JPH10175447A - 水垂れ防止構造 - Google Patents
水垂れ防止構造Info
- Publication number
- JPH10175447A JPH10175447A JP34178396A JP34178396A JPH10175447A JP H10175447 A JPH10175447 A JP H10175447A JP 34178396 A JP34178396 A JP 34178396A JP 34178396 A JP34178396 A JP 34178396A JP H10175447 A JPH10175447 A JP H10175447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- luggage door
- mounting panel
- seal member
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラゲージドアに形成したランプ取付パネル部
とこれに取り付けたランプとの間の隙間を隠蔽して見栄
えの向上を図ると共に、トランクルームへの水垂れを防
止する車両用ランプ付きラゲージドアの水垂れ防止構造
を提供する。 【解決手段】 車両用ランプ付きラゲージドアの水垂れ
防止構造において、ラゲージドア１の後部垂直面５に形
成したランプ取付パネル部５ａとこれに取り付けたラン
プ２との間の底部及び側部の隙間をシールするシール部
材４を設け、シール部材の内底面９に水抜き孔６を設け
る。
とこれに取り付けたランプとの間の隙間を隠蔽して見栄
えの向上を図ると共に、トランクルームへの水垂れを防
止する車両用ランプ付きラゲージドアの水垂れ防止構造
を提供する。 【解決手段】 車両用ランプ付きラゲージドアの水垂れ
防止構造において、ラゲージドア１の後部垂直面５に形
成したランプ取付パネル部５ａとこれに取り付けたラン
プ２との間の底部及び側部の隙間をシールするシール部
材４を設け、シール部材の内底面９に水抜き孔６を設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用車などの車
両用ランプ付きラゲージドアにおける水垂れ防止構造に
関する。
両用ランプ付きラゲージドアにおける水垂れ防止構造に
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、乗用自動車の後部ボディは、ラゲ
ージドアの下端部に各種ランプを取り付けて一体化した
形式のものが増えている。この種車両のランプ付きラゲ
ージドアの公知例を図７及び図８に示す。図７は従来の
ランプ付きラゲージドアを示すラゲージドアを開いた状
態の乗用車の後部斜視図であり、図８は図７のラゲージ
ドアのＡ−Ａ断面図である。図７に示すように、乗用自
動車の車体後部には、リアフェンダー１５と一体となっ
たターンシグナルランプ１１と、テールランプ１２が備
えられ、またラゲージドア１には、ラゲージドア後部垂
直面５の端部にブレーキランプ１３と、バックアップラ
ンプ１４等でなる各種ランプが備えられており、ラゲー
ジドア１の開閉時にはラゲージドア後部垂直面５に取り
付けたランプ１３，１４はラゲージドア１に付随して上
下動するようになっている。
ージドアの下端部に各種ランプを取り付けて一体化した
形式のものが増えている。この種車両のランプ付きラゲ
ージドアの公知例を図７及び図８に示す。図７は従来の
ランプ付きラゲージドアを示すラゲージドアを開いた状
態の乗用車の後部斜視図であり、図８は図７のラゲージ
ドアのＡ−Ａ断面図である。図７に示すように、乗用自
動車の車体後部には、リアフェンダー１５と一体となっ
たターンシグナルランプ１１と、テールランプ１２が備
えられ、またラゲージドア１には、ラゲージドア後部垂
直面５の端部にブレーキランプ１３と、バックアップラ
ンプ１４等でなる各種ランプが備えられており、ラゲー
ジドア１の開閉時にはラゲージドア後部垂直面５に取り
付けたランプ１３，１４はラゲージドア１に付随して上
下動するようになっている。
【０００３】ラゲージドア１のラゲージドア後部垂直面
５にランプ類を取り付ける場合、ラゲージドア後部垂直
面５とランプ類とが面一になるように、ラゲージドア後
部垂直面５を奥所へ向かって凹ませてランプ取付パネル
部５ａを形成し、このランプ取付パネル部５ａにランプ
類を収容して、裏側で接続金具を介してランプ取付パネ
ル部５ａに固定するようにしている。この場合、取り付
けたランプ１３の裏側とランプ取付パネル部５ａの奥所
表面との間は、雨水や洗浄水などを流し出すために、一
