JPH0143301Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0143301Y2
JPH0143301Y2 JP1982103233U JP10323382U JPH0143301Y2 JP H0143301 Y2 JPH0143301 Y2 JP H0143301Y2 JP 1982103233 U JP1982103233 U JP 1982103233U JP 10323382 U JP10323382 U JP 10323382U JP H0143301 Y2 JPH0143301 Y2 JP H0143301Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
top surface
weather strip
panel
removable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982103233U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS598821U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982103233U priority Critical patent/JPS598821U/ja
Publication of JPS598821U publication Critical patent/JPS598821U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0143301Y2 publication Critical patent/JPH0143301Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばTバールーフ車等のような着
脱式屋根を有する車両の車体構造のうち、特に、
ルーフパネルの屋根開口部周縁に設けられている
水切溝の開口部端の構造に関するものである。
従来、Tバールーフ車等のような着脱式屋根を
有する車両においてはは、第1図乃至第4図に示
すように、車体aのルーフパネル1の屋根開口部
2の周縁に水切溝3が設けられ、該水切溝3の端
部は該車体aのルーフサイド部1aまで延設され
ており、かつ、その端部は開口端3aとなつてお
り、該開口端3aから水切溝3に浸入した雨水等
を排出するようにしていた。
又、前記屋根開口部2に装着する着脱式屋根5
と前記水切溝3との水密性をよくするため、前記
水切溝3の開口端3aに位置するドリツプモール
6がボデイサイドウエザーストリツプ7を固定し
ているリテーナ8の一部を切欠いて、該着脱式屋
根5の周囲にサツシユ9を介して取付けた1次シ
ールとなるウエザーストリツプ10を前記水切溝
3とルーフパネル1との間に形成された着脱式屋
根嵌込み用段部11に圧接するようになし、か
つ、前記水切溝3の内側に立設されたフランジ3
bに嵌着されたウエルト12に取付けられた2次
シールとなるウエザーストリツプ13を着脱式屋
根5の主体部であるルーフガラス14の下面に圧
接するようになされていた。
尚、図中符号15はレールアウタパネル15a
とブレースインナパネル15bとからなるルーフ
サイドレール、16は着脱式屋根5を固定するた
め、該着脱式屋根5に設けたヒメールである。
しかしながら、前記従来の構造のものでは、水
切溝3の下面3cがルーフサイド部1aの板止り
線1bと同一平面となるように形成されているた
めに、該水切溝3の深さが車体aの側方、すなわ
ち、ルーフサイド部1aに向かつて浅くなつてい
る。
したがつて、前記ルーフサイド部1aの後方に
おける水切溝3の深さが浅く、前記ウエザースト
リツプ13の存在空間が水切溝3の側端に向かつ
て少なくなる。ウエザーストリツプ13の存在空
間が少ないと、該ウエザーストリツプ13の平常
時の高さと圧縮されたときの高さの差、すなわ
ち、圧縮代を大きくすることはできない。
通常、ウエザーストリツプの圧縮率は20%程度
が適正であるが、前記のように、ウエザーストリ
ツプの存在空間が少ないと、圧縮代が小さくなつ
てその適正な圧縮率を維持することが難しくな
る。
このように、圧縮代が小さい場合に、ウエザー
ストリツプ13の高さのバラツキや、車体a及び
着脱式屋根5の形状のバラツキがあると、そのバ
ラツキを吸収できる圧縮代が小さいため、適正な
圧縮率を維持することができなくなる。そのた
め、該ウエザーストリツプ13と着脱式屋根5と
を密着させて該部をシールすることができない場
合が生じる。ウエザーストリツプ13と着脱式屋
根5とが密着しないと、当然のことながら、該ウ
エザーストリツプ13と着脱式屋根5との間に隙
きが生じ、水切溝3内の水が該ウエザーストリツ
プ13を乗り越え、車室内に浸入する虞れがあ
