JPH0246410Y2 - - Google Patents

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JPH0246410Y2
JPH0246410Y2 JP1984134848U JP13484884U JPH0246410Y2 JP H0246410 Y2 JPH0246410 Y2 JP H0246410Y2 JP 1984134848 U JP1984134848 U JP 1984134848U JP 13484884 U JP13484884 U JP 13484884U JP H0246410 Y2 JPH0246410 Y2 JP H0246410Y2
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JP
Japan
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sliding door
vehicle
flange
drain hole
water
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JP1984134848U
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JPS6148815U (ja
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Publication of JPS6148815U publication Critical patent/JPS6148815U/ja
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Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スライドドアを備えるバン型車両
などにおける水抜き構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、スライドドアを有する車両は、スライド
ドア開口縁におけるステツプパネルの下にスライ
ドドアのローラを転動させるためのローラ転動部
を設けており、このローラ転動部のシールはスラ
イドドアと車体の間のシールをするウエザストリ
ツプと、閉断面を形成させるためのスライドドア
のパネル合わせ部とを接触させることにより行う
ようにして、走行中に泥、ほこり、水などがロー
ラ転動部に入らないようにしている。
しかし、走行中のスライドドアのばたつき、ウ
エザストリツプ嵌合部の水のくぐり、スライドド
アのパネル合せ部との少しの隙き間からの水入り
等により完壁にシールすることは不可能である。
また、乗り降り時に乗員の靴に付着した水、雪な
どがステツプパネルに落ち、上記ローラ転動部に
溜る問題があつた。これらの水は、特に下廻りに
属するステツプ部の錆による腐食の原因となると
ともに、寒冷地においてはローラ転動部に溜つた
水が凍結し、スライドドアを開けようとする時に
ローラが固着しているためドアが開かないなどの
現象を発生させたりする。したがつて、従来の車
両においては、溜つた水を車室外へ流すため車体
パネルに室外と通じるようにビードを数ケ所設け
たり、弁つきグロメツトを使用したりするなどの
さまざまな方法がとられている。しかしながら、
ビードを設ける方法では、ローラ転動部のシール
を悪化するものであり、埃、泥の侵入はさけられ
ず、ローラ転動部に溜つた埃、泥などがドア開閉
時の操作力を重くする背反した問題を残してい
た。また、弁つきグロメツト方法では水抜きの信
頼性に欠け、必ずしも充分な効果をはたすもので
はなかつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は、上記問題を解決するためのもので
あり、水を確実に抜くことができるとともに、埃
や泥の浸入を防ぐ構造を有したスライドドア付車
両を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 しかして、この考案によれば、車体のスライド
ドア開口縁におけるローラ転動部の前面に凹みぞ
を有するフランジを形成し、このフランジ上部に
嵌着される断面略U字状の取付基部と、この取付
基部のスライドドア側に付帯形成され、スライド
ドアに密接させて車室内外をシールするシール部
とを有したウエザストリツプを前記フランジに設
けるとともに、スライドドア開口縁のピラー側に
近傍して前記凹みぞと連通する水抜き穴を設け、
かつ前記スライドドア内面に、スライドドアが閉
じられた状態において前記水抜き穴をシールする
部位にパツドを取付けたことを特徴とするスライ
ドドア付車両が提供される。
〔作用〕
この考案によれば、スライドドアを閉じた車両
走行中は前記パツドにより水抜き穴は完全にシー
ルされているため、泥、埃、水などの侵入を完全
にシヤツトアウトすることができるとともに、車
両停止時にスライドドアを開放すれば水抜き穴を
通して凹みぞが車外と通じるため、少々の泥水等
でも車外へ放出できる。
〔実施例〕
つぎに、この考案の構成を図面に示す実施例に
ついて説明する。
第1図はこの考案の実施例を示すスライドドア
開口縁の斜視図である。第2図は第1図のA−A
断面図でありスライドドアを閉じた状態を示す。
第3図はスライドドアを開けた状態を示す第1図
のA−A断面図である。
第1図から第3図において、1はステツプパネ
ルであり、2はステツプパネル1下面にスポツト
溶接で結合された下部ステツプパネルである。下
部ステツプパネル2の外側に凹みぞ4が設けてあ
り、その凹みぞ4の外に設けたボデーパネルのフ
ランジ6にウエザストリツプ3が嵌合されてい
る。下部ステツプパネル2の平坦部7はスライド
ドア11のロールが転動する転動面であり、5は
ステツプパネル1の下面にスポツト溶接されたガ
イドレールである。また、10はスライドドア開
口縁における前側のピラーであり、8はピラー1
