JPH09301092A - ルーフウェザーストリップ - Google Patents

ルーフウェザーストリップ

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JPH09301092A
JPH09301092A JP8148062A JP14806296A JPH09301092A JP H09301092 A JPH09301092 A JP H09301092A JP 8148062 A JP8148062 A JP 8148062A JP 14806296 A JP14806296 A JP 14806296A JP H09301092 A JPH09301092 A JP H09301092A
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weather strip
door
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seal
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JP8148062A
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Yuji Watabe
裕治 渡部
Tetsuya Konno
哲也 今野
Koji Sugiyasu
幸二 杉安
Katsunori Wada
克則 和田
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 バックドアとして側面見切りの観音開きドア
を備えた車両において、高圧洗車によっても車内側への
水の浸入を簡易に防止することのできるルーフウェザー
ストリップを提供すること。 【解決手段】 バックドアとして側面見切りの観音開き
ドアを備えた車両のルーフ部3Aの後端に略水平に取り
付けられ、観音開きドアを構成する左右ドア1,2の閉
時には、基部12の取付位置より下側に離間させて取り
付けられたボディ側ウェザーストリップ4とともに、基
部12と一体成形されたシール部13,14で左右ドア
1,2の上部を二重にシールするルーフウェザーストリ
ップ20において、左右ドア1,2の閉時にボディ側ウ
ェザーストリップ4との間に形成される隙間Rを遮蔽す
るシール壁21を、基部12の左右両端部にそれぞれ一
体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーフウェザース
トリップに関する。より詳しくは、例えば救急車などの
ようにバックドアとして側面見切りの観音開きドアを有
する車両のルーフの後端に取り付けられ、観音開きドア
の上部をボディ側ウェザーストリップとで二重にシール
するルーフウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に示すように、例えば救急
車などの車両のバックドアは側面見切りの観音開きドア
となっており、観音開きドアを構成する左ドア1及び右
ドア2を閉めると左ドア1及び右ドア2はボディパネル
3に環状に取り付けられたボディ側ウェザーストリップ
4に弾接して車内外がシールされるようになっている。
また、左ドア1及び右ドア2にはガラス窓5,6および
取っ手7,8が取り付られている。また左ドア1にはド
ア閉時に左右ドア1,2の見切り部を中空形状のシール
部9A及びシール部9Aの上端部及び下端部に型成形に
より形成されたシールリップ9B,9Cでシールするド
アウェザーストリップ9が取り付けられている。
【0003】図7に示すように、ボディパネル3のルー
フ部3Aの後端には図8に示すようなルーフウェザース
トリップ10が取り付けられている。なお、図7は図6
のA−A線拡大断面図を示すものである。従来例に係る
ルーフウェザーストリップ10は、ボディパネル3のル
ーフ部3Aの後端に形成されたフランジ11Aに嵌着さ
れた略水平方向に延びる基部12と、基部12と一体成
形された中空形状のシール部13と、同じく基部12と
一体成形されたシールリップ部14とからなっている。
【0004】また、ボディ側ウェザーストリップ4は前
記フランジ11Aの下方でボディパネル3に形成された
オープニングフランジ11Bに嵌着された基部4Aと、
基部4Aと一体成形された中空形状のシール部4Bと、
同じく基部4Aと一体成形されたシールリップ部4Cと
からなっている。すなわち、図7に示すようにボディ側
ウェザーストリップ4の基部4Aの取付位置はルーフウ
ェザーストリップ10の基部12の取付位置より下側で
あり、ボディ側ウェザーストリップ4はルーフウェザー
ストリップ10に対して離間させた状態で取り付けられ
ている。
【0005】そして、左右ドア1,2の閉時に、ボディ
側ウェザーストリップ4の中空シール部4Bは左右ドア
1,2の上部に弾接するとともにルーフウェザーストリ
ップ10の中空シール部13も左右ドア1,2の上端に
弾接するようになっている。また、ドアウェザーストリ
ップ9の上端部のシールリップ9Bはルーフウェザース
トリップ10及びボディ側ウェザーストリップ4の上側
水平部分に弾接し、ドアウェザーストリップ9の下端部
のシールリップ9Cはボディ側ウェザーストリップ4の
下側水平部分に弾接するようになっている。なお、ドア
ウェザーストリップ9にシールリップ9B,9Cを形成
するのはルーフウェザーストリップ10及びボディ側ウ
ェザーストリップ4と交差する部分のシール性を確保す
るためである。以上のとおり、ボディ側ウェザーストリ
ップ4,ドアウェザーストリップ9,およびルーフウェ
ザーストリップ10の作用により、車内外が確実にシー
ルされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バック
ドアが側面見切りの観音開きドアの場合には、左右ドア
1,2が閉じられてもボディ側ウェザーストリップ4と
