JP3041319B2 - 自動車用ウインドモールディング - Google Patents

自動車用ウインドモールディング

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JP3041319B2
JP3041319B2 JP4187414A JP18741492A JP3041319B2 JP 3041319 B2 JP3041319 B2 JP 3041319B2 JP 4187414 A JP4187414 A JP 4187414A JP 18741492 A JP18741492 A JP 18741492A JP 3041319 B2 JP3041319 B2 JP 3041319B2
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window glass
rear window
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decorative
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幸彦 矢田
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のリヤウインド
ガラスの周縁部と、これを嵌め込むための車体側開口と
で形成される隙間に装着されて、当該部分のシールと装
飾とを行うための自動車用ウインドモールディングに関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤウインドガラスのロア部に
おいては、トランクパネルが上方に開く構造になってい
るために、このリヤウインドガラスの周縁に装着される
従来のモールディングは、リヤウインドガラスのアッパ
ー部から両サイド部にかけて装着される第1のモールデ
ィングと、そのロア部に装着される第2のモールディン
グとの二種類で構成されていた。
【0003】上記第1のモールディングは、リヤウイン
ドガラスの周縁に挟着される構造であって、その装飾部
の一端部はルーフパネルに弾接している。しかし、リヤ
ウインドガラスGのロア部に装着される第2のモールデ
ィングM’は、図4に示されるように、広い幅を有して
前記リヤウインドガラスGとロアパネル1に接着されて
いて、こりによりリヤウインドガラスGの周縁部、及び
この周辺部分を覆い隠している。このため、以下のよう
な諸欠点があった。 (1)異なる断面形状を有する二つの部分によってモール
ディングM’が構成されているために、両者のジョイン
ト部が二箇所となり(このジョイント部は、通常リヤウ
インドガラスのロア部の両側に設けられる)、これが自
動車の外観を悪くしていた。 (2)二種類のモールディングの断面形状は大きく異なる
ので、そのジョイント部において、大きな段差、隙間な
どが生じ、この部分にゴミが溜まったり、走行時の空気
流の流れの急変によって異音が発生する原因となる。 (3)断面形状の大きく異なる二種類のモールディングを
成型する必要があるので、それぞれを成形するための金
型、設備などが必要となって、投資額が大きくなる。 (4)ジョイント部が二箇所あり、しかも二種類のモール
ディングの断面形状が大きく異なっているので、自動車
の窓枠部分への組付け工数も多くなる。 (5)また、図4に示されるモールディングM’では、カ
バー部30が本体部分から延設されているので、これが
トランクパネル31の開閉の邪魔となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単一のモー
ルディングによってリヤウインドガラスの全周を装飾す
ることにより従来のモールディングの有している上記各
不具合を一掃すること、さらには、雨水の排出促進によ
る視野の向上、及び、トランクパネルの良好な開閉動作
を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、リヤウインド
ガラスの周縁部と車体側開口とで形成される隙間に装着
される自動車用ウインドモールディングであって、前記
リヤウインドガラスの外周縁全周に沿うように形成され
た支柱部と、前記支柱部の上端に形成され前記リヤウイ
ンドガラスの外周縁全周の室外側を覆う装飾部と、前記
支柱部の下端に形成され前記リヤウインドガラスの外周
縁全周の室内側を覆う挟着部と、前記支柱部の外側面に
形成され少なくとも前記リヤウインドガラスのサイド部
に対応する部位において外方へ突出する弾性シール部と
を有してなり、前記支柱部、装飾部、挟着部及び弾性シ
ール部が一体をなして前記ウインドモールディングを構
成し、前記リヤウインドガラスは前記装飾部、支柱部及
び挟着部によって形成されるコ字状空間に挟持され、
記ウインドモールディングが前記隙間に装着されたと
