JPH0427736Y2 - - Google Patents

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JPH0427736Y2
JPH0427736Y2 JP1987193045U JP19304587U JPH0427736Y2 JP H0427736 Y2 JPH0427736 Y2 JP H0427736Y2 JP 1987193045 U JP1987193045 U JP 1987193045U JP 19304587 U JP19304587 U JP 19304587U JP H0427736 Y2 JPH0427736 Y2 JP H0427736Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電車等車輌の自動開閉扉等として使用
される扉に関する。
(従来技術及びその問題点) この種の扉は、一般に、矩形状の扉枠体の室内
外側面に、それぞれ上部側に窓開口部を有する室
内側化粧板及び室外側化粧板を装着してなる構造
のものであるが、従来使用されているほとんどの
扉は、扉枠体が上下横枠部材、左右縦枠部材、更
に窓開口部分を除いてこれら横枠部材、縦枠部材
相互間に配設される複数本の補強用中間枠部材と
いうような可成り多くの枠部材にぢょつて構成さ
れているために、これら枠部材相互の組立て作業
に手間がかかつてコストが高くつくと共に、扉の
重量が相当大きくなる問題があつた。
また従来の扉では、室内側及び室外側の化粧板
が扉枠体に対しスポツト溶接によつて取着されて
いるために、これら化粧板の表面にスポツト溶接
による圧痕が露呈して外観上の体裁が非常に悪か
つた。
本考案は上述したような問題点に鑑み、重量の
軽減化ならびにコストの低廉化を図ることができ
ると共に外観上の体裁を良くすることのできる車
輌用扉を提供するものである。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案の技術的手段は、上下横枠部材と左右縦
枠部材と窓開口部の下側にあつて左右縦枠部材間
に横架される中間横枠部材とによつて扉枠体が構
成されると共に、それぞれ上部側に窓開口部を有
する室内側化粧板及び室外側化粧板が扉枠体に対
し接着剤によつて接着され、これら室内側化粧板
及び室外側化粧板の間には、ペーパーハニカムコ
アが、前中間横枠部材と下横枠部材と左右縦枠部
材とで囲まれる空間部におけるこれら各枠部材か
ら内方側へ隔たつた位置に局部的に配置され、両
化粧板に対し接着剤によつて接着されており、前
記中間横枠部材は断面略U字状の排水用樋溝を形
成していることを特徴とする。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は電車用の扉を室内側から見た正面図、
第2図及び第3図はその拡大縦断面図及び拡大横
断面図である。これらの図から明らかなように、
扉は、扉枠体1と、これの室内外側面に装着され
た室内側化粧板2及び室外側化粧板3と、これら
室内外の化粧板2,3のそれぞれの上部側に開口
された窓開口部4,5に設けられるガラス窓6
と、からなる。
扉枠体1は、ステンレス製の上部縁枠7(上横
枠部材)とステンレス製の下部縁枠8(下横枠部
材)と、アルミ製の戸先側縁枠9(左縦枠部材)
と、この縁枠9の近傍にこれと平行に位置するス
テンレス製の戸先側補強枠10(左縦枠部材)
と、ステンレス製の戸尻側縁枠11(右縦枠部
材)と、窓開口部4,5の下側にあつて戸先側補
強枠10と戸尻側縁枠11の間に横架されるステ
ンレス製の中間横枠部材12と、戸尻側縁枠11
の近傍にあつて上部縁枠7と中間横枠部材12と
に連結されるアルミ製の戸尻側補強枠13(右縦
枠部材)と、から構成され、これらは溶接により
相互に連結されて一体的に枠組みされている。
上記中間横枠部材12は第2図、特に第4図に
示されるように、断面略U字状を成してその内部
に排水用樋溝14を形成しており、そしてこの中
間横枠部材12の戸尻側端部が戸尻側縁枠11の
溶接により連結され、この端部内にはシール材1
5が嵌着されて排水用樋溝14の一端部を閉塞し
ており、また戸先側端部は戸先側補強枠10に対
し溶接により連結されると共に、排水用樋溝14
の底部分14aを残存させて切除され、その残存
部分14aは戸先側補強枠10の背面側に開口さ
れた排水穴16に貫通されてこの補強枠10内に
突入している。
上記室内側化粧板2はアルミ板からなり、室外
側化粧板3はステンレス板からなり、これらの室
内側及び室外側化粧板2,3は扉枠体1の室内外
側面に対しそれぞれ適当な接着剤によつて接着さ
れている。このように室内側及び室外側の化粧板
2,3が扉枠体1に対し従来のようにスポツト溶
接によらず接着剤によつて接着されるために、ス
ポツト溶接による場合にような圧痕がなく、それ
らの表面が非常に美しく、外観上の体裁がきわめ
て良好である。
また、これら室内側化粧板2と室外側化粧板3
との間には、第1図で概略示されるように戸先側
補強枠10と戸尻側縁枠11と中間横枠部材12
と下部縁枠8とで囲まれる空間部の中央部分に芯
材としてのペーパーハニカムコア17が介装さ
れ、このペーパーハニカムコア17は室内側及び
室内側化粧板2,3のそれぞれの内側面に対し適
当な接着剤により接着されている。
上記ガラス窓6は、室内側及び室外側の化粧板
2,3の窓開口部4、5に沿つて接着剤により取
着された窓開口部周枠18と、この窓開口部周枠
18に嵌合されてビス19でこれに固定されたガ
ラス取付周枠20と、このガラス取付周枠20に
シール材21及びパツキン22等を会して嵌合さ