ルーフウェザーストリップ10との間には側方に開口す
る隙間(空間)Rがあるため、例えば高圧洗車などで水
がルーフ部3Aの後端の左側あるいは右側からかかると
水は隙間Rを通って直接、ドアウェザーストリップ9お
よびボディ側ウェザーストリップ4に当たってしまう。
この結果、ドアウェザーストリップ9の上端部に形成さ
れたシールリップ9Bが浮き上がり水が車内側に浸入す
るという問題がある。また、ドアウェザーストリップ9
の存在しない場所(左右ドア1,2の中央部以外)にお
いても水の圧力によりボディ側ウェザーストリップ4と
左右ドア1,2との密着性が悪くなり、水が車内側に浸
入するという問題もある。
【0007】そこで本発明の目的は、バックドアが側面
見切りの観音開きドアの車両において、高圧洗車によっ
ても車内側への水の浸入を簡易に防止することのできる
ルーフウェザーストリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のルーフウェザーストリップ(20)は、
基部(12)が、バックドアとして側面見切りの観音開
きドアを備えた車両のルーフ部(3A)の後端に略水平
に取り付けられ、観音開きドアを構成する左右ドア
(1,2)の閉時には、基部(12)の取付位置より下
側に離間させて取り付けられたボディ側ウェザーストリ
ップ(4)とともに、基部(12)と一体成形されたシ
ール部(13,14)で左右ドア(1,2)の上部を二
重にシールするルーフウェザーストリップ(20)にお
いて、左右ドア(1,2)の閉時にボディ側ウェザース
トリップ(4)との間に形成される隙間(R)を遮蔽す
るシール壁(21)を、基部(12)の左右両端部にそ
れぞれ一体に形成したものである(請求項1)。なお、
ここでいうシール部とは、中空形状のシール部(13)
あるいはシールリップ部(14)のいずれであってもよ
く、中空シール部(13)とシールリップ部(14)の
両者を併用するものであってもよい。
【0009】またシール壁(21)の下端をボディ側ウ
ェザーストリップ(4)で固定することが好ましい(請
求項2)。
【0010】更にシール壁(21)にその下端から一部
が突出するインサートパネル(31)を埋設し、インサ
ートパネル(31)の突出先端部(31A)をボディ側
ウェザーストリップ(4)の取付用の基部(4A)に差
し込んでシール壁(21)を固定することが好ましい
(請求項3)。
【0011】なお、カッコ内の記号は図面に示し後述す
る発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
【0012】本発明のルーフウェザーストリップによれ
ば、左右ドアの閉時にボディ側ウェザーストリップとの
間に形成される隙間を遮蔽するシール壁が基部の左右両
端部にそれぞれ形成されているので、例えば高圧洗車な
どによる水がルーフ部の後端の左側あるいは右側からか
かっても、水はシール壁で遮られ、直接、ドアウェザー
ストリップおよびボディ側ウェザーストリップに当たる
ことはない。したがって、水が車内側に浸入することが
簡易に防止される。
【0013】また好ましくは、シール壁の下端はボディ
側ウェザーストリップで固定されるので高圧水がかかっ
てもシール壁が左右に振れることなく安定性が図られ
る。
【0014】更に好ましくは、シール壁にその下端から
一部が突出するインサートパネルを埋設し、インサート
パネルの突出先端部をボディ側ウェザーストリップの取
付用の基部に差し込んでシール壁を両面テープなどでは
なく機械的に固定するのでシール壁の安定性が一層図ら
れ、優れた遮蔽効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して、本発明
の実施形態に係るルーフウェザーストリップ20につい
て説明する。図1は本実施形態に係るルーフウェザース
トリップ20の一部を示す拡大斜視図であり、図2はル
ーフウェザーストリップ20がボディパネル3に取り付
けられた状態を示す図6のA−A線拡大断面図である。
なお、従来例と同一部分には同一符号を付しその説明を
省略した。
【0016】図1に示すルーフウェザーストリップ20
は、従来例で示したルーフウェザーストリップ10と同
様に基部12と,中空シール部13と,シールリップ部
14とからなり、例えば救急車などのバックドアとして
側面見切りの観音開きドアを備えた車両の、その観音開
きドアを構成する左右ドア1,2の閉時に左右ドア1,
2の上端に弾接するようになっている。これと同時に基
部4Aと,中空シール部4Bと,シールリップ部4Cと
からなり、しかもルーフウェザーストリップ10に対し
て下方に離間させた状態で取り付けられたボディ側ウェ
ザーストリップ4が左右ドア1,2の上部に弾接するよ
うになっている。
【0017】それに加えてルーフウェザーストリップ2
0の基部12の左右両端部には、左右ドア1,2の閉時
にボディ側ウェザーストリップ4との間に形成される隙
間Rを遮蔽するシール壁21がそれぞれ一体に形成され
ている。シール壁21は型成形によるものであり内部に
補強部材を入れて強度を高めるようにしてもよい。図1
及び図2では、基部12の右端部に形成されたシール壁
21を示したが、左端部にも同様のシール壁21(図示
しない)が形成されている。これにより例えば高圧洗車
などによる水がルーフ部3Aの後端の左側あるいは右側
からかかっても、水はシール壁21で遮られるので、従
来例のように直接、ドアウェザーストリップ9およびボ
ディ側ウェザーストリップ4に当たることはない。した
がって、水が車内側に浸入することが簡易に防止され
る。
【0018】なお、本発明の実施形態に係るルーフウェ
ザーストリップ20にかえて、図3及び図4に示すよう
な別のルーフウェザーストリップ30としてもよい。図
3はルーフウェザーストリップ30の一部を示す拡大斜
視図であり、図4はルーフウェザーストリップ30がボ
