JP3790026B2 - 自動車用ウェザーストリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用ウェザーストリップに関する。より詳しくは、例えば救急車などのように観音開きドアを有する車両において、その観音開きドアに取り付けられ、ドア閉時に左右ドアの見切り部をシールする自動車用ウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3及び図4に示すように、例えば救急車などの車両のバックドアは観音開きドアとなっており、その観音開きドアを構成する左右ドア1,2のうち左ドア1のボディパネルB側には環状にウェザーストリップ3が取り付けられ、右ドア2のボディパネルB側には左ドア1側に開口部を有する略コ字状のウェザーストリップ4が取り付けられている。ウェザーストリップ3,4は取付用の基部とそれに一体成形された中空シール部とからなっている。
そして、左ドア1及び右ドア2が閉められるとウェザーストリップ3,4の中空シール部が、ボディパネルBに弾接して車内外がシールされるとともに、見切り部側に取り付けられたウェザーストリップ3の中空シール部が右ドア2の見切り部側、すなわち左側端部に弾接して両ドア間の見切り部をシールするようになっている。なお、左ドア1及び右ドア2にはガラス窓5,6及び取っ手7が取り付けられている。また、ボディパネルBの上端のルーフ部分にはドア閉時に左右ドア1,2の上端部が弾接するドリップウェザーストリップ9が取り付けられている。
【0003】
ここで、ウェザーストリップ3,4のそれぞれ3箇所のコーナー部3A,3B,3C,4A,4B,4Cは型成形部であり、その他の部分は押出成形部である。図5に、ウェザーストリップ4の型成形部の上側コーナー部4Bの拡大斜視図を示し、図6にそのB−B線断面図を示す。なお、下側コーナー部4Aについても同様の構成であるため説明を省略する。
上側コーナー部4Bは、先閉め用の右ドア2に取り付けられた取付基部11とシール壁12からなり、取付基部11とシール壁12とは側壁13を介して一体形成されている。シール壁12は右ドア2の面に略平行でかつその面の略垂直方向に薄肉状となっていて、ドア閉時にはシール壁12の背面部12aがボディパネルBに弾接するとともに、シール壁12の前面部12bは後閉め用の左ドア1が閉められると見切り部側に取り付けられたウェザーストリップ3の中空シール部に弾接して見切り部をシールするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示すように、取付基部11とシール壁12とを連設する側壁13は取付基部11に嵌め込まれた右ドア2の見切り部側端縁よりも右ドア2の外側(見切り部側)に位置しているため、側壁13と右ドア2側の取付基部11との接続位置Pを右ドア2の面で支持させることはできない。
したがって、ドア閉時にその接続位置Pを中心にシール壁12が二点破線で示すように撓み、シール壁12がボディパネルBから浮いてシールの役割を果たさないという問題がある。また、見栄えも好ましくない。
【0005】
本発明の目的は、車両用観音開きドアの見切り部のシール機能の低下を防止して、水漏れ等の弊害を軽減する自動車用ウェザーストリップを提供することにある。
また他の目的は、型成形時の作業効率を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の自動車用ウェザーストリップは、車両用観音開きドア(1,2)を構成する左右いずれか一方のドア(2)の他方のドア(1)との見切り部側の上側コーナー部(4B)又は/および下側コーナー部(4A)に取り付けられた取付基部(11)と、取付基部(11)に側壁(13)を介して一体成形された、一方のドア(2)面に略平行でかつそのドア(2)面の略垂直方向に薄肉のシール壁(12)とを備え、シール壁(12)は、ドア閉時には背面部(12a)がボディパネル(B)に弾接するとともに、前面部(12b)が他方のドア(1)の見切り部側に取り付けられたシール部に弾接して見切り部をシールする自動車用ウェザーストリップにおいて、取付基部(11)とシール壁(12)との間の側壁(13)に見切り部側から凹部(20)を設け、凹部(20)を形成する奥壁(21)を、取付基部(11)とシール壁(12)とを連設し、前記ドア(2)面に略垂直方向に形成した壁(22)とし、その奥壁(21)と一方のドア(2)側の取付基部(11)との接続(Q)を一方のドア(2)の見切り部側端縁(2a)よりもドア(2)内側に位置させてその奥壁(21)を一方のドア(2)面で支持させたことを特徴とする(請求項1)。