定の隙間を設定することになる。
５にランプ類を取り付ける場合、ラゲージドア後部垂直
面５とランプ類とが面一になるように、ラゲージドア後
部垂直面５を奥所へ向かって凹ませてランプ取付パネル
部５ａを形成し、このランプ取付パネル部５ａにランプ
類を収容して、裏側で接続金具を介してランプ取付パネ
ル部５ａに固定するようにしている。この場合、取り付
けたランプ１３の裏側とランプ取付パネル部５ａの奥所
表面との間は、雨水や洗浄水などを流し出すために、一
定の隙間を設定することになる。
【０００４】このような従来のランプ付きラゲージドア
では、降雨時、洗車時等には図７に示すように、雨水や
洗浄水などが直接に又はラゲージドア１の斜面を伝って
落下して、ランプ１３，１４のハウジング８の外周部と
ランプ取付パネル部５ａとの間の隙間に入り込む。そし
て、隙間に入り込んだ水はこの隙間を通過して外部に排
出される。
では、降雨時、洗車時等には図７に示すように、雨水や
洗浄水などが直接に又はラゲージドア１の斜面を伝って
落下して、ランプ１３，１４のハウジング８の外周部と
ランプ取付パネル部５ａとの間の隙間に入り込む。そし
て、隙間に入り込んだ水はこの隙間を通過して外部に排
出される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように、ランプと
ラゲージドアに形成したランプ取付パネル部５ａとの間
に水が溜まらないように一定の隙間を設定する必要があ
り、このため隙間設定の管理を行う必要があった。しか
し、ランプハウジング８とラゲージドアのランプ取付パ
ネル部５ａの両下端が接触したり、接触しなくとも変形
するとその部分に水が溜まり、ラゲージドアを開いた時
などにトランクルーム内へ水垂れを起こす原因となって
いた。
ラゲージドアに形成したランプ取付パネル部５ａとの間
に水が溜まらないように一定の隙間を設定する必要があ
り、このため隙間設定の管理を行う必要があった。しか
し、ランプハウジング８とラゲージドアのランプ取付パ
ネル部５ａの両下端が接触したり、接触しなくとも変形
するとその部分に水が溜まり、ラゲージドアを開いた時
などにトランクルーム内へ水垂れを起こす原因となって
いた。
【０００６】さらに、ラゲージドア１を開けた時にラン
プ１３とラゲージドアのランプ取付パネル部５ａとの両
下端の隙間から、ランプハウジング８やランプ取付部、
配線等が見えるので、あまり見栄えが良くないという改
善すべき点もあった。
プ１３とラゲージドアのランプ取付パネル部５ａとの両
下端の隙間から、ランプハウジング８やランプ取付部、
配線等が見えるので、あまり見栄えが良くないという改
善すべき点もあった。
【０００７】本発明は以上のような点に鑑み、ラゲージ
ドアに形成したランプ取付パネル部とこれに取り付けた
ランプとの間の隙間を隠蔽して見栄えの向上を図ると共
に、トランクルーム内への水垂れを防止する車両用ラン
プ付きラゲージドアの水垂れ防止構造を提供することを
目的とする。
ドアに形成したランプ取付パネル部とこれに取り付けた
ランプとの間の隙間を隠蔽して見栄えの向上を図ると共
に、トランクルーム内への水垂れを防止する車両用ラン
プ付きラゲージドアの水垂れ防止構造を提供することを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の水垂れ防止構造は、ラゲージドア
の後部垂直面に形成したランプ取付パネル部とこれに取
り付けたランプとの間の底部及び側部の隙間をシールす
るシール部材を設け、このシール部材底面に水抜き孔を
備えるものである。さらに、請求項２に記載の水垂れ防
止構造は、上記構成に加え、水抜き孔をシール部材底面
のランプ寄りに備えるようにしている。
に、請求項１に記載の水垂れ防止構造は、ラゲージドア
の後部垂直面に形成したランプ取付パネル部とこれに取
り付けたランプとの間の底部及び側部の隙間をシールす
るシール部材を設け、このシール部材底面に水抜き孔を
備えるものである。さらに、請求項２に記載の水垂れ防
止構造は、上記構成に加え、水抜き孔をシール部材底面
のランプ寄りに備えるようにしている。
【０００９】また、請求項３記載の水垂れ防止構造は、
ラゲージドアの後部垂直面に形成したランプ取付パネル
部とこれに取り付けたランプとの間の底部及び側部の隙
間をシールするシール部材を設け、ランプの底部に水抜
き孔を備えるものである。さらに、請求項４に記載の水
垂れ防止構造は、上記構成に加え、水抜き孔をランプの
底部においてランプ前面寄りに備えるようにしている。
ラゲージドアの後部垂直面に形成したランプ取付パネル
