JP2559995Y2 - ドアのフレーム構造 - Google Patents

ドアのフレーム構造

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JP2559995Y2
JP2559995Y2 JP1991051375U JP5137591U JP2559995Y2 JP 2559995 Y2 JP2559995 Y2 JP 2559995Y2 JP 1991051375 U JP1991051375 U JP 1991051375U JP 5137591 U JP5137591 U JP 5137591U JP 2559995 Y2 JP2559995 Y2 JP 2559995Y2
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良明 植田
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の後部開口部に装
備するドアのフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は本考案を実施する車両の概要を示
す斜視図であって、車両1の車体5の後部に形成したド
ア開口部10に2枚のドア20、40が装備される。第
1のドア20は、幅寸法が大きなドアであって、ヒンジ
22を介してドア開口部10の左側(車体を後方から見
て)の車体側に支持される。第1のドア20は、スペア
タイヤ15等を支持する。第2のドア40は、幅寸法が
第1のドア20に比べて小さなドアであって、ヒンジ4
2を介してドア開口部10の右側の車体側に支持され
る。したがって、第1のドア20と第2のドア40は、
いわゆる観音開き構造となる。観音開き構造の第1のド
ア20と第2のドア40の重ね合せ部には、ドアの開閉
を保証するとともに、ドアを閉じたときの密閉作用を有
するオープニングシールが配設される。
【0003】図3は図1のB−B断面に相当する従来の
オープニングシール構造を示すもので、第1のドア20
のフレーム24の窓部に対してガラス26が樹脂モール
ディング28を介して固着される。第2のドア40のフ
レーム44の窓部に対して、ガラス48が樹脂モールデ
ィング50を介して固着される。第1のドア20のフレ
ーム24と、第2のドア40のフレーム44との接合部
には、ドアの開閉に必要なオープニングとなるギャップ
Gを覆うオープニングシールが配設される。従来のオー
プニングシールは、軟質材料で作られた第1のウエザス
トリップ60を備え、両面接着テープ62より第2のド
ア40のフレーム44の内面側に接着されていた。第1
のウエザストリップ60の先端のリップ部61は、第1
のドア20のフレーム24の内面側に圧接され、オープ
ニングシールを構成していた。また、第2のドア40の
フレーム44にエクステンションパネル46を設け、こ
のエクステンションパネル46に第2のウエザストリッ
プ70を設けてシール性と外観の向上を図っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のドアのフレーム構造にあっては、第2のウエザ
ストリップ70のリップ部70Aが第1のドア20のフ
レーム24に押圧されたときに、シール圧の反力により
第2のドア40のエクステンションパネル46が矢印D
方向の力を受ける。この力によりエクステンションパネ
ル46に曲げ応力が作用し、エクステンションパネル4
6の剛性が不足するとシール圧が不足し、シール性を阻
害する問題があった。エクステンションパネル46の剛
性を向上する為に板厚を増加すると、重量増を招く原因
となり好ましくない。観音開き構造のドアのシール性の
向上に関する技術は、例えば、特開昭57ー41209
号公報、実開昭61−78017号公報、実開昭62−
185129号公報に開示されている。本考案は、観音
開き構造のドアのオープニングの外側と内側に配設する
第1及び第2のウエザストリップを支持する剛性の高い
ドアのフレーム構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のドアフレーム
は、観音開きを構成する第1のドアのフレームに第1の
ウエザストリップをとりつけ、第1のウエザストリップ
のリップ部は第2のドアのフレームに外側から押圧され
る。第2のドアのフレームは第1のクローズ断面と、一
端にトリムカバーの取付け部を有すると共に、第1のド
アのフレーム側へ延長されるエクステンションパネルを
有し、このエクステンションパネルは先端に第2のウエ
ザストリップを取り付ける。さらに、エクステンション
パネルにパッチ部材を固着して第2のクローズ断面を構
成し、トリムカバーの他端をパッチ部材に取り付ける構
成を具備する。
【0006】
【作用】第1のドアと第2のドアを閉鎖したときに、第
2のウエザストリップのシール圧による応力1枚構成
のエクステンションパネルに作用するが、パッチ部材に
より形成する第2のクローズ断面の剛性により変形が防
止されるとともに、パッチ部材はトリムカバーの取付け
部材を兼ね、構成部品の簡素化を図る。
【0007】
【実施例】図2は本考案の実施例に係るものであって、
図1のB−B断面を示す。第1のドア20のフレーム2
4に対してモジュールガラス26が固着されることは、
図3に示した従来の構造と同様である。ガラス26は、
ガラス26の周縁部に一体に成形された樹脂モールディ
ング30とともに接着剤29により第1のドア20のフ
レーム24に固着される。第2のドア40も同様に、第
2のドア40のフレーム44に対して、モジュールガラ
ス48がガラス48の周縁部に一体に成形された樹脂モ
ールディング52とともに接着剤49により固着され