【0007】
なお、カッコ内の記号は図面に示し後述する発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
【0008】
本発明は、車両用観音開きドアを構成する左右いずれか一方のドアの他方のドアとの見切り部側の上側コーナー部又は/および下側コーナー部に取り付けられた自動車用ウェザーストリップであり、取付基部と取付基部に側壁を介して一体成形されたシール壁からなるものであり、シール壁は、ドア閉時には背面部がボディパネルに弾接するとともに、前面部が他方のドアの見切り部側に取り付けられたシール部に弾接して見切り部をシールするものであるので、一方のドアが先閉め用のドアであり、他方のドアが後閉め用のドアである。
そして、取付基部とシール壁との間に見切り部側から凹部を設け、凹部を形成する奥壁を、取付基部とシール壁とを連設し、ドア面に略垂直方向に形成した壁とし、奥壁と一方のドア側の取付基部との接続を一方のドアの見切り部側端縁よりもドア内側に位置させて奥壁を一方のドア面で支持させたので、先閉め用の一方のドアの閉時には、奥壁が一方のドア面の支持により安定し、従来例で示したように、シール壁がボディパネルから浮くことはない。それどころか、シール壁の背面部はボディパネルに一層密着するとともに、シール壁の前面部も後閉めされる他方のドアに取り付けられたシール部に安定して密着するのでシール機能が向上する。
【0009】
また、取付基部とシール壁との間に見切り部側から凹部を設けたことにより、上側コーナー部又は/および下側コーナー部において、側壁から見切り部側とは逆側には中空部の領域が減少するので、型成形時に使用する中芯が短くなり中芯抜き取りが迅速になるので作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る自動車用ウェザーストリップについて説明する。図1は本実施形態に係る右ドア2に取り付けられるウェザーストリップ4の上側コーナー部4Bの拡大斜視図、図2はそのA−A線断面図である。なお、従来例と同一部分には同一符号を記しその説明を省略した。
【0011】
本実施形態に係る自動車用ウェザーストリップ4は、従来例で示した自動車用ウェザーストリップ4と同様に、車両用観音開きドアを構成する右ドア2の左ドア1との見切り部側の上側コーナー部4Bに取り付けられた略L字状の取付基部11と、取付基部11に側壁13を介して一体成形されたヒレ状のシール壁12とからなり、シール壁12は右ドア2の面に対して略垂直方向に薄肉状になっている。側壁13は取付基部11に嵌め込まれた右ドア2の見切り部側を仕切るよう右ドア面に略垂直方向に平行に延び、シール壁12の側面が側壁13のボディパネルB側に一体成形されている。すなわち、側壁13とシール壁12とは略直角に交わっている。そして、ドア閉時にはシール壁12の背面部12aがボディパネルBに弾接するとともに、前面部12bが左ドア1の見切り部側に取り付けられたウェザーストリップ3の中空シール部に弾接して見切り部をシールするようになっている。
【0012】
そして、取付基部11とシール壁12との間に見切り部側から凹部20を設け、凹部20を形成する奥壁21を取付基部11とシール壁12とを連設する側壁22とし、その側壁22と右ドア2側の取付基部11との接続位置Qを右ドア2の見切り部側端縁2aよりもドア内側に位置させて側壁22を右ドア面で支持させたものである。すなわち、側壁13に凹部20を設けることによって側壁13の部位を奥壁21の部位までその位置を変更させ、右ドア面に垂直な側壁22を右ドア2の面で支持させたものである。
【0013】
これにより、先閉め用の右ドア2の閉時には、図2に示すように、側壁13が右ドア面の支持により安定するので、シール壁12がボディパネルBから浮くことはなくシール壁12の背面部12aはボディパネルBに一層密着するとともに、シール壁12の前面部12bも後閉めされる左ドア3に取り付けられたウェザーストリップ3の中空シール部に安定して密着する。
