JP3987249B2 - ドアウエザーストリップの取付構造 - Google Patents
ドアウエザーストリップの取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3987249B2 JP3987249B2 JP28331499A JP28331499A JP3987249B2 JP 3987249 B2 JP3987249 B2 JP 3987249B2 JP 28331499 A JP28331499 A JP 28331499A JP 28331499 A JP28331499 A JP 28331499A JP 3987249 B2 JP3987249 B2 JP 3987249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- door weather
- door
- mounting structure
- mounting surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車ドアのドアフレーム周りに取付けられるドアウエザーストリップの取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図４及び図５に示す如く、従来は自動車のドアフレーム２の外周縁２ａにドアウエザーストリップ１０はその基部１０ａをリテーナ１１を介し固定され、ドア閉時には該ドアウエザーストリップ１０の中空シール部１０ｂが車体のドア開口縁４に弾接される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のドアウエザーストリップ１０の取付構造では、車外側から矢印の如く浸入した水Ｗがドアフレーム２の端縁２ｃとドアウエザーストリップ１０との間に溜まり易く錆の発生等の不具合を生じた。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、ドアフレームの内側に浸入した水を効果的に排水して錆等の防止を図ったドアウエザーストリップの取付構造を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の構成は、図１〜図３に示すように、ドアフレーム２の外周縁２ａにドアウエザーストリップ１の基部１ａを固定して成る取付構造において、上記外周縁２ａの車外側端縁に沿い排水溝５を凹設すると共に、該外周縁２ａの車内側の取付面２ｂと上記基部１ａとをクリップ３により固定し、該クリップ３よりも車外側の取付面２ｂに、高発泡のスポンジ層又は両面テープ８を介在させて該取付面２ｂとドアウエザーストリップ１の基部１ａとをシールして成ることを特徴とするドアウエザーストリップの取付構造であり、
また、外周縁２ａの排水溝５と取付面２ｂとの境の角部９の曲率が、可能な限り小さく形成されたドアウエザーストリップの取付構造である。
【０００５】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図１において、１は図４に示す自動車のルーフ部のドアウエザーストリップで、基部１ａがドアフレーム２の外周縁２ａの平坦な取付面２ｂにクリップ３で固定され、ドア閉時には中空シール部１ｂが車体のドア開口縁４に弾接される。
【０００６】
また、上記ドアフレーム２の外周縁２ａには、車外側端縁に沿い排水溝５が凹設されている。従って、ドア閉時に車外側から雨水等Ｗが矢印の如くドアフレーム２の端縁２ｃとドアウエザーストリップ１との間を通り浸入しても、そこに留まることなく上記排水溝５に入った後車の前後方向を伝って流れ車外に容易に排出される。
雨水等Ｗを排出させる出口部分の構成は、例えば図２及び図３（ａ）、（ｂ）に示す如くドアウエザーストリップ１のコーナー部において、ドアフレーム２に排水溝５が途切れた端末部５ａを形成し、またドアウエザーストリップ１には車外側の背面部のくぼみを埋める如く壁部６をドアフレーム２の端縁２ｃに接するように設けると共に、壁部６の手前側に小リップ７ａを切り欠いた排水口７を形成する。つまり、雨水等Ｗは排水溝５の端末部５ａから溢流したのち壁部６で堰止められて排水口７から車外に抜け出るようになっている。
【０００７】
また、図１に示す如く上記基部１ａと取付面２ｂとは上記の如くクリップ３で固定されるが、雨水等Ｗの排水溝５からの車内への浸入を防ぐために基部１ａと取付面２ｂとを高発泡のスポンジ層又は両面テープ８によりシールされる。その場合、高発泡のスポンジ層又は両面テープ８は、クリップ３を取付け易くするために図示の如くクリップ３よりも車外側の取付面２ｂに設けるのが望ましい。なお高発泡のスポンジ層は、通常の比重である０．４〜０．７より高発泡の０．１〜０．３程度のスポンジ層を貼り付けるか、或いは本体と一体成形してもよい。
【０００８】
また、外周縁２ａの排水溝５と取付面２ｂとの境の角部９の曲率を可能な限り小さく形成し即ち鋭角状にして、浸入水が取付面２ｂ側に容易に溢流するのを防止することで排水溝５による排水効率を向上できる。
【０００９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のドアウエザーストリップの取付構造は、ドアフレームの外周縁の車外側端縁に沿い排水溝を凹設することで、ドアフレームの内側に浸入した水を効果的に排水できるため従来の如くドアフレームの内側に浸水が溜まり錆等が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図４のＡ−Ａ線に沿う位置での本発明のドアウエザーストリップの取付構造の断面図である。
【図２】本発明のコーナー部を示す斜視図である。
【図３】（ａ）は図２のＢ−Ｂ線に沿う断面図であり、
（ｂ）は図２のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図４】自動車の側面図である。
【図５】従来のドアウエザーストリップの取付構造の図１に相当する断面図である。
【符号の説明】
１ ドアウエザーストリップ
１ａ 基部
２ ドアフレーム
２ａ 外周縁
