JPH0132582Y2 - - Google Patents

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JPH0132582Y2
JPH0132582Y2 JP20233083U JP20233083U JPH0132582Y2 JP H0132582 Y2 JPH0132582 Y2 JP H0132582Y2 JP 20233083 U JP20233083 U JP 20233083U JP 20233083 U JP20233083 U JP 20233083U JP H0132582 Y2 JPH0132582 Y2 JP H0132582Y2
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JP
Japan
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window glass
outer panel
door
panel
mounting flange
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JP20233083U
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JPS60110010U (ja
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用性〕 本考案は、自動車のバツクドアにおいて、雨水
等を外方に排水するための水抜構造に関するもの
である。
〔従来技術〕
一般に、自動車のバツクドアは、アウタパネル
とインナパネルとからなるドアフレームと、該ド
アフレームに取付られたウインドガラスとからな
り、該ウインドガラスの外周端とドアフレームと
の隙間にはモールが取付られており該モール部か
ら侵入した雨水等はウインドガラスの外周縁部と
アウタパネルとの間に溜り易いものである。
ところでドアのドアガラスとウエザーストリツ
プとの隙間からドア内に侵入した雨水等を外方に
排水するための水抜構造としては、従来、実公昭
56−8727号公報に記載されているように、ドアイ
ンナパネルの下面に水抜孔を形成したものがあつ
た。この従来構造では、雨水等は、当然ながら、
ドアフレームの内面を伝つて上記水抜孔から排水
される訳であり、このような水抜構造を上記バツ
クドアに溜つた水の排水に適用した場合、アウタ
パネル及びインナパネルに水抜孔を形成すること
となり、上記モール部から侵入した雨水等はアウ
タパネルの水抜孔を通つて一担ドア内に入り、し
かる後インナパネルの水抜孔を通つて排水される
こととなる。ところがこのようにすると、ドアフ
レームの内面が雨水等によりさび易くなるため、
該内面に防錆処理を施す必要が生じる。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来の状況においてなされた
もので、雨水等をバツクドアのドアフレーム内に
侵入せしめることなく排水してドアがさびるのを
防止できる自動車ドアの水抜構造を提供すること
を目的としている。
〔考案の構成〕
本考案は、自動車ドアの水抜構造において、バ
ツクドアのアウタパネルに段下げ部とウインドガ
ラス取付フランジとを形成し、アウタパネルのウ
インドガラス接着面と段下げ部との間の少なくと
も一部をインナパネルと面接合せしめ、該面接合
部に水抜穴を形成したものであり、これによりウ
インドガラスの外周縁部と段下げ部との間に侵入
した雨水等をドアフレーム内に入れることなく上
記水抜穴から直接外方に排水するようにしたもの
である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示
し、図において、1はバツクドアであり、該バツ
クドア1のドアフレーム2は、アウタパネル3と
インナパネル4とから構成され、略矩形の開口2
aを有する額縁状のものであり、該ドアフレーム
2の各部断面は、第2図ないし第4図に示すよう
に、閉断面12になつている。そして上記アウタ
パネル3には、上記開口2aに沿う平面環状の段
下げ部3aが車室内方に段下げ形成されており、
さらに該アウタパネル3には該段下げ部3aに続
いて上記開口2a内方に延びるウインドガラス取
付フランジ部3bが形成されている。また上記イ
ンナパネル4の外周縁部4aは上記アウタパネル
3によりヘミング加工にて挾持され、その内周縁
部に形成された接続フランジ部4bはアウタパネ
ル3の接続フランジ部3cに溶接固着され、該溶
接部にはシーミングウエルト5が装着されてい
る。なお、4cは、該バツクドア1の閉時に、車
体側の開口部に取付けられたシール部材と当接す
るシール面である。
そして、上記ウインドガラス取付フランジ部3
bには、ウインドガラス6の外周縁部6aが接着
剤7によつて取付られている。また、上記ウイン
ドガラス6の外周縁部6aにはモール8が装着さ
れており、該モール8は上記段下げ部3aとウイ
ンドガラス6の外周端面との隙間が外方から見え
ないようにして外観を向上するとともに、上記雨
水等が内方にできるだけ侵入しないようにするシ
ール部材としての役割を果すものである。該モー
ル8は芯金8aと、これに取付られたゴム製のリ
ツプ部8bとからなり、該リツプ部8bの外周縁
部は上記アウタパネル3の段下げ部3a上部に当
接しており、これにより該モール8、ウインドガ
ラス6の外周縁部6a及びアウタパネル3で囲ま
れた部分は、上記隙間から侵入した雨水等が溜る
水溜空間11となつている。なお、9は上記接着
剤7が内方にはみ出すのを防止するダム部材であ
る。
そして上記アウタパネル3の該バツクドア1閉
時に最も下方に位置する部分である後部左、右コ