ディパネル3に取り付けられた状態を示す図6のA−A
線拡大断面図である。すなわち、ルーフウェザーストリ
ップ30は、基部12の左右両端部に形成されたシール
壁21の下端をボディ側ウェザーストリップ4で固定し
て高圧水がかかってもシール壁21が左右に振れること
なく安定性が図られる。また、その固定方法としてはシ
ール壁21にその下端からインサートパネル31をその
一部を突出させた状態で埋設し、インサートパネル31
の突出先端部31Aをボディ側ウェザーストリップ4の
基部4Aとフランジ11Bの間に差し込んだものであ
る。これによれば両面テープなどを使用して固定するも
のでなく機械的に固定するのでシール壁21の安定性が
更に図られ、優れた遮蔽効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明のルーフウェザー
ストリップによれば、基部の左右両端部にそれぞれ一体
に形成されたシール壁によって、例えば高圧洗車などに
よる水は遮られ、直接、ドアウェザーストリップおよび
ボディ側ウェザーストリップに当たることはないので、
水が車内側に浸入することが簡易に防止される。
【0020】また好ましくは、シール壁の下端はボディ
側ウェザーストリップで固定されるので高圧水がかかっ
てもシール壁が左右に振れることなく安定性が図られ
る。更に好ましくは、シール壁に埋設されたインサート
パネルの突出先端部をボディ側ウェザーストリップの取
付用の基部に差し込んでシール壁を固定させるので、両
面テープなどで固定する場合と比較して安定性が一層図
られ、優れた遮蔽効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る、ルーフウェザーストリップ
20の一部を示す拡大斜視図である。
【図2】本実施形態に係る、ルーフウェザーストリップ
20がボディパネル3に取り付けられた状態を示す図6
のA−A線拡大断面図である。
【図3】本実施形態に係る、別のルーフウェザーストリ
ップ30の一部を示す拡大斜視図である。
【図4】本実施形態に係る、別のルーフウェザーストリ
ップ30がボディパネル3に取り付けられた状態を示す
図6のA−A線拡大断面図である。
【図5】観音開きドア1,2を有する車両を示す外観斜
視図である。
【図6】図5の観音開きドア1,2を示す拡大正面図で
ある。
【図7】従来例に係る、ルーフウェザーストリップ10
がボディパネル3に取り付けられた状態を示す図6のA
−A線拡大断面図である。
【図8】従来例に係る、ルーフウェザーストリップ10
の一部を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 左ドア 2 右ドア 3 ボディパネル 3A ルーフ部 4 ボディ側ウェザーストリップ 4A 基部 4B 中空シール部 4C シールリップ部 5,6 ガラス窓 7,8 取っ手 9 ドアウェザーストリップ 9A シール部 9B シールリップ 9C シールリップ 10 ルーフウェザーストリップ 11A フランジ 11B フランジ 12 基部 13 中空シール部 14 シールリップ部 20 ルーフウェザーストリップ 21 シール壁 30 ルーフウェザーストリップ 31 インサートパネル 31A 突出先端部 R 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉安 幸二 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式会 社トヨタ車体研究所内 (72)発明者 和田 克則 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式会 社トヨタ車体研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部が、バックドアとして側面見切りの観
    音開きドアを備えた車両のルーフ部の後端に略水平に取
    り付けられ、観音開きドアの閉時には、前記基部の取付
    位置より下側に離間させて取り付けられたボディ側ウェ
    ザーストリップとともに、前記基部と一体成形されたシ
    ール部で観音開きドアの上部を二重にシールするルーフ
    ウェザーストリップにおいて、前記観音開きドアの閉時
    にボディ側ウェザーストリップとの間に形成される隙間
    を遮蔽するシール壁を、前記基部の左右両端部にそれぞ
    れ一体に形成したことを特徴とするルーフウェザースト
    リップ。
  2. 【請求項2】前記シール壁の下端を前記ボディ側ウェザ
    ーストリップで固定することを特徴とする請求項1に記
    載のルーフウェザーストリップ。
  3. 【請求項3】前記シール壁にその下端から一部が突出す
    るインサートパネルを埋設し、該インサートパネルの突
    出先端部を前記ボディ側ウェザーストリップの基部に差
    し込んでシール壁を固定することを特徴とする請求項2
    に記載のルーフウェザーストリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248422A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車の無中間柱型隣接ドアのシール構造
CN110733319A (zh) * 2019-11-21 2020-01-31 建新赵氏科技有限公司 一种新型汽车c柱门框密封结构

Cited By (3)

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CN110733319A (zh) * 2019-11-21 2020-01-31 建新赵氏科技有限公司 一种新型汽车c柱门框密封结构

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