２ｂ 取付面
３ クリップ
５ 排水溝
６ 壁部
７ 排水口
８ 高発泡のスポンジ層又は両面テープ
９ 角部
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車ドアのドアフレーム周りに取付けられるドアウエザーストリップの取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図４及び図５に示す如く、従来は自動車のドアフレーム２の外周縁２ａにドアウエザーストリップ１０はその基部１０ａをリテーナ１１を介し固定され、ドア閉時には該ドアウエザーストリップ１０の中空シール部１０ｂが車体のドア開口縁４に弾接される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のドアウエザーストリップ１０の取付構造では、車外側から矢印の如く浸入した水Ｗがドアフレーム２の端縁２ｃとドアウエザーストリップ１０との間に溜まり易く錆の発生等の不具合を生じた。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、ドアフレームの内側に浸入した水を効果的に排水して錆等の防止を図ったドアウエザーストリップの取付構造を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の構成は、図１〜図３に示すように、ドアフレーム２の外周縁２ａにドアウエザーストリップ１の基部１ａを固定して成る取付構造において、上記外周縁２ａの車外側端縁に沿い排水溝５を凹設すると共に、該外周縁２ａの車内側の取付面２ｂと上記基部１ａとをクリップ３により固定し、該クリップ３よりも車外側の取付面２ｂに、高発泡のスポンジ層又は両面テープ８を介在させて該取付面２ｂとドアウエザーストリップ１の基部１ａとをシールして成ることを特徴とするドアウエザーストリップの取付構造であり、
また、外周縁２ａの排水溝５と取付面２ｂとの境の角部９の曲率が、可能な限り小さく形成されたドアウエザーストリップの取付構造である。
【０００５】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図１において、１は図４に示す自動車のルーフ部のドアウエザーストリップで、基部１ａがドアフレーム２の外周縁２ａの平坦な取付面２ｂにクリップ３で固定され、ドア閉時には中空シール部１ｂが車体のドア開口縁４に弾接される。
【０００６】
また、上記ドアフレーム２の外周縁２ａには、車外側端縁に沿い排水溝５が凹設されている。従って、ドア閉時に車外側から雨水等Ｗが矢印の如くドアフレーム２の端縁２ｃとドアウエザーストリップ１との間を通り浸入しても、そこに留まることなく上記排水溝５に入った後車の前後方向を伝って流れ車外に容易に排出される。
雨水等Ｗを排出させる出口部分の構成は、例えば図２及び図３（ａ）、（ｂ）に示す如くドアウエザーストリップ１のコーナー部において、ドアフレーム２に排水溝５が途切れた端末部５ａを形成し、またドアウエザーストリップ１には車外側の背面部のくぼみを埋める如く壁部６をドアフレーム２の端縁２ｃに接するように設けると共に、壁部６の手前側に小リップ７ａを切り欠いた排水口７を形成する。つまり、雨水等Ｗは排水溝５の端末部５ａから溢流したのち壁部６で堰止められて排水口７から車外に抜け出るようになっている。
【０００７】
また、図１に示す如く上記基部１ａと取付面２ｂとは上記の如くクリップ３で固定されるが、雨水等Ｗの排水溝５からの車内への浸入を防ぐために基部１ａと取付面２ｂとを高発泡のスポンジ層又は両面テープ８によりシールされる。その場合、高発泡のスポンジ層又は両面テープ８は、クリップ３を取付け易くするために図示の如くクリップ３よりも車外側の取付面２ｂに設けるのが望ましい。なお高発泡のスポンジ層は、通常の比重である０．４〜０．７より高発泡の０．１〜０．３程度のスポンジ層を貼り付けるか、或いは本体と一体成形してもよい。
【０００８】
また、外周縁２ａの排水溝５と取付面２ｂとの境の角部９の曲率を可能な限り小さく形成し即ち鋭角状にして、浸入水が取付面２ｂ側に容易に溢流するのを防止することで排水溝５による排水効率を向上できる。
【０００９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のドアウエザーストリップの取付構造は、ドアフレームの外周縁の車外側端縁に沿い排水溝を凹設することで、ドアフレームの内側に浸入した水を効果的に排水できるため従来の如くドアフレームの内側に浸水が溜まり錆等が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図４のＡ−Ａ線に沿う位置での本発明のドアウエザーストリップの取付構造の断面図である。
【図２】本発明のコーナー部を示す斜視図である。
【図３】（ａ）は図２のＢ−Ｂ線に沿う断面図であり、
（ｂ）は図２のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図４】自動車の側面図である。
【図５】従来のドアウエザーストリップの取付構造の図１に相当する断面図である。
【符号の説明】
１ ドアウエザーストリップ
１ａ 基部
２ ドアフレーム
２ａ 外周縁
２ｂ 取付面
３ クリップ
５ 排水溝
６ 壁部
７ 排水口
８ 高発泡のスポンジ層又は両面テープ
９ 角部
Claims (2)
- ドアフレームの外周縁にドアウエザーストリップの基部を固定して成る取付構造において、上記外周縁の車外側端縁に沿い排水溝を凹設すると共に、該外周縁の車内側の取付面と上記基部とをクリップにより固定し、該クリップよりも車外側の取付面に、高発泡のスポンジ層又は両面テープを介在させて該取付面とドアウエザーストリップの基部とをシールして成ることを特徴とするドアウエザーストリップの取付構造。
