JP7367444B2 - 樹脂ウインドウ構造 - Google Patents

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Description

この発明は、樹脂ウインドウ構造に関し、例えば自動車等の車両に用いられる樹脂ウインドウ構造に関する。
樹脂ウインドウは、近年、車両の軽量化を図るためにルーフ等の鋼板や板ガラスに代えて用いられる。車両のルーフに樹脂ウインドウの樹脂パネルを取り付けるための技術が下記の特許文献に開示されている。例えば、特許文献1の樹脂パネルの縁部は、ルーフサイドレールのフランジ部にウレタン接着剤により接着されている。従って、ウレタン接着剤を弾性変位することで、樹脂パネルの熱伸縮を吸収しつつシール性を確保する。特許文献2の樹脂パネルの下面がウエザーストリップのリップ部に摺接される。これにより樹脂パネルの熱伸縮を吸収しつつシール性を確保する。
特許第5182262号公報 特許第4269217号公報
しかしながら、上記従来の樹脂ウインドウ構造では、樹脂パネルの熱伸縮に対応しつつ車両ボディに対する強固な締結と高いシール性を確保する点でより改善を施す必要があった。特許文献1に開示された技術では、樹脂パネルがより大型化した場合にウレタン接着剤による締結及びシール性に限界がある。また、特許文献2に開示されているようにウエザーストリップのリップ部を摺接させることでは高いシール性を確保することが困難であった。
そこで、樹脂パネルの熱伸縮を吸収しつつ、車両ボディに対する強固な締結とより高いシール性が確保されるようにする樹脂ウインドウ構造が従来必要とされている。
本開示の1つの特徴によると、樹脂ウインドウ構造は、樹脂パネルと、樹脂パネルによって塞がれる開口部を有するボディを有する。樹脂パネルは、ボディの開口部の周りに締結部材によって締結される。樹脂パネルとボディの開口部の間は、締結部材と別の材料で構成されたシール部材によってシールされる。締結部材とシール部材は、それぞれ樹脂パネルのボディに対する面方向の変位を吸収する変位吸収部位を有する。
従って、締結部材により樹脂パネルがボディに対して強固に締結される。また、締結部材とは別の材料で構成されたシール部材により樹脂パネルのボディに対する高いシール性が確保される。締結部材とシール部材には、それぞれ変位吸収部位が設けられている。この変位吸収部位により、樹脂パネルの主として熱伸縮による面方向の変位が吸収される。
本開示の他の特徴によると、シール部材は、締結部材に被覆されて一体化されている。従って、締結部材とシール部材を一部品として取り扱うことができる。これにより、樹脂ウインドウ構造の組付け性を良くすることができる。また、樹脂ウインドウ構造の簡略化及びコンパクト化を図ることができる。
本開示の他の特徴によると、締結部材の変位吸収部位は、ボディから樹脂パネルに向けて起立して弾性変形を許容する屈曲部である。従って、締結部材の屈曲部が弾性変形して樹脂パネルの面方向の変位が吸収される。
本開示の他の特徴によると、締結部材の変位吸収部位とシール部材の変位吸収部位は、伴にボディから樹脂パネルに向けて起立する屈曲部である。屈曲部とボディとの間に、締結部材とシール部材の弾性変形を許容する隙間が形成されている。従って、締結部材の屈曲部とシール部材の屈曲部が隙間の範囲内で弾性変形することにより、樹脂パネルの面方向の変位が許容される。締結部材とシール部材が一体化されていることから、両者の屈曲部の変位を許容する隙間のコンパクト化を図ることができる。
本開示の他の特徴によると、締結部材は、樹脂パネルの周縁部を覆い、かつ周縁部に結合される挟み部を有する。従って、挟み部によって樹脂パネルがボディに対して強固に締結される。
本開示の他の特徴によると、樹脂パネルの外面には、挟み部の先端が係止される係合溝が設けられている。従って、挟み部の樹脂パネルに対する結合状態が強固に維持される。
本開示の他の特徴によると、締結部材はボディに固定されている。従って、樹脂パネル側の構成の簡略化を図ることができる。締結部材をボディに固定するための固定手段としては、ねじ止め、接着、溶接等の手段を用いることができる。
本開示の他の特徴によると、シール部材は、締結部材の外周側に並列配置されている。従って、締結部材による樹脂パネルのボディに対する強固な締結状態と、シール部材による樹脂パネルのボディに対する高いシール性を確実に実現できる。また、締結部材とシール部材が別部材として用いられることで、部品交換時のメンテナンスコストを抑制でき、交換作業時のメンテナンス性を高めることができる。さらに、シール部材による締結部材のシールが実現される。
