JP3699559B2 - 観音開きドアのシール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、観音開きドアのシール構造に関する。より詳しくは、例えば救急車などのように観音開きドアを有する車両において、その観音開きドアに取り付けられ、ドア閉時に左右ドアの見切り部をシールする観音開きドアのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3乃至図7に示すように、バックドアが観音開きドアタイプの車両に適用されたシール構造の一例として次のようなものが知られている。
すなわち、このシール構造は、ドリップシール5と,ボディ側ウェザーストリップ4と,インナーウェザーストリップ10と,および、サブシール20とからなるものであり、図4に示すように、ドリップシール5とボディ側ウェザーストリップ4の上部とはボディ3のボディ後部開口縁部の上縁部に上下に略平行に取り付けられている。なお、ボディ側ウェザーストリップ4の全体は環状であり、取付用の基部とそれに一体成形された中空シール部とからなっている。ドリップシール5はリテーナ6を介して取り付けられ、図5に示すように、ドア閉時に左右ドア1,2の内表面に弾接するものである。
【0003】
インナーウェザーストリップ10は、ボディ後部開口縁部に取り付けられ観音開きドアを構成する左右一対の先閉ドア(右ドア)1と後閉ドア(左ドア)2のうち先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に鉛直方向に延びるようにして取り付けられ、先閉ドア1の閉時にドリップシール5の下部に位置するボディ側ウェザーストリップ4の上部に弾接するようになっている。このインナーウェザーストリップ10は、先閉ドア1のフランジに取り付けられた断面略U字形状の取付基部10aと,取付基部10aの車外側壁に一体成形された中空シール部10bと,および、取付基部10aの上端部と下端部にそれぞれ一体成形されたヒレ部10cと10dと,からなっている。
【0004】
またサブシール20は、図7に示すように、インナーウェザーストリップ10に並列しその上部がインナーウェザーストリップ10を車外側から覆うようにして先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に鉛直方向に延びるようにして取り付けられ、先閉ドア1の閉時にインナーウェザーストリップ10のヒレ部10cがボディ側ウェザーストリップ4に弾接する位置の上部で、ドリップシール5に弾接するようになっている。このサブシール20は、図6に示すように、先閉ドア1の後閉ドア2側外表面に取り付けられた取付基部20aと,取付基部20aに一体成形された中空シール部20bと,および、上端部に左右両水平方向に突設して形成されたヒレ部20cと,からなっている。
【0005】
このように、先閉ドア(右ドア)1の閉時にインナーウェザーストリップ10のヒレ部10c,10dの車内側がボディ側ウェザーストリップ4の中空シール部に交差して弾接し、サブシール20のヒレ部20cがドリップシール5に弾接し、その後、後閉ドア(左ドア)2が閉められると、中空シール部10bおよびヒレ部10c,10dの車外側が後閉ドア2のドアパネルに弾接するとともに、サブシール20の中空シール部20bが後閉ドア2のドアパネルに弾接して見切り部をシールするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら先閉ドア1の閉時にサブシール20の上端部に形成されたヒレ部20cはドリップシール5に弾接して車室内への水の侵入を防止するが、通常、ドア1,2外周縁のヘミング加工部には錆止めのペイントシーラーSが施されているため、後閉めドア2の閉時にペイントシーラーSがヒレ部20cの上部に接し、その結果、異音やヒレ部20cに破れを発生させるという問題がある。
【0007】
これを防止するためにペイントシーラーSの部分がヒレ部20cに接しないように、ヒレ部20cを多少下げた位置で先閉ドア1に取り付けると異音や破れといった問題は解消されるが、ヒレ部20cが下がった分、図7に示すように水Wはヒレ部20cを超え易くなるので、水Wが取付基部20aと中空シール部20bとの間に形成された溝部20dに導かれてインナーウェザーストリップ10のヒレ部10cとボディ側ウェザーストリップ4との合わせ部(弾接位置)Mから車室内に侵入するという不具合がある。
【0008】