- 請求項１記載の、外周縁の排水溝と取付面との境の角部の曲率が、可能な限り小さく形成されたことを特徴とするドアウエザーストリップの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28331499A JP3987249B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | ドアウエザーストリップの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28331499A JP3987249B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | ドアウエザーストリップの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001063381A JP2001063381A (ja) | 2001-03-13 |
| JP3987249B2 true JP3987249B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=17663867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28331499A Expired - Lifetime JP3987249B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | ドアウエザーストリップの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3987249B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6386619B1 (en) * | 1999-08-24 | 2002-05-14 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Retainerless weather strip |
| US7992875B2 (en) | 2007-04-27 | 2011-08-09 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Weather strip and method for manufacturing the same |
| JP6942003B2 (ja) * | 2017-08-10 | 2021-09-29 | 西川ゴム工業株式会社 | ウエザーストリップの取付構造 |
| JP7303141B2 (ja) * | 2020-03-13 | 2023-07-04 | 豊田合成株式会社 | ドアウェザストリップ |
-
1999
- 1999-08-27 JP JP28331499A patent/JP3987249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001063381A (ja) | 2001-03-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0483758B1 (en) | Weather strip | |
| GB2170848A (en) | Sealing strip | |
| US6640499B2 (en) | Door weather strip structure | |
| JP3987249B2 (ja) | ドアウエザーストリップの取付構造 | |
| JP3800021B2 (ja) | ウエザーストリップ | |
| JP3032978B1 (ja) | ウェザストリップ | |
| JP2007015518A (ja) | ウェザーストリップ | |
| JPH10324161A (ja) | ウェザーストリップの位置決め構造 | |
| JP2002002306A (ja) | サブシールウエザーストリップの取付構造 | |
| JP3032977B1 (ja) | ウェザストリップ | |
| JP3249199B2 (ja) | オープンカーのシール構造 | |
| JPH0624261Y2 (ja) | 自動車用ウェザストリップの水抜き構造 | |
| JPH057843Y2 (ja) | ||
| KR200309745Y1 (ko) | 자동차 도어용 웨더스트립 | |
| JPS6348462Y2 (ja) | ||
| JPH0356102Y2 (ja) | ||
| JPS6144544Y2 (ja) | ||
| JP2599153Y2 (ja) | ウエザストリップ | |
| JPH021693B2 (ja) | ||
| KR200190136Y1 (ko) | 자동차의 테일 게이트 글래스 웨더 스트립(tail gate glass weather strip of automobile) | |
| JPH0514890Y2 (ja) | ||
| JPH0325028A (ja) | 車両のサンルーフ装置 | |
| JP2527762Y2 (ja) | 自動車のシール構造 | |
| JP2001171361A (ja) | ドアウェザーストリップのシール構造 | |
| JP2525210Y2 (ja) | シャッタ−扉用案内レ−ル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041105 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041105 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041105 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070614 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070710 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070712 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720 Year of fee payment: 3 |