部とこれに取り付けたランプとの間の底部及び側部の隙
間をシールするシール部材を設け、ランプの底部に水抜
き孔を備えるものである。さらに、請求項４に記載の水
垂れ防止構造は、上記構成に加え、水抜き孔をランプの
底部においてランプ前面寄りに備えるようにしている。
【００１０】また、請求項５に記載の水垂れ防止構造
は、ラゲージドアの後部垂直面に略コ字状のランプ取付
パネル部を形成し、これにランプを取り付け、略コ字状
のランプ取付パネル部の底部に水抜き孔を備えるもので
ある。さらに、請求項６に記載の水垂れ防止構造は、上
記構成に加え、水抜き孔を略コ字状のランプ取付パネル
部の底部においてランプ前面寄りに備えるようにしてい
る。
は、ラゲージドアの後部垂直面に略コ字状のランプ取付
パネル部を形成し、これにランプを取り付け、略コ字状
のランプ取付パネル部の底部に水抜き孔を備えるもので
ある。さらに、請求項６に記載の水垂れ防止構造は、上
記構成に加え、水抜き孔を略コ字状のランプ取付パネル
部の底部においてランプ前面寄りに備えるようにしてい
る。
【００１１】このような構成により、降雨時、洗車時な
どにラゲージドアのランプ取付パネル部とランプ上部と
の隙間に入り込んだ水は、ランプのハウジング外周部傾
斜面に落ち、この水はハウジング外周部傾斜面から垂直
面を通ってシール部材内底面に至り、シール部材内底面
に設けられた水抜き孔から外部へ排出される。したがっ
て、ランプ付きラゲージドアの下端部の隙間設定の管理
を行う必要がなくなり、また比較的簡易な構造でラゲー
ジドア底部の見栄えの向上が図れるとともに、トランク
ルームへの水垂れを防止することができる。
どにラゲージドアのランプ取付パネル部とランプ上部と
の隙間に入り込んだ水は、ランプのハウジング外周部傾
斜面に落ち、この水はハウジング外周部傾斜面から垂直
面を通ってシール部材内底面に至り、シール部材内底面
に設けられた水抜き孔から外部へ排出される。したがっ
て、ランプ付きラゲージドアの下端部の隙間設定の管理
を行う必要がなくなり、また比較的簡易な構造でラゲー
ジドア底部の見栄えの向上が図れるとともに、トランク
ルームへの水垂れを防止することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図６に基づき、本発
明によるラゲージドア付きランプの水垂れ防止構造の好
適な実施の形態を説明する。図１は本発明の水垂れ防止
構造に係るランプ付きラゲージドアを開いた状態の斜視
図である。図１を参照すると、本発明の水垂れ防止構造
において、ラゲージドア１の後部垂直面５から下方へ向
かってラゲージドアパネルの一部をさらに張り出すこと
により、ランプ取付パネル部５ａが形成されている。こ
のランプ収容部５ａは、ランプ２を収容するためのスペ
ースをもつよう、奥所へ凹ませてラゲージドア後部垂直
面５と一体的に形成されており、ランプ２をランプ取付
パネル部５ａへ収納したとき、ラゲージドア１の垂直面
５がランプ２の表面と面一になるように設定されてい
る。そして、ランプ２はこのランプ取付パネル部５ａ内
で接続金具（図示省略）などにより該ランプ取付パネル
部５ａと接続されて固定されている。
明によるラゲージドア付きランプの水垂れ防止構造の好
適な実施の形態を説明する。図１は本発明の水垂れ防止
構造に係るランプ付きラゲージドアを開いた状態の斜視
図である。図１を参照すると、本発明の水垂れ防止構造
において、ラゲージドア１の後部垂直面５から下方へ向
かってラゲージドアパネルの一部をさらに張り出すこと
により、ランプ取付パネル部５ａが形成されている。こ
のランプ収容部５ａは、ランプ２を収容するためのスペ
ースをもつよう、奥所へ凹ませてラゲージドア後部垂直
面５と一体的に形成されており、ランプ２をランプ取付
パネル部５ａへ収納したとき、ラゲージドア１の垂直面
５がランプ２の表面と面一になるように設定されてい
る。そして、ランプ２はこのランプ取付パネル部５ａ内
で接続金具（図示省略）などにより該ランプ取付パネル
部５ａと接続されて固定されている。
【００１３】この場合、取り付けたランプ２とラゲージ
ドア後部垂直面５に形成したランプ取付パネル部５ａと
の間には、雨水や洗浄水などを流し出すために、一定の
隙間が設定される。ここで、上部隙間３を除くすべての
隙間、すなわち、ランプ２とランプ取付パネル部５ａと
の間の左右両側部と底部とはシール部材４によって、そ
の周囲をシールされている。また、底部のシール部材４
の左右両端部には水抜き孔６が設けられている。
ドア後部垂直面５に形成したランプ取付パネル部５ａと
の間には、雨水や洗浄水などを流し出すために、一定の