本開示の他の特徴によると、シール部材は、ボディに接触する外面と樹脂パネルに接触する内面を有し、かつボディに取り付けられるシール本体を有する。従って、シール部材はシール本体を介してボディに取り付けられる。シール本体の外面がボディに接触され、シール本体の内面が樹脂パネルに接触されて、樹脂パネルとボディとの間がシールされる。
本開示の他の特徴によると、シール部材は、樹脂パネルの周縁部を覆い、かつ周縁部に接着される挟み部を有する。従って、シール部材の挟み部が樹脂パネルの周縁部を挟んで覆い、かつ接着されて、樹脂パネルとボディとの間のシールがなされる。
本開示の他の特徴によると、シール部材は、ボディの開口部の周縁に対向する樹脂パネルの内面に接着される接着部を有する。従って、シール部材の接着部が樹脂パネルの内面に接着されて、樹脂パネルとボディとの間のシールがなされる。シール部材が樹脂パネルの内面に接着されて縁部からはみ出さない状態に配置されることで、当該樹脂ウインドウの主として縁部の見栄えを良くすることができる。
本開示の他の特徴によると、シール部材の変位吸収部位は、ボディから屈曲部を有して延出する弾性変形可能な延出部である。延出部の先端が樹脂パネルに取り付けられる。従って、シール部材の延出部が屈曲部で弾性変形して、樹脂パネルの面方向の変位が吸収される。また、変位吸収部位としての延出部の先端が樹脂パネルに取り付けられて、樹脂パネルとボディとの間のシールがなされる。
本開示の他の特徴によると、シール部材は、挟み部を有する。挟み部は、樹脂パネルの周縁部を覆う。挟み部は、樹脂パネルの周縁部が樹脂パネルの面方向に変位できるように周縁部を挟む。従って、シール部材の挟み部により樹脂パネルの周縁部が挟まれて、ボディと樹脂パネルとの間のシールがなされる。変位吸収部位としての挟み部に対して周縁部が樹脂パネルの面方向に変位可能となっていることで、樹脂パネルの面方向の変位が吸収される。
本開示の他の特徴によると、挟み部の底部に水抜き孔を設けた。従って、挟み部に侵入した雨水等の水が水抜き孔を経て挟み部の外部に排水される。これにより、ボディと樹脂パネルとの間のシール部材によるシール性がより高められる。
本開示の他の特徴によると、樹脂パネルは、ボディに対向する内面から突出する引き掛け部を有する。締結部材は、引き掛け部に引き掛けられ、かつ引き掛け部が樹脂パネルの面方向に変位できるように引き掛け部に接触する係止腕を有する。従って、樹脂パネルの引き掛け部に対して締結部材の係止腕が引き掛けられることにより、樹脂パネルがボディに締結される。引き掛け部に対して係止腕が相対的に変位されることにより、樹脂パネルの面方向の変位が吸収される。
本開示の他の特徴によると、締結部材は、弾性部を有する。弾性部は、ボディに取り付けられ、かつボディに対して樹脂パネルの引き掛け部を樹脂パネルの厚み方向に弾性的に保持する。従って、弾性部により引き掛け部が弾性保持されて、引き掛け部に対する係止腕の樹脂パネルの厚み方向のガタツキが抑制される。これにより、樹脂パネルの厚み方向のガタツキが抑制されて、締結部材による樹脂パネルの締結力が高められる。
本開示の他の特徴によると、シール部材は、樹脂パネルの周縁部に係合されるシール本体を有する。シール部材の変位吸収部位は、シール本体から弾性変形可能に屈曲部を有して延出する。従って、シール本体を介してシール部材が樹脂パネルの周縁部に結合される。変位吸収部位は、シール本体から弾性変形可能な屈曲部を経てボディ側に延出している。屈曲部が弾性変形することで、樹脂パネルの面方向の変位が吸収される。
本開示の他の特徴によると、締結部材とシール部材がボディに固定されている。従って、樹脂パネルの構成の簡略化を図ることができる。締結部材とシール部材をボディに固定するための固定手段としては、ねじ止め、接着、溶接等の手段を用いることができる。
樹脂ウインドウ構造を有する車両の全体斜視図である。 図1中(II)-(II)線断面矢視図であって、第1実施形態に係る樹脂ウインドウ構造の左縁部の縦断面図である。 第2実施形態に係る樹脂ウインドウ構造の左縁部の縦断面図である。 第3実施形態に係る樹脂ウインドウ構造の左縁部の縦断面図である。 第4実施形態に係る樹脂ウインドウ構造の左縁部の縦断面図である。 第5実施形態に係る樹脂ウインドウ構造の左縁部の縦断面図である。 第6実施形態に係る樹脂ウインドウ構造の左縁部の縦断面図である。 締結部材の分解斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図1~図8に基づいて説明する。図1に示すように以下説明する実施形態では、車両ボディ1のルーフ2に設けた樹脂ウインドウ3を例示する。樹脂ウインドウ3は、ルーフ2に設けた開口部4が樹脂パネル10により塞がれて構成されている。樹脂パネル10は、開口部4の周縁に沿って結合されている。図2以下には、車両ボディ1の左側のルーフサイドレール5に対する樹脂パネル10の左縁部の取り付け構造が例示されている。開口部4に対する樹脂パネル10の右縁部及び前後縁部の結合についても左縁部と同じ取り付け構造が適用されている。
