JP3734904B2 - ドア用ウェザーストリップのシール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア用ウェザーストリップのシール構造に関する。より詳しくは、例えば救急車などのように観音開きドアを有する車両において、その観音開きドアを構成する左右ドアの見切り部のドア上端部に取り付けられたドア用ウェザーストリップのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5に示すように、例えば救急車などの車両のバックドアは観音開きドアとなっており、観音開きドアを構成する左ドア1には環状のドア用ウェザーストリップ3が取り付けられ、右ドア2には左ドア1側に開口部を有する略コ字状のドア用ウェザーストリップ4が取り付けられている。そして、左ドア1及び右ドア2が閉められるとドア用ウェザーストリップ3,4がボディパネル(図示しない)に弾接して室内外がシールされるとともに、ドア用ウェザーストリップ3が右ドア2の左側端部に弾接して両ドア間の見切り部をシールするようになっている。
ドア用ウェザーストリップ3,4のそれぞれ3箇所のコーナー部3A,3B,3C,4A,4B,4Cは型成形部であり、その他の部分は押出成形部である。なお、左ドア1及び右ドア2にはガラス窓5,6および取っ手7が取り付られている。また、ボディパネルの上端のルーフ部分にはドア閉時に左右ドア1,2の上端部が弾接するドリップウェザーストリップ9が取り付けられている。
【0003】
図6にドア用ウェザーストリップ4の、上部型成形部となるコーナー部4Bの拡大斜視図を示す。従来の観音開きドアでは、右ドア上端部2Aに対するドア用ウェザーストリップ4の組付けは、例えば図6に示すように、ドア用ウェザーストリップ4の取り付け面に形成された背面ビード10,11,12間の凹部に嵌合する凸部の形状を型成形部に肉盛りして行うものである。この場合、ドア用ウェザーストリップ4の見切り部側端部13まで背面ビード10,11,12を略水平X方向に延設すると隙間が発生し水が室内に進入するので、隙間が生じないように形状を肉盛りしブチルテープ14等で固定し水の進入を防止していた。
更に、ドア用ウェザーストリップ4の型成形部4Bや押出成形部をクリップ18a,18b,18cとによって右ドア上端部2Aに組付けている。
なおドア用ウェザーストリップ4には、ドア閉時にボディと弾接して室内外をシールする中空シール部15と同じくドア閉時にボディと弾接するリップ部16とが形成されている。またドア用ウェザーストリップ4の中空シール部15から延びる端部17は左ドアウェザーストリップの中空シール部と弾接し、シールしている(図示省略)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示す右ドア上端部2Aへのドア用ウェザーストリップ4の組付けは、ドア用ウェザーストリップ4の取り付け面に形成された背面ビード10,11,12間の凹部に嵌合する凸部の形状をドアパネルに肉盛りして行うものであるので、ドア用ウェザーストリップ4の固定が不安定である。また、クリップで組付けている部分はクリップの取付間隔があるのでその間の固定が不十分である。
また、組付けのバラツキによって隙間が生じ易く、そのためくぐり水漏れが発生するという問題がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、ドア上端部に対するドア用ウェザーストリップの組付けを強固にして多少のバラツキによっても室内側へくぐり水が進入することを防止する車両用観音開きドアに取り付けられたドア用ウェザーストリップのシール構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のドア用ウェザーストリップのシール構造は、車両用観音開きドアの左右いずれかのドア(22)の他方のドア(21)との見切り部のドア上端部(22A)に取り付けられたドア用ウェザーストリップ(24)のシール構造において、ドア用ウェザーストリップ(24)は、取付基部(25)と、取付基部(25)と一体成形されドア閉時にはボディ(30)と弾接して室内外をシールする中空シール部(26)と、取付基部(25)と一体成形されドア閉時にはボディ側とは逆側のドア上端部(22A)に弾接する背面リップ部(27)とを備え、取付基部(25)を嵌合するリテーナ(29)をドア上端部(22A)に取り付けるとともに、背面リップ部(27)をドア上端部(22A)角部をまたがって連続的に一体にドア下方に向けて延設させ、さらに、ドア上端部(22A)において、ドアに上部略水平面(28A),下部略水平面(28B),および両上下部略水平面(28A,28B)の近接する端部同士を連設する略垂直面(28C)からなる段差部を構成し、下部略水平面(28B)と略垂直面(28C)にまたがって、断面略C字状の形または断面略L字状で端部に係止部を有する形に形成されたリテーナ(29)を固定し、背面リップ部(27)を上部略水平面(28A)上に弾接させたものである。
