JPH04129384U - バスの雨樋構造 - Google Patents

バスの雨樋構造

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JPH04129384U
JPH04129384U JP4508491U JP4508491U JPH04129384U JP H04129384 U JPH04129384 U JP H04129384U JP 4508491 U JP4508491 U JP 4508491U JP 4508491 U JP4508491 U JP 4508491U JP H04129384 U JPH04129384 U JP H04129384U
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JP4508491U
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克司 鈴木
武雄 白川
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富士重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】屋根の左右両側部に沿って前後方向に設けられ
た上部雨樋と、該上部雨樋の前端部に連通し上部雨樋の
水を流下排出する前部雨樋とからなるバスの雨樋におい
て、ブレーキ時等上部雨樋の前方部に水が集中するとき
でもオーバーフローすることのないようにする。 【構成】車体の最前方柱3の外面に、その外面を所定の
間隙をもって覆い車体外形面を構成する合成樹脂製の柱
カバー4を固着し、この最前方柱3の外面と柱カバー4
との間の空間部を上部雨樋1の前端部に連通する前部雨
樋2とすることにより、前部雨樋2の断面積を上部雨樋
1の流路断面積より相当大とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はバスの雨樋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バスの雨樋は、外側壁上部に沿って前後方向に設けられた上部雨樋と、その前 端から雨水が最前方柱に沿って下方に流下する前部雨樋とから構成されるのが普 通である(例えば実開昭63−180478号公報参照)。
【0003】 上記において最前方柱に沿って設けられる前部雨樋は、最前方柱の側外面にコ 字状断面部材を固設するか、または上記実開昭63−180478号公報に見ら れるように昇降口扉が当るウエザストリップにて構成されるのが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
天井面積の大きいバスにおいては最前方柱に設けた前部雨樋を流下する水量も 多く、上記した従来の構造のものでは、降雨量の多いときやブレーキ時は上部雨 樋全体の水が前方に集中してオーバフローし、例えば信号待ちの路上歩行者や乗 降客にオーバフローした水がかかることがあるという課題を有している。
【0005】 また最前方柱の側外面にコ字状断面部材を固設して前部雨樋を構成したものは 、前部雨樋が側外方に突出しているので高速走行時の風切り音が発生しうるさい という課題を有している。
【0006】 本考案は、上記のような従来の課題に対処することを主目的とするものである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上部雨樋とその前端部に連通し上部雨樋の水を流下排出する前部雨 樋とからなるバスの雨樋において、該前部雨樋を、車体の最前方柱の外面と、該 最前方柱に取付けられ該最前方柱の外面を所定の間隙をもって覆い車体外形面を 構成する合成樹脂製の柱カバーとの間の空間部により構成したことを特徴とする ものである。
【0008】
【作用】
上記により、前部雨樋は最前方柱の幅のほぼ全域にわたる空間部にて形成され るので、上部雨樋に比し流路断面積は相当大となり、雨量が多いとき或はブレー キ時等上部雨樋の前方部に水が集中するようなときにも、それがオーバフローす るようなことはほとんどなく前部雨樋よりスムーズに流下排出され、路上の歩行 者や昇降客に水がかかるようなおそれがなくなり、また柱カバーは車体外形面を 構成するものであるから高速走行時の風切り音発生のおそれもない。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0010】 図1において、(A)はハイデッカバスの前部側面図、(B)は(A)のB− B断面図、(C)は(A)のC−C断面図、(D)は(A)のD−D断面図であ り、1は屋根の左右両側部に前後方向に設けられた上部雨樋、2は前部雨樋で、 該前部雨樋2は最前方柱とその外面を覆う合成樹脂製の柱カバー4との間の空間 部にて形成される。
【0011】 即ち、最前方柱3はアウタパネル3aとインナパネル3bとの前後端部の接合 固着により閉断面に構成され、その前端接合固着部の外面にはコ字状断面をなす 窓枠5が固着され、該窓枠5内に前面窓ガラス6の側縁部が嵌装固着され、上記 アウタパネル3aとインナパネル3bとの後端接合固着部の上方部分にはゴム等 の弾性材よりなるダストシール7を介して前部側窓ガラス8の前端部が取付固着 され、該後端接合固着部の下方部分外面には昇降口扉9の前縁内面に弾接するウ エザストリップ10が固着される。