れ、ガラス押えゴム23により固定された窓ガラ
ス24と、から構成されたものである。
以上のような構成を有する扉が電車に使用され
た場合において、ガラス窓6の微小な〓間を通し
て雨水の侵入があつた場合には、その雨水は窓開
口部4,5の下側に位置する中間横枠部材12の
排水用樋溝14に受容されて、この排水用樋溝1
4の戸先側端部から戸先側補強枠10の排水穴1
6を介してこの補強枠10内に流下され、室外に
排出される。したがつて、扉内に侵入した雨水が
ペーパーハニカムコア17に降りかかつてそれを
濡らすことがない。またペーパーハニカムコア1
7は中間横枠部材12、下部縁枠8、戸先側補強
枠10及び戸尻側縁枠11のそれぞれから内方へ
十分隔たつた位置に配設されているため、扉内に
浸入した雨水がこれらの枠部材を伝うようなこと
があつてその水がペーパーハニカムコア17に接
触することがなくなり、よつてペーパーハニカム
コア17は内部侵入した雨水から安全に保護され
ることになる。
(考案の効果) 本考案の車輌用扉は、扉枠体を、上下横枠部材
と、左右縦枠部材と、窓開口部の下側にあつて左
右縦枠部材間に横架される中間横枠部材とで構成
すると共に、室内側化粧板と室外側化粧板との間
には、中間横枠部材と下横枠部材と左右縦枠部材
とで囲まれる空間にハニカムコアを介装してなる
ので、扉枠体の構成部品点数を最小限に抑えるこ
とができて、扉の重量の軽減化を図ることができ
る。
特に本考案によれば、ハニカムコアとして紙製
のペーパーハニカムコアを使用しているので、ハ
ニカムコア自体が非常に軽いものとなり、したが
つて扉重量を一層軽減することができる。またこ
のペーパーハニカムコアは中間横枠部材と下横枠
部材と左右縦枠部材とで囲まれる空間部における
これら各枠部材から内方側へ隔たつた位置に局部
的に配置してあるため、扉内に浸入した雨水がこ
れらの枠部材を伝うような場合にもその雨水がペ
ーパーハニカムコアに接触することがなく、した
がつて水との接触によるペーパーハニカムコアの
脆弱化を防止し、長期に亘つて有効に使用するこ
とができる。
また本考案の車輌用扉によれば、前記中間横枠
部材が断面略U字状の排水用樋溝を形成している
ため、化粧板の窓開口部より雨水が扉内部に浸入
することがあつても、その雨水は排水用樋溝に受
容され、ペーパーハニカムコアを濡らすことがな
く、したがつてペーパーハニカムコアを長期に亘
つて有効に使用することができる。また、この排
水用樋溝の一端部を一方の縦枠部材に設けた排水
穴に貫通させるようにすることにより、この排水
用樋溝に受容させた雨水を前記排水穴より前記縦
枠部材内に流下させて、外部へ容易に排出させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電車用扉の室
内側から見た正面図、第2図は第1図の−線
拡大断面図、第3図は第1図の−線拡大断面
図、第4図は排水用樋溝を形成している中間横枠
部材を示す斜視図である。 1……扉枠体、2……室内側化粧板、3……室
外側化粧板、4,5……窓開口部、6……ガラス
窓、7……上部縁枠(上横枠部材)、8……下部
縁枠(下横枠部材)、9……戸先側縁枠(左縦枠
部材)、10……戸先側補強枠(左縦枠部材)、1
1……戸尻側縁枠(右縦枠部材)、12……中間
横枠部材、14……排水用樋溝、16……排水
穴、17……ペーパーハニカムコア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上下横枠部材と左右縦枠部材と窓開口部の下
    側にあつて左右縦枠部材間に横架される中間横
    枠部材とによつて扉枠体が構成されると共に、
    それぞれ上部側に窓開口部を有する室内側化粧
    板及び室外側化粧板が扉枠体に対し接着剤によ
    つて接着され、これら室内側化粧板及び室外側
    化粧板の間には、ペーパーハニカムコアが、前
    記中間横枠部材と下横枠部材と左右縦枠部材と
    で囲まれる空間部におけるこれら各枠部材から
    内方側へ隔たつた位置に局部的に配置され、両
    化粧板に対し接着剤によつて接着されており、
    前記中間横枠部材は断面略U字状の排水用樋溝
    を形成していることを特徴とする車輌用扉。 2 前記中間横枠部材の排水用樋溝の一端部が一
    方の縦枠部材に設けた排水穴に貫通されている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の車輌用
    扉。 3 前記中間横枠部材の排水用樋溝の一端部が一
    方の縦枠部材に設けた排水穴に貫通されている
    実用新案登録請求の範囲第2項記載の車輌用
    扉。
JP1987193045U 1987-12-18 1987-12-18 Expired JPH0427736Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0775981B2 (ja) * 1991-11-28 1995-08-16 横浜製機株式会社 鉄道車両用ドア

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JPS57151422A (en) * 1981-03-16 1982-09-18 Nissan Motor Co Ltd Reinforcement process for plate member
JPS58185360A (ja) * 1982-04-26 1983-10-29 株式会社日立製作所 車両構体の製作方法

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