JPS633891Y2 - - Google Patents

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JPS633891Y2
JPS633891Y2 JP1983015581U JP1558183U JPS633891Y2 JP S633891 Y2 JPS633891 Y2 JP S633891Y2 JP 1983015581 U JP1983015581 U JP 1983015581U JP 1558183 U JP1558183 U JP 1558183U JP S633891 Y2 JPS633891 Y2 JP S633891Y2
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JP
Japan
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vehicle body
apron
hood
wall
upper wall
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JP1983015581U
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JPS59121282U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車体構造に関し、特に、自動
車のフロントボデーであつて、フードの左右の側
縁に沿つて、その裏面に設けられているフードイ
ンナパネルと対向して配設され、かつフロントフ
エンダの上縁に沿つて車体前後方向に延びるエプ
ロンアツパメンバとエプロンロアメンバからなる
矩形閉じ断面の車体構造部材を備え、その車体構
造部材の上壁に別物のフロントフエンダの上縁が
固定され、車体内方の内側壁にはフエンダエプロ
ンが垂設されている自動車の車体構造に係る。自
動車のエンジンは、一般に車体前部に搭載されて
いるのもが多い。
車体前部にエンジンルームが形成された自動車
における第1図のA−A線相当部分の断面構造
を、第2図の拡大断面図により示し、その構造に
ついて説明する。
10はエンジンフードを示しており、エンジン
フード10の左右の側縁に沿つて、その裏面にフ
ードインナパネル10aが設けられている。
50は、このフードインナパネル10aと対向
して配設され、かつフロントフエンダ20の上縁
に沿つて車体前後方向に延びるエプロンアツパメ
ンバ30とエプロンロアメンバ4からなる矩形閉
じ断面の車体構造部材である。
フロントフエンダ20の上縁は、この車体構造
部材50の上壁50bにシール材70を介してボ
ルト(図示せず)によつて固定されている。
また車体構造部材50の車体内方の内側壁50
aにはフエンダエプロン60が垂設されている。
この車体構造においては、エンジンフード10
側縁とフロントフエンダ20間の空隙からエンジ
ンルームER内に侵入する雨水や洗車水は、車体
構造部材50の上壁50b面、内側壁50a間及
びフエンダエプロン60を伝い流してエンジンル
ームER下方に流下させており、エンジンルーム
ER内への浸水を阻止する構造は備えられていな
い。ところで、エンジンが車体後部に搭載される
自動車の場合には、前記自動車においてエンジン
ルームとなしていた空室がトランクルームに構成
されることとなる。
そのためには、車体構造部材50の上壁50b
とフードインナパネル10a下面との間に空隙G
を密閉する構造を備える必要がある。
第3図に示す構造は、従来から自動車の車体後
部のトランクルームに設けられていた密閉構造
を、前記車体構造部材50の上壁50bとフード
インナパネル10aの間に適用してみたものであ
る。
詳しくは、フロントフエンダ20の上縁を車体
内方に延長して、その延長端を起立させてフラン
ジ20aを形成し、このフランジ20aにトラツ
ク用ウエザストリツプ90を装着したもので、こ
のウエザストリツプ90をフード10の裏側に設
けられているフードインナパネル10aに密接さ
せて前記空隙Gを密閉するものである。
しかしながら、この構造においてはフランジ2
0a及びウエザストリツプ90を配設させただ
け、フードインナパネル10aをフードアウタ1
0b側に逃がさなければならないため、フードア
ウタ10bとフードインナパネル10aによつて
形成される閉じ断面が小さくなり、その結果、フ
ード剛性が下がり、フードが歪みやすくなる恐れ
があつた。
本考案は、上記従来の不都合を解消すべくなさ
れたものであつて、フード及び車体構造部材の剛
性を確保して、前記空隙を塞ぐことのできるよう
にした自動車の車体構造を提供することを目的と
する。
このような目的は、本考案によれば、前述の如
き自動車の車体構造において、前記矩形閉じ断面
の車体構造部材は、その内側壁をフエンダエプロ
ンの上縁を車体上方に延長させて形成し、その上
端部を車体外方に折り曲げて接合フランジとな
し、この接合フランジに、車体外方に延びる上壁
とこの上壁の外側縁が車体に下方に折り曲げられ
垂下された外側縁とを形成するエプロンアツパメ
ンバの前記上壁の内側縁を固着し、このエプロン
アツパメンバの外側縁の下縁とフエンダエプロン
に跨げて固着したエプロンロアメンバによつて形
成される下壁により矩形断面に構成するととも
に、前記エプロンアツパメンバにより形成される
上壁には、車体幅方向のほぼ中央において車体外
側が高く、かつ車体内側は低く形成する段部を設
け、かつこの段部より車体外側の前記上壁に、前
記別物のフロントフエンダの上縁が固定され、前
記上壁の内側縁の端部を車体上方に起立させてフ
ードインナパネル下面に密接するトランク用ウエ
ザストリツプを装着させるフランジとなすことに
より構成される。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第4図は本考案に係る自動車の車体構造の実施
例を示す。第1図のA−A線相当部分の拡大断面
図である。
図に示されるように、この実施例は、車体前側
のトランクルームRが形成される自動車のフロン
トボデーであつて、フード1の左右の側縁に沿つ
て、その裏面に設けられているフードインナパネ
ル1aと対向して配設され、かつフロントフエン
ダ2の上縁に沿つて車体前後方向に延びるエプロ
ンアツパメンバ3とエプロンロアメンバ4からな
る矩形閉じ断面の車体構造部材5を備えたもので
ある。
前記矩形閉じ断面の車体構造部材5は、その内
側壁5aがフエンダエプロン6の上縁を車体上方
に延長して形成されていて、その上端部は車体外
方に折り曲げて接合フランジ6aとされている。
前記車体構造部材5の上壁5b及び外側壁5c
は、車体外方に延びる上壁5bとこの上壁5bの
外側縁が車体下方に折り曲げられて垂下された外
側壁5cとを有するエプロンアツパメンバ3によ
り形成されていて、その上壁5bの内側縁は前記