隙間が設定される。ここで、上部隙間３を除くすべての
隙間、すなわち、ランプ２とランプ取付パネル部５ａと
の間の左右両側部と底部とはシール部材４によって、そ
の周囲をシールされている。また、底部のシール部材４
の左右両端部には水抜き孔６が設けられている。
【００１４】図２は図１に示すランプ付きラゲージドア
１のＢ−Ｂ断面図である。図２に示すように、セダン型
乗用自動車のラゲージドア１は通常、車両後部にいく程
徐々に低くなるように傾斜がつけられている。また、ラ
ンプ２のハウジング８は通常、車両後部正面から見て後
方にいく程低くなるように傾斜が付けられている。ま
た、ランプ２、ランプ取付パネル部５ａ及びシール部材
４に囲まれた構造体の内部の隙間は均一に形成されてい
るのではなく、図示されてはいないがランプ２とランプ
取付パネル部５ａとを接続する接続金具や配線などによ
って、密になる部分と逆に何もない疎になる部分とが偏
在している。上記のような構成の水垂れ防止構造によっ
て、降雨時、洗車時などにラゲージドア１の上面に落ち
た水は、図２に示す矢印の経路を伝ってシール部材４の
底面に設けられた水抜き孔６から外部に排出される。
１のＢ−Ｂ断面図である。図２に示すように、セダン型
乗用自動車のラゲージドア１は通常、車両後部にいく程
徐々に低くなるように傾斜がつけられている。また、ラ
ンプ２のハウジング８は通常、車両後部正面から見て後
方にいく程低くなるように傾斜が付けられている。ま
た、ランプ２、ランプ取付パネル部５ａ及びシール部材
４に囲まれた構造体の内部の隙間は均一に形成されてい
るのではなく、図示されてはいないがランプ２とランプ
取付パネル部５ａとを接続する接続金具や配線などによ
って、密になる部分と逆に何もない疎になる部分とが偏
在している。上記のような構成の水垂れ防止構造によっ
て、降雨時、洗車時などにラゲージドア１の上面に落ち
た水は、図２に示す矢印の経路を伝ってシール部材４の
底面に設けられた水抜き孔６から外部に排出される。
【００１５】図３はラゲージドア１とランプ２との隙間
に入りこむ水の流れを示す詳細図である。図３に示すよ
うに、ラゲージドア１のランプ取付パネル部５ａとラン
プ２との隙間３に入り込む水７は、ラゲージドア１の傾
斜面を伝ってくるものもあれば、直接隙間３に入り込ん
でくるものもある。この隙間３に入り込んだ水７はラン
プ２のハウジング８に至る。次に、水７はハウジング８
の傾斜に沿ってハウジング８の後部外周面に至る。そし
て水７はハウジング８の後部外周面とランプ取付パネル
部５ａとの隙間を伝って落下し、シール部材４の内底面
９に至る。この際、このシール部材４の内底面９は、水
抜き孔６が最も低くなるように若干の傾斜を付けておけ
ば、水７をスムーズに外部へ排出することができる。
に入りこむ水の流れを示す詳細図である。図３に示すよ
うに、ラゲージドア１のランプ取付パネル部５ａとラン
プ２との隙間３に入り込む水７は、ラゲージドア１の傾
斜面を伝ってくるものもあれば、直接隙間３に入り込ん
でくるものもある。この隙間３に入り込んだ水７はラン
プ２のハウジング８に至る。次に、水７はハウジング８
の傾斜に沿ってハウジング８の後部外周面に至る。そし
て水７はハウジング８の後部外周面とランプ取付パネル
部５ａとの隙間を伝って落下し、シール部材４の内底面
９に至る。この際、このシール部材４の内底面９は、水
抜き孔６が最も低くなるように若干の傾斜を付けておけ
ば、水７をスムーズに外部へ排出することができる。
【００１６】図４はラゲージドア１を上方へ開いた状態
における、図３の水抜き孔近傍の部分拡大断面図であ
る。図４に示すように、本発明の水垂れ防止構造では、
シール部材４の底面に形成される水抜き孔６はランプ２
寄りに設けるのが望ましい。
における、図３の水抜き孔近傍の部分拡大断面図であ
る。図４に示すように、本発明の水垂れ防止構造では、
シール部材４の底面に形成される水抜き孔６はランプ２
寄りに設けるのが望ましい。
【００１７】このような構成によれば、シール部材４の
内底面９にわずかに水７が残留している場合にラゲージ
ドア１を開けたときでも、このラゲージドア１が上方へ
開くにつれて、底面のシール部材４と側面のシール部材
４との角部がラゲージドア１の地上から最も低い位置と
なるため、残留していた水７はこの角部に貯められるこ
ととなる。したがって、ラゲージドア１を開けた時には
水７はラゲージドア内部に溜められ、水抜き孔６から外
部へ流れ出してしまうことがなくなり、再びラゲージド
アを閉めた時にはラゲージドア内部に溜められていた水
は水抜き孔６から外部へ流れ出ることとなり、トランク
ルーム内への水垂れを効果的に防止することができる。
