当たるのを防止できる効 果も併有するが、これ以上の効果は期待されていない。
【0004】 尚、車両のアンダカバーに関する提案としては、実開昭57−12312号公 報、並びに実開昭59−30776号公報所載の自動車の騒音低減装置が知られ ている。
【0005】
このような車両のアンダカバーは、車両駆動系から発生する騒音を低減するた めの波状の凹凸を設けられており、またこの凹凸によってアンダカバー本体の強 度は高まる。
【0006】 しかし、車両の駆動系が車体前部に搭載されている場合の前車輪の撥ね上げた 雨水等がアンダカバーに当たって、車両後部に飛散し、車両後部、或いは後続車 両に降りかかって、これを汚損するのを防止することはできなかった。
【0007】 本考案は、従来の車両のアンダカバーの前述の課題を解決し、スプラッシュ整 流効果を向上して、前車輪の撥ね上げた雨水等の汚水が車両後部、或いは後続車 両に降りかかることによる汚損を防止して、後方車両への泥水の飛散を少なくす ることを目的とする。
【0008】
本考案は、車両駆動系の下面を覆う車両のアンダカバーにおいて、アンダカバ ー本体の側面と下面の少なくとも一方に、斜め後方に向けて突出するビードを設 けたことを特徴とする。
【0009】
本考案の車両のアンダカバーにおいては、斜め後方に向けて突出するビードに より、スプラッシュ整流効果が生じ、車両後部、並びに後方車両への泥水の飛散 が少なくなる。
【0010】
本考案の実施の一例を、図面について以下に説明する。 図4は、トラック等の車両のアンダカバーの位置を示すもので、この場合には 前傾できるキャブ1の下側に、エンジン、トランスミッション等の車両の駆動系 が設けられており、この駆動系の下部を閉鎖するようにアンダカバーAがフレー ム2に取り付けられる。
【0011】 このアンダカバーAは、図3のように、前記の駆動系の側面下側から下面を覆 う断面コ字状に形成され、且つ図1〜図3のように、その側面3から下面4の中 心にかけて、中心側が後方に向かって傾斜するビード5が形成されている。
【0012】 このビード5は、例えばビード高さ20mm、ビード幅30mm以上、ビード 5間の距離50mm、ビード傾斜45°に形成され、このアンダカバーAに沿っ て流れる空気流が、このビード5に沿って流れるような高さ、間隔とされている 。
【0013】 従って、このアンダカバーAに当たって流れる空気流は、このビード5に沿っ て流れるようになり、図5の矢印のように前輪タイヤ6で車両内側に向かって撥 ね上げられた泥や泥水は、撥ね上げの勢いが強くてアンダカバーAに当たって跳 ね返された泥や泥水と一緒に前記の空気流に巻き込まれ、スプラッシュ整流効果 を生ずる。
【0014】 このビード5は、左右両側から中心に向かって形成されているので、左右両側 から流れてきた泥や泥水を含む空気流は中心部で合流し、そのまま車両後方に流 れ去るので、この車両の後側の左右に飛散する確率は著しく減少する。
【0015】 又、泥や泥水を含んだ空気流は、ビード5が中心で向かい合うように形成され ているので、中心付近でぶつかり合うことになり、その飛散力が弱められて速や かに地上に落下し、車両後部や後続車両に対して、この泥や泥水がかかるこを減 少できるものである。
【0016】 更に、このビード5は、アンダカバーAの形状のプレス成型に際して、同時成 形が可能であるため、アンダカバーのコストを高めることはなく、車両の外観を 高めると共に、騒音防止効果、アンダカバーの強度の向上が行われるものである 。
【0017】
以上説明したように本考案は、アンダカバーに設けた後方に向かって傾斜する ビードが、スプラッシュ整流効果を生じ、タイヤの撥ね上げた泥や泥水が車両後 部や、後続車両に飛散して、これを汚損するのが低減できる。
【0018】 そして、このビードによりアンダカバーの強度が増加されるので、タイヤが撥 ね上げた石等で、アンダカバーが損傷して車両の駆動系に悪影響を及ぼすことが 少なくなる。
【0019】 又、この強度の増加により、アンダカバーの共振も減少し、騒音の防止に対し ても有効であるばかりでなく、車両の外観も良好にすることができるものである 。
【図1】本考案の実施例の側面図である。
【図2】同上の中心より片側を示す下面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】アンダカバーの取付け位置を示す車両の側面図
である。
である。
【図5】タイヤによる撥ね上げのアンダカバーの状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
A アンダカバー 3 側面 4 下面 5 ビード
Claims (1)
- 【請求項1】 車両駆動系の下面を覆う車両のアンダカ
バーにおいて、アンダカバー本体の側面と下面の少なく
とも一方に、斜め後方に向けて突出するビードを設けた
ことを特徴とする車両のアンダカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6742492U JPH0629981U (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 車両のアンダカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6742492U JPH0629981U (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 車両のアンダカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629981U true JPH0629981U (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=13344524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6742492U Pending JPH0629981U (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 車両のアンダカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629981U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056573A (ja) * | 2011-11-15 | 2012-03-22 | Nissan Motor Co Ltd | アンダーカバー |
JP2019217834A (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | トヨタ自動車株式会社 | アンダーカバー |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP6742492U patent/JPH0629981U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012056573A (ja) * | 2011-11-15 | 2012-03-22 | Nissan Motor Co Ltd | アンダーカバー |
JP2019217834A (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | トヨタ自動車株式会社 | アンダーカバー |
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