JP2514652Y2 - 自動車のドアの排水構造 - Google Patents

自動車のドアの排水構造

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JP2514652Y2
JP2514652Y2 JP1988128252U JP12825288U JP2514652Y2 JP 2514652 Y2 JP2514652 Y2 JP 2514652Y2 JP 1988128252 U JP1988128252 U JP 1988128252U JP 12825288 U JP12825288 U JP 12825288U JP 2514652 Y2 JP2514652 Y2 JP 2514652Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は自動車のドアの排水構造に関し、特にドアイ
ンナパネルのクリップ取付孔から浸出する水の排出構造
の改良に関する。
b.従来の技術 第9図に示すような自動車においては、雨天走行や洗
車の際、ウィンドガラスaやドアハンドルbなどの隙間
から水がドアcの内部に浸入する。そこで、第5図に示
すようにドアインナパネルdに排水孔eを設けていた。
また、このパネルdには通常、ウェザーストリップfが
クリップgで固定してある。しかし、ドアインナパネル
dのクリップ取付孔の径が大き過ぎたり、クリップgの
装着が不完全であった場合には、この取付孔から水が浸
出するようになる。そして場合によっては、サイドシル
hの上面に水溜りiができ、これが車室に浸入してフロ
アを汚すこととなる。
そこで従来は、第6図に示すようにシール材jを被せ
たクリップkを用いるか、あるいは第7図と第8図に示
すように、ウェザーストリップfのリップ部f1に切欠部
mを設け、この切欠部mからウェザーストリップfの内
側に浸出した水を排出するようにしていた。
c.考案が解決しようとする課題 しかし、前者の構造によると、シール材j付きのクリ
ップkは価格が高く、生産コストが嵩むという問題があ
った。
一方、後者の構造によると、悪路走行や河川走行の
際、ウェザーストリップfの切欠部mから埃や水が車室
に浸入するという問題があった。
d.課題を解決するための手段 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、ドアイ
ンナパネルとウェザーストリップの間に排水路を設ける
ことにより、上記欠点を除くことができる自動車のドア
の排水構造を提供することにあり、その要旨は、ドアイ
ンナパネルの底面にウェザーストリップをクリップを用
いて固定し、該ウェザーストリップをサイドシルに圧接
させてドアとサイドシルの間をシールするようにした自
動車において、上記ウェザーストリップが係合しドアア
ウタパネルに接合される前記ドアインナパネルの部分に
は、排水口を有す傾斜部、段部、ウェザーストリップ取
付部及び段差をもつ係止部を車体の外側から内側へこの
順序にて備え、上記ウェザーストリップの上面で、クリ
ップよりも車体の内側寄り位置にダム部を付設し、該ダ
ム部を上記段差をもつ係止部に当接させてこの間をシー
ルするとともに、上記ウェザーストリップとドアインナ
パネルとの間には、上記ウェザーストリップ取付部に開
けたクリップ取付孔と車体外部空間とを連通させる排水
路を設け、該排水路が上記段部に形成したビード部によ
って構成されていることを特徴とする自動車のドアの排
水構造にある。
e.実施例 以下、本考案の実施例を、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図と第2図において、1はドアインナパネル、2
はドアアウタパネル、3はサイドシルである。ドアイン
ナパネル1は、下端部を車体の外側に向けて折曲げ、そ
の先端部をドアアウタパネル2と接合することで、ドア
の底壁部4を構成してある。該底壁部4は、上記接合部
5の内側に外下がりの傾斜部6、段部7、ウェザースト
リップ取り付部8及び段差をもつ係止部9を車体の外側
から内側へこの順序にて備えている。ウェザーストリッ
プ取付部8には、2個のクリップ取付孔10が前後両端部
に開けてある。また、段部7には、ビード部11がそれぞ
れのクリップ取付孔10に対応する位置に形成されてい
る。
ビード部11は、段面が外方に凸の半円形をなし、傾斜
部6からウェザーストリップ取付部8までの間の段部7
で上下方向に連続している。傾斜部6にも、2個の排水
口12がこれらビード部11と隣接するようにして設けてあ
る。13はウェザーストリップで、断面矩形の取付部14
と、その下方に延設したリップ部15とを備えている。ま
た該取付部14の上部には、ダム部16が付設してある。そ
して第2図に示すように、ドアインナパネル1のウェザ
ーストリップ取付部8と段部7にウェザーストリップ13
の取付部14を当接し、上記各クリップ取付孔10にクリッ
プ17を装着してウェザーストリップ13をドアインナパネ
ル1に固定してある。この取付状態において、ウェザー
ストリップ13のダム部16がドアインナパネル1の係止部
9に当接してこの間をシールするとともに、ドアインナ