る。したがつて、前記バラツキが発生しないよう
に精度等を管理する必要があり、その分コスト高
になる等の問題があつた。
尚、前記問題を解消するため、着脱式屋根の端
部に可撓性を有する端縁部材を取付け、上方向へ
の撓み代を得るシール構造を構成することも考え
られるが、このようにした場合には、着脱式屋根
の端部の剛性が低下するだけではなく、見栄えや
品質をも低下させることになる。
そこで、本考案は前記従来の問題点に鑑みて成
されたものであつて、ルーフパネルと着脱式屋根
との密着性、すなわち、水密性を向上させること
ができる車体構造を提供することを目的とするも
のである。
そのため本考案では該車体構造を、車体の屋根
の主体部を構成するルーフ上面と、該ルーフ上面
の側部のルーフサイド部とがルーフパネルにより
一体に形成され、前記ルーフ上面は、車体の側方
に向つて高さが漸次低くなる傾斜面を有し、又、
前記ルーフサイド部は、ルーフ上面の傾斜面と同
方向に傾斜し、かつ、該ルーフ上面の傾斜面より
急な傾斜面を有し、さらに、前記車体の屋根に
は、ルーフサイド部からルーフ上面にかけて屋根
開口部が設けられ、該屋根開口部は着脱式屋根に
より開閉可能になされると共に、該屋根開口部の
周縁には水切溝が設けられ、かつ、該水切溝の前
後端は屋根の側方端部まで延在され、又、該水切
溝の底部は前記ルーフパネルから一体に延在され
て形成され、さらに、該水切溝の底部は前記ルー
フ上面及びルーフサイド部から車体の内方に向け
て該水切溝の前後端まで略一定の深さを有し、
又、ボデイサイドウエザーストリツプには、前記
水切溝の開口端部内に位置し、該水切溝を塞ぎ、
かつ、ルーフガラスの下面と圧接するようになさ
れた壁部が形成され、さらに、ボデイサイドウエ
ザーストリツプの壁部より先端部の一部は、2次
シールとなるウエザーストリツプに連結されてい
る構造とすることにより所期の目的を達成するよ
うにしたものである。
以下、本考案を図示せる実施例に随つて説明す
る。
AはTバールーフ車の車体であつて、該車体A
の屋根を形成するルーフパネル21は該屋根の主
体部を構成するルーフ上面21bと、該ルーフ上
面21bの側部より側方に一体に延在されたルー
フサイド部21aとで形成されている。前記ルー
フ上面21bは、車体Aの側方に向かつて高さが
漸次低くなる比較的緩やかな傾斜面21cを有
し、又、前記ルーフサイド部21aは、ルーフ上
面21bの傾斜面21cより急な傾斜面21dを
有している。
前記ルーフパネル21にはルーフサイド部21
aからルーフ上面21bにかけて屋根開口部22
が設けられ、該屋根開口部22の周縁には着脱式
屋根Bを嵌込む段部23と水切溝24が設けら
れ、着脱式屋根Bにより開閉可能になされてい
る。前記段部23と水切溝24の前後端は、屋根
の側方端部であるルーフパネル21のルーフサイ
ド部21aまで延設され、かつ、水切溝24の底
部24dは前記ルーフパネル21から一体に延設
され、さらに、該底部24dの内周側にはフラン
ジ24cが一体に立設され、該フランジ24cに
は2次シールとなるウエザーストリツプ25を有
するウエルト26が嵌着されている。前記段部2
3と水切溝24のルーフパネル21側に位置する
外側壁23a,24aの高さH1,H2は、水切溝
24の底部24dがルーフ上面21b及びルーフ
サイド部21aから車体Aの内方に向けて略一定
の深さを有するように、それぞれのルーフパネル
21の中央部付近から、該段部23と水切溝24
の前後端に形成された開口端23b,24bまで
略一定の高さを確保するように形成されている。
前記ルーフサイド部21aの下面には、レール
アウタパネル27とブレースインナパネル28と
からなるルーフサイドレール29が固着されてい
る。前記レールアウタパネル27とルーフサイド
部21aの下面と当接する面は、ルーフサイド部
21aの一般部の下面と、水切溝24の下面に当
接するように、段部27aと側壁部27bが形成
されて屋根開口部22周縁のルーフサイド部21
aと相似形をなしている。
又、前記レールアウタパネル27の一般部の当
接面27cはルーフサイド部21aの一般部の下
面に当接させ、該端部の当接面27dは水切溝2
4の下面にスポツト溶接により溶着することによ
り、該レールアウタパネル27は前記ルーフサイ
ド部21aの下面に固着される。尚、図中符号2
7eはブレースインナパネル28のフランジ28
aとスポツト溶接されるレールアウタパネル27
のフランジである。
又、前記ブレースインナパネル28には、前述
したフランジ28aと水切溝24の下面にスポツ
ト溶接される当接面28bが形成され、かつ、そ
の中間部は略逆L字状に形成され、その垂直部2
8cをヒメール30の取付面とし、水平面28d
を前記レールアウタパネル27と該ブレースイン
ナパネル28とを組付けるための治具31の押え
面としている。尚、図中符号32は前記垂直部2
