JPH0880743A - ドアのシール構造 - Google Patents
ドアのシール構造Info
- Publication number
- JPH0880743A JPH0880743A JP6219843A JP21984394A JPH0880743A JP H0880743 A JPH0880743 A JP H0880743A JP 6219843 A JP6219843 A JP 6219843A JP 21984394 A JP21984394 A JP 21984394A JP H0880743 A JPH0880743 A JP H0880743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- lip
- outer panel
- roof outer
- weather strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 雨水やごみ等が車内に侵入するのを効果的に
防止することができるドアのシール構造を提供すること
を目的とする。 【構成】 ドアサッシュ側に取付けたウェザーストリッ
プをルーフアウターパネルに当接させてドアをシールす
るようにしたドアのシール構造において、基部と、該基
部から略直線状に伸びる第１リップと、該基部から略直
角方向に伸びる第２リップとから成る断面略Ｔ字形状の
シール部材を形成し、該シール部材の基部を上記ルーフ
アウターパネルに固定して、上記第１リップを上記ルー
フアウターパネルよりも外側へ突出させるとともに、上
記第２リップを上記ドアサッシュの上側端部に当接する
構成としている。
防止することができるドアのシール構造を提供すること
を目的とする。 【構成】 ドアサッシュ側に取付けたウェザーストリッ
プをルーフアウターパネルに当接させてドアをシールす
るようにしたドアのシール構造において、基部と、該基
部から略直線状に伸びる第１リップと、該基部から略直
角方向に伸びる第２リップとから成る断面略Ｔ字形状の
シール部材を形成し、該シール部材の基部を上記ルーフ
アウターパネルに固定して、上記第１リップを上記ルー
フアウターパネルよりも外側へ突出させるとともに、上
記第２リップを上記ドアサッシュの上側端部に当接する
構成としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアのシール構造に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、図４および図５に示すよう
に、図示しない車両のドアサッシュ１側に取付けたウェ
ザーストリップ２をルーフアウターパネル３に当接させ
てドア４をシールするようにしたドアのシール構造があ
る。上記シール構造では、ウェザーストリップ２は、ド
アサッシュ１のインナーパネル５に形成した段部６に固
定され、その先端がルーフアウターパネル３に形成した
段部７に当接される。なお、図４および図５において、
８は車両の車室、９はドアガラスである。
に、図示しない車両のドアサッシュ１側に取付けたウェ
ザーストリップ２をルーフアウターパネル３に当接させ
てドア４をシールするようにしたドアのシール構造があ
る。上記シール構造では、ウェザーストリップ２は、ド
アサッシュ１のインナーパネル５に形成した段部６に固
定され、その先端がルーフアウターパネル３に形成した
段部７に当接される。なお、図４および図５において、
８は車両の車室、９はドアガラスである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ドアの
シール構造では、ドア４を開ける際に車体に着いた水滴
がウェザーストリップ２を越えて車内８に侵入して、車
内の乗員やシートを濡らす不具合があった（図４参
照）。また、地域によっては、火山灰等のごみがウェザ
ーストリップ２とルーフアウターパネル３間に溜り、こ
れによってウェザーストリップ２のルーフアウターパネ
ル３への密着性が悪くなり、そのシール性能が不十分に
なり、雨水等が直接車内に侵入してしまう不具合があっ
た（図５参照）。本発明は、上記実情に鑑みてなされた
もので、雨水やごみ等が車内に侵入するのを効果的に防
止することができるドアのシール構造を提供することを
目的とする。
シール構造では、ドア４を開ける際に車体に着いた水滴
がウェザーストリップ２を越えて車内８に侵入して、車
内の乗員やシートを濡らす不具合があった（図４参
照）。また、地域によっては、火山灰等のごみがウェザ
ーストリップ２とルーフアウターパネル３間に溜り、こ
れによってウェザーストリップ２のルーフアウターパネ
ル３への密着性が悪くなり、そのシール性能が不十分に
なり、雨水等が直接車内に侵入してしまう不具合があっ
た（図５参照）。本発明は、上記実情に鑑みてなされた
もので、雨水やごみ等が車内に侵入するのを効果的に防
止することができるドアのシール構造を提供することを
