JP2000103368A - 自動車のアンダーカバー - Google Patents

自動車のアンダーカバー

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JP2000103368A
JP2000103368A JP10275729A JP27572998A JP2000103368A JP 2000103368 A JP2000103368 A JP 2000103368A JP 10275729 A JP10275729 A JP 10275729A JP 27572998 A JP27572998 A JP 27572998A JP 2000103368 A JP2000103368 A JP 2000103368A
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JP
Japan
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mud
undercover
engine room
ribs
apron
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Withdrawn
Application number
JP10275729A
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English (en)
Inventor
Takeshi Arai
猛 新井
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication of JP2000103368A publication Critical patent/JP2000103368A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルーム側方のエプロンに設けられた
車輪軸用開口部からのエンジンルーム内への泥土等の侵
入を有効に防止して、エンジンルーム内における機器類
に泥土や氷雪等が付着することがないようにする。 【解決手段】 エンジンルーム側方のエプロン1に設け
られた車輪軸用開口部4の前下方および前側方に位置し
て、1以上の泥跳ね防止用リブ5を設けたアンダーカバ
ー2を設置したことを特徴とするもので、タイヤによっ
て跳ね上げられた泥土等は、アンダーカバー2に設けら
れた1以上の泥跳ね防止用リブ5A〜5Dに遮られ、そ
の勢いを削がれて下方へ流れて落下し、これによって、
跳ね上げ泥土等が車輪軸用開口部4を通じてエンジンル
ーム内に侵入するのを効果的に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前輪タイヤの接地
によって路面から跳ね上げられた泥土や氷雪がエンジン
ルーム内に侵入するのを防止する自動車のアンダーカバ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両において、近年では騒音
の低減のために、あるいはSUV(スポーツ・ユーティ
リティ・ビークル)車における悪路走破性能の向上を目
的としてエンジン下面を覆うアンダーカバーが設置され
るようになってきており、それらの形状や設置形態も進
化して多様となっている。このようなアンダーカバーで
は、路面から跳ね上げられた石や路面から突出している
障害物がエンジンや駆動系に当たるのを有効に防止でき
るものの、これ以上の効果を期待することはできなかっ
た。そこで、図4に示したような実開平6−29981
号公報に開示された泥の飛散防止機能を持たせたアンダ
ーカバーが提案された。
【0003】ここに開示されたものは、前傾できるキャ
ブ11の下側に、エンジン、トランスミッション等の駆
動系の下部を閉鎖するようにアンダーカバー13がフレ
ーム12に取り付けられたもので、アンダーカバー13
は断面コ字状に形成され、その側面から下面14にかけ
て中心側が後方に向かって傾斜する複数のビード15が
形成されている。かくして、自動車の走行中には、周囲
の空気がアンダーカバー13における前記ビード15に
沿って流れる空気流となり、図4(D)に示したよう
に、前輪タイヤTによって車両内側に向かって跳ね上げ
られた泥土や氷雪は、跳ね上げの勢いが強くてアンダー
カバー13に当たって跳ね返された泥土や氷雪と一緒に
なって前記空気流に巻き込まれて、スプラッシュ整流効
果を生ずることになる。これによって、路面から跳ね上
げられた泥土や氷雪はその飛散力が弱められて車両後方
に流れ去り、後続車の左右に飛散する確率が著しく減少
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
アンダーカバーの提案によって、後続車に対する泥土や
氷雪の飛散を有効に防止することが提案されてはいるも
のの、自車における前車輪軸あるいは前車輪駆動軸を通
すためにエンジンルーム側方のエプロンに設けられてい
る車輪軸用開口部からエンジンルーム内への泥土や氷雪
の侵入に対しては、格別の対策が採られていないのが現
状であった。したがって、図5に示すように、特に前輪
タイヤTのトレッド前端部が路面と接触する部分によっ
て跳ね上げられた泥土や氷雪が、アンダーカバー8が設