また、取付基部11とシール壁12との間に見切り部側から凹部20を設けたことにより、上側コーナー部4Bには側壁22を境界にして見切り部側とは逆側に中空部の領域が減少するので、型成形時に使用する中芯が短くなり中芯抜き取り時の作業性も向上する。
【0014】
なお、本実施形態例では、上側コーナー部4Bの構成を示したが、下側コーナー部4Aも同様に見切り部側から凹部が設けられて取付基部とシール壁とを連設する側壁とされ、その側壁が右ドア2で支持されている。その詳細については省略する。また、本実施形態例では右ドア2を先閉め,左ドア1を後閉めにしたが、これを逆にして左ドア1にウェザーストリップ4を、右ドア2にウェザーストリップ3をそれぞれ取り付けて上述の構成のようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】
以上のとおり本発明によれば、取付基部とシール壁との間に見切り部側から凹部を設け、凹部を形成する奥壁を、取付基部とシール壁とを連設し、ドア面に略垂直方向に形成した壁とし、奥壁と一方のドア側の取付基部との接続を一方のドアの見切り部側端縁よりもドア内側に位置させて奥壁を一方のドア面で支持させたので、先閉め用の一方のドアの閉時には、奥壁が一方のドア面の支持により安定し、従来例で示したように、シール壁がボディパネルから浮くことはない。よって、シール機能の低下が防止され、水漏れ等の弊害が軽減される。
それどころか、シール壁の背面部はボディパネルに一層密着するとともに、シール壁の前面部も後閉めされる他方のドアに取り付けられたシール部に安定して密着するのでシール機能は更に向上する。また、外観上見栄えもよい。
【0016】
また、取付基部とシール壁との間に見切り部側から凹部を設けたことにより、上側コーナー部又は/および下側コーナー部において、側壁から見切り部側とは逆側には中空部の領域が減少するので、型成形時に使用する中芯が短くなり中芯抜き取りが迅速になるので作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る右ドア2に取り付けられるウェザーストリップ4の上側コーナー部4Bの拡大斜視図を示す。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】観音開きドア1,2を有する車両を示す外観斜視図である。
【図4】観音開きドア1,2に取り付けられるウェザーストリップ3,4及びドリップウェザーストリップ9を示す正面図である。
【図5】従来例に係る右ドア2に取り付けられるウェザーストリップ4の上側コーナー部4Bの拡大斜視図を示す。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 左ドア
2 右ドア
2a 見切り部側端縁部
3 ウェザーストリップ
3A,3B,3C コーナー部
4 ウェザーストリップ
4A 下側コーナー部
4B 上側コーナー部
4C コーナー部
5,6 ガラス窓
7 取っ手
9 ドリップウェザーストリップ
11 取付基部
12 シール壁
12a 背面部
12b 前面部
13 側壁
20 凹部
21 奥壁
22 側壁
B ボディパネル
P 接続位置
Q 接続位置

Claims (1)

  1. 車両用観音開きドアを構成する左右いずれか一方のドアの他方のドアとの見切り部側の上側コーナー部又は/および下側コーナー部に取り付けられた取付基部と、該取付基部に側壁を介して一体成形された、一方のドア面に略平行でかつそのドア面の略垂直方向に薄肉のシール壁とを備え、該シール壁は、ドア閉時には背面部がボディパネルに弾接するとともに、前面部が前記他方のドアの見切り部側に取り付けられたシール部に弾接して見切り部をシールする自動車用ウェザーストリップにおいて、
    前記取付基部とシール壁との間の側壁に前記見切り部側から凹部を設け、該凹部を形成する奥壁を、取付基部とシール壁とを連設し、前記ドア面に略垂直方向に形成した壁とし、その奥壁と一方のドア側の取付基部との接続を一方のドアの見切り部側端縁よりもドア内側に位置させてその奥壁を一方のドア面で支持させたことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
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