JPH066039U - 車両のドア構造 - Google Patents

車両のドア構造

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Publication number
JPH066039U
JPH066039U JP005419U JP541991U JPH066039U JP H066039 U JPH066039 U JP H066039U JP 005419 U JP005419 U JP 005419U JP 541991 U JP541991 U JP 541991U JP H066039 U JPH066039 U JP H066039U
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JP
Japan
Prior art keywords
door
drain hole
vehicle
valve member
vehicle door
Prior art date
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Pending
Application number
JP005419U
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English (en)
Inventor
勲 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH066039U publication Critical patent/JPH066039U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数の増加や組立工数を増大させることな
く排水孔に弁部材を設けることができ、従って、コスト
アップを招くことがなく然も見栄も向上できる車両のド
ア構造。 【構成】ドア本体10の内周縁部に装着されて該ドア本
体10と車体との間をシールするドアシール30に、リ
ップ部31を一体に形成し、該リップ部31が排水孔1
3を開閉可能に塞ぐよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のドア構造に関し、詳しくは、インナパネルとアウタパネルに 挟まれたドア内部と外部とを連通する排水孔へ弁部材を装着する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のドアは、インナパネルとアウタパネルによって内部に空間を形 成すると共に、その内部にウインドウガラスを昇降させるウインドウレギュレー タ等が内設されて構成される。 ドアの下縁部には、ウインドウガラスとウェザーストリップとの間からドア内 部に侵入した雨水等を排出する為の排水孔が開設される。 ところで、このような排水孔が常時開放状態にあると、走行時の風圧等によっ て塵埃がドア内部に侵入し易いという問題があり、このような問題を解決するも のとして例えば実開昭61−21622号公報開示の如く、個々の排水孔夫々に 開閉可能な弁部材(バルブ)を設けて構成したものがある。
【0003】
【従来技術の課題】
しかし乍ら、上記の如く個々の排水孔夫々に弁部材を設ける構成では、部品点 数の増加や特に弁部材の装着部位がドアの下縁部であることから作業性が悪いこ とによる組立工数の増大によってコストアップとなると共に、又、見栄も悪いと いう問題があった。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、上記の如き事情に鑑み、部品点数の増加や組立工数を増大させるこ となく排水孔に弁部材を設けることができ、従って、コストアップを招くことが なく然も見栄も向上できる車両のドア構造の提供、を目的とする。
【0005】
【考案の構成】 このため、本考案に係る車両のドア構造は、ドアに装着され、該ドアと車体と の間をシールするドアシール部材に、排水孔を開閉可能に塞ぐ弁部を一体に形成 したものである。 これにより、部品点数の増加や組立工数を増大させることがなく排水孔に弁部 材を設けることができ、コストアップを招くことがなく然も見栄も向上できる。
【0006】
【考案の実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。 図1は、本考案に係る車両のドア構造を適用したフロントドアを車室側から見 た正面図であり、図示ドア1はインナパネル11とアウタパネル12により構成 されたドア本体10の上部にサッシ20が一体に形成されて構成されている。
【0007】 ドア1の周囲内側には、全周にわたってドアシール30が装着されており、又 、ドア本体10の下縁部には、ドア本体10の内部と外部とを連通させる複数の 排水孔13…が車両前後方向(図中左右方向)に所定間隔で間欠的に開設されて いる。 排水孔13は、図1のA−A断面図である図2に示す如くアウタパネル12と の接合部近傍のインナパネル11に開設され、この排水孔13に隣接するインナ パネル11にドアシール30がファスナー40によって装着されている。 ドアシール30は、発泡ゴム等の弾性を有する素材によって図示の如く中空に 形成されると共に、そのアウタパネル12側に薄肉のリップ部31が延設されて いる。 リップ部31は、その先端がアウタパネル12の内面に沿うインナパネル11 の外面に当接して該リップ部31が排水孔13の下側を完全に塞ぐように形成さ れると共に、排水孔13を介した雨水等の圧力が加わると、図中想像線で示す如 く容易に下側に屈曲変形して排水孔13を開放可能となっている。
【0008】 而して、上記の如き構成によれば、ドア本体10内部側から圧力が加わらない 通常時に於ては、ドアシール30のリップ部31が排水孔13を塞ぎ、又、走行 時の風圧はリップ部31をドア本体10側に押圧することから排水孔13をより 塞ぐ方向に作用し、塵埃のドア本体10内部への侵入を防ぐ。一方、ドア本体1 0の内部に侵入した雨水等の圧力が排水孔13を介してドアシール30のリップ 部31に加わると、リップ部31はこの圧力によって下方に屈曲変形して排水孔 13を開放させ、その結果雨水は排水孔13から外部に排出されるものである。 即ち、リップ部31がドア本体10内から外部への排水は許容すると共に外部か らドア本体10内への塵埃の侵入は阻止するワンウェイバルブとして機能するも のである。
【0009】
【考案の効果】
上記の如き、本考案に係る車両のドア構造によれば、ドアシールに弁部材を一 体に形成することで、部品点数の増加や組立工数を増大させることがなく排水孔 に弁部材を設けることができ、従って、コストアップを招くことがなく然も見栄 も向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両のドア構造を適用したフロン
トドアを車室側から見た正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【符号の説明】
1…ドア 10…ドア本体 11…インナパネル 12…アウタパネル 13…排水孔 30…ドアシール(ドアシール部材) 31…リップ部(弁部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア下縁部に、インナパネルとアウタパネ
    ルに挟まれたドア内部を外部と連通する排水孔を開設し
    たものに於て、 前記ドアに装着され、該ドアと車体との間をシールする
    ドアシール部材に、前記排水孔を開閉可能に塞ぐ弁部を
    一体に形成したこと、を特徴とする車両のドア構造。
JP005419U 1991-01-19 1991-01-19 車両のドア構造 Pending JPH066039U (ja)

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