図2には、第1実施形態の樹脂ウインドウ3が例示されている。車両ボディ1のルーフ2に設けた開口部4が樹脂パネル10によって塞がれている。車両ボディ1に左側のルーフサイドレール5には、内周側にほぼ水平に張り出すフランジ部5aが設けられている、フランジ部5aは、開口部4の全周にわたって設けられている。
樹脂パネル10の内面であって周縁部に沿った前後左右の一定幅の領域には、黒色の遮蔽層9が被覆されている。遮蔽層9により、樹脂パネル10の車両ボディ1に対する取り付け部位が外部から見えないように遮蔽されて、当該樹脂ウインドウ3の見栄えが高められている。樹脂パネル10の左縁部とフランジ部5aとの間に、金属製の締結部材20とゴム製のシール部材30が介在されている。締結部材20により、樹脂パネル10の左縁部がフランジ部5aに締結され、シール部材30により、樹脂パネル10の左縁部とフランジ部5aとの間のシールがなされている。
第1実施形態では、締結部材20の外面に、別の材料であるシール部材30が被覆されて一体化されている。締結部材20とシール部材30は、フランジ部5aに対して締結ねじ21によりねじ止めされている。締結部材20は、ねじ止め部位から起立して樹脂パネル10の周縁部に向けて延びている。図示するように締結部材20の先端側には、2箇所のL字形の屈曲部20bを介してコ字形に屈曲した挟み部20aが設けられている。この挟み部20aにより、樹脂パネル10の左縁部が板厚方向に挟まれている。
締結部材20の2箇所の屈曲部20bと挟み部20aの外面にもシール部材30が被覆されている。2箇所の屈曲部20bの外面に沿ってシール部材30の屈曲部30bが被覆され、挟み部20aの外面に沿ってシール部材30の挟み部30aが被覆されている。挟み部30aの内面に対して樹脂パネル10の左縁部が接着されて、シール部材30のシール性が高められている。
挟み部20a,30aとルーフサイドレール5との間には、挟み部20a,30aの変位を許容するための隙間6が設けられている。樹脂パネル10が熱膨張により面方向に伸長すると、締結部材20の挟み部20aとシール部材30の挟み部30aが樹脂パネル10の左端縁で押されて一体で左方へ変位する。挟み部20a,30aの変位は、2箇所の屈曲部20b,30bが弾性的に変位することによりなされる。挟み部20a,30aの変位は隙間6の範囲内で許容される。
このように挟み部20a,30aが隙間6の範囲内で弾性的に変位することで、樹脂パネル10の面方向の変位が許容される。従って、第1実施形態では、締結部材20の挟み部20aとシール部材30の挟み部30a及び2箇所の屈曲部20b,30bが、樹脂パネル10の面方向の変位を吸収するための変位吸収部位として機能する。
ルーフサイドレール5のフランジ部5aの下面側(遮蔽層9の下方)は、ガーニッシュ7により覆われている。このガーニッシュ7により締結部材20及びシール部材30のフランジ部5aに対するねじ止め部が車室内から見えないよう覆われて、当該樹脂ウインドウ3の見栄えが確保されている。
以上説明した第1実施形態に係る樹脂ウインドウ3によれば、締結部材20により樹脂パネル10がルーフサイドレール5のフランジ部5aに対して強固に締結され、シール部材30により樹脂パネル10のルーフサイドレール5に対する高いシール性が確保される。締結部材20とシール部材30の挟み部20a,30aが変位吸収部位として弾性的に変位することにより、樹脂パネル10の主として熱伸縮による面方向の変位が吸収される。
また、金属製の締結部材20により樹脂パネル10がフランジ部5aに締結される構成であり、従来のようないわゆる箱ボス形の締結ねじやウレタン接着を用いる構成ではないことから、ウレタン接着剤の劣化による締結強度の低下といった問題を回避できる。
さらに、締結部材20にシール部材30が被覆されて一体化されることで、両者を一部品として取り扱うことができる。これにより当該樹脂ウインドウ3の組付け性を良くすることができるとともに、当該樹脂ウインドウ構造の簡略化及びコンパクト化を図ることができる。また、締結部材20とシール部材30が一体化されて、両者の挟み部20a,30a及び屈曲部20b,30bの変位を許容する隙間6のコンパクト化が図られている。
また、締結部材20とシール部材30が一体化されて共にフランジ部5aにねじ止めされていることから、締結部材20とシール部材30の一方又は双方を交換する等のメンテナンス作業を迅速に行うことができ、この点で当該樹脂ウインドウ3のメンテナンス性を高めることができる。
