JPH04136969U - 車両のドリツプ構造 - Google Patents

車両のドリツプ構造

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JPH04136969U
JPH04136969U JP4500991U JP4500991U JPH04136969U JP H04136969 U JPH04136969 U JP H04136969U JP 4500991 U JP4500991 U JP 4500991U JP 4500991 U JP4500991 U JP 4500991U JP H04136969 U JPH04136969 U JP H04136969U
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JP
Japan
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drip
vehicle
rainwater
entrance
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JP4500991U
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Inventor
直樹 仲條
繁夫 福本
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリップ内を流れる雨水を排出する排出路を
車体の内側に配置して、排水路による風切り音の発生や
排水路からの雨水の飛び出しを防止する。 【構成】 車体側部に形成されたドリップ2の前端部2
aがガーニッシュ10の裏面に位置する。出入口扉8の
側部にあるピラー5内をチューブ7が伸び、その一端部
がバッファ部材6を介してドリップ2の前端部2aに接
続される。従って、ドリップ2内の雨水が車体4内を通
過して、車体4の下部から排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドリップ内の雨水を車体外に排出する車両のドリップ構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
バス等の車両においては、従来より雨水を流すための樋であるドリップが車体 側部に沿って形成されている。そして、ドリップ内を流れる雨水を車体下部に排 出するための排水路が乗降用の出入口扉の近傍に設置されていて、この排水路の 開口より路面に雨水を排水していた。
【0003】 一方、車両の前部側にあるこの出入口扉の開閉動作により開かれる乗降口を区 画すると共に、車体の一部を構成するピラーが、出入口扉の両側に設置されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のドリップは、車体外壁側に沿って形成されている。この為、ドリップか ら雨水を車体外に排出する排水路も一般に車体外壁側に形成されている。このよ うな構造の場合、車両の走行時において、排水路の凹凸により風切り音が発生す るという課題を有していた。
【0005】 また、ブレーキをかけて車両を停止する場合などにおいて、雨水に加速度が加 わり、雨水のみが車体の前方から飛び出すこととなる。この結果、路上にいる歩 行者などに雨水が降りかかるという課題を有していた。
【0006】 さらに、外観上も、排水路が外部から見える為、見ばえが良好でなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案による車両のドリップ構造は、車体側部に沿って形成されたドリップ内 を流れる雨水を車体外に排出する流路が、車両の前部側に位置し且つ出入口扉の 周囲に設置されるピラー内に、配置されたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
雨水がドリップ内を車体側部に沿って、車体前部側に流れ、出入口扉の周囲に 設置されたピラー内の流路に流れ込む。さらに、雨水はこの流路内を流れて通過 し、車体外に排出される。
【0009】
【実施例】
本考案の第1実施例に係る車両のドリップ構造を図1から図3に示し、これら の図に基づき本実施例を説明する。
【0010】 図1及び図1のA−A矢視断面図を表す図3に示すように、雨水をバス1の車 体側部の外側に沿って矢印Yで示す前方側に流す断面U字形のドリップ2が形成 されており、このドリップ2の前端部2aは、ドリップ2が導入部2bから車体 4内に入る為、車体4の前部に位置するガーニッシュ10の内側に位置している 。また、車体4の前部に位置して車体4の一部を構成する出入口扉8が開かれる ことにより、乗降口12から乗降可能となる。さらに、出入口扉8の閉鎖状態に おける出入口扉8の周辺部の拡大図を図2に示す。
【0011】 この図2に示すように、車体4の一部を形成してフロントガラス9を支持する と共に車体4の屋根部分の支柱となるピラー5が出入口扉8の左側部に位置して いて、ピラー5内にピラー5の伸びる方向に沿い且つゴム材等で形成される流路 であるチューブ7が配置されている。そしてチューブ7の一端側は、車室内の空 気の取入口13を隠すガーニッシュ10の背面に位置し、図示しない他端側は、 ピラー5の下端部から突出するように車体1の下部に位置している。