置されていてもBのように流れて行き、車輪軸用開口部
4からエンジンルーム内に侵入し、エンジンルーム内に
搭載された機器類に付着してしまうことは避けられなか
った。
【0005】そこで本発明では、上記従来のアンダーカ
バーにおける課題を解決して、エンジンルーム側方のエ
プロンに設けられた車輪軸用開口部からのエンジンルー
ム内への泥土等の侵入を有効に防止して、エンジンルー
ム内における機器類に泥土や氷雪等が付着することがな
いようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、エン
ジンルーム側方のエプロンに設けられた車輪軸用開口部
の前下方および前側方に位置して、泥跳ね防止用リブを
設けたアンダーカバーを設置したことを特徴とするもの
である。また本発明は、前記アンダーカバーが、エンジ
ン下面部を覆うアンダーカバーの一部であることを特徴
とするものである。また本発明は、前記泥跳ね防止用リ
ブは複数備えられるとともに、後方のもの程その高さを
大きくしたことを特徴とするものである。また本発明
は、前記泥跳ね防止用リブの断面形状を前方に向けた円
弧状等に形成したことを特徴とするもので、これらを課
題解決のための手段とする。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1および図2は、本発明の自動車のアン
ダーカバーの第1実施の形態を示し、図1(A)はアン
ダーカバーを取り付けたエプロンにおける車輪軸用開口
部近傍の斜視図、図1(B)はアンダーカバー自体を示
す拡大斜視図、図2は跳ね上げられた泥土等の挙動を示
す図1(A)のA矢視平面図である。本発明のアンダー
カバー2は、図1に示すように、エンジンルーム側方の
タイヤハウスとの間を区画するエプロン1に設けられた
車輪軸用開口部4の前下方および前側方に位置して配置
される。エプロン1の下部はサイドフレーム7に固定さ
れ、車輪軸用開口部4には前輪軸3(前輪駆動あるいは
四輪駆動型車両なら前輪駆動軸)が配設される。アンダ
ーカバー2は、樹脂成形物等からなる断面L字形を呈し
て構成され、その側方から下方にかけて車両の横断方向
に延びる1以上の起立状の泥跳ね防止用リブ5が所定間
隔を置いて設けられる。図示の例では5A、5B、5C
および5Dの4つのリブが設けられている。
【0008】また、アンダーカバー2は、エンジン等の
下面部を覆う通常のアンダーカバーと別体にて構成して
これに添設固定されてもよいし、前記エンジン下面部を
覆うアンダーカバーの一部であってもよい。アンダーカ
バー2に設けられた前記泥跳ね防止用リブ5は、好適に
は後方のもの程その高さを大きくしたことを特徴とする
ものである。したがって、前方のリブ5Dから車輪軸用
開口部4に最も近い後方のリブ5Aまで順次その高さが
漸増するように形成される。これらの泥跳ね防止用リブ
5はアンダーカバー2の本体部と一体に形成されてもよ
いし、別体のものを固着ないし固定してもよい。
【0009】このように構成したことによって、図2に
示すように、前輪タイヤTのトレッド前端部が路面と接
触する部分によって跳ね上げられた泥土や氷雪は、その
一部がBのように車体の内側および後方へ流れて行き、
アンダーカバー2の各泥跳ね防止用リブ5A〜5Dに遮
られ、それぞれがその勢いを削がれて矢印Cのように泥
跳ね防止用リブ5の前面に沿って下方へ流れて落下す
る。これによって、車輪軸用開口部4の前下方および前
側方に位置してアンダーカバー2に設けられた各リブに
より、点線Bのような挙動により泥土や氷雪が車輪軸用
開口部4を通じてエンジンルーム内に侵入するのを効果
的に防止することができる。
【0010】このとき、各泥跳ね防止用リブ5A〜5D
は後方すなわち車輪軸用開口部4に近づくに連れてその
高さを大きく形成された場合は、跳ね上げ地点から遠い
車輪軸用開口部4の近傍程大きな変位となる跳ね上げ泥
土等を効果的に捕捉することが可能となり、その守備範
囲が増大する他、前方の泥跳ね防止用リブにて防止しき
れなかった泥土等は順次高く形成された防護壁とも言う
べき後方の泥跳ね防止用リブにて確実に捕捉されて落下
する。また、泥跳ね防止用リブ5が複数設けられた場合
は、跳ね上げ地点から放射状に飛散する跳ね上げ泥土等
の殆どを効果的に捕捉することができる。さらにこれら
の複数の泥跳ね防止用リブ5A〜5Dはアンダーカバー
2自体の補強機能も有し、その剛性も向上する。
【0011】図3は、本発明の自動車のアンダーカバー
の第2実施の形態を示し、アンダーカバー自体を示す平
面図である。本実施の形態のものは、アンダーカバー2
に設けられる各泥跳ね防止用リブ5A〜5Dの断面形状
を前方に向けた所定半径Rの円弧状等に形成したことを
特徴とするものである。なお、前方に傾斜した直線状で
あってもよい。このように構成したので、泥跳ね防止用
リブ5によって捕捉された跳ね上げ泥土等の水切り効果
を向上させることができる。すなわち捕捉後の泥跳ね防
止用リブ5からの2次的な飛散を効果的に減少させるこ
とが可能となる。
【0012】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で、アンダーカバーの
形状および材質、アンダーカバーのエプロン等車体への
