JPH0624261Y2 - 自動車用ウェザストリップの水抜き構造 - Google Patents

自動車用ウェザストリップの水抜き構造

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JPH0624261Y2
JPH0624261Y2 JP1988092125U JP9212588U JPH0624261Y2 JP H0624261 Y2 JPH0624261 Y2 JP H0624261Y2 JP 1988092125 U JP1988092125 U JP 1988092125U JP 9212588 U JP9212588 U JP 9212588U JP H0624261 Y2 JPH0624261 Y2 JP H0624261Y2
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JP
Japan
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weather strip
water
opening edge
void
drainage hole
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JP1988092125U
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二郎 関
正美 芝
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ウェザストリップの内部に浸入した水を円
滑に排水させることにより、水がウィンド開口の開口縁
とこのウェザストリップとの間の空隙に滞留しないよう
にした自動車用ウェザストリップの水抜き構造に関す
る。
(従来の技術) 上記水抜き構造には、例えば、実公昭57−19287
号公報で示されるものがある。
これによれば、ウィンド開口の開口縁と、ウィンドガラ
スの端部との間にウェザストリップが介在しており、上
記開口縁のうち下部開口縁に対応する下部ウェザストリ
ップの上面側には上記ウィンドガラスの下端を嵌入させ
るガラス嵌入溝が形成されている。また、上記下部開口
縁の外面と下部ウェザストリップの上下中途部内面との
間にはこの下部ウェザストリップに沿って延びる空隙が
形成されている。
上記下部ウェザストリップには、ガラス嵌入溝から空隙
に通じる第1水抜き孔が形成されると共に、同上空隙か
ら車外に通じる第2水抜き孔が形成されている。そし
て、上記ガラス嵌入溝に浸入した雨等の水は上記第1水
抜き孔と第2水抜き孔とを順次通って車外に排水され
る。
上記構成において、開口縁のうち上部開口縁と側部開口
縁とに対応する上部、側部ウェザストリップの内部に雨
水が浸入した時には、この水のほとんどは側部ウェザス
トリップの内面と伝って流下する。従って、従来、この
水をできるだけ円滑に排水させようとして、上記下部ウ
ェザストリップの長手方向の端部近傍に前記第1水抜き
孔と第2水抜き孔とを形成したものがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記構成において、ガラス嵌入溝内の水が第
1水抜き孔と第2水抜き孔とを通って排水されようとす
るとき、その一部が空隙を通ってこの空隙の長手方向中
央部(以下、これを単に中央部という)にまで達するこ
とがある。ここで、この空隙を形成している下部開口縁
と下部ウェザストリップの各中央部は、通常、ほぼ水平
に延びているため、ここに達した水は一旦滞留すること
となる。しかし、これはこの下部開口縁を発錆させる原
因となり好ましくない。
しかも、上記水には、通常、微細な砂等の硬質物が混入
しているため、上記のように水が滞留すると、この部分
で上記硬質物が下部開口縁の外面と下部ウェザストリッ
プの下端との接合面間に沈着する。そして、この状態で
車体の振動により上記接合面同士が微小に摺動を繰り返
すと、上記硬質物が下部開口縁の外面の塗膜を摺り減ら
すことになり、つまり、前記発錆を助長するという不都
合を生じる。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、ウェザストリップの内面を伝う水が下部開口縁とこ
れに対応するウェザストリップとの間の空隙を通ってこ
の空隙の中央部に流れようとするとき、これを直ちに車