図3には、第2実施形態に係る樹脂ウインドウ構造が示されている。第2実施形態は、締結部材20の挟み部20aの態様が第1実施形態とは異なっている。変更を要しない部材等については同位の符合を用いてその説明を省略する。
第2実施形態では、締結部材20の挟み部20aの先端に爪部20cが設けられている。爪部20cは、挟み部20aの先端から、樹脂パネル10の左縁部に向けて突き出されている。爪部20cの外面にシール部材30は被覆されていない。このため、爪部20cは、シール部材30の先端から下方へ突き出されている。
爪部20cの下方において、樹脂パネル10の左縁部の外面(上面)には、係合溝10aが設けられている。係合溝10aに爪部20cが進入されている。図示するように係合溝10aは、左右方向に長い溝幅で設けられている。このため、係合溝10a内において、爪部20cが左右方向に一定の範囲で相対変位可能となっている。
係合溝10aは、1箇所の締結部材20の対応して、樹脂パネル10の左縁部の外面に、前後に点在する状態に配置されている。なお、係合溝10aは、複数個所の締結部材20に対応して前後に長く設ける構成としてもよい。
挟み部20a,30aと樹脂パネル10の左縁部との間には、当該樹脂パネル10の面方向(左右方向)の隙間11が設けられている。この隙間11により、挟み部20a,30aに対する樹脂パネル10の面方向の変位が吸収される。
このように構成した第2実施形態の樹脂ウインドウ3によれば、挟み部20aの爪部20cが係合溝10aに進入されて引き掛けられることで、締結部材20による樹脂パネル10の締結が強固になされる。
また、挟み部20a,30aと樹脂パネル10の左縁部との間に隙間11が設けられ、係合溝10a内における爪部20cの左右方向の相対変位が許容されることで、樹脂パネル10の面方向の変位が許容される。これにより、樹脂パネル10の熱伸縮に伴う端縁の変位(見切り幅の変化)が隙間11で吸収されて外部から見えないため、当該樹脂ウインドウ3の見栄えを良くすることができる。
このように、第2実施形態では、締結部材20及びシール部材30に対して樹脂パネル10の左縁部が変位することで、当該樹脂パネル10の面方向の変位が吸収される構成となっている。このため、第2実施形態では、締結部材20及びシール部材30の変位を許容するための隙間6が設定されておらず、挟み部30aの下面はフランジ部5aにほぼ接地した状態となっている。また、第1実施形態とは異なって締結部材20には、弾性変位を許容するための屈曲部20bが実質的には省略されている。
さらに、第1実施形態と同じく、金属製の締結部材20により樹脂パネル10がフランジ部5aに締結される構成であり、従来のようないわゆる箱ボス形の締結ねじやウレタン接着を用いる構成ではないことから、ウレタン接着剤の劣化による締結強度の低下といった問題を回避できる。
図4には、第3実施形態の樹脂ウインドウ3が示されている。第3実施形態では、第1、第2実施形態とは異なって、締結部材40とシール部材50が別部材とされている。変更を要しない部材等については同位の符合を用いてその説明を省略する。
樹脂パネル10の左縁部とルーフサイドレール5のフランジ部5aとの間に、締結部材40とシール部材50が介装されている。締結部材40の外周側にシール部材50が横並び状態で並列配置されている。
締結部材40には、ねじ締結構造が用いられている。締結部材40の詳細が図8に示されている。締結部材40は、いわゆる箱ボスと称される箱形のボス部41と締結ねじ42を備えている。ボス部41は、樹脂パネル10の下面(図8では遮蔽層9の図示が省略されている。)に一体に成形されている。ボス部41は、樹脂パネル10の放射方向中心側に向けて開口されている。ボス部41の底部41bには、一定幅の挿通溝41aが開口側から切り込み形成されている。挿通溝41aの切り込み方向は、樹脂パネル10の放射方向であって熱膨張時の伸長方向にほぼ一致するように設定されている。
締結ねじ42は、上フランジ部42aと下フランジ部42cを備えている。上フランジ部42aと下フランジ部42cとの間に、一定幅の断面矩形を有する結合部42bが設けられている。下フランジ部42cの下面中心からねじ軸部42dが延びている。ねじ軸部42dにナット43が締め付けられる。
締結部材40は、締結ねじ42の結合部42bを挿通溝41aに挿通させて、底部41bを上フランジ部42aと下フランジ部42cで挟んで、ねじ軸部42dを底部41bから下方へ突き出させた状態で用いられる。予めボス部41にセットした締結ねじ42のねじ軸部42dをフランジ部5aの挿通孔(図では省略)に挿通させつつ、当該樹脂パネル10を開口部4にセットし、その後フランジ部5aから下方に突き出されたねじ軸部42dにナット43を締め付けて樹脂パネル10が締結部材40によりルーフサイドレール5に結合される。
