JPH0217927Y2 - - Google Patents

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JPH0217927Y2
JPH0217927Y2 JP1983200769U JP20076983U JPH0217927Y2 JP H0217927 Y2 JPH0217927 Y2 JP H0217927Y2 JP 1983200769 U JP1983200769 U JP 1983200769U JP 20076983 U JP20076983 U JP 20076983U JP H0217927 Y2 JPH0217927 Y2 JP H0217927Y2
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JP
Japan
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door
wheel arch
mounting base
inner panel
side sill
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JP1983200769U
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JPS60110124U (ja
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、タイヤ上方に位置するドアの下部
のホイールアーチ部がサイドシルより車体外方に
張り出している自動車のドアに関する。
(従来技術) 自動車のドアは、普通アウタパネルとインナパ
ネルから構成されて、内部に空間を形成している
ものであり、この内部の空間に侵入する水を排出
するために、ドアの底に水抜孔を設けていた。
しかし、ドアがタイヤ上方に位置し、ドアの下
部がサイドシルより車体外方に張り出している場
合は、ドアの底の水抜孔は常時車体外に露出する
ことになつて、泥や水が侵入してドアを腐蝕させ
ることになるため、従来技術では、たとえば実開
昭55−56717号の如く、アウタパネルの下端近く
に水抜孔を設け、この水抜孔を隠すのと、泥や水
の侵入を防ぐために、水抜孔を覆つて下辺を開放
したモールデイングを装着したものがあつたが、
これとてもモールデイングの下辺は開放されてい
るので、特に、タイヤ上方に位置するドアに関し
ては泥や水の侵入を完全に防止することはできな
いものであつた。
(考案の目的) この考案は以上の如き従来の欠点を解消して、
泥や水等が水抜孔に入るのを防止するとともに、
泥や水等によるサイドシル面の汚れを防止しよう
とするものである。
(考案の構成) すなわち、タイヤ上方に位置し、アウタパネル
とインナパネルとから構成されて、内部に空間を
有するドア下部のホイールアーチ部が、サイドシ
ルより車体外方に張り出しているドアを有する自
動車において、上記ドア下部のホイールアーチ部
には、該アーチ部に沿つてシール部材が取付けら
れており、該シール部材はホイールアーチ部に取
付けられる取付基部と、該取付基部のホイールア
ーチ部の先端側から内方に延びて、サイドシルと
の隙間をシールするシールリツプ部とからなり、
上記取付基部で覆われる位置のドアインナパネル
下部および上記取付基部に開口および連通孔がそ
れぞれ設けられている、自動車のドアである。
(実施例) 以下図面にもとづいて実施例を説明する。
1はドアで、アウタパネル2とインナパネル3
によつて内部に空間4が形成されている。
5はドア1の補強材、6はドア下部のホイール
アーチ部で、このホイールアーチ部6に沿つてイ
ンナパネル3の下部にゴムの如き弾性材からなる
シール部材7が取付基部7aを取り付けられて、
ホイールアーチ部6が車体外方に張り出している
ために生じるサイドシル8との隙間を、第3図か
ら第6図に示すように、ドア1を閉じた時シール
部材7の先端のシールリツプ部7bが、サイドシ
ル8の下辺に接してシールするものである。
ホイールアーチ部6はアウタパネル2とインナ
パネル3とが結合されているが、アウタパネル2
と補強材5とが結合される部分では、インナパネ
ル3に開口3aが設けてある。
9は連通孔で、インナパネル3の下部で、ホイ
ールアーチ部6のシール部材7の取付基部7aで
覆われた位置に、1個または2個以上設けられ
る。そして、インナパネル3には上記連通孔9の
位置に開口3bが設けられる。
第2図では補強材5のある位置に連通孔9を3
個設けたものを示している。
この連通孔9は、ドア1の空間4内に侵入した
水を排出するためのもので、第4図から第6図に
示すW矢印が水の流れを示し、流出した水は、シ
ール部材7の円弧に沿つて流下し排出される。
本実施例では、連通孔9をドアの補強材5のあ
る位置に3個設けたため、補強材5とアウタパネ
ル2の間に侵入した雨水を、連通孔9から排水す
るとともに、ドアのアウタパネル2とインナパネ
ル3で形成された空間4の湿気をなくし、補強材
5周辺の腐蝕を防止する効果がある。
(考案の効果) この考案は、以上説明したとおりであるから、
タイヤ上方に位置するドアの下部のホイールアー
チ部が、サイドシルより車体外方に張り出してい
るために生じるサイドシルとドアとの隙間をシー
ル部材でシールするので、シールが完壁に行わ
れ、特にタイヤの直上であるために激しく飛散す
る泥や水等を完全に遮断して、サイドシルの側面
やドアの下辺等の汚染を防止するとともに、連通
孔から泥や水等がドア内部へ侵入するのを防止し
て、ドアの腐蝕の原因を除去した、自動車のドア
を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示すもので、第1
図は本案によるドアを備えた自動車の斜視図、第
2図は第1図Aに示すドアの局部を拡大した一部
切欠側面図、第3図はドアのホイールアーチ部の
部分切断斜視図、第4図は第2図をB−B線にお
いて切断したシール部材の斜視図、第5図はドア
を閉じた時のホイールアーチ部の断面図、第6図
は同じく他の実施例を示すホイールアーチ部の断
面図である。 1……ドア、2……アウタパネル、3……イン
ナパネル、3a,3b……開口、6……ホイール
アーチ部、7……シール部材、7a……取付基
部、7b……シールリツプ部、8……サイドシ
ル、9……連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤ上方に位置し、アウタパネルとインナパ
    ネルとから形成されるドア下部のホイールアーチ
    部が、サイドシルより車体外方に張り出している
    ドアを有する自動車において、上記ドア下部のホ
    イールアーチ部には、該アーチ部に沿つてシール
    部材が取付けられており、該シール部材はホイー
    ルアーチ部に取付けられる取付基部と、該取付基
    部のホイールアーチ部の先端部側から内方に延び
    てサイドシルとの隙間をシールするシールリツプ
    部とからなり、上記取付基部で覆われる位置のド
    アインナパネル下部および上記取付基部に開口お
    よび連通孔がそれぞれ設けられていることを特徴
    とする、自動車のドア。
JP1983200769U 1983-12-29 1983-12-29 自動車のドア Granted JPS60110124U (ja)

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JP1983200769U JPS60110124U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動車のドア

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JP1983200769U JPS60110124U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動車のドア

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JPS60110124U JPS60110124U (ja) 1985-07-26
JPH0217927Y2 true JPH0217927Y2 (ja) 1990-05-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7474159B2 (ja) * 2020-09-11 2024-04-24 西川ゴム工業株式会社 自動車のシール構造及び自動車のシール材

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JPS60110124U (ja) 1985-07-26

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