【0010】
なお、カッコ内の記号は図面に示し後述する発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
【0011】
本発明のドア用ウェザーストリップのシール構造によれば、ドア用ウェザーストリップの取付基部に嵌合するリテーナが観音開きドアの見切り部のドア上端部に取り付けられているので、ドア用ウェザーストリップはドア上端部に強固に固定される。よって、ドア用ウェザーストリップの位置ずれが防止されるので、組付けに多少のバラツキが生じても隙間が埋められくぐり水漏れの発生が抑制される。また、ドア用ウェザーストリップの中空シール部によるシールも非常に安定化する。
【0012】
また、ドア用ウェザーストリップに更に備わる背面リップ部が室外側のドア上端部の固定部に弾接するので取付基部に水が進入してくることが防止され、一層優れたシール効果が得られる。
また、背面リップ部をドア上端部角部をまたがって連続的に一体にドア下方に向けて延設させ、上部略水平面上に弾接するようにしたので弾接力が大きくシール効果に優れる。
【0013】
更に、ドア上端部に段差部を構成し、その段差部にリテーナを固定させるのでリテーナの取り付けは容易で安定する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態に係るドア用ウェザーストリップのシール構造について説明する。図1は本実施形態に係る、ドア用ウェザーストリップ24のコーナー部24Bを示す拡大斜視図,図2は図1のA−A線拡大断面図,および図3は図1のB−B線拡大断面図である。なお、ドア用ウェザーストリップ24は、従来例に係る図4のドア用ウェザーストリップ4に対応するものであり、コーナー部24Bは同じく図5及び図6のコーナー部4Bに対応するものである。
【0015】
本発明の実施形態に係るドア用ウェザーストリップ24のシール構造は、ドア用ウェザーストリップ4と同様に車両用観音開きドアの右ドア22(左ドア21でもよい)の他方の左ドア21との見切り部のドア上端部22Aに取り付けられたドア用ウェザーストリップ24で、取付基部25と中空シール部26と背面リップ部27とが一体成形されたものであるとともに、室外側で右ドア上端部22Aの固定部28に室内側に取り付けられた略水平X方向に延びるリテーナ29に、取付基部25を嵌合させることによって右ドア上端部22Aに強固に固定されたものである。
なお、ドア上端部22Aにおいては、上部略水平面28A,下部略水平面28B,および両上下部略水平面28A,28Bの近接する端部同士を連設する略垂直面28Cからなる段差部が構成され、形成された下部略水平面28Bと略垂直面28Cにまたがって、断面略C字状の形または断面略L字状で端部に係止部を有する形に形成されたリテーナ29が水平面29Aおよび垂直面29Bで接して固定されるようになっているので、リテーナ29の取り付けは容易で安定する。また、背面リップ部27はドア上端部22A角部をまたがって連続的に一体にドア下方に向けて延設させたものであり、上部略水平面28A上に弾接させるようになっている。これにより弾接力が大きくなりより大きなシール効果が得られるようになっている。
【0016】
そして、ドア閉時には中空シール部26がボディパネル30と弾接して室内外をシールするとともに、背面リップ部27がボディパネル30側とは逆側の右ドア上端部22Aの固定部28に弾接して室内外をシールするものである。なお、ドア用ウェザーストリップ24の中空シール部26から延びる端部31は左ドアウェザーストリップの中空シール部と弾接し、シールしている(図示省略)。
【0017】