外に排水させ、もって、下部開口縁の中央部における発
錆を効果的に防止することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところ
は、第1水抜き孔から第2水抜き孔に向って流れる水の
一部が空隙を通ってこの空隙の中央部に流れようとする
とき、これを阻止するように、上記空隙を閉じる仕切体
を設けた点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
下部ウェザストリップ8aのガラス嵌入溝1っに浸入し
た水は、まず、第1水抜き孔15を通って空隙13に達
し、更に、そこから、第2水抜き孔17を通って車外に
排水される。
上記の場合、空隙13に達した水の一部はこの空隙13
の中央部に向って流れようとすることがある。しかし、
この水は、空隙13を閉じる仕切体19により、それ以
上にこの空隙13の中央部に向って流れようとすること
は阻止される。
しかも、この場合、上記仕切体19は上記第1水抜き孔
15や第2水抜き孔17に近接した位置に設けられてい
る。このため、第1水抜き孔15を通り空隙13に達し
た水がこの空隙13の中央部に向って流れようとするこ
とは仕切体19により直ちに阻止され、かつ、この水は
直ちに第2水抜き孔17を通って車外に排水されること
となる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動車の車体で、この車体1の後
面にはドア開口2が形成され、このドア開口2を閉じる
バックドア3が設けられる。このバックドア3は左右一
対のヒンジ4,4により上記ドア開口2の上部開口縁に
上下回動自在に枢支されており、その上下回動でドア開
口2を開閉するようになっている。
上記バックドア3の上部にはウィンド開口6が形成され
ると共に、このウィンド開口6を閉じるウィンドガラス
7が設けられる。また、上記ウィンド開口6の開口縁と
ウィンドガラス7の端部との間をシールするようにこれ
ら両者間にゴム製など弾性のウェザストリップ8が介在
している。その他、9はリヤクォータウィンドである。
第1図において、上記ウェザストリップ8はウィンド開
口6に形成されたフランジ10にその全周にわたり嵌め
付けられており、また、ウェザストリップ8の内周面に
全周にわたり形成されたガラス嵌入溝11に上記ウィン
ドガラス7の端部が嵌入している。更に、同上ウェザス
トリップ8がウィンド開口6の開口縁に対向する面には
このウェザストリップ8に沿ってほぼ平行に並ぶ一対の
リップ12,12が一体成形されており、これら両リッ
プ12,12はウィンド開口6の開口縁に弾性的に接合
している。また、この場合、両リップ12,12の間に
は同上ウェザストリップ8に沿って延びる空隙13が形
成されている。
第1図と第3図において、上記ウィンド開口6の下部開
口縁6aに対応するウェザストリップ8の下部ウェザス
トリップ8aには、これに形成されたガラス嵌入溝11
から空隙13に通じる第1水抜き孔15が形成されてい
る。この第1水抜き孔15は下部ウェザストリップ8a
の長手方向の端部近傍に位置している。つまり、側部ウ
ェザストリップ8bのガラス嵌入溝11を伝って流下し
てきた水が下部ウェザストリップ8aの中央部に向おう
とする以前に、この第1水抜き孔15を通して空隙13
側に排出される(各図中矢印A図示)。
第1図、第4図、および第5図において、上記下部ウェ
ザストリップ8aの下端内面には左右一対のビード1
6,16が一体成形されている。これら各ビード16は
これが自由状態にあるときには、第5図中仮想線で示す
ように下部ウェザストリップ8aの内面から突出してい
る。しかし、これらが下部開口縁6aに弾性的に接合し
た通常の状態では、同上第5図中実線で示すように、こ
れらビード16,16の各突出端は下部ウェザストリッ
プ8aの下端内面の一般面と共に下部開口縁6aに接合
している。そして、これらビード16,16間が、空隙
13から車外に通じる第2水抜き孔17となっており、
この第2水抜き孔17は空隙13内の水を車外に向って
排水させる(各図中矢印B図示)。
また、上記第2水抜き孔17は前記第1水抜き孔15よ
りも更に下部ウェザストリップ8aの端部近傍に位置し
ている。即ち、上記第2水抜き孔17は第1水抜き孔1
5に対し水平方向で偏位して設けられており、これは、