き、前記弾性シール部が前記車体側開口との間で凹溝を
形成するようになっている自動車用ウインドモールディ
ングにより前記課題を解決した。
【0006】
【作用】本発明のモールディングは、単一の金型で成形
され、全周に亘って一体をなしている。従って、モール
ディングのジョイント部は一箇所で済む。
【0007】モールディングがリヤウインドガラスと車
体側開口とで形成される隙間に装着されると、支柱部の
外側面に形成された弾性シール部は、車体側開口に弾接
してその間で凹溝を形成する。凹溝は、リヤウインドガ
ラス上へ流れ込もうとする雨水を捕捉し、リヤウインド
ガラスの視野の向上に寄与する。
【0008】なお、雨水の流れ込み防止のためには、弾
性シール部をリヤウインドガラスのアッパー部にも形成
することが望ましい。
【0009】また、本発明では、リヤウインドガラスの
ロアー部において、装飾部と一体に形成されロアパネル
に弾接するカバー部を有する自動車用ウインドモールデ
ィングを提供する。
【0010】カバー部はロアパネルに弾接し、リヤウイ
ンドガラスの支柱部及びこの周辺部分を覆い隠す。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づき、本発明を更に詳細に
説明する。
【0012】図1は、自動車Cを後方から見た斜視図で
あり、図2は、図1におけるX−X線拡大断面図であ
り、図3は、モールディングMの斜視図である。
【0013】リヤウインドガラスGは、ルーフパネル2
及びロアパネル1で形成される車体側開口に嵌め込ま
れ、モールディングMは、このリヤウインドガラスGの
周縁部と、ルーフパネル2及びロアパネル1とで形成さ
れる隙間に無端状となって装着される。モールディング
Mは一箇所においてジョイント部(図示せず)を有す
る。ジョイント部は、リヤウインドガラスGのアッパー
部Uの中央部位又はロア部Lの中央部位に設けることが
好ましい。ジョイント部では、モールディング本体の両
端部が接着又は別部材で固着される。
【0014】モールディングMのモールディング本体1
0は、支柱部12と、この支柱部12の上端に形成され
た装飾部11と、この支柱部12の下端に内側に向かっ
て設けられた挟着部14とを有してなる。装飾部11は
リヤウインドガラスGの室外側を覆う。着部14はリ
ヤウインドガラスGの室内側を覆う。支柱部12には、
補強用の薄金属板15が埋設されている。リヤウインド
ガラスGは、装飾部11、支柱部12及び挟着部14に
よって形成されるコ字状空間に挟持されている。
【0015】モールディング本体10は、リヤウインド
ガラスGのアッパー部U及び両サイド部Sのみにおい
て、弾性シール部20を有する。シール部20は、リヤ
ウインドガラスGのロア部Lには設けられていない。シ
ール部20は、支柱部12の下端からルーフパネル2に
向って延設されている。なお、このシール部20は、支
柱部12の中央部位からルーフパネル2に向って延設し
てもよい。モールディングM及びリヤウインドガラスG
が車体側開口に嵌め込まれたとき、図2に示されるよう
に、シール部20は、ルーフパネル2の壁面に弾接す
る。そして、アッパー部U及び両サイド部Sにおいて、
凹溝21が形成される。
【0016】装飾部11は、シール部20が形成される
部分、すなわち、リヤウインドガラスGのアッパー部U
及び両サイド部Sには設けられていない。従って、雨天
時において、ルーフパネル2から流れ落ちる雨水は凹溝
21に捕捉され、リヤウインドガラスGには達しない。
これにより、雨天時におけるリヤウインドガラスGの視
野が良好に保たれる。
【0017】モールディング本体10は、さらに、リヤ
ウインドガラスGのロア部Lにおいてのみ、カバー部2
2を有する。カバー部22は装飾部11からロアパネル
1に向って延設されている。モールディングM及びリヤ
ウインドガラスGが車体側開口に嵌め込まれたとき、図
2に示されるように、カバー部22は、ロアパネル1の
表面に弾接する。トランクパネル23はモールディング
Mと干渉することがない。また、カバー部22を装飾部
11から延設する構造となっており、モールディング本
体10の支柱部12等は覆い隠される。
【0018】なお、図2及び図3において、24はリヤ
ウインドガラスGをロアパネル1及びルーフパネル2に
固定している接着剤を示し、25はこの接着剤6の流失
を防止するためのダムラバーを示す。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るモールディングは、以上の
構成であるので、次の顕著な効果を奏する。 (1)モールディング本体は単一の金型で成形されて一体
をなす。ジョイント部は一箇所である。従って、従来の
ように2つの部品から構成するものに比して、大きな段
差や隙間を生じることがない。これにより、外観の良好