図4に示すようにシール部材50は、ブロック体型のシール本体51と延出部52を備えており、樹脂パネル10の周縁全周に沿って介装されている。シール本体51が締結ねじ53によりフランジ部5aにねじ止めされている。シール本体51の下面(外面)がフランジ部5a(車両ボディ1)に当接され、上面(内面)が樹脂パネル10の下面(遮蔽層9)に当接されて、樹脂パネル10と車両ボディ1との間のシールがなされている。
延出部52はシール本体51に一体に設けられている。延出部52は、シール本体51の上部から樹脂パネル10の左端縁に向けて延びている。延出部52には、谷形に屈曲する撓み部52aが設けられている。
延出部52の先端にはコ字形の挟み部52bが設けらている。挟み部52bは、樹脂パネル10の左縁部を挟み込んだ状態に接着されている。このため、シール部材50の挟み部52bは、樹脂パネル10の左縁部と一体でその面方向に変位する。
以上のように構成した第3実施形態に係る樹脂ウインドウ構造によれば、締結部材40による樹脂パネル10のルーフサイドレール5(車両ボディ1)に対する強固な締結状態と、シール部材50による樹脂パネル10のルーフサイドレール5(車両ボディ1)に対する高いシール性が確保される。
樹脂パネル10の面方向の変位は、締結部材40において、締結ねじ42の結合部42bがボス部41の挿通溝41a内を相対変位することで吸収される。また、樹脂パネル10の面方向の変位は、シール部材50において、撓み部52aが撓んで挟み部52bの樹脂パネル10の左縁部との一体変位が許容されることで吸収される。このように、第3実施形態では、締結部材40において締結ねじ42がボス部41に対して相対変位可能に構成されている。また、シール部材50において撓み部52aを介して延出部52が変位可能に構成されている。これにより、締結部材40とシール部材50のそれぞれについて、樹脂パネル10の面方向の変位を吸収するための変位吸収部位が構成されている。
また、第3実施形態によれば、締結部材40とシール部材50が別部材として用いられることで、部品交換時のメンテナンスコストを抑制でき、交換作業時のメンテナンス性を高めることができる。
さらに、シール本体51が樹脂パネル10とフランジ部5aとの間に挟み込まれ、かつシール本体51から延出する延出部52が樹脂パネル10の左縁部に結合されることにより、樹脂パネル10と車両ボディ1との間が2重にシールされ、これにより樹脂ウインドウ3の高いシール性が確保されている。
また、シール部材50が締結部材40の外周側に配置されることで、シール部材50により締結部材40のシールも併せてなされる。さらに、ウレタン接着を用いない構成であることから、ウレタン接着剤の劣化による締結強度の低下といった問題を未然に防ぐことができる。
図5には第4実施形態の樹脂ウインドウ構造が示されている。第4実施形態では、シール部材50の延出部52の樹脂パネル10に対する結合形態が異なっている。第4実施形態では、第3実施形態と同じ締結部材40が用いられている。その他第3実施形態と同じ部材、構成については同位の符合を用いてその説明を省略する。
シール部材50のシール本体51は、第3実施形態と同じく断面矩形をなしてフランジ部5aと樹脂パネル10の左縁部との間に挟み込まれている。シール本体51には、取り付けブラケット54がインサート成形により一体に設けられている。第4実施形態では、取り付けブラケット54が取り付けねじ55でフランジ部5aにねじ止めされて、シール部材50がフランジ部5aに間接的にねじ止めされている。
第4実施形態では延出部52は、シール本体51の下部から延出している。このため撓み部52cは、第3実施形態とは逆に山形に屈曲している。延出部52の先端部(接着部52d)は、樹脂パネル10の内面(遮蔽層9)に接着されている。このため、第4実施形態では、シール部材50の延出部52が樹脂パネル10の端縁からはみ出さない状態に結合されている。
以上のように構成した第4実施形態の樹脂ウインドウ構造によっても、締結部材40による樹脂パネル10のルーフサイドレール5(車両ボディ1)に対する強固な締結状態と、シール部材50による樹脂パネル10のルーフサイドレール5(車両ボディ1)に対する高いシール性が確保される。
また、樹脂パネル10の面方向の変位は、締結部材40においては、締結ねじ42の結合部42bがボス部41の挿通溝41a内を相対変位することで吸収され、シール部材50においては、撓み部52cが撓んで接着部52dが樹脂パネル10の左縁部と一体で変位することで吸収される。このように、第4実施形態では、締結部材40において締結ねじ42がボス部41に対して相対変位可能に構成されている。また、シール部材50において撓み部52cを介して延出部52が変位可能に構成されている。これにより、締結部材40とシール部材50のそれぞれについて、樹脂パネル10の面方向の変位を吸収するための変位吸収部位が構成されている。