【0012】 柱カバー4は、上記最前方柱3のアウタパネル3aにビス等により取付けられ 、該最前方柱3の外側を所定の間隙をもって全面的に覆って車体外形面を構成す ると共に前縁部分は全面窓ガラス6の側縁取付部を覆う部材であり、最前方柱3 のアウタパネル3aとそれを覆う柱カバー4との間には該アウタパネル3aの幅 のほぼ全域にわたる空間部が上から下まで形成され、その空間部の上端部を上部 雨樋1の前端部に連通させることにより、上部雨樋1の流路断面積より相当大な る流路断面積の前部雨樋2が構成されるものであり、雨量が多いとき或はブレー キ時等において上部雨樋1の水が前端部に集中してもオーバフローすることなく 前部雨樋2よりスムーズに流下排出される。又柱カバー4は前述したように車体 外形面を形成するものであるから高速走行時において風切り音が生じるようなこ とはない。
【0013】 図2は柱カバー4の他の構造例を示すもので、この例では柱カバー4前端の前 面窓ガラス6の側縁取付部を覆う部分4′を別部品で構成したものであり、その 他の構造は図1のものと同じで、図1と同一の符号は同一の部分を表わし、最前 方柱3のアウタパネル3aとそれを覆う柱カバー4との間の空間部を前部雨樋2 とし、これにより図1のものと同じ作用,効果を奏するものである。
【0014】 尚、本考案において上部雨樋1の具体的構造は図1の(A)及び(B)に示す ものに限定されることなく、従来より公知の任意の上部雨樋構造のものに適用で きる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、屋根の左右両側部に沿って設けられた上部雨樋 と、該上部雨樋の前端部に連通し雨水を下方に流下させる前部雨樋とからなるバ スの雨樋において、該前部雨樋を、車体の最前方柱の外面と、該最前方柱に取付 けられ該最前方柱の外面を所定の間隙をもって覆い車体外形面を構成する合成樹 脂製の柱カバーとの間の空間部により構成したことにより、該前部雨樋の断面積 は上部雨樋の断面積より相当大きくなり、雨量が多いとき或はブレーキ時等上部 雨樋の前方部に雨水が多量に集中するようなときにも、それがオーバフローする ようなことはほとんどなく断面積の大なる前部雨樋よりスムーズに流下排出され 、路上の歩行者や昇降客に水がかかるといった従来の課題はほぼ完全に解消され 得るもので、風切り音が生じるようなこともなく、又柱カバーは前面窓ガラスの 側縁取付部を覆うので前面窓ガラス側縁部のシールの作業性向上及び該部のウエ ザストリップ廃止等を図ることができることと相俟って、実用上多大なる効果を もたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、(A)はバス
の前部側面図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)
は(A)のC−C断面図、(D)は(A)のD−D断面
図である。
【図2】柱カバーの他の実施例を示すもので、図1のD
−Dに相当する部分の断面図である。
【符号の説明】
1 上部雨樋 2 前部雨樋 3 最前方柱 4 柱カバー 5 窓枠 6 前面窓ガラス 7 ダストシール 8 前部側窓ガラス 9 昇降口扉 10 ウエザストリップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の左右両側部に沿って前後方向の上
    部雨樋を設けたバスにおいて、前面窓ガラスの側縁部を
    前縁部に取付支持した最前方柱の外面に、該最前方柱の
    外面を所定の隙間をもって上から下まで覆い車体外形面
    を構成する合成樹脂製の柱カバーを固着して、該最前方
    柱の外面と柱カバーとの間に形成される空間部を、上記
    上部雨樋の前端部に連通する前部雨樋としたことを特徴
    とするバスの雨樋構造。
JP1991045084U 1991-05-20 1991-05-20 バスの雨樋構造 Expired - Fee Related JP2556032Y2 (ja)

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JPH04129384U true JPH04129384U (ja) 1992-11-26
JP2556032Y2 JP2556032Y2 (ja) 1997-12-03

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04136969U (ja) * 1991-06-14 1992-12-21 三菱自動車工業株式会社 車両のドリツプ構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0168984U (ja) * 1987-10-26 1989-05-08

Patent Citations (1)

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JPH0168984U (ja) * 1987-10-26 1989-05-08

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JPH04136969U (ja) * 1991-06-14 1992-12-21 三菱自動車工業株式会社 車両のドリツプ構造

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JP2556032Y2 (ja) 1997-12-03

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