そこで本発明の目的は、ドア閉時に異音やシール部に破れを発生させることなく、車室内への水の侵入を防止しうる観音開きドアのシール構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の観音開きドアのシール構造は、ボディ後部開口縁部の上縁部に上下に略平行に取り付けられたドリップシール(5)とボディ側ウェザーストリップ(4)と,ボディ後部開口縁部に取り付けられ観音開きドアを構成する左右一対の先閉ドア(1)と後閉ドア(2)のうち先閉ドア(1)の左右ドアの見切り部側に取り付けられ、先閉ドア(1)の閉時に前記下部のボディ側ウェザーストリップ(4)に弾接するインナーウェザーストリップ(10)と,および、インナーウェザーストリップ(10)に並列し少なくとも上部がインナーウェザーストリップ(10)を車外側から覆うようにして先閉ドア(1)の左右ドアの見切り部側に取り付けられ、先閉ドア(1)の閉時にインナーウェザーストリップ(10)の弾接位置の上部で、上端部に形成されたヒレ部(20c)がドリップシール(5)に弾接するサブシール(20)と,を備える観音開きドアのシール構造において、サブシール(20)の、インナーウェザーストリップ(10)の弾接位置の真上より車両の前方位置に、シール壁(30)を形成し、サブシール(20)の上端部から侵入した水(W)がインナーウェザーストリップ(10)の弾接位置にかかることを遮断したことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の観音開きドアのシール構造は、請求項1に記載のサブシール(20)は、取付基部(20a)と中空シール部(20b)とが一体成形され、両者間に形成された溝部(20d)を閉鎖するようにシール壁(30)を形成したことを特徴とする。
【0011】
なお、カッコ内の記号は図面に示し後述する発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
【0012】
本発明の観音開きドアのシール構造によれば、インナーウェザーストリップに並列して先閉ドアの左右ドアの見切り部側に取り付けられたサブシールにはシール壁が形成され、そのシール壁のサブシールに対する形成位置は、インナーウェザーストリップの弾接位置の真上より車両の前方位置であるので、サブシールの上端部から侵入した水はシール壁で堰き止められ、シール壁からあふれた水はインナーウェザーストリップのヒレ部の弾接位置(合わせ位置)より前でこぼれ落ちるため、インナーウェザーストリップのヒレ部の弾接位置(合わせ位置)にかかることは遮断される。
したがって、弾接位置(合わせ位置)から車室内に水が侵入することはない。
【0013】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施形態に係る観音開きドアのシール構造の要部を示す拡大斜視図であり、図2は観音開きドアのシール構造の要部を示す拡大側断面図である。ここで、要部とは図4に示すX部に相当するものである。なお、従来例と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略した。
【0014】
本発明の実施形態に係る観音開きドアのシール構造は、従来例で示した観音開きドアのシール構造と同様に、ボディ後部開口縁部の上縁部に上下に略平行に取り付けられたドリップシール5とボディ側ウェザーストリップ4と,ボディ後部開口縁部に取り付けられ観音開きドアを構成する左右一対の先閉ドア1と後閉ドア2のうち先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に取り付けられ、先閉ドア1の閉時にボディ側ウェザーストリップ4に弾接するインナーウェザーストリップ10と,および、インナーウェザーストリップ10に並列し上部がインナーウェザーストリップ10を車外側から覆うようにして先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に取り付けられ、先閉ドア1の閉時にインナーウェザーストリップ10のヒレ部10cの弾接位置の上部で、上端部に左右両水平方向に突設して形成されたヒレ部20cがドリップシール5に弾接するサブシール20とを備えるものであり、先閉ドア(右ドア)1の閉時にインナーウェザーストリップ10のヒレ部10c,10dの車内側がボディ側ウェザーストリップ4の中空シール部に交差して弾接し、サブシール20のヒレ部20cがドリップシール5に弾接し、その後、後閉ドア(左ドア)2が閉められると、中空シール部10bおよびヒレ部10c,10dの車外側が後閉ドア2のドアパネルに弾接するとともに、サブシール20の中空シール部20bが後閉ドア2のドアパネルに弾接して見切り部をシールするようになっている。