る。第1のドア20側に固着される第1のウエザストリ
ップ65は、フレーム24の折曲部24Aと樹脂モール
ディング30の間に挾まれる取付部65Aと、第2のド
ア40側へ延在してギャップGを覆うリップ部65Bと
を有する。第1のウエザストリップ65の取付部65A
は、モジュールガラス26をフレーム24に接着剤29
により接着する際に、ガラス26の周縁部に嵌装された
樹脂モールディング30と、フレーム24の折曲部24
Aとの間で挾持、固定される。第1のドア20と第2の
ドア40を閉じると、第1のウエザストリップ65のリ
ップ65Bは、第2のドア40側の樹脂モールディング
52の外面に圧接されて、シールを達成する。
【0008】第1のウエザストリップ65は、ギャップ
Gを外側から密封するように配設されるので、外方から
の外力に対して耐久性が高い。更に、リップ部65B
は、第2のドア40の樹脂製のモールディング52の表
面に圧接されるので、金属部材に圧接される場合に比べ
て、劣化も少ない。第2のドア40のフレーム44は、
中央部分に箱形の第1のクローズ断面44Aを形成する
とともに、一端にはプラスチック製のトリムカバー80
の脚部80Aを係合させる取付部44Bを有する。取付
部44Bの反対側端部は、第1のドア20フレーム24
の折曲部24Aに対向する折曲部44Cが形成される。
フレーム44の第1のクローズ断面44Aの形成部分の
内側には、第1のドア20のフレーム24側へ延びるエ
クステンションパネル47が設けられる。
【0009】エクステンションパネル47の先端部には
第2のウエザストリップ70が取付部70Bを介してと
りつけられる。さらに、エクステンションパネル47に
パッチ部材47Bを固着する。パッチ部材47Bは断面
略L字型をなす部材であって、一枚仕立てのエクステン
ションパネル47のトリムカバー80側に取り付けて、
箱型の第2のクローズ断面部47Aを形成する。パッチ
部材47Bには穴を穿孔して、トリムカバー80の他端
をプラスチック製のクリップ82を用いて固着する。こ
の観音型ドアは閉鎖時に、第2のウエザストリップ70
のリップ部70Aが、第1のドアのフレーム24のボッ
クス部24Bに押圧されてシールを達成する。このシー
ル圧を受けると、エクステンションパネル47とフレー
ム24の間隔を開く方向の力が作用するが、エクステン
ションパネル47は圧力を受ける部分にパッチ部材によ
り構成する第2のクローズ断面47Aを設けて剛性を高
めているので、無用な変形を生ずることがない。第1の
ドアのフレーム24側にもクローズ断面24Bを設けて
あるのでシール圧による変形は防止される。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上のように、観音開き構造を
有する第1のドアと第2のドアの窓部のフレーム構造に
あって、ドアのオープニングの外側に第1のウエザスト
リップを配設するとともに、オープニングの内側に第2
のウエザストリップを配設してシール性と外観の向上を
図ることができる。第1のドアのフレームは、第1のウ
エザストリップを支持し、第1のウエザストリップのリ
ップ部は第2のドアのフレームに外側から押圧されてシ
ールする。第2のドアのフレームはエクステンションパ
ネルを有し、エクステンションパネルの先端で第2のウ
エザストリップを支持する。第2のウエザストリップの
リップ部は第1のドアのフレームに押圧されてシール圧
が発生する。エクステンションパネルにはシール圧の反
力が作用するが、エクステンションパネルにパッチ部材
による第2のクローズ断面を設けて剛性を向上させてい
るので、1枚構成のエクステンションパネルであっても
変形が防止され、確実なシール構造を形成するまた、
第2のクローズ断面を設けるためのパッチ部材による
量増はドア全体の重量に影響を及ぼすことはない。さら
に、パッチ部材はトリムカバーの取付け部材に兼用され
るので、構成部品点数を減少出来ると共に、トリムカバ
ーの取付け部分が露出することが無いので、雨水の車体
内部への進入による損傷が防止できる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施する車両の斜視図。
【図2】 本考案の実施例を示す図1のB−B断面図。
【図3】 従来の構造を示す断面図。
【符号の説明】
20 第1のドア 24 フレーム 26 ガラス 29 接着剤 30 樹脂モールディング 40 第2のドア 44 フレーム 47 エクステンションパネル 47A クローズ断面 48 ガラス 49 接着剤 52 樹脂モールディング 65 第1のウエザストリップ 70 第2のウエザストリップ 80 トリムカバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のドア開口部の一側部にヒンジを介
    して支持される第1のドアと、ドア開口部の他側部にヒ
    ンジを介して支持される第2のドアの重ね合せ部のド
    アのフレーム構造であって、 第1のドアのフレームは第2のドアのフレームに外側か
    ら押圧される第1のウエザストリップを支持し、 第2のドアのフレームは一端に形成するトリムカバーの
    取付け部と、第1のクローズ断面と、第1のドアのフレ
    ーム側へ延長されるエクステンションパネルを有し、 エクステンションパネルは延長部の先端に取り付ける第
    2のウエザストリップと、トリムカバー側に配設するパ
    ッチ部材を備え、 パッチ部材はエクステンションパネルに固着されて第2
    のクローズ断面を形成すると共に、トリムカバーの取付
    け部材と なるドアのフレーム構造。
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