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、ドアサッシュ側に取付けたウェザース
トリップをルーフアウターパネルに当接させてドアをシ
ールするようにしたドアのシール構造において、基部
と、該基部から略直線状に伸びる第１リップと、該基部
から略直角方向に伸びる第２リップとから成る断面略Ｔ
字形状のシール部材を形成し、該シール部材の基部を上
記ルーフアウターパネルに固定して、上記第１リップを
上記ルーフアウターパネルよりも外側へ突出させるとと
もに、上記第２リップを上記ドアサッシュの上側端部に
当接する構成としている。
達成するために、ドアサッシュ側に取付けたウェザース
トリップをルーフアウターパネルに当接させてドアをシ
ールするようにしたドアのシール構造において、基部
と、該基部から略直線状に伸びる第１リップと、該基部
から略直角方向に伸びる第２リップとから成る断面略Ｔ
字形状のシール部材を形成し、該シール部材の基部を上
記ルーフアウターパネルに固定して、上記第１リップを
上記ルーフアウターパネルよりも外側へ突出させるとと
もに、上記第２リップを上記ドアサッシュの上側端部に
当接する構成としている。
【０００５】
【実施例】以下、本発明に係るドアのシール構造の一実
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図１〜
図３は、本発明に係るドアのシール構造の一実施例を示
すものである。本実施例におけるドアのシール構造は、
図１に示したような車両１１に適用したものである。本
実施例では、基部１２と、該基部から略直線状に伸びる
第１リップ１３と、該基部から略直角方向に伸びる第２
リップ１４とから成る断面略Ｔ字形状のシール部材１５
を用いている。このシール部材１５は、その基部１２と
第１リップ１３が硬めの樹脂等によって形成され、その
第２リップ１４は後述するウェザーストリップ１６と同
様に比較的柔らかめの樹脂等によって形成されている。
シール部材１５の第１リップ１３は、図３に示すよう
に、やや上方へ湾曲されている。車両１１のドア１７の
ドアサッシュ１８のインナーパネル１９には、段部２０
が形成されている。段部２０には、ウェザーストリップ
１６が取付けられている。
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図１〜
図３は、本発明に係るドアのシール構造の一実施例を示
すものである。本実施例におけるドアのシール構造は、
図１に示したような車両１１に適用したものである。本
実施例では、基部１２と、該基部から略直線状に伸びる
第１リップ１３と、該基部から略直角方向に伸びる第２
リップ１４とから成る断面略Ｔ字形状のシール部材１５
を用いている。このシール部材１５は、その基部１２と
第１リップ１３が硬めの樹脂等によって形成され、その
第２リップ１４は後述するウェザーストリップ１６と同
様に比較的柔らかめの樹脂等によって形成されている。
シール部材１５の第１リップ１３は、図３に示すよう
に、やや上方へ湾曲されている。車両１１のドア１７の
ドアサッシュ１８のインナーパネル１９には、段部２０
が形成されている。段部２０には、ウェザーストリップ
１６が取付けられている。
【０００６】他方、車体側のルーフアウターパネル２１
には、ドアサッシュ１８を収める凹部２２が形成され、
該凹部内に外側へ突出されて段部２３が形成されてい
る。シール部材１５は、その基部１２を両面テープ等の
接着手段２４を用いてルーフアウターパネル２１の段部
２３に固定している。これによって、シール部材１５の
第１リップ１３は、ルーフアウターパネル２１よりも外
側へ突出され、第２リップ１４は、ドア１７を閉めた際
にドアサッシュ１８の上側端部１８ａに当接されるよう
になっている。また、ドアサッシュ１８側に取付けたウ
ェザーストリップ１６は、ドア１８を閉めた際に、ルー
フのアウターパネル２１の段部２３に当接され、これに
よって、車体とドア１８との間のシールを行う。本実施
例では、シール部材１５は、ドア１７の前側から、その
後方のドア２５の後端まで配設されている。なお、図２
において、２６，２７はドアガラスである。
には、ドアサッシュ１８を収める凹部２２が形成され、
該凹部内に外側へ突出されて段部２３が形成されてい
る。シール部材１５は、その基部１２を両面テープ等の
接着手段２４を用いてルーフアウターパネル２１の段部
２３に固定している。これによって、シール部材１５の
第１リップ１３は、ルーフアウターパネル２１よりも外
側へ突出され、第２リップ１４は、ドア１７を閉めた際
にドアサッシュ１８の上側端部１８ａに当接されるよう
になっている。また、ドアサッシュ１８側に取付けたウ
ェザーストリップ１６は、ドア１８を閉めた際に、ルー
フのアウターパネル２１の段部２３に当接され、これに
よって、車体とドア１８との間のシールを行う。本実施
例では、シール部材１５は、ドア１７の前側から、その