さらに、第4実施形態においても、締結部材40とシール部材50が別部材として用いられることで、部品交換時のメンテナンスコストを抑制でき、交換作業時のメンテナンス性を高めることができる。また、第4実施形態によると、シール部材50の延出部52の先端(接着部52d)が樹脂パネル10の内面(遮蔽層9)に接着されて、延出部52が樹脂パネル10の端縁からはみ出さない状態に配置され、これにより樹脂ウインドウ3の主として縁部の見栄えを良くすることができる。
さらに、シール本体51が樹脂パネル10とフランジ部5aとの間に挟み込まれ、かつシール本体51から延出する延出部52が樹脂パネル10の左縁部の内面に結合されることにより、樹脂パネル10と車両ボディ1との間が2重にシールされ、これにより樹脂ウインドウ3の高いシール性が確保されている。
また、シール部材50が締結部材40の外周側に配置されることで、シール部材50により締結部材40のシールも併せてなされる。さらに、ウレタン接着を用いない構成であることから、ウレタン接着剤の劣化による締結強度の低下といった問題を未然に防ぐことができる。
図6には、第5実施形態の樹脂ウインドウ3が示されている。第5実施形態は、第3、第4実施形態と同じく、締結部材40とシール部材50が別部材とされ、締結部材40の外周側にシール部材50が横並び状態で並列配置されている。また、締結部材40には、第3、第4実施形態と同じ箱ボスタイプのねじ締結構造が用いられている。変更を要しない部材等については同位の符合を用いてその説明を省略する。
シール部材50は、ブロック体型のシール本体51と延出部56を備えており、樹脂パネル10の周縁全周に沿って介装されている。シール本体51が締結ねじ53によりフランジ部5aにねじ止めされている。シール本体51の下面(外面)がフランジ部5a(車両ボディ1)に当接され、上面(内面)が樹脂パネル10の下面(遮蔽層9)に摺接されて、樹脂パネル10とルーフサイドレール5(車両ボディ1)との間のシールがなされている。
延出部56はシール本体51に一体に設けられている。延出部56は、シール本体51の上部から樹脂パネル10の左端縁に向けて延びている。延出部56には、樹脂パネル10の左縁部を板厚方向に挟むコ字形の挟み部56aが設けられている。挟み部56aの内側と樹脂パネル10の左端縁との間には、当該樹脂パネル10の面方向(左右方向)の隙間12が設けられている。この隙間12により、挟み部56aに対する樹脂パネル10の面方向の変位が吸収される。
第5実施形態では、延出部56に水抜き孔56bが設けられている。水抜き孔56bは、挟み部56aの下部側に設けられている。この水抜き孔56bを経て、隙間12に侵入した雨水等の水が隙間12から排水路8に排水される。排水路8は、ルーフサイドレール5に沿って設けられている。排水路8に排水された水は、車両前方又は後方に流れて車両ボディ1から排水される。
また、第5実施形態の延出部56には補助リップ部56cが設けられている。補助リップ部56cも、シール本体51と延出部56と同じく、樹脂パネル10の左縁部に沿って連続して設けられている。図示するように補助リップ部56cは、ルーフサイドレール5に当接されている。補助リップ部56cにより、排水路8への雨水等の水の直接の侵入が防止される。この補助リップ部56cによっても、当該シール部材50のシール機能がより高められている。
以上のように構成した第5実施形態に係る樹脂ウインドウ構造によっても、締結部材40による樹脂パネル10のルーフサイドレール5(車両ボディ1)に対する強固な締結状態と、シール部材50による樹脂パネル10のルーフサイドレール5(車両ボディ1)に対する高いシール性が確保される。
また、締結部材40において締結ねじ42がボス部41に対して樹脂パネル10の面方向に相対変位可能に構成されている。さらに、シール部材50において挟み部56aと樹脂パネル10の左端縁部との間に隙間12を設けられている。これにより、締結部材40とシール部材50のそれぞれについて、樹脂パネル10の面方向の変位を吸収するための変位吸収部位が構成されている。樹脂パネル10の熱伸縮に伴う端縁の変位は、隙間12で吸収されて外部から見えないため、樹脂ウインドウ3の見切り部の見栄えを良くすることができる。
さらに、シール本体51が樹脂パネル10とフランジ部5aとの間に挟み込まれ、かつシール本体51から延出する延出部56が挟み部56aを介して樹脂パネル10の左縁部に結合されることにより、樹脂パネル10と車両ボディ1との間が2重にシールされ、これにより樹脂ウインドウ3の高いシール性が確保されている。
