JPH057843Y2 - - Google Patents

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JPH057843Y2
JPH057843Y2 JP1240286U JP1240286U JPH057843Y2 JP H057843 Y2 JPH057843 Y2 JP H057843Y2 JP 1240286 U JP1240286 U JP 1240286U JP 1240286 U JP1240286 U JP 1240286U JP H057843 Y2 JPH057843 Y2 JP H057843Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車に形成されるウインドに関
し、より詳しくは、ウインドガラスの内面に付着
した結露水と、ウインドを通して車内に浸入しよ
うとする雨水とを共に車外に排水させるための排
水構造に関する。
(従来の技術) 自動車のウインドでは、車体に形成されたウイ
ンド開口の開口縁と、このウインド開口を覆うウ
インドガラスとの間に、通常、ゴム等弾性のウエ
ザストリツプが介在され、これによつてウインド
のシールがなされている。従来、このシールをよ
り確実にするために、例えば実開昭54−15825号
公報で示すように、上記ウエザストリツプが次の
ように構成されたものがある。
即ち、このウエザストリツプが上記ウインドガ
ラスの縁部に嵌め付けられたウエザストリツプ本
体と、このウエザストリツプ本体の長手方向に沿
つて形成され同上長手方向の各部断面が同上ウエ
ザストリツプ本体から上記開口縁に向つて突出す
る2条のリツプとで構成されている。
そして、これら両リツプの各突出端が上記開口
縁に弾性的に接合させられて、これら開口縁と両
リツプとの間に同上開口縁に沿つて延びる空隙が
形成されている。
また、上記構成において、上記空隙のうち上記
開口縁の下部に対応する下部空隙に対しこれより
上方の車室側空間を連通させる第1排水路を設け
ると共に、上記下部空隙をこれより下方の車外に
連通させる第2排水路を設け、ウインドガラスの
車室側の面に生じた結露水を上記第1排水路、下
部空隙、および第2排水路を順次通して車外に排
水させるようにしたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成においても、車外の雨
水が、ウインド開口の開口縁とリツプとの間の隙
間を通つて上記空隙に浸入することがある。そし
て、この場合には、上記浸入した水は、上記空隙
を伝つて流下し、上記第2排水路を通つて車外に
排水されることとなる。
しかし、浸入した水が多いときには、その一部
が上記第1排水路を通つて車室に逆流するおそれ
を生じる。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、ウインドガラスに生じた結露水の排
水用として第1排水路を形成した場合において、
ウインド開口の開口縁と、両リツプとの間の空隙
に雨水が浸入したとき、上記第1排水路を通し車
室側へ上記雨水の逆流を防止することを目的とす
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、ウインド開口の開口縁と、両リツプ
との間に形成した空隙のうち上記開口縁の下部に
対応する下部空隙に対しこれより上方の車室側空
間を連通させる第1排水路を形成すると共に、上
記下部空隙をこれより下方の車外に連通させる第
2排水路を形成した場合において、上記下部空隙
と、上記空隙のうち上記開口縁の側部に対応する
側部空隙とを仕切る仕切部材を設け、上記側部空
隙をこれより下方の車外に連通させる第3排水路
を形成した点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図から第5図は第1実施例を示している。
図において、1は自動車の車体で、2はこの車体
1内部に形成された車室である。上記車体1の前
面にはフロントウインド3が形成され、同上車体
1の側部にはフロントドア4やリヤドア5が設け
られる。また、7はルーフで、このルーフ7は車
体1上面を形成するアウタパネル8と、このアウ
タパネル8の内側に接合されるインナパネル9と
で構成される。
上記ルーフ7の前部にウインドたる左右一対の
前部サンルーフ11,11が設けられ、同上ルー
フ7の後部にもウインドたる左右一対の後部サン