接合フランジ6aにスポツト溶接によつて固着さ
れている。
前記車体構造部材5の下壁5dはエプロンアツ
パメンバ3の外側壁5cの下縁とフエンダエプロ
ン6の間に跨げて固着したエプロンロアメンバ4
によつて形成されている。
前記エプロンアツパメンバ3により形成される
上壁5bには、車体幅方向のほぼ中央において車
体前後方向に延びる段部5eが設けられている。
この段部5eより車体外側は高く形成されてい
て、この上面に車体構造部材5を構成する前記エ
プロンアツパメンバ3とは別物のフロントフエン
ダ2の上縁がシール材7を介してボルト(図示せ
ず)によつて固定されている。
また、段部5eより車体内側が低く形成される
とともに、上壁5bの内側縁の端部は車体上方に
起立されてフランジ3aが設けられているので、
ここに形成される凹部8は雨樋となり、フロント
フエンダ2とフード1との空隙から侵入する雨
水、洗車水を車体前方に確実に排水することがで
きる。このフランジ3aには、フードインナパネ
ル1a下面に密接するトランク用ウエザストリツ
プ9が装着され、トランクルームR内への浸入が
未然に防止されている。
この実施例によれば、車体構造部材5の上壁5
bに段部5eを設けて、その段部5eより車体内
側を低く形成するとともに、上壁5bの内側縁の
端部を車体上方に起立させてフードインナパネル
1a下面に密接するトランク用ウエザストリツプ
9を装着させるフランジ3aとなしたので、フー
ドアウタ1bとフードインナパネル1aによつて
形成される閉じ断面の大きさを従来と同様の大き
さに確保できる。
また、車体構造部材5は段部5eを設けたこと
によつて生ずるエプロンアツパメンバ3の剛性増
大によつて、閉じ断面の縮小分を補うことが可能
である。
本考案は前記のように構成したので、フードお
よび車体構造部材の剛性を確保して、フードイン
ナパネル下面と車体構造部材の上壁間の空隙を密
封させることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の車体全体を示す斜視図、第2
図は従来の車体前側にエンジンルームが形成され
た自動車の車体構造における第1図のA−A線相
当部分の拡大断面図、第3図は同従来装置におい
て従来の密閉構造を追加した拡大断面図、第4図
は本考案に係る自動車の車体構造の実施例を示
す、第1図のA−A線相当部分の拡大断面図であ
る。 1……フード、1a……フードインナパネル、
2……フロントフエンダ、3……エプロンアツパ
メンバ、4……エプロンロアメンバ、5……閉じ
断面の車体構造部材、5b……車体構造部材の上
壁、5a……車体構造部材の内側壁、6……フエ
ンダエプロン、6a……接合フランジ、5c……
車体構造部材の外側壁、5d……車体構造部材の
下壁、5e……段部、9……トランク用ウエザス
トリツプ、3a……フランジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車のフロントボデーであつて、フードの左
    右の側縁に沿つて、その裏面に設けられているフ
    ードインナパネルと対向して配設され、かつフロ
    ントフエンダの上縁に沿つて車体前後方向に延び
    るエプロンアツパメンバとエプロンロアメンバか
    らなる矩形閉じ断面の車体構造部材を備え、その
    車体構造部材の上壁にこの車体構造部材とは別物
    のフロントフエンダの上縁が固定され、車体内方
    の内側壁にはフエンダエプロンが垂設されている
    自動車の車体構造において、 前記矩形閉じ断面の車体構造部材は、その内側
    壁をフエンダエプロンの上縁を車体上方に延長さ
    せて形成し、その上端部を車体外方に折り曲げて
    接合フランジとなし、この接合フランジに、車体
    外方に延びる上壁とこの上壁の外側縁が車体下方
    に折り曲げられて垂下された外側壁とを形成する
    エプロンアツパメンバの前記上壁の内側縁を固着
    し、このエプロンアツパメンバの外側壁の下縁と
    フエンダエプロンに跨げて固着したエプロンアツ
    パメンバによつて形成される下壁により矩形断面
    に構成するとともに、前記エプロンアツパメンバ
    により形成される上壁には、車体幅方向のほぼ中
    央において車体外側が高く、かつ車体内側は低く
    形成する段部を設け、かつこの段部より車体外側
    の前記上壁に、前記別物のフロントフエンダの上
    縁が固定され、前記上壁の内側縁の端部を車体上
    方に起立させてフードインナパネル下面に密接す
    るトランク用ウエザストリツプを装着させるフラ
    ンジとなしたことを特徴とする自動車の車体構
    造。
JP1558183U 1983-02-04 1983-02-04 自動車の車体構造 Granted JPS59121282U (ja)

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JP1558183U JPS59121282U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 自動車の車体構造

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JP1558183U JPS59121282U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 自動車の車体構造

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Publication Number Publication Date
JPS59121282U JPS59121282U (ja) 1984-08-15
JPS633891Y2 true JPS633891Y2 (ja) 1988-01-30

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ID=30146915

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JP1558183U Granted JPS59121282U (ja) 1983-02-04 1983-02-04 自動車の車体構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5888092B2 (ja) * 2012-04-25 2016-03-16 スズキ株式会社 車両前部構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS526105U (ja) * 1975-06-30 1977-01-17

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