0のアウターパネルであつてボデーパネルの一部
をなす。9は前記アウターパネル8に設けた水抜
き穴である。水抜き穴9は第2図に示すごとく、
下部ステツプパネル2外側の凹みぞ4に溜つた水
が流れ落ちる高さに配置してあり、この水抜き穴
9部位の下部ステツプパネル2のフランジ6は切
欠かれており、水抜き穴9と凹みぞ4は連通され
ている。第2図に示すように、ウエザストリツプ
3は、フランジ6上部に嵌着される断面略U字状
の取付基部3aと、この取付基部3aのスライド
ドア11側に付帯形成され、スライドドア11が
閉つた状態ではスライドドア1のパネルに密接さ
せて車室内外をシールするシール部3bとを有し
ている。また、12はスライドドア11に嵌め込
んだ弾性材のパツドであり、このパツド12はス
ライドドア11を閉めた状態においては前記水抜
き穴9の外周を完全にシールする様に、水抜き穴
9の外周に当接する円形に形成し周囲に柔いひれ
を有したものである。
〔作動〕
この実施例による、スライドドア開口縁におけ
るローラ転動部の水抜き方法を説明すると、第3
図に示すごとく、乗員がステツプパネル1を踏ん
で乗り降りする時にスライドドア11をを開ける
と、スライドドア11に設けたパツド12によつ
て塞がれていた水抜き穴9が開放され、乗員の靴
から落ちて凹みぞ4に溜つていた水が水抜き穴9
より外部に放出されるものである。一方、車両走
行中は第2図に示すごとく、スライドドア11が
閉じられているため、弾性材のパツド12により
水抜き穴9が塞がれ、またスライドドア11と下
部ステツプパネル2の前面にあるフランジ6との
間はウエザストリツプ3によつてシールされ、
泥、埃、水などがスライドドア11開口縁から車
室内へ侵入することを完全に防止することができ
る。したがつて、従来より問題としてあつた、水
溜りによるステツプパネル1,2の錆、ローラ転
動部の凍結、および従来の水抜きビードまたは弁
つきグロメツトを設けた車両の埃、泥入り等の問
題が一挙に解消できるものである。
〔その他の実施例〕
なお、この考案の上記実施例においては、水抜
き穴9を車両のスライドドア開口縁の前側に設け
たが、後側に設けてもよい。また、パツドの材質
および形状は種々に変形が可能である。水抜き穴
9の穴径は自由に選べるものである。
〔効果〕
上記述べたごとくこの考案は上記の構成を有す
るから、水を確実に抜くことができるとともに、
埃や泥の侵入を完全に防ぐことができるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すスライドドア
開口縁の斜視図、第2図はスライドドアを閉じた
状態における第1図のA−A断面図、第3図はス
ライドドアを開いた状態を示す第1図のA−A断
面図である。 1……ステツプパネル、2……下部ステツプパ
ネル、3……ウエザストリツプ、4……凹みぞ、
5……ガイドレール、6……フランジ、7……平
坦部、8……アウターパネル、9……水抜き穴、
10……ピラー、11……スライドドア、12…
…パツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のスライドドア開口縁におけるローラ転動
    部の前面に凹みぞを有するフランジを形成し、こ
    のフランジ上部に嵌着される断面略U字状の取付
    基部と、この取付基部のスライドドア側に付帯形
    成され、スライドドアに密接させて車室内外をシ
    ールするシール部とを有したウエザストリツプを
    前記フランジに設けるとともに、スライドドア開
    口縁のピラー側に近傍して前記凹みぞと連通する
    水抜き穴を設け、かつ前記スライドドア内面に、
    スライドドアが閉じられた状態において前記水抜
    き穴をシールする部位にパツドを取付けたことを
    特徴とするスライドドア付車両。
JP1984134848U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH0246410Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984134848U JPH0246410Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984134848U JPH0246410Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6148815U JPS6148815U (ja) 1986-04-02
JPH0246410Y2 true JPH0246410Y2 (ja) 1990-12-07

Family

ID=30693352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984134848U Expired JPH0246410Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0246410Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083560A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Toyota Auto Body Co Ltd スカッフプレート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083560A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Toyota Auto Body Co Ltd スカッフプレート

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6148815U (ja) 1986-04-02

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