また、第5実施形態の場合には、補助リップ部56cにより排水路8のシールがなされて、シール本体51のシール性が間接的に高められている。さらに、第3、第4実施形態と同様、第5実施形態によっても、締結部材40とシール部材50が別部材として用いられることで、部品交換時のメンテナンスコストを抑制でき、交換作業時のメンテナンス性を高めることができる。
さらに、シール部材50が締結部材40の外周側に配置されることで、シール部材50により締結部材40のシールも併せてなされる。また、ウレタン接着剤を用いない構成であることから、ウレタン接着剤の劣化による締結強度の低下といった問題を未然に防ぐことができる。
図7には、第6実施形態に係る樹脂ウインドウ構造が示されている。第6実施形態では、樹脂パネル10の内面に、第1~第5実施形態の遮蔽層9に代えて黒色の補助プレート13が積層されている。補助プレート13は、いわゆる2色成形により樹脂パネル10の周縁内面に一定の幅領域で一体成形されている。ルーフサイドレール5のフランジ部5aに対向して補助プレート13が配置されている。
補助プレート13の下面には、フランジ部5aに向けて突出するL字形の引き掛け部13aが設けられている。引き掛け部13aは、右方に開口する向きで設けられている。引き掛け部13aに締結部材45の係止腕45aが右方から引き掛けられている。係止腕45aは、引き掛け部13aに対して樹脂パネル10の面方向に相対変位可能に引き掛けられている。引き掛け部13aに対する係止腕45aの引き掛け部位が、樹脂パネル10の面方向の変位を吸収するための変位吸収部位を構成している。
締結部材45は、板ばね材を折り曲げて製作したばねクリップで、締結ねじ46によりフランジ部5aにねじ止めされている。締結部材45には、係止腕45aに加えて板ばね形の弾性部45bが設けられている。弾性部45bは、引き掛け部13aの下面に弾性的に押圧されている。弾性部45bにより引き掛け部13aが樹脂パネル10の厚み方向に押圧保持されている。引き掛け部13aが弾性部45bにより上方へ弾性付勢されることにより、当該引き掛け部13aに対する係止腕45aの弾性押圧状態が保持され、ひいては締結部材45による樹脂パネル10の締結状態のガタツキが防止されている。
補助プレート13の左端部は、樹脂パネル10の左端部から左方へはみ出している。このはみ出し部分に、T字形の引き掛け部13bが設けられている。引き掛け部13bに、シール部材57のシール本体57aが引き掛けられて、当該シール本体57aが樹脂パネル10の左端縁に沿って支持されている。シール本体57aは断面矩形の角柱体形を有しており、その上面を樹脂パネル10の外面(上面)にほぼ面一に揃えた状態で樹脂パネル10の左端縁に沿って結合されている。
シール本体57aの上部から延出部57bが張り出している。延出部57bは、下方へL字形に張り出してフランジ部5aの上面に結合されている。図示するように延出部57bの先端部は、フランジ部5aと締結部材45との間に挟み込まれて締結ねじ46により共締めされている。シール本体57aからL字形に屈曲して張り出して弾性変形可能にな延出部57bが、樹脂パネル10の面方向の変位を吸収するための変位吸収部位として機能する。
以上のように構成した第6実施形態の樹脂ウインドウ構造によれば、締結部材45により樹脂パネル10がルーフサイドレール5のフランジ部5aに対して締結され、シール部材57により樹脂パネル10のルーフサイドレール5に対するシール性が確保される。締結部材45の係止腕45aとシール部材57の延出部57bがそれぞれ変位吸収部位として機能することにより、樹脂パネル10の主として熱伸縮による面方向の変位が吸収される。
第6実施形態では、締結部材45に弾性部45bが設けられている。この弾性部45bにより引き掛け部13aが樹脂パネル10の厚み方向上方に押圧されて、引き掛け部13aに対する係止腕45aの弾性押圧状態が保持される。これにより樹脂パネル10の主として厚み方向のガタツキが抑制され、ひいては締結部材45による樹脂パネル10の締結力が高められる。
シール本体57aからL字形に張り出して湾曲する延出部57bが変位することにより、樹脂パネル10の面方向の変位が吸収される。シール本体57aは、T字形の引き掛け部13bに引き掛けられて樹脂パネル10の端縁に沿って取り付けられていることから、シール本体57aと樹脂パネル10の端縁との間を経て雨水等の水が侵入することをより確実に防止できる。