後方のドア２５の後端まで配設されている。なお、図２
において、２６，２７はドアガラスである。
【０００７】本実施例では、シール部材１５の第１リッ
プ１３が雨どいの役目をすることによって、ルーフアウ
ターパネル２１に付着している水滴やごみ等は第１リッ
プ１３に沿って流され、車内への侵入が防止される。ま
た、シール部材１５の第２リップ１４は、ドア１８を閉
めている状態においてそのドアサッシュ１８に密着し、
これによって、ウェザーストリップ１６より外側におい
て、ドア１７，２５の上端部分のシールを行う。このた
め、本実施例では、ウェザーストリップ１６のシール作
用に加えて、シール部材１５のシール作用も加わり、火
山灰やほこりの車内への侵入をより確実に防止すること
ができるとともに、ウェザーストリップ１６とルーフア
ウターパネル２１との間に火山灰やほこりが付着するこ
とも防止することができる。したがって、ウェザースト
リップ１６のシール作用が低下することを効果的に防止
すことができる。なお、上記実施例では、車両の左右の
ドアに適用したが、本発明はこれに限らず、バックドア
やトランクリッドの上端に適用しても勿論良い。
プ１３が雨どいの役目をすることによって、ルーフアウ
ターパネル２１に付着している水滴やごみ等は第１リッ
プ１３に沿って流され、車内への侵入が防止される。ま
た、シール部材１５の第２リップ１４は、ドア１８を閉
めている状態においてそのドアサッシュ１８に密着し、
これによって、ウェザーストリップ１６より外側におい
て、ドア１７，２５の上端部分のシールを行う。このた
め、本実施例では、ウェザーストリップ１６のシール作
用に加えて、シール部材１５のシール作用も加わり、火
山灰やほこりの車内への侵入をより確実に防止すること
ができるとともに、ウェザーストリップ１６とルーフア
ウターパネル２１との間に火山灰やほこりが付着するこ
とも防止することができる。したがって、ウェザースト
リップ１６のシール作用が低下することを効果的に防止
すことができる。なお、上記実施例では、車両の左右の
ドアに適用したが、本発明はこれに限らず、バックドア
やトランクリッドの上端に適用しても勿論良い。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るドア
のシール構造によれば、ドアサッシュ側に取付けたウェ
ザーストリップをルーフアウターパネルに当接させてド
アをシールするようにしたドアのシール構造において、
基部と、該基部から略直線状に伸びる第１リップと、該
基部から略直角方向に伸びる第２リップとから成る断面
略Ｔ字形状のシール部材を形成し、該シール部材の基部
を上記ルーフアウターパネルに固定して、上記第１リッ
プを上記ルーフアウターパネルよりも外側へ突出させる
とともに、上記第２リップを上記ドアサッシュの上側端
部に当接する構造としているので、次のような効果を得
ることができる。すなわち、本発明では、上記シール部
材の第１リップが雨どいの役目をすることによって、ル
ーフアウターパネルに付着している水滴やごみ等は上記
第１リップに沿って流され、車内への侵入が防止され
る。
のシール構造によれば、ドアサッシュ側に取付けたウェ
ザーストリップをルーフアウターパネルに当接させてド
アをシールするようにしたドアのシール構造において、
基部と、該基部から略直線状に伸びる第１リップと、該
基部から略直角方向に伸びる第２リップとから成る断面
略Ｔ字形状のシール部材を形成し、該シール部材の基部
を上記ルーフアウターパネルに固定して、上記第１リッ
プを上記ルーフアウターパネルよりも外側へ突出させる
とともに、上記第２リップを上記ドアサッシュの上側端
部に当接する構造としているので、次のような効果を得
ることができる。すなわち、本発明では、上記シール部
材の第１リップが雨どいの役目をすることによって、ル
ーフアウターパネルに付着している水滴やごみ等は上記
第１リップに沿って流され、車内への侵入が防止され
る。
【０００９】また、上記シール部材の第２リップは、ド
アを閉めている状態においてそのドアサッシュに密着
し、これによって、上記ウェザーストリップより外側に
おいて、ドアの上端部分のシールを行う。このため、ウ
ェザーストリップのシール作用に加えて、上記シール部
材のシール作用も加わるので、火山灰やほこりの車内へ
の侵入を確実に防止することができるとともに、上記ウ
ェザーストリップとルーフアウターパネルとの間に火山
灰やほこりが付着することも防止することができる。こ
れにより、上記ウェザーストリップのシール作用が低下
することを効果的に防止すことができる。
アを閉めている状態においてそのドアサッシュに密着
し、これによって、上記ウェザーストリップより外側に
おいて、ドアの上端部分のシールを行う。このため、ウ
ェザーストリップのシール作用に加えて、上記シール部
材のシール作用も加わるので、火山灰やほこりの車内へ
の侵入を確実に防止することができるとともに、上記ウ