パネル1とウェザーストリップ13の間には、ウェザース
トリップ13の外側に形成される空間部18と上記各クリッ
プ取付孔10とを連通する排水路19が形成されることとな
る。
本実施例はこのように構成してあるので、ドアインナ
パネル1のクリップ取付孔10から水が漏れても、これは
上記排水路19を通って車体外部に流出し、ウェザースト
リップ13の内側に漏れることはない。
なお、上述の実施例では、ドアインナパネル1の段部
7に断面半円形のビード部11を設けてあるが、第4図に
示すようにこれを断面コ字状にしてもよい。
f.考案の効果 本考案は、上述のごとく構成され、ウェザーストリッ
プの上面で、クリップよりも車体の内側寄り位置にダム
部を付設し、段差をもつ係止部に該ダム部を当接させて
この間をシールすることにより、ドアとサイドシルの間
におけるこの部分のシールが確実になり、ウェザースト
リップとドアインナパネルとの間には、ウェザーストリ
ップ取付部に開けたクリップ取付孔と車体外部空間とを
連通させる排水路を設け、該排水路が段部に形成したビ
ード部によって構成されているので、ドアインナパネル
のクリプ取付孔から水が漏れても、この水が排水路を通
って車体外部に確実に流出してしまうため、ウェザース
トリップの内側に漏れることはなく、ウェザーストリッ
プ自体に切欠部を設ける必要がないという効果を奏す
る。また、本考案では、ウェザーストリップが係合しド
アアウタパネルに接合されるドアインナパネルの部分
に、排水口を有す傾斜部、段部、ウェザーストリップ取
付部及び段差をもつ係止部を車体の外側から内側へこの
順序にて備えているので、ドアの中に入った水が、係止
部、ウェザーストリップ取付部及び段部を通って傾斜部
の排水口から確実に排出される。したがって、クリップ
にシール材を設けた場合と同じ効果が得られるようにな
り、コスト的に有利になる。
また、ウェザーストリップの下部に切欠部を設ける必
要もなくなるので、車室内に水や埃が浸入する虞れが全
くなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し、第1図
は第10図に示した円線枠C内を拡大して示す図、第2図
は第1図のドアインナパネルとウェザーストリップを分
解して示す斜視図、第3図は第2図に示したA−A線に
よる断面図、第4図は第3図と対応する本考案の他の実
施例を示す図、第5図ないし第8図は本考案と対応する
3種類の従来例を示し、第5図は第1図と対応する第1
の従来例を示す図、第6図は第二の従来例を示す縦断面
図であって、ウェザーストリップ固定個所を拡大して示
すもの、第7図は第三の従来例に用いるウェザーストリ
ップの斜視図、第8図はこのウェザーストリップをドア
インナパネルに取付けた場合の縦断断面図、第9図は自
動車の側面図、第10図は第1図に示したB−B線による
断面図である。 1……ドアインナパネル、3……サイドシル、4……ド
アの底壁部、6……傾斜部、7……段部、8……ウェザ
ーストリップ取付部、9……段差をもつ係止部、10……
クリップ取付孔、11……ビード部、12……排水口、13…
…ウェザーストリップ、16……ダム部、17……クリッ
プ、19……排水路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアインナパネルの底面にウェザーストリ
    ップをクリップを用いて固定し、該ウェザーストリップ
    をサイドシルに圧接させてドアとサイドシルの間をシー
    ルするようにした自動車のドアの排水構造において、上
    記ウェザーストリップが係合しドアアウタパネルに接合
    される前記ドアインナパネルの部分には、排水口を有す
    傾斜部、段部、ウェザーストリップ取付部及び段差をも
    つ係止部を車体の外側から内側へこの順序にて備え、上
    記ウェザーストリップの上面で、クリップよりも車体の
    内側寄り位置にダム部を付設し、上記段差をもつ係止部
    に該ダム部を当接させてこの間をシールするとともに、
    上記ウェザーストリップとドアインナパネルとの間に
    は、上記ウェザーストリップ取付部に開けたクリップ取
    付孔と車体外部空間とを連通させる排水路を設け、該排
    水路が上記段部に形成したビード部によって構成されて
    いることを特徴とする自動車のドアの排水構造。
JP1988128252U 1988-09-30 1988-09-30 自動車のドアの排水構造 Expired - Lifetime JP2514652Y2 (ja)

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JPH0249711U JPH0249711U (ja) 1990-04-06
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JPS55124327U (ja) * 1979-02-27 1980-09-03

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