JP3932239B2 - ドアウェザーストリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフロントドアに取付けられ、ボディとの隙間をシールするドアウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5に示すように、フロントドア1の前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベース5の前側部が、フロントフェンダー2の後端部よりも前側に位置するようにオーバーハングした自動車が存在する。ドアミラーベース5にはドアミラーMRが固定されている。
【0003】
このような自動車のフロントドア1の外周には、図6乃至図8に示すような、取付基部11と中空シール部12とからなるドアウェザーストリップ10が取付けられていてフロントドア1の閉時に、車体開口部に位置するボディパネル3に弾接して、フロントドア1とボディパネル3との間をシールするようになっている。
なお、図6は従来例に係る図5のA−A線断面,図7は従来例に係る図5のB−B線断面,および図8は従来例に係る図5のC−C線断面を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ドアミラーベース5の前側部が、フロントフェンダー2の後端部よりも前側に位置しない通常デザインの自動車においては、フロントドア1に取付けられたドアウェザーストリップ10の車外側にはサブシール15が取付けられているので、ドアウェザーストリップ10の中空シール部12とこのサブシール15との二重シールによって優れた遮音効果が得られる。
【0005】
しかしながら、ドアミラーベース5の前側部が、フロントフェンダー2の後端部よりも前側に位置した自動車では、ドアミラーベース5の周辺の範囲Z(図5に示す)においては、前記サブシール15を取付けることができないので、図7に示すように、ボディパネル3とドアミラーベース5との隙間M、及び図8に示すように、フロントドア1とフロントフェンダー2との隙間Nから車内側に雑音が進入し易いという問題がある。
【0006】
そこで本発明の目的は、特にドアミラーベース5の前側部が、フロントフェンダー2の後端部よりも前側に位置した自動車のフロントドア1に取付けられ、雑音を有効に遮断しうるドアウェザーストリップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のドアウェザーストリップは、フロントドア(1)前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベース(5)の前側部が、フロントフェンダー(2)の後端部よりも前側に位置し、前記ドアミラーベース(5)の上端部から、ドアミラーベース(5)の下端部に位置する前記フロントフェンダー(2)の後側上端部までの範囲(Z)には車外側にサブシール(15)を取付けることができないように構成された自動車において、フロントドア(1)の外周に沿って取付けられた取付基部(21)と、取付基部(21)に一体成形されドア閉時にボディパネル(3)に弾接する中空シール部(22)とを備えるドアウェザーストリップ(20)であって、中空シール部(22)の車外側に、ドア閉時に中空シール部(22)とともにボディパネル(3)に弾接するシールリップ部(25)を延設し、その前記シールリップ部(25)の延設する部位を、少なくとも前記ドアミラーベース(5)の上端部から、ドアミラーベース(5)の下端部に位置する前記フロントフェンダー(2)の後側上端部までの、車外側にサブシール(15)を取付けることができない範囲(Z)としたことを特徴とする。
【0008】
また請求項2に記載のドアウェザーストリップは、フロントドア(1)前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベース(5)の前側部が、フロントフェンダー(2)の後端部よりも前側に位置し、前記ドアミラーベース(5)の上端部から、ドアミラーベース(5)の下端部に位置する前記フロントフェンダー(2)の後側上端部までの範囲(Z)には車外側にサブシール(15)を取付けることができないように構成され、前記フロントフェンダー(2)の後側上端部よりさらに上側については車外側にサブシール(15)が取付けられた自動車において、フロントドア(1)の外周に沿って取付けられた取付基部(21)と、取付基部(21)に一体成形されドア閉時にボディパネル(3)に弾接する中空シール部(22)とを備えるドアウェザーストリップ(20)であって、中空シール部(22)の車外側に、ドア閉時に中空シール部(22)とともにボディパネル(3)に弾接するシールリップ部(25)を延設し、その前記シールリップ部(25)の延設する部位を、前記ドアミラーベース(5)の上端部から、ドアミラーベース(5)の下端部に位置する前記フロントフェンダー(2)の後側上端部までの、車外側にサブシール(15)を取付けることができない範囲(Z)だけとしたことを特徴とする。
【0009】
括弧内の記号は、図面および後述する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
【0010】
本発明によれば、フロントドア前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベースの前側部が、フロントフェンダーの後端部よりも前側に位置する自動車のフロントドアに沿って取付けられたドアウェザーストリップの中空シール部の車外側に、ドア閉時に中空シール部とともにボディパネルに弾接するシールリップ部を延設して2重シールするので、シール機能に優れる。
それに加えて、ボディパネルとドアミラーベースとの隙間、及びフロントドアとフロントフェンダーとの隙間から車内側に進入する雑音が有効に遮断される。
【0011】
特にシールリップ部が延設される部位を、サブシールを取付けることのできない、三角形状のドアミラーベースの上端部から、ドアミラーベースの下端部に位置するフロントフェンダーの後側上端部までの範囲にすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図1乃至図3を参照して説明する。なお、従来例と同じ部分には同一符号を付した。図1は本発明の実施の形態に係る図5のA−A線断面,図2は本発明の実施の形態に係る図5のB−B線断面,および図3は本発明の実施の形態に係る図5のC−C線断面を示す。
【0013】