内底面９にわずかに水７が残留している場合にラゲージ
ドア１を開けたときでも、このラゲージドア１が上方へ
開くにつれて、底面のシール部材４と側面のシール部材
４との角部がラゲージドア１の地上から最も低い位置と
なるため、残留していた水７はこの角部に貯められるこ
ととなる。したがって、ラゲージドア１を開けた時には
水７はラゲージドア内部に溜められ、水抜き孔６から外
部へ流れ出してしまうことがなくなり、再びラゲージド
アを閉めた時にはラゲージドア内部に溜められていた水
は水抜き孔６から外部へ流れ出ることとなり、トランク
ルーム内への水垂れを効果的に防止することができる。
【００１８】図５及び図６は本発明によるラゲージドア
付きランプの水垂れ防止構造のそれぞれ他の実施の形態
を示す図である。図５に示すようにランプのハウジング
底部８ａが板状になっているものについては、このラン
プのハウジング底部８ａに直接水抜き孔６を設け、この
ランプのハウジング底部８ａとランプ取付パネル部５ａ
との間にできる隙間は図に示すような形状のシール部材
４によってシールされる。このランプのハウジング底部
８ａに形成される水抜き孔６はランプ前面寄りに設ける
のが望ましい。
付きランプの水垂れ防止構造のそれぞれ他の実施の形態
を示す図である。図５に示すようにランプのハウジング
底部８ａが板状になっているものについては、このラン
プのハウジング底部８ａに直接水抜き孔６を設け、この
ランプのハウジング底部８ａとランプ取付パネル部５ａ
との間にできる隙間は図に示すような形状のシール部材
４によってシールされる。このランプのハウジング底部
８ａに形成される水抜き孔６はランプ前面寄りに設ける
のが望ましい。
【００１９】また図６に示すようにランプ取付パネル部
５ａが略コ字状になっているものについては、この略コ
字状のランプ取付パネル部５ａの底部に直接水抜き孔６
を設ける。この略コ字状のランプ取付パネル部５ａの底
部に形成される水抜き孔６もランプ前面寄りに設けるの
が望ましい。図５及び図６の実施形態の何れのものも、
水抜き孔６をランプ前面寄りに設けるのは、ラゲージド
アを図４のように上方へ開いたとき、水がランプ取付パ
ネル部５ａの底部の角隅部に溜まるようにして、水抜き
孔６から落下させないようにするためである。
５ａが略コ字状になっているものについては、この略コ
字状のランプ取付パネル部５ａの底部に直接水抜き孔６
を設ける。この略コ字状のランプ取付パネル部５ａの底
部に形成される水抜き孔６もランプ前面寄りに設けるの
が望ましい。図５及び図６の実施形態の何れのものも、
水抜き孔６をランプ前面寄りに設けるのは、ラゲージド
アを図４のように上方へ開いたとき、水がランプ取付パ
ネル部５ａの底部の角隅部に溜まるようにして、水抜き
孔６から落下させないようにするためである。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
ンプ付きラゲージドアの下端部の隙間設定の管理を行う
必要がなく、また比較的簡易な構造でラゲージドア底部
の見栄え向上が図れるとともに、トランクルーム内への
水垂れを防止することができるという効果を有する。
ンプ付きラゲージドアの下端部の隙間設定の管理を行う
必要がなく、また比較的簡易な構造でラゲージドア底部
の見栄え向上が図れるとともに、トランクルーム内への
水垂れを防止することができるという効果を有する。
【図１】本発明の水垂れ防止構造を示すランプ付きラゲ
ージドアを開いた状態の斜視図である。
ージドアを開いた状態の斜視図である。
【図２】図１のＢ−Ｂ断面図である。
【図３】ラゲージドアとランプとの隙間に入り込む水の
流れを示す詳細図である。
流れを示す詳細図である。
【図４】図３の水抜き孔近傍の部分拡大断面図である。
【図５】本発明によるラゲージドア付きランプの水垂れ
防止構造の他の実施の形態を示す図である。
防止構造の他の実施の形態を示す図である。
【図６】本発明によるラゲージドア付きランプの水垂れ
防止構造のさらに他の実施の形態を示す図である。
防止構造のさらに他の実施の形態を示す図である。
【図７】従来のランプ付きラゲージドアを開いた状態を
示す後部斜視図である。
示す後部斜視図である。
【図８】図７のＡ−Ａ断面図である。
１ ラゲージドア ２ ランプ ３ 隙間 ４ シール部材 ５ ラゲージドア後部垂直面 ５ａ ランプ取付パネル部 ６ 水抜き孔 ７ 水 ８ ハウジング ８ａ ハウジング底部 ９ シール部材の内底面
Claims (6)
- 【請求項１】 車両用ランプ付きラゲージドアの水垂れ
防止構造において、ラゲージドアの後部垂直面に形成し