【0015】
ここで、サブシール20の取付基部20aと中空シール部20bとの間に形成された溝部20dには、図2に示すように、溝部20dを閉鎖するようにシール壁30が形成されている。シール壁30の形成位置は、サブシール20の、インナーウェザーストリップ10のヒレ部10cがボディ側ウェザーストリップ4に弾接する位置(合わせ位置)Mの真上より車両の前方位置に寄った位置にしてある。これにより、サブシール20の上端部のヒレ部20cを超え溝部20dに導かれて侵入した水Wはシール壁30で堰き止められ、シール壁30からあふれた水Wはインナーウェザーストリップ10のヒレ部10cの弾接位置(合わせ位置)Mより前でこぼれ落ちるため、合わせ部(弾接位置)Mから車室内に水Wが侵入することはない。
したがって、後閉めドア2の閉時にペイントシーラーSが施されたドア1,2外周縁のヘミング加工部がヒレ部20cの上部に接して異音やヒレ部20cに破れを発生させないように、ヒレ部20cの位置を特に支障なく下げることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の観音開きドアのシール構造によれば、サブシールに形成されたシール壁によって、サブシールの上端部から侵入した水はシール壁で堰き止められ、シール壁からあふれた水はインナーウェザーストリップのヒレ部の弾接位置(合わせ位置)より前でこぼれ落ちるため、インナーウェザーストリップのヒレ部の弾接位置(合わせ位置)にかかることは遮断される。したがって、弾接位置(合わせ位置)から車室内に水が侵入することはないので、後閉めドアの閉時にペイントシーラーが施されたドア外周縁のヘミング加工部がヒレ部の上部に接して異音やヒレ部に破れを発生させないように、ヒレ部の位置を支障なく下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る観音開きドアのシール構造の要部を示す拡大斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る観音開きドアのシール構造の要部を示す拡大側断面図である。
【図3】観音開きドア1,2を有する車両を示す外観斜視図である。
【図4】図3に示す先閉めドア1に取り付けられるインナーウェザーストリップ10とサブシール20および、それらに弾接するボディ側ウェザーストリップ4とドリップシール5を示す正面図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】従来例に係る観音開きドアのシール構造の要部を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 先閉ドア(右ドア)
2 後閉ドア(左ドア)
3 ボディ
4 ボディ側ウェザーストリップ
5 ドリップシール
6 リテーナ
10 インナーウェザーストリップ
10a 取付基部
10b 中空シール部
10c ヒレ部
10d ヒレ部
20 サブシール
20a 取付基部
20b 中空シール部
20c ヒレ部
20d 溝部
30 シール壁
S ペイントシーラー
M 合わせ部
W 水

Claims (2)

  1. ボディ後部開口縁部の上縁部に上下に略平行に取り付けられたドリップシールとボディ側ウェザーストリップと,前記ボディ後部開口縁部に取り付けられ観音開きドアを構成する左右一対の先閉ドアと後閉ドアのうち先閉ドアの左右ドアの見切り部側に取り付けられ、先閉ドアの閉時に前記下部のボディ側ウェザーストリップに弾接するインナーウェザーストリップと,および、該インナーウェザーストリップに並列し少なくとも上部がインナーウェザーストリップを車外側から覆うようにして先閉ドアの左右ドアの見切り部側に取り付けられ、先閉ドアの閉時にインナーウェザーストリップの弾接位置の上部で、上端部に形成されたヒレ部が前記ドリップシールに弾接するサブシールと,を備える観音開きドアのシール構造において、
    前記サブシールの、インナーウェザーストリップの弾接位置の真上より車両の前方位置に、シール壁を形成し、サブシールの上端部から侵入した水がインナーウェザーストリップの弾接位置にかかることを遮断したことを特徴とする観音開きドアのシール構造。
  2. 前記サブシールは、取付基部と中空シール部とが一体成形され、両者間に形成された溝部を閉鎖するように前記シール壁を形成したことを特徴とする請求項1に記載の観音開きドアのシール構造。
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