ーナ部Aに、本実施例の水抜構造が適用されてい
る訳であるが、そのためにアウタパネル3のウイ
ンドガラス取付フランジ部3bのウインドガラス
接着面3dと、上記段下げ部3aとの間には、平
面楕円状のアウタ接合部3eが凹設され、またイ
ンナパネル4の上記アウタ接合部3eに対応する
部分には、インナ接合部4dが凹設され、該両接
合部3e,4dは面接合されており、該面接合部
には楕円状の水抜穴10が形成され、該水抜穴1
0により上記水溜空間11は外方と連通してい
る。また上記面接合部を設けたので、アウタ、イ
ンナパネル3,4の該面接合部左、右部分は2つ
の閉断面12a,12bとなつている。
次に作用効果について説明する。
本実施例のバツクドア1においては、雨水等が
モール8のリツプ部8bとアウタパネル3あるい
はウインドガラス6との隙間から上記水溜空間1
1内に侵入する場合があるが、該雨水等は上記水
抜穴10を通つて外方に排出される。またこの水
抜穴10は両パネル3,4の面接合部に形成され
ているので、上記雨水等は両パネル3,4の閉断
面12内に侵入してしまうことはなく排水され、
また上記水抜穴10は、バツクドア1の閉時に最
も下方に位置する後部左、右コーナ部Aに設けら
れているので、雨水等は確実に全て排水され、上
記空間11内に残つてしまうことはなく、その結
果バツクドアがさびるのを防止できる。
また、本実施例では、アウタ、インナパネル
3,4を面接合したので、2つの閉断面12a,
12bが形成され、ドアフレーム2の強度を向上
できる。
なお、上記実施例では、後部左、右コーナ部A
の2箇所のみにおいてアウタ、インナパネル3,
4を面接合したが、本考案では、上記ドアフレー
ム2の全周でもつて上記面接合をしてもよく、こ
のようにすればドアフレーム2の強度をさらに向
上できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る自動車ドアの水抜構
造によれば、アウタパネルに段下げ部とウインド
ガラス取付フランジとを形成し、該ウインドガラ
ス取付フランジのガラス接着面と段下げ部との間
のアウタパネルの少なくとも一部をインナパネル
と面接合し、該面接合部に水抜穴を形成したの
で、ウインドガラスの外周縁部と段下げ部との間
に侵入した雨水等をドアフレーム内に入れること
なく上記水抜穴から直接外方に排水でき、その結
果ドアの発錆を確実に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車ドアの
水抜構造が適用されたバツクドアの斜視図、第2
図、第3図、第4図、第5図は第1図の−
線、−線、−線、−線断面図、第6
図は上記実施例の水抜穴部分の底面図である。 1……バツクドア、3……アウタパネル、3a
……段下げ部、3b……ウインドガラス取付フラ
ンジ、3d……ウインドガラス接着面、4……イ
ンナパネル、6……ウインドガラス、7……接着
剤、10……水抜穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウタパネルとインナパネルとから構成される
    バツクドアの水抜構造であつて、上記バツクドア
    のアウタパネルには車室内方に段下げして形成さ
    れた段下げ部とこれに続いてウインドガラス内方
    に延びるウインドガラス取付フランジとが設けら
    れ、該ウインドガラス取付フランジには接着剤を
    介してウインドガラスが取付られており、上記ウ
    インドガラス取付フランジのウインドガラス接着
    面と段下げ部との間のアウタパネルの少なくとも
    一部は上記インナパネルと面接合され、該面接合
    部には水抜穴が形成されていることを特徴とする
    自動車ドアの水抜構造。
JP20233083U 1983-12-28 1983-12-28 自動車ドアの水抜構造 Granted JPS60110010U (ja)

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JP20233083U JPS60110010U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 自動車ドアの水抜構造

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JP20233083U JPS60110010U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 自動車ドアの水抜構造

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Publication Number Publication Date
JPS60110010U JPS60110010U (ja) 1985-07-26
JPH0132582Y2 true JPH0132582Y2 (ja) 1989-10-04

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ID=30764776

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JP20233083U Granted JPS60110010U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 自動車ドアの水抜構造

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JPS60110010U (ja) 1985-07-26

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