なモールディングを得ることができる。 (2)単一の金型で成形されるため、金型及び関連する設
備が少なくて済み、モールディング成形のための投資費
用を少なくすることができる。更に、ジョイント部が一
つであるために、自動車の窓枠部分への組付け工数も少
なくなる。 (3)モールディングがリヤウインドガラスと車体側開口
とで形成される隙間に装着されると、モールディングと
車体側開口との間で凹溝が形成される。凹溝は、リヤウ
インドガラスに流れ込もうとする雨水を捕捉する。これ
により、リヤウインドガラスの視野が向上する。
【0020】請求項2の発明では、リヤウインドガラス
の視野の向上の効果が顕著である。
【0021】請求項3の発明では、カバー部がモールデ
ィング本体の支柱部等を覆い隠す。カバー部は装飾部か
ら延設され、且つ、ロアパネルに弾接しているので、ト
ランクパネルと干渉することなく、しかも、トランクパ
ネルとの隙間を狭小に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車を後方から見た斜視図である。
【図2】図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】本発明によるモールディングの部分拡大斜視図
である。
【図4】従来のモールディングを装着したリヤウインド
ガラスのロア部の断面図である。
【符号の説明】
G リヤウインドガラス L ロア部 M モールディング S サイド部 U アッパー部 1 ロアパネル 2 ルーフパネル 10 モールディング本体 11 装飾部 12 支柱部 14 狭着部 20 弾性シール部 21 凹溝 22 カバー部 23 トランクパネル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤウインドガラスの周縁部と車体側開
    口とで形成される隙間に装着される自動車用ウインドモ
    ールディングであって、 前記リヤウインドガラスの外周縁全周に沿うように形成
    された支柱部と、 前記支柱部の上端に形成され前記リヤウインドガラスの
    外周縁全周の室外側を覆う装飾部と、 前記支柱部の下端に形成され前記リヤウインドガラスの
    外周縁全周の室内側を覆う挟着部と、 前記支柱部の外側面に形成され少なくとも前記リヤウイ
    ンドガラスのサイド部に対応する部位において外方へ突
    出する弾性シール部とを有してなり、前記支柱部、装飾部、挟着部及び弾性シール部が一体を
    なして前記ウインドモールディングを構成し、 前記リヤウインドガラスは前記装飾部、支柱部及び挟着
    部によって形成されるコ字状空間に挟持され、 前記ウインドモールディングが前記隙間に装着されたと
    き、前記弾性シール部が前記車体側開口との間で凹溝を
    形成することを特徴とする、 自動車用ウインドモールディング。
  2. 【請求項2】 前記弾性シール部は前記リヤウインドガ
    ラスのアッパー部にも形成されている、請求項1記載の
    自動車用ウインドモールディング。
  3. 【請求項3】 前記リヤウインドガラスのロアー部おい
    て、前記装飾部と一体に形成されロアパネルに弾接する
    カバー部を有する、請求項1又は2記載の自動車用ウイ
    ンドモールディング。
JP4187414A 1991-06-24 1992-06-23 自動車用ウインドモールディング Expired - Lifetime JP3041319B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/719834 1991-06-24
US07/719,834 US5149168A (en) 1990-06-25 1991-06-24 Window molding for automobile

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JPH05185836A JPH05185836A (ja) 1993-07-27
JP3041319B2 true JP3041319B2 (ja) 2000-05-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3326391B2 (ja) 1998-07-31 2002-09-24 鬼怒川ゴム工業株式会社 自動車用ウィンドモール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0719868Y2 (ja) * 1988-08-25 1995-05-10 加藤発条株式会社 窓ガラス周縁のモール取付構造

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