ルーフ12,12が設けられる。
上記各後部サンルーフ12は、それぞれルーフ
7に設けられた平面視で矩形状のウインド開口1
4と、このウインド開口14を開閉自在に覆うウ
インドガラス15と、このウインドガラス15の
周縁に沿つて延びる枠状でゴム等弾性のウエザス
トリツプ17とで構成され、このウエザストリツ
プ17は上記ウインドガラス15とウインド開口
14の開口縁16との間をシールする。そして、
ウインドガラス15を通して車室2への採光がな
され、また、ウインドガラス15を開くことで車
室2の換気がなされる。
上記ウエザストリツプ17について説明する
と、このウエザストリツプ17はウインドガラス
15の上部と両側部にわたつて取り付けられ、ま
た、ウインドガラス15の下部に取り付けられる
一対の一般部材19,19と、これら一般部材1
9間でウインドガラス15の下部両側に取り付け
られるコーナ部材18とで構成され、コーナ部材
18は射出成形品、一般部材19は押出成形品で
これらは互いに連結されている。
また、上記コーナ部材18と一般部材19はウ
インドガラス15の縁部に嵌め合されて取り付け
られたウエザストリツプ本体21と、このウエザ
ストリツプ本体21の長手方向に沿つて形成され
同上長手方向の各部断面が同上ウエザストリツプ
本体21から上記開口縁16に向つて突出するメ
インリツプ22とサブリツプ23とで構成され、
これらメインリツプ22とサブリツプ23の各突
出端は上記開口縁16に弾性的に接合している。
この場合、メインリツプ22はサブリツプ23よ
りもウインド開口14の中央側に形成され、上記
開口縁16と、上記両リツプ22,23間に空隙
24が形成されている。そして、これらメインリ
ツプ22とサブリツプ23は雨水Rがアウタパネ
ル8とウインドガラス15の間を通つて車室2に
浸入することを防止する。
上記空隙24のうち上記開口縁16の下部に対
応する下部空隙24bに対しこれより上方の車室
2側空間を連通させる第1排水路26が形成され
ている。この第1排水路26は上記開口縁16と
ウエザストリツプ17との間に形成され、より具
体的には、上記第1排水路26は開口縁16のア
ウタパネル8に形成された凹所27によつて構成
されている。
また、上記下部空隙24bをこれより下方の車
外に連通させる第2排水路28が同上開口縁16
とウエザストリツプ17との間に形成され、より
具体的には、この第2排水路28はサブリツプ2
3の突出端を切り欠くことにより形成されてい
る。
そして、第1図と、第5図中矢印Aで示すよう
に、ウインドガラス15の車室2側の面に生じ
て、この面を伝つて流下した結露水Dは、上記第
1排水路26を通つて下部空隙24bに流入し、
この後、第2排水路28を通つて車外に排水され
るようになつている。
上記構成において、上記空隙24のうち前記開
口縁16の側部に対応する側部空隙24aと上記
下部空隙24bとを仕切る仕切部材30が設けら
れ、この仕切部材30は前記コーナ部材18に一
体成形されている。
また、上記側部空隙24aはこれより下方の車
外に連通させる第3排水路32が同上開口縁16
とウエザストリツプ17との間に形成され、より
具体的には、この第3排水路32はサブリツプ2
3の切欠33により形成されている。
ところで、降雨量が多いときなどには、車外の
雨水が開口縁16とサブリツプ23との間の隙間
を通つて上記空隙24に浸入することがあり、こ
の場合には、上記雨水Rは第1図中実線矢印Bで
示すように側部空隙24aを流下する。
この雨水Rが多量であると、その一部は下部空
隙24bに流入しようとするが、これは上記仕切
部材30によつて防止される。よつて、空隙24
に浸入した雨水Rが、第1図中仮想線矢印Bで示
すように下部空隙2bから第1排水路26を通つ
て車室2に逆流するということが防止される。
そして、前記のように側部空隙24aを流下す
る雨水R(第1図中矢印B)は上記切欠33を通
つて車室2の外部に排水される(同図中矢印C)。
なお、図示しないが、前記前部サンルーフ11
は上記後部サンルーフ12と同様に構成されてい
る。
以下の各図は他の実施例を示している。これら
については上記実施例と異なる構成につき説明
し、共通の構成については図面に符号を付してそ
の説明を省略する。
第6図は第2実施例で、コーナ部材18は後部
サンルーフ12におけるウエザストリツプ17下
部の前、後コーナで共通に使用でき、かつ、左右
の後部サンルーフ12,12間や前部サンルーフ