このようなドア用ウェザーストリップ24のシール構造によれば、リテーナ29によってドア用ウェザーストリップ24の垂直(Z)方向に対する位置ずれが防止されるので、組付けに多少のバラツキが生じても隙間が埋められくぐり水漏れの発生が抑制される。その上、背面リップ部27がボディパネル30側とは逆側の右ドア上端部22Aの固定部28に弾接するので取付基部25に水が進入してくるが防止される。なお、背面リップ部27はX方向に見切り部まで延設されたものであるのでシール効果に加えて外観上見栄えもよい。
【0018】
なお、観音開きドアを有する車両であれば本実施形態に係るドア用ウェザーストリップのシール構造を取り付けることができるので、バックドアが観音開きドアの車両に限らず、サイドドアが観音開きドアの車両であってもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明のドア用ウェザーストリップのシール構造によれば、ドア用ウェザーストリップの取付基部に嵌合するリテーナによって、ドア用ウェザーストリップの位置ずれが防止されるので、組付けに多少のバラツキが生じても隙間が埋められくぐり水漏れの発生が抑制される。
【0020】
また、ドア用ウェザーストリップに更に備わる背面リップ部がボディパネル側とは逆側のドア上端部の固定部に弾接するので取付基部に水が進入してくることが防止され、一層優れたシール効果が得られる。
また、背面リップ部をドア上端部角部をまたがって連続的に一体にドア下方に向けて延設させ、上部略水平面上に弾接するようにしたので弾接力が大きくシール効果に優れる。
【0021】
更に、ドア上端部に段差部を構成し、その段差部にリテーナを固定させるのでリテーナの取り付けは容易で安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る、ドア用ウェザーストリップ24のコーナー部24Bを示す拡大斜視図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】観音開きドア1,2(21,22)を有する車両を示す外観斜視図である。
【図5】観音開きドア1,2(21,22)に取り付けられるドア用ウェザーストリップ3,4(23,24)及びドリップウェザーストリップ9を示す正面図である。
【図6】従来例に係る、図4のドア用ウェザーストリップ4のコーナー部4Bを示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 左ドア
2 右ドア
2A 右ドア上端部
3 ドア用ウェザーストリップ
3A,3B,3C コーナー部
4 ドア用ウェザーストリップ
4A,4B,4C コーナー部
5,6 ガラス窓
7 取っ手
9 ドリップウェザーストリップ
10,11,12 背面ビード
13 見切り部側端部
14 ブチルテープ
15 中空シール部
16 リップ部
17 端部
18a,18b,18c クリップ
21 左ドア
22 右ドア
22A 右ドア上端部
23 ドア用ウェザーストリップ
24 ドア用ウェザーストリップ
24B コーナー部
25 取付基部
26 中空シール部
27 背面リップ部
28 ドアパネル固定部
28A 上部略水平面
28B 下部略水平面
28C 略垂直面
29 リテーナ
29A リテーナ水平面
29B リテーナ垂直面
30 ボディパネル
31 端部
32 クリップ
33 ドアパネル垂直側面固定部

Claims (1)

  1. 車両用観音開きドアの左右いずれかのドアの他方のドアとの見切り部のドア上端部に取り付けられたドア用ウェザーストリップのシール構造において、
    前記ドア用ウェザーストリップは、取付基部と、該取付基部と一体成形されドア閉時にはボディと弾接して室内外をシールする中空シール部と、前記取付基部と一体成形されドア閉時にはボディ側とは逆側の前記ドア上端部に弾接する背面リップ部とを備え、前記取付基部を嵌合するリテーナをドア上端部に取り付けるとともに、
    前記背面リップ部をドア上端部角部をまたがって連続的に一体にドア下方に向けて延設させ、
    さらに、前記ドア上端部において、ドアに上部略水平面,下部略水平面,および両上下部略水平面の近接する端部同士を連設する略垂直面からなる段差部を構成し、下部略水平面と略垂直面にまたがって、断面略C字状の形または断面略L字状で端部に係止部を有する形に形成されたリテーナを固定し、背面リップ部を上部略水平面上に弾接させたことを特徴とするドア用ウェザーストリップのシール構造。
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