JP2557374Y2 - 車両のドリップ構造 - Google Patents

車両のドリップ構造

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JP2557374Y2
JP2557374Y2 JP1991045009U JP4500991U JP2557374Y2 JP 2557374 Y2 JP2557374 Y2 JP 2557374Y2 JP 1991045009 U JP1991045009 U JP 1991045009U JP 4500991 U JP4500991 U JP 4500991U JP 2557374 Y2 JP2557374 Y2 JP 2557374Y2
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JP
Japan
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drip
vehicle
vehicle body
rainwater
pillar
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JP1991045009U
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JPH04136969U (ja
Inventor
直樹 仲條
繁夫 福本
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドリップ内の雨水を車
体外に排出する車両のドリップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バス等の車両においては、従来より雨水
を流すための樋であるドリップが車体側部に沿って形成
されている。そして、ドリップ内を流れる雨水を車体下
部に排出するための排水路が乗降用の出入口扉の近傍に
設置されていて、この排水路の開口より路面に雨水を排
水していた。
【0003】一方、車両の前部側にあるこの出入口扉の
開閉動作により開かれる乗降口を区画すると共に、車体
の一部を構成するピラーが、出入口扉の両側に設置され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述のドリップは、車
体外壁側に沿って形成されている。この為、ドリップか
ら雨水を車体外に排出する排水路も一般に車体外壁側に
形成されている。このような構造の場合、車両の走行時
において、排水路の凹凸により風切り音が発生するとい
う課題を有していた。
【0005】また、ブレーキをかけて車両を停止する場
合などにおいて、雨水に加速度が加わり、雨水のみが車
体の前方から飛び出すこととなる。この結果、路上にい
る歩行者などに雨水が降りかかるという課題を有してい
た。
【0006】さらに、外観上も、排水路が外部から見え
る為、見ばえが良好でなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案による車両のドリ
ップ構造は、車体側部に沿って形成されたドリップと、
前記車体の前部側に位置する出入口扉の車両進行方向後
側のピラーの内部に当該ピラーに沿って設けられ、前記
ドリップを流れた雨水を当該車体の下部に排出する流路
と、前記ドリップと前記流路とを連結し、当該ドリップ
からの雨水を溜め得るバッファ部材とを備えてなること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】ドリップ内に流入した雨水は、当該ドリップに
沿って車体前部側に流れ、バッファ部材内に溜められた
後、出入口扉の車両進行方向後側のピラーの内部の流路
を通過して車体の下部に排出される。
【0009】
【実施例】本考案による車両のドリップ構造の一実施例
を図1,2を用いて説明する。なお、図1は、そのドリ
ップ構造を採用したバス前部の一部破断側面図、図2
は、作用説明図である。
【0010】図1に示すように、雨水をバス1の車体側
部の外側に沿って矢印Yで示す前方側に流す断面U字形
のドリップ2が形成されており、このドリップ2の前端
部2aは、ドリップ2が導入部2bから車体4内に入る
為、車体4の前部に位置するガーニッシュ10の内側に
位置している。また、車体4の前部に位置して車体4の
一部を構成する出入口扉8が開かれることにより、乗降
口12から乗降可能となる
【0011】図1に示すように、車体4の一部を構成す
ると共に出入口扉8が開かれることにより乗降可能とな
る乗降口12に隣合って右側に形成されている、すなわ
ち、車両進行方向後側に形成されているピラー15の内
側には、当該ピラー15に沿って上下方向に延びてゴム
材等で形成された流路であるチューブ17が配置されて
おり、当該チューブ17は、その下端がピラー15の下
端部から突出するように車体4の下部に位置している。
【0012】図1,2に示すように、前記ドリップ2の
前端部2aとチューブ17の端部との間には、ブロー
成形などで内部を中空に成形されて、この内部の大きな