8cに穿設されたヒメール30の取付用長孔、3
3はヒメール取付用ボルトである。
ブレースインナパネル28の形状を前記のよう
な形状にしたことにより、該ブレースインナパネ
ル28とレールアウタパネル27との組付けが容
易になり、しかも、断面係数を大きくすることが
できるため、強度的にも強くなり、かつ、レール
アウタパネル27と水切溝24との溶接作業が容
易となるため、該作業性を向上させることができ
る。
前記レールアウタパネル27の下面には、リテ
ーナ34を介してボデイサイドウエザーストリツ
プ35が取付けられ、該ボデイサイドウエザース
トリツプ35の端部はリテーナ34の切欠部を通
つて上方に延設され、前記水切溝24内に位置
し、該開口部端24bの近接において該水切溝2
4を塞ぐようになされた壁部35aを有し、か
つ、その上面は前記着脱式屋根Bの主体部となる
ルーフガラス36の下面と圧接するようになされ
ている。又、該ボデイサイドウエザーストリツプ
35の前記壁部35aより先端の一部は、前記2
次シールとなるウエザーストリツプ25に連結さ
れている。
前記水切溝24の底部24dのボデイサイドウ
エザーストリツプ35延設部先端の壁部35aに
近接した位置と該下面に溶着されたブレースイン
ナパネル28には水抜孔37,38がそれぞれ穿
設され、該水抜孔37,38には水抜パイプ39
の一端39aが嵌着され、水抜パイプ39の他端
(図示せず)は車体Aのフロントピラー40(も
しくはセンターピラー41)内に位置するように
なされている。
42は前記着脱式屋根Bの主体部となるルーフ
ガラス36の周囲にサツシユ43を介して嵌着さ
れた1次シールとなるウエザーストリツプであつ
て、前記ルーフパネル21の屋根開口部22の周
縁に形成された段部23に圧接するようになされ
ている。尚、図中符号44はドア、45はドアガ
ラス、46はウインドガラスである。
以上述べたように本考案によれば、車体のルー
フパネルに開口した屋根開口部の周縁に形成した
水切溝の前後端を屋根の側方端部まで延在し、か
つ、該水切溝の底部をルーフ上面及びルーフサイ
ド部から車体内方に向けて該水切溝の前後端まで
略一定の深さを有するようにしたので、着脱式屋
根を、屋根の側方端部まで延在させてその下にウ
エザーストリツプを配置したとしても、車と着脱
式屋根のバラツキを吸収するのに必要なウエザー
ストリツプの容量を確保することができる。した
がつて、水溶性を保持するのに充分なウエザース
トリツプの圧縮代を得ることができる。
よつて、本考案によれば、端縁部材を用いなく
ても着脱式屋根を、屋根の側方端部まで延在させ
ることが可能になるため、着脱式屋根の主体部を
構成する部材(例えばガラス等)を屋根の側方端
部まで延在させることができ、したがつて、その
延在させた着脱式屋根の端部の剛性も確保するこ
とができるのみならず、見栄えや品質等を向上さ
せることができる。
さらに、水切溝の底部を、ルーフパネルを延在
させて一体に形成したため、特にルーフサイド部
において底部に継目がないだけではなく、水切溝
の開口端部をボデイサイドウエザーストリツプに
形成した壁部によつて塞ぐようにしたので水溶性
がより一層向上する等の効果を有するものであ
る。
尚、前記実施例では、Tバールーフ車に採用し
た例で説明したが、タルガルーフ車に応用しても
前記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はTバールーフ車の部分斜視図、第2図
は従来の水切溝の端部構造を示す第1図のP部に
相当する拡大斜視図、第3図は第2図の−線
断面図、第4図は第2図の−線断面図、第5
図は本考案による水切溝の端部構造を示す第1図
のP部に相当する拡大斜視図、第6図は第5図の
−線拡大断面図、第7図はレールアウタパネ
ルの形状を示す部分拡大斜視図、第8図は着脱式
屋根の斜視図、第9図は第8図の−線拡大断
面図である。 AはTバールーフ車の車体、Bは着脱式屋根、
21はルーフパネル、21aはルーフサイド部、
21bはルーフ面、21cはルーフ上面21bの
傾斜面、21dはルーフサイド部21aの傾斜
面、22は屋根開口部、24は水切溝、24dは
水切溝24の底部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の屋根の主体部を構成するルーフ上面と、
    該ルーフ上面の側部のルーフサイド部とがルーフ
    パネルにより一体に形成され、前記ルーフ上面
    は、車体の側方に向つて高さが漸次低くなる傾斜
    面を有し、又、前記ルーフサイド部は、ルーフ上
    面の傾斜面と同方向に傾斜し、かつ、該ルーフ上
    面の傾斜面より急な傾斜面を有し、さらに、前記
    車体の屋根には、ルーフサイド部からルーフ上面
    にかけて屋根開口部が設けられ、該屋根開口部は