たランプ取付パネル部とこれに取り付けたランプとの間
の底部及び側部の隙間をシールするシール部材を設け、
該シール部材底面に水抜き孔を備えたことを特徴とする
水垂れ防止構造。 - 【請求項２】 前記水抜き孔を前記シール部材底面のラ
ンプ寄りに設けたことを特徴とする請求項１に記載の水
垂れ防止構造。 - 【請求項３】 車両用ランプ付きラゲージドアの水垂れ
防止構造において、ラゲージドアの後部垂直面に形成し
たランプ取付パネル部とこれに取り付けたランプとの間
の底部及び側部の隙間をシールするシール部材を設け、
該ランプの底部に水抜き孔を備えたことを特徴とする水
垂れ防止構造。 - 【請求項４】 前記水抜き孔を前記ランプの底部におい
てランプ前面寄りに設けたことを特徴とする請求項３に
記載の水垂れ防止構造。 - 【請求項５】 車両用ランプ付きラゲージドアの水垂れ
防止構造において、ラゲージドアの後部垂直面に略コ字
状のランプ取付パネル部を形成し、該略コ字状のランプ
取付パネル部にランプを取り付け、該略コ字状のランプ
取付パネル部の底部に水抜き孔を備えたことを特徴とす
る水垂れ防止構造。 - 【請求項６】 前記水抜き孔を前記略コ字状のランプ取
付パネル部の底部においてランプ前面寄りに設けたこと
を特徴とする請求項５に記載の水垂れ防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34178396A JPH10175447A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 水垂れ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34178396A JPH10175447A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 水垂れ防止構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175447A true JPH10175447A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18348729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34178396A Pending JPH10175447A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 水垂れ防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10175447A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285316A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 塵芥収集車の塵芥投入箱 |
| GB2468770A (en) * | 2009-03-17 | 2010-09-22 | Porsche Ag | A drainage arrangement for a tailgate of a motor vehicle body |
| CN102444369A (zh) * | 2010-10-01 | 2012-05-09 | 福特环球技术公司 | 包括用于液体的排液装置的舱门 |
| WO2012107659A1 (fr) | 2011-02-07 | 2012-08-16 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Volet de coffre d'un vehicule, pourvu d'un enjoliveur arriere et d'un joint empechant lors de l'ouverture du volet l'ecoulement dans le coffre d'eau accumulee dans l'enjoliveur. |
| JP2018034602A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ドア |
| JP2019084968A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の後部構造 |