シール部材57の延出部57bが、締結ねじ46により締結部材45と共締めされてフランジ部5aに固定されている。このため、別々にねじ止めする構成に比して固定手段の簡略化を図ることができ、ひいては樹脂ウインドウ構造の簡略化を図ることができる。また、ウレタン接着剤を用いない構成であることから、ウレタン接着剤の劣化による締結強度の低下といった問題を未然に防ぐことができる。
以上説明した各実施形態にはさらに変更を加えることができる。例えば、締結部材20,40,45とシール部材30,50,57を車両ボディ1側(フランジ部5a)に固定するための手段としては、例示したねじ止めに代えてウレタン接着剤や溶接あるいはクリップ止め手段を用いる構成としてもよい。
また、図2,3に示すように第1、第2実施形態では、締結部材20の下面がフランジ部5aに直接接触する状態でねじ止めする構成を例示したが、締結部材20の下面についてもシール部材30を被覆してシール部材30がフランジ部5aに直接接触する状態でねじ止めする構成としてもよい。
さらに、図4,5に示すように第3、第4実施形態では、一つの撓み部52a,52cを備える延出部52を例示したが、それぞれ複数の撓み部52a,52cを設ける構成、あるいは谷形に屈曲する撓み部52aと山形に屈曲する撓み部52cを組み合わせる構成としてもよい。
また、第6実施形態において、右方に開口する引き掛け部13aに対して係止腕45aを右方から引き掛ける構成を例示したが、左方に向けて開口する引き掛け部に対して締結部材の係止腕を左方から引き掛ける構成としてもよい。同じく第6実施形態において、弾性部45bを一体に有する締結部材45を例示したが、別体のリーフスプリングを弾性部として介在させて引き掛け部13aを押圧保持する構成としてもよい。
車両ボディ1のルーフ2の樹脂ウインドウ3を例示したが、車両ボディ1の例えばリヤウインドウ、サイドウインドウ等その他の部位に樹脂パネルを取り付ける構造について例示した樹脂ウインドウ構造を適用することができる。また、車両ボディに限らず、鉄道車両、プレジャーボート等の船舶、あるいは各種の航空機等に、例示した樹脂ウインドウ構造を適用することができる。
1…車両ボディ
2…ルーフ
3…樹脂ウインドウ
4…開口部
5…ルーフサイドレール、5a…フランジ部
6…隙間(第1実施形態)
7…ガーニッシュ
8…排水路
9…遮蔽層
10…樹脂パネル、10a…係合溝
11…隙間(第2実施形態)
12…隙間(第5実施形態)
13…補助プレート
13a…引き掛け部(L字形)、13b…引き掛け部(T字形)
20…締結部材(第1、第2実施形態)
20a…挟み部、20b…屈曲部、20c…爪部
21…締結ねじ
30…シール部材(第1、第2実施形態)
30a…挟み部、30b…屈曲部
40…締結部材(第3、第4、第5実施形態)
41…ボス部
41a…挿通溝、41b…底部
42…締結ねじ
42a…上フランジ部、42b…結合部、42c…下フランジ部、42d…ねじ軸部
43…ナット
45…締結部材(第6実施形態)
45a…係止腕、45b…弾性部
46…締結ねじ
50…シール部材(第3、第4、第5実施形態)
51…シール本体
52…延出部
52a…撓み部、52b…挟み部、52c…撓み部、52d…接着部
53…締結ねじ
54…取り付けブラケット
55…取り付けねじ
56…延出部
56a…挟み部、56b…水抜き孔、56c…補助リップ部
57…シール部材(第6実施形態)
57a…シール本体、57b…延出部

Claims (3)

  1. 樹脂ウインドウ構造であって、
    樹脂パネルと、
    前記樹脂パネルによって塞がれる開口部を有するボディと、
    金属部材であり、前記樹脂パネルを前記ボディの前記開口部の周りに締結する締結部材と、
    前記樹脂パネルと前記ボディの前記開口部の周りの間をシールし、かつ前記締結部材と別の材料で構成されたシール部材を有し、
    前記締結部材及び前記シール部材の各々は、
    前記樹脂パネルを保持する保持部と、
    前記保持部及び前記樹脂パネルとは前記樹脂パネルの板厚方向に離間して設けられ前記ボディの前記開口部の周りに固定される固定部と、
    前記固定部の一部分から前記保持部に向かって延設する延設部と、を有し、
    前記シール部材は、前記締結部材の前記保持部、前記締結部材の前記固定部および前記締結部材の前記延設部のそれぞれを被覆する樹脂ウインドウ構造。
  2. 請求項1に記載の樹脂ウインドウ構造であって、
    前記保持部は、前記樹脂パネルの周縁部を覆う樹脂ウインドウ構造。
  3. 請求項1に記載の樹脂ウインドウ構造であって、
    前記樹脂パネルの外面には、前記保持部の先端が係止される係合溝が設けられている樹脂ウインドウ構造。
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