    着脱式屋根により開閉可能になされると共に、該
    屋根開口部の周縁には水切溝が設けられ、かつ、
    該水切溝の前後端は屋根の側方端部まで延在さ
    れ、又、該切切溝の底部は前記ルーフパネルから
    一体に延在されて形成され、さらに、該水切溝の
    底部は、前記ルーフ上面及びルーフサイド部から
    車体内方に向けて該水切溝の前後端まで略一定の
    深さを有し、又、ボデイサイドウエザーストリツ
    プには、前記水切溝の開口端部に位置し、該水切
    溝を塞ぎ、かつ、ルーフガラスの下面と圧接する
    ようになされた壁部が形成され、さらに、ボデイ
    サイドウエザーストリツプの壁部より先端部の一
    部は、2次シールとなるウエザーストリツプに連
    結されていることを特徴とする着脱式屋根を有す
    る車両の車体構造。
JP1982103233U 1982-07-09 1982-07-09 着脱式屋根を有する車両の車体構造 Granted JPS598821U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982103233U JPS598821U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 着脱式屋根を有する車両の車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982103233U JPS598821U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 着脱式屋根を有する車両の車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS598821U JPS598821U (ja) 1984-01-20
JPH0143301Y2 true JPH0143301Y2 (ja) 1989-12-15

Family

ID=30242967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982103233U Granted JPS598821U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 着脱式屋根を有する車両の車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS598821U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182281U (ja) * 1984-05-16 1985-12-03 スズキ株式会社 自動車の排水装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816893Y2 (ja) * 1979-02-21 1983-04-05 富士重工業株式会社 自動車の車体構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS598821U (ja) 1984-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4626026A (en) Automotive roof structure with a detachable set roof
JPH0143301Y2 (ja)
JPH025605B2 (ja)
JPS646327Y2 (ja)
JPH0442176Y2 (ja)
JPH0245053Y2 (ja)
US5897159A (en) Roof structure of vehicle
JP2564673Y2 (ja) オープンルーフ車のシール部排水構造
JP3081951B2 (ja) オープンルーフ車のシール構造
JP3251181B2 (ja) オープンカーのシール構造
JPH0730459Y2 (ja) 自動車用ボディの排水構造
JPH0620667Y2 (ja) 車両用観音開き扉のシ−ル構造
JPH0132582Y2 (ja)
JPS5939051Y2 (ja) 接着ウインドの水洩れ防止構造
KR0125714Y1 (ko) 도어 하단에 설치되는 웨더 스트립
JPH0454015Y2 (ja)
JPH02200519A (ja) 車両のドアサッシュ部構造
JPH0141632Y2 (ja)
JPH0125699Y2 (ja)
JPH0635737Y2 (ja) 車両用キャンバストップフレーム構造
JPS582657Y2 (ja) 車体側にドリップを有する着脱屋根のコ−ナ−シ−ル構造
JP2548383Y2 (ja) 自動車におけるリヤゲートのシール構造
JPH0514890Y2 (ja)
JPH024868Y2 (ja)
JPH0313048Y2 (ja)