| DE102018108134B3 (de) | 2018-04-06 | 2019-10-02 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Heckklappe |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34178396A patent/JPH10175447A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285316A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 塵芥収集車の塵芥投入箱 |
| GB2468770A (en) * | 2009-03-17 | 2010-09-22 | Porsche Ag | A drainage arrangement for a tailgate of a motor vehicle body |
| GB2468770B (en) * | 2009-03-17 | 2011-02-02 | Porsche Ag | Drainage arrangement |
| CN102444369A (zh) * | 2010-10-01 | 2012-05-09 | 福特环球技术公司 | 包括用于液体的排液装置的舱门 |
| WO2012107659A1 (fr) | 2011-02-07 | 2012-08-16 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Volet de coffre d'un vehicule, pourvu d'un enjoliveur arriere et d'un joint empechant lors de l'ouverture du volet l'ecoulement dans le coffre d'eau accumulee dans l'enjoliveur. |
| JP2018034602A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ドア |
| JP2019084968A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の後部構造 |
| DE102018108134B3 (de) | 2018-04-06 | 2019-10-02 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Heckklappe |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH03217319A (ja) | 自動車用エアボックス構造 | |
| JPH10175447A (ja) | 水垂れ防止構造 | |
| JP3148111B2 (ja) | 自動車のマッドガード | |
| JP2001278117A (ja) | 自動車のカウル部の車体構造 | |
| JPH07117570A (ja) | 自動車のドアスピーカー取付部の排水構造 | |
| JP2003104238A (ja) | カウルの排水構造 | |
| JPH0730459Y2 (ja) | 自動車用ボディの排水構造 | |
| JP2000168374A (ja) | エアーインテークダクト構造 | |
| JPS6348462Y2 (ja) | ||
| JPH09185921A (ja) | スイッチの排水構造 | |
| JP3264164B2 (ja) | 自動車用リヤドア | |
| JPH0338032Y2 (ja) | ||
| JPH10147150A (ja) | ラゲージドア付設式ランプにおける水垂れ防止構造 | |
| JP2594764Y2 (ja) | トランクリッドのモール構造 | |
| JP2572593Y2 (ja) | 車両の直視窓部の水抜構造 | |
| JPS62273118A (ja) | 自動車用ドアのシ−ル構造 | |
| JP2557374Y2 (ja) | 車両のドリップ構造 | |
| JPH0455362Y2 (ja) | ||
| JP2000302061A (ja) | キャブのフロント構造 | |
| JP3508590B2 (ja) | 車体構造 | |
| KR100508268B1 (ko) | 자동차의 도어 배수구조 | |
| JPH054467Y2 (ja) | ||
| JPH061849Y2 (ja) | 車両のウェザーストリップ構造 | |
| JPH09109927A (ja) | ルーフサイド部の排水溝構造 | |
| JPS5832982Y2 (ja) | 自動車のバツクドアヒンジ取付部構造 |