【0012】 そして、前記ドリップ2の前端部2aとチューブ7の一端部との間には、ブロ ー成形などで内部を中空に成形されて、この内部の大きな容積に雨水を溜め得る バッファ部材6が介在されている。従って、ドリップ2から流れて来た雨水がバ ッファ部材6を通過してチューブ7内に流れ込むようになり、チューブ7内を流 れて通過した雨水はピラー5の下端部から車体4外に排出される。
【0013】 次に、本考案の第2実施例を図4及び図5に示し、これら図により本実施例を 説明する。尚、第1実施例と同一部材には同一符号を付して、重複する説明を省 略する。
【0014】 図4はバス前部の側面図であり、図5は本実施例の要部を概略的に表わした説 明図である。ドリップ2の前端部2aは図4及び図5に示すように、車体4の内 側に位置して雨水を一時溜める袋状のバッファ部材16に、差し込まれて連結さ れている。また、車体4の一部を構成すると共に出入口扉8が開かれることによ り乗降可能となる乗降口12に隣合って右側に形成されているピラー15の内側 を、上下方向に沿って伸びるチューブ17に、このバッファ部材16の下部が連 結されている。従って、ドリップ2内を流れた雨水は、バッファ部材16を経由 してこのゴム材等で形成されたチューブ17内を車体4下部に流れ落ちることと なる。
【0015】 以上の第1,第2実施例より、ドリップ2は、車体4の前部側に形成されたガ ーニッシュ10の部分から車体4の内側に入り、車体4前部の雨水の排水路が外 部より見えることがなくなる。この結果、ドリップの見えないいわゆるコンシー ルドドリップが車体4前部で、実現されることとなり、車両の停止時に、排水路 より雨水が飛び出すことがなくなった。また、排水路が車体前部の外壁部にない 為、排水路の凹凸による風切り音が発生することもなくなった。
【0016】 尚、車両の停止時において、ドリップ2が車体4内に隠れる導入部2bの個所 で雨水があふれ出して雨水が飛び出すことも、ドリップ2とチューブ7,17と の間にバッファ部材6,16を介在させた結果、このバッファ部材6,16に雨 水を一時溜めることが出来、防止されることとなった。
【0017】
【考案の効果】
本考案の車両のドリップ構造によれば、出入口扉の周囲に設置されるピラー内 に雨水を排出する流路を配置した結果、雨水を車体外に排出する排水路を車体外 部に形成しないでよいこととなった。
【0018】 従って、車両の走行時において、排水路の凹凸による風切り音が防止されると 共に、車両の停止時において、排出路内から雨水が飛び出すこともなくなった。 また、車両の外観を良好とすることも出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を採用したバス前部の側面
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1のA−A矢視断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を採用したバス前部の側面
図であって一部を破断した図である。
【図5】本考案の第2実施例の概略説明図である。
【符号の説明】
1 バス 2 ドリップ 4 車体 5,15 ピラー 6,16 バッファ部材 7,17 チューブ 8 出入口扉 9 フロントガラス 10 ガーニッシュ 12 乗降口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部に沿って形成されたドリップ内
    を流れる雨水を車体外に排出する流路が、車両の前部側
    に位置し且つ出入口扉の周囲に設置されるピラー内に、
    配置されたことを特徴とする車両のドリップ構造。
JP1991045009U 1991-06-14 1991-06-14 車両のドリップ構造 Expired - Lifetime JP2557374Y2 (ja)

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JP2557374Y2 JP2557374Y2 (ja) 1997-12-10

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60186260U (ja) * 1984-05-22 1985-12-10 大根田 めぐみ 自動車用雨垂れ防止装置
JPH0168984U (ja) * 1987-10-26 1989-05-08
JPH04129384U (ja) * 1991-05-20 1992-11-26 富士重工業株式会社 バスの雨樋構造

Patent Citations (3)

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JPH04129384U (ja) * 1991-05-20 1992-11-26 富士重工業株式会社 バスの雨樋構造

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