本発明の実施の形態に係るドアウェザーストリップ20は、フロントドア1前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベース5の前側部が、フロントフェンダー2の後端部よりも前側に位置するように構成された自動車のフロントドア1に取付けられたものであって、フロントドア1の外周に沿って取付けられた取付基部21と、その取付基部21に一体成形されドア閉時にボディパネル3に弾接する中空シール部22とを備える。また、中空シール部22の取付基部21側にはフロントドア1に弾接するリップ片23が車外側に設けられている。
ドアウェザーストリップ20は、ドアミラーベース5の周りにあっては型成形されていて、取付基部21には型成形時に中芯(図示しない)を抜くための開口部が形成されている。
【0014】
中空シール部22の車外側には断面舌状のシールリップ部25が延設されていて、フロントドア1の閉時に中空シール部22とともにボディパネル3に弾接してシールするようになっている。
このように、中空シール部22とシールリップ部25とによって2重にシールすることで、シール性が一層向上するとともに、図2に示すように、ボディパネル3とドアミラーベース5との隙間M、及び図3に示すように、フロントドア1とフロントフェンダー2との隙間Nから車内側に進入する雑音が効果的に遮断される。
【0015】
シールリップ部25が延設される部位は、少なくとも三角形状のドアミラーベース5の上端部から、ドアミラーベース5の下端部に位置するフロントフェンダー2の後側上端部までの範囲Zとしている。
これは、ドアミラーベース5の前側部が、フロントフェンダー2の後端部よりも前側に位置した自動車では、ドアミラーベース5の周辺の範囲Zにおいてはサブシール15を取付けることができないことによる。なお、ドアミラーベース5の上端部よりさらに上側については、図1に示すようにドアウェザーストリップ20の車外側にサブシール15を取付けることができるので、シールリップ部25は特に必要ないが、シールリップ部25を延設するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上のとおり本発明によれば、フロントドア前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベースの前側部が、フロントフェンダーの後端部よりも前側に位置する自動車のフロントドアに沿って取付けられたドアウェザーストリップの中空シール部の車外側に、ドア閉時に中空シール部とともにボディパネルに弾接するシールリップ部を延設して2重シールするので、シール機能に優れ、その上、ボディパネルとドアミラーベースとの隙間、及びフロントドアとフロントフェンダーとの隙間から車内側に進入する雑音が有効に遮断される。
よって、本来、ドアウェザーストリップの車外側にサブシールを取付けることのできない部位でも、シールリップ部を延設するだけで簡単に、サブシールがあると同様のシール性と遮音性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが取付けられた状態を示す、図5のA−A線断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが取付けられた状態を示す、図5のB−B線断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップが取付けられた状態を示す、図5のC−C線断面図である。
【図4】自動車の外観斜視図である。
【図5】図4のX部を示す拡大側面図である。
【図6】従来例に係るドアウェザーストリップが取付けられた状態を示す、図5のA−A線断面図である。
【図7】従来例に係るドアウェザーストリップが取付けられた状態を示す、図5のB−B線断面図である。
【図8】従来例に係るドアウェザーストリップが取付けられた状態を示す、図5のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 フロントドア
2 フロントフェンダー
3 ボディパネル
5 ドアミラーベース
10 ドアウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
15 サブシール
20 ドアウェザーストリップ
21 取付基部
22 中空シール部
23 リップ片
25 シールリップ部
MR ドアミラー
Claims (2)
- フロントドア前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベースの前側部が、フロントフェンダーの後端部よりも前側に位置し、前記ドアミラーベースの上端部から、ドアミラーベースの下端部に位置する前記フロントフェンダーの後側上端部までの範囲には車外側にサブシールを取付けることができないように構成された自動車において、前記フロントドアの外周に沿って取付けられた取付基部と、該取付基部に一体成形されドア閉時にボディパネルに弾接する中空シール部とを備えるドアウェザーストリップであって、中空シール部の車外側に、ドア閉時に中空シール部とともにボディパネルに弾接するシールリップ部を延設し、その前記シールリップ部の延設する部位を、少なくとも前記ドアミラーベースの上端部から、ドアミラーベースの下端部に位置する前記フロントフェンダーの後側上端部までの、車外側にサブシールを取付けることができない範囲としたことを特徴とするドアウェザーストリップ。
- フロントドア前側上部の三角窓部分に取付けられたドアミラーベースの前側部が、フロントフェンダーの後端部よりも前側に位置し、前記ドアミラーベースの上端部から、ドアミラーベースの下端部に位置する前記フロントフェンダーの後側上端部までの範囲には車外側にサブシールを取付けることができないように構成され、前記フロントフェンダーの後側上端部よりさらに上側については車外側にサブシールが取付けられた自動車において、前記フロントドアの外周に沿って取付けられた取付基部と、該取付基部に一体成形されドア閉時にボディパネルに弾接する中空シール部とを備えるドアウェザーストリップであって、中空シール部の車外側に、ドア閉時に中空シール部とともにボディパネルに弾接するシールリップ部を延設し、その前記シールリップ部の延設する部位を、前記ドアミラーベースの上端部から、ドアミラーベースの下端部に位置する前記フロントフェンダーの後側上端部までの、車外側にサブシールを取付けることができない範囲だけとしたことを特徴とするドアウェザーストリップ。
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JP (1) | JP3932239B2 (ja) |
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1999
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