11との間でも共通に使用できる形状とされてい
る。即ち、ほぼL字状とされたコーナ部材18は
その折曲部を中心として対称形とされ、この折曲
部に仕切部材30が形成されている。従つて、例
えばウエザストリツプ17下部の前部コーナと後
部コーナにおける各コーナ部材18は同じ部品で
あり、その取付角度は互いに90°の差を有してい
る。
そして、上記仕切部材30の上方に位置する側
部空隙24aを外部に連通させる切欠33がサブ
リツプ23に形成される。この切欠33はコーナ
部材18がウエザストリツプ17のいずれのコー
ナに取り付けられるかが決定された後に、このコ
ーナ部材18に形成される。
第7図は第3実施例で、ほぼL字状とされたコ
ーナ部材18はその折曲部を中心として対称位置
に一対の仕切部材30,30を有している。他の
構成は上記第2実施例と同様である。
(考案の効果) この考案によれば、ウインド開口の開口縁と、
両リツプとの間に形成した空隙のうちの下部空隙
に対しこれより上方の車室側空間を連通させる第
1排水路を形成すると共に、同上下部空隙をこれ
より下方の車外に連通させる第2排水路を形成し
た場合において、 上記下部空隙と、同上空隙のうちの側部空隙と
を仕切る仕切部材を設け、上記側部空隙をこれよ
り下方の車外に連通させる第3排水路を形成した
ため、空隙に雨水が浸入し、この雨水が多量であ
るときには、側部空隙を流下する雨水の一部は下
部空隙に流入しようとするが、これは上記仕切部
材によつて防止されると共に第3排水路を通して
車外に円滑に排水される。
よつて、上記雨水が下部空隙に流入し、第1排
水路を通つて車室に逆流しようとすることが防止
される。
また、上記したように側部空隙を流下する雨水
は下部空隙には流入してこないため、下部空隙の
容量は十分に確保される。よつて、ウインドガラ
スの車室側の面に生じた結露水は第1排水路、下
部空隙、および第2排水路を通つて車外に円滑に
排水される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図から第5
図は第1実施例で第1図は第3図の部拡大図、
第2図は第1図の−線矢視断面図、第3図は
自動車の車体上部を示す斜視図、第4図は第3図
の−線矢視断面図、第5図は第1図の−
線矢視断面図、第6図は第2実施例で第1図の部
分相当図、第7図は第3実施例で同第1図の部分
相当図である。 1……車体、11,11……前部サンルーフ
(ウインド)、12,12……後部サンルーフ(ウ
インド)、14……ウインド開口、15……ウイ
ンドガラス、16……開口縁、17……ウエザス
トリツプ、22……メインリツプ、23……サブ
リツプ、24……空隙、24a……側部空隙、2
4b……下部空隙、26……第1排水路、28…
…第2排水路、30……仕切部材、32……第3
排水路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ウインド開口を覆うウインドガラスを設け、こ
    のウインドガラスの周縁に沿つて延びる枠状のウ
    エザストリツプを設け、このウエザストリツプを
    上記ウインドガラスの縁部に嵌め付けられたウエ
    ザストリツプ本体と、このウエザストリツプ本体
    の長手方向に沿つて形成され同上長手方向の各部
    断面が同上ウエザストリツプ本体から上記ウイン
    ド開口の開口縁に向つて突出する2条のリツプと
    で構成し、これら両リツプの各突出端を上記開口
    縁に弾性的に接合させて、これら開口縁と両リツ
    プとの間に同上開口縁に沿つて延びる空〓を形成
    し、この空〓のうち上記開口縁の下部に対応する
    下部空〓に対しこの下部空〓より上方の車室側空
    間を連通させる第1排水路を上記開口縁とウエザ
    ストリツプとの間に形成すると共に、上記下部空
    〓をこれより下方の車外に連通させる第2排水路
    を同上開口縁とウエザストリツプとの間に形成し
    た自動車用ウインドの排水構造において、 上記下部空〓と、同上空〓のうち上記開口縁の
    側部に対応する側部空〓とを仕切る仕切部材を設
    け、上記側部空〓をこれより下方の車外に連通さ
    せる第3排水路を同上開口縁とウエザストリツプ
    との間に形成したことを特徴とする自動車用ウイ
    ンドの排水構造。
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