取付け形態、泥跳ね防止用リブ5の断面を含めた形状お
よびアンダーカバーへの設置形態およびその数、等につ
いては適宜採用できるものである。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば、エンジンルーム側方のエプロンに設けられた車
輪軸用開口部の前下方および前側方に位置して、1以上
の泥跳ね防止用リブを設けたアンダーカバーを設置した
ので、タイヤのトレッド前端部が路面と接触する部分に
よって跳ね上げられた泥土や氷雪は、アンダーカバーに
設けられた1以上の泥跳ね防止用リブに遮られ、泥跳ね
防止用リブが1以上の複数設けられた場合は、跳ね上げ
地点から放射状に飛散する跳ね上げ泥土等の殆どを効果
的に捕捉することができる。そして、それぞれがその勢
いを削がれて下方へ流れて落下し、これによって、跳ね
上げ泥土等がエプロンの車輪軸用開口部を通じてエンジ
ンルーム内に侵入するのを効果的に防止することができ
る。また、前記アンダーカバーを、エンジン下面部を覆
うアンダーカバーの一部として構成された場合は、1以
上の泥跳ね防止用リブが設けられた車輪近傍のアンダー
カバー部が効果的に補強されて剛性が高くなり、タイヤ
により跳ね上げられる小石や障害物に遭遇し易い部分の
アンダーカバーを効果的に補強することができる。
【0014】さらに、前記泥跳ね防止用リブは後方のも
の程その高さを大きくした場合は、跳ね上げ地点から遠
い車輪軸用開口部の近傍程大きな変位となる跳ね上げ泥
土等を効果的に捕捉してその守備範囲を増大させること
が可能となる他、前方の泥跳ね防止用リブにて防止しき
れなかった泥土等は順次高く形成された後方の泥跳ね防
止用リブにて確実に捕捉されて落下するとともに、泥土
または氷雪等が1つのリブ間に集中せず、リブ間のつま
り等が防止される。さらにまた、前記泥跳ね防止用リブ
の断面形状を前方に向けた円弧状等に形成した場合は、
捕捉された跳ね上げ泥土等の水切り効果を向上させて捕
捉後の泥跳ね防止用リブからの2次的な飛散を効果的に
減少させることが可能となる。かくして、本発明によれ
ば、エンジンルーム側方のエプロンに設けられた車輪軸
用開口部からのエンジンルーム内への泥土等の侵入を有
効に防止して、エンジンルーム内における機器類に泥土
や氷雪等が付着することのない自動車のアンダーカバー
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のアンダーカバーの第1実施の
形態を示し、図1(A)はアンダーカバーを取り付けた
エプロンにおける車輪軸用開口部近傍の斜視図、図1
(B)はアンダーカバー自体を示す拡大斜視図である。
【図2】本発明の自動車のアンダーカバーの第1実施の
形態を示し、跳ね上げられた泥土等の挙動を示す図1
(A)のA矢視平面図である。
【図3】本発明の自動車のアンダーカバーの第2実施の
形態を示し、アンダーカバー自体を示す平面図である。
【図4】従来のアンダーカバーの設置例を示す図であ
る。
【図5】従来のアンダーカバーにおける前輪タイヤによ
って跳ね上げられた泥土等の挙動を説明する図である。
【符号の説明】
1 エプロン 2 アンダーカバー 3 前輪軸 4 車輪軸用開口部 5 泥跳ね防止用リブ 7 サイドフレーム T タイヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム側方のエプロンに設けら
    れた車輪軸用開口部の前下方および前側方に位置して、
    泥跳ね防止用リブを設けたアンダーカバーを設置したこ
    とを特徴とする自動車のアンダーカバー。
  2. 【請求項2】 前記アンダーカバーが、エンジン下面部
    を覆うアンダーカバーの一部であることを特徴とする請
    求項1に記載の自動車のアンダーカバー。
  3. 【請求項3】 前記泥跳ね防止用リブは複数備えられる
    とともに、後方のもの程その高さを大きくしたことを特
    徴とする請求項1または2に記載の自動車のアンダーカ
    バー。
  4. 【請求項4】 前記泥跳ね防止用リブの断面形状を前方
    に向けた円弧状等に形成したことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の自動車のアンダーカバー。
JP10275729A 1998-09-29 1998-09-29 自動車のアンダーカバー Withdrawn JP2000103368A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078766A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 小島プレス工業株式会社 自動車用導風部品並びにアンダーカバー及び導風ダクト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078766A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 小島プレス工業株式会社 自動車用導風部品並びにアンダーカバー及び導風ダクト

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110