車外から第2水抜き孔17を通して空隙13に飛び込ん
だ水が上記第1水抜き孔15を通って容易にガラス嵌入
溝11に達するのを防止するためである。
上記の場合、ウェザストリップ8は次のような成形品と
されている。即ち、上記下部ウェザストリップ8aと側
部ウェザストリップ8bの各直線的な部分は全て押出成
形されたものであるが、これら両者が互いに連結した部
分は第1水抜き孔15や第2水抜き孔17と共に型成形
されたものである。そして、これら両成形品は第1図中
符号20で示す接合面で互いに固着されている。
なお、上記第2水抜き孔17は図示したものの他、下部
ウェザストリップ8aの下端内面を加工しないで、この
内面に対応する下部開口縁6aの一部を雨どい形状にへ
こませることにより成形したものでもよい。
第1図と第6図において、上記下部ウェザストリップ8
aにおける空隙13を閉じるゴム製など弾性の仕切体1
9が設けられる。この仕切体19は下部ウェザストリッ
プ8aに貼り付けられ、下部開口縁6aに圧接してい
る。また、この仕切体19は第1水抜き孔15よりも下
部ウェザストリップ8aの中央部寄りで、かつ、この第
1水抜き孔15に隣接して設けられている。
従って、ガラス嵌入溝11から第1水抜き孔15を通り
空隙13に達した水の一部がこの空隙13の中央部に向
って流れようとすることは、上記仕切体19により直ち
に阻止される。しかも、この水は第2水抜き孔17を通
り直ちに車外に排出される。
(考案の効果) この考案によれば、第1、第2水抜き孔よりも下部ウェ
ザストリップの中央部寄りで、かつ、これら両孔に近接
した位置の空隙を閉じる仕切体を設けたため、ガラス嵌
入溝から第1水抜き孔を通り空隙に達した水の一部がこ
の空隙の中央部に向って流れようとすることは、上記仕
切体により直ちに阻止される。しかも、この水は第2水
抜き孔を通り直ちに車外に排出される。
従って、上記水が空隙の中央部に達することは効果的に
防止され、勿論、水が上記中央部に滞留することも防止
される。このため、下部開口縁の中央部における発錆は
効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第2図の部分拡
大一部断面図、第2図は自動車の後部斜視図、第3図は
第1図のIII-III線矢視断面図、第4図は同上第1図のI
V-IV線矢視断面図、第5図は同上第1図のV−V線矢視
断面図、第6図は同上第1図のVI-VI線矢視断面図であ
る。 6……ウィンド開口、6a……下部開口縁、6b……側
部開口縁、7……ウィンドガラス、8a……下部ウェザ
ストリップ(ウェザストリップ)、8b……側部ウェザ
ストリップ、11……ガラス嵌入溝、13……空隙、1
5……第1水抜き孔、17……第2水抜き孔、19……
仕切体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウィンド開口の開口縁のうち下部開口縁に
    対応するウェザストリップの上面側にウィンドガラスの
    下端を嵌入させるガラス嵌入溝を形成すると共に、上記
    下部開口縁の外面とウェザストリップの上下中途部内面
    との間にこのウェザストリップに沿って延びる空隙を形
    成し、上記ウェザストリップの長手方向の端部近傍で、
    上記ガラス嵌入溝から空隙に通じる第1水抜き孔をこの
    ウェザストリップに形成すると共に同上空隙から車外に
    通じる第2水抜き孔を上記下部開口縁の外面とウェザス
    トリップの下端との間に形成した自動車用ウェザストリ
    ップの水抜き構造において、上記第1、第2水抜き孔よ
    りもウェザストリップの長手方向中央部寄りで、かつ、
    これら両孔に近接した位置で空隙を閉じる仕切体を設け
    た自動車用ウェザストリップの水抜き構造。
JP1988092125U 1988-07-11 1988-07-11 自動車用ウェザストリップの水抜き構造 Expired - Lifetime JPH0624261Y2 (ja)

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JP2578806Y2 (ja) * 1990-11-27 1998-08-20 スズキ株式会社 自動車におけるリヤゲートのシール構造
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