容積に雨水を溜め得るバッファ部材16が介在されてい
る。言い換えれば、車体4の内側に位置して雨水を一時
溜める袋状のバッファ部材16にドリップ2の前端部2
aが差し込まれて連結され、当該バッファ部材16の下
部にチューブ17の上端部が連結されているのである。
【0013】このようなドリップ構造では、ドリップ2
内に流入した雨水を当該ドリップ2に沿って車体4の前
部側の内部に流入させてバッファ部材16内に一時溜め
た後、チューブ17を流通させて車体4の下部に排出す
るようになる。
【0014】したがって、このようなドリップ構造によ
れば、以下のような効果を得ることができる。
【0015】排水路が車体前部の外壁部にないので、
排水路の凹凸による風切り音の発生を防止することがで
きる。 車両の停止時において、排水路から雨水が飛び出すこ
とを防止することができると共に、ドリップ2とチュー
ブ17との間にバッファ部材16を介在させて当 該バッ
ファ部材16に雨水を一時溜めるようにしたので、ドリ
ップ2の導入部2bから雨水が溢れ出してしまうことを
防止することができる。
【0016】ドリップの見えないいわゆるコンシール
ドドリップを車体4の前部で実現することができるの
で、見栄えを向上させることができる。 車体4の前部側に位置する出入口扉8の車両進行方向
後側のピラー15の内部にチューブ17を設けることに
より、出入口扉8の車両進行方向前側のピラー5(車体
4の一部を形成してフロントガラス9を支持すると共に
車体4の屋根部分の支柱)に影響を及ぼすことなく車体
4の下方に排水できるようにしたので、ピラー5を細く
することができ、運転者の視界を拡げることができる。
【0017】
【考案の効果】本考案による車両のドリップ構造は、車
体側部に沿って形成されたドリップと、前記車体の前部
側に位置する出入口扉の車両進行方向後側のピラーの内
部に当該ピラーに沿って設けられ、前記ドリップを流れ
た雨水を当該車体の下部に排出する流路と、前記ドリッ
プと前記流路とを連結し、当該ドリップからの雨水を溜
め得るバッファ部材とを備えてなることから、次のよう
な効果を得ることができる。
【0018】排水路が車体前部の外壁部にないので、
排水路の凹凸による風切り音の発生を防止することがで
きる。 車両の停止時において、排水路から雨水が飛び出すこ
とを防止することができると共に、ドリップと流路との
間にバッファ部材を介在させて当該バッファ部材に雨水
を一時溜めるようにしたので、ドリップの車体内に入る
部分から雨水が溢れ出してしまうことを防止することが
できる。 ドリップの見えないいわゆるコンシールドドリップを
車体の前部で実現することができるので、見栄えを向上
させることができる。 車体の前部側に位置する出入口扉の車両進行方向後側
のピラーの内部に流路を設けることにより、出入口扉の
車両進行方向前側のピラーに影響を及ぼすことな く車体
の下方に排水できるようにしたので、出入口扉の車両進
行方向前側のピラーを細くすることができ、運転者の視
界を拡げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両のドリップ構造を採用したバ
スの一実施例の前部の一部破断側面図である。
【図2】作用説明図である。
【符号の説明】
1 バス 2 ドリップ 4 車体 5 ピラー 8 出入口扉 9 フロントガラス 10 ガーニッシュ 12 乗降口15 ピラー 16 バッファ部材 17 チューブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部に沿って形成されたドリップ
    と、 前記車体の前部側に位置する出入口扉の車両進行方向後
    側のピラーの内部に当該ピラーに沿って設けられ、前記
    ドリップを流れた雨水を当該車体の下部に排出する流路
    と、 前記ドリップと前記流路とを連結し、当該ドリップから
    の雨水を溜め得るバッファ部材と を備えてなる ことを特
    徴とする車両のドリップ構造。
JP1991045009U 1991-06-14 1991-06-14 車両のドリップ構造 Expired - Lifetime JP2557374Y2 (ja)

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JPH04136969U JPH04136969U (ja) 1992-12-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60186260U (ja) * 1984-05-22 1985-12-10 大根田 めぐみ 自動車用雨垂れ防止装置
JPH088944Y2 (ja) * 1987-10-26 1996-03-13 日野自動車工業株式会社 自動車の雨水案内装置
JP2556032Y2 (ja) * 1991-05-20 1997-12-03 富士重工業株式会社 バスの雨樋構造

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