ェザーストリップとルーフアウターパネルとの間に火山
灰やほこりが付着することも防止することができる。こ
れにより、上記ウェザーストリップのシール作用が低下
することを効果的に防止すことができる。
【図１】本発明に係るドアのシール構造の一実施例が適
用された車両を示す図である。
用された車両を示す図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明に係るドアのシール構造の一実施例にお
けるシール部材を拡大して示す断面図である。
けるシール部材を拡大して示す断面図である。
【図４】従来のドアのシール構造を示すもので、ルーフ
アウターパネルに付着した水滴が車内に侵入する様子を
示す図２に対応する断面図である。
アウターパネルに付着した水滴が車内に侵入する様子を
示す図２に対応する断面図である。
【図５】従来のドアのシール構造を示すもので、雨水等
が直接車内に侵入する様子を示す図２に対応する断面図
である。
が直接車内に侵入する様子を示す図２に対応する断面図
である。
１１ 車両 １２ 基部 １３ 第１リップ １４ 第２リップ １５ シール部材 １６ ウェザーストリップ １７，２５ ドア １８ ドアサッシュ １９ インナーパネル ２０ 段部 ２１ ルーフアウターパネル ２２ 凹部 ２３ 段部 ２４ 接着手段 ２６，２７ ドアガラス
Claims (1)
- 【請求項１】 ドアサッシュ側に取付けたウェザースト
リップをルーフアウターパネルに当接させてドアをシー
ルするようにしたドアのシール構造において、基部と、
該基部から略直線状に伸びる第１リップと、該基部から
略直角方向に伸びる第２リップとから成る断面略Ｔ字形
状のシール部材を形成し、該シール部材の基部を上記ル
ーフアウターパネルに固定して、上記第１リップを上記
ルーフアウターパネルよりも外側へ突出させるととも
に、上記第２リップを上記ドアサッシュの上側端部に当
接するようにしたことを特徴とするドアのシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219843A JPH0880743A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ドアのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219843A JPH0880743A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ドアのシール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880743A true JPH0880743A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16741937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6219843A Pending JPH0880743A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ドアのシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880743A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015029863A1 (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-05 | 本田技研工業株式会社 | ウェザストリップ |
| JP2016141243A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 本田技研工業株式会社 | ウェザストリップ付き車体構造 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6219843A patent/JPH0880743A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015029863A1 (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-05 | 本田技研工業株式会社 | ウェザストリップ |
| JP6067125B2 (ja) * | 2013-09-02 | 2017-01-25 | 本田技研工業株式会社 | ウェザストリップ |
| JP2016141243A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 本田技研工業株式会社 | ウェザストリップ付き車体構造 |
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