JPH10272930A - 観音開きドアのシール構造 - Google Patents
観音開きドアのシール構造Info
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- JPH10272930A JPH10272930A JP9094838A JP9483897A JPH10272930A JP H10272930 A JPH10272930 A JP H10272930A JP 9094838 A JP9094838 A JP 9094838A JP 9483897 A JP9483897 A JP 9483897A JP H10272930 A JPH10272930 A JP H10272930A
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- seal
- door
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Abstract
ることなく車室内への水の侵入を防止しうる観音開きド
アのシール構造を提供すること。 【解決手段】 ボディ後部開口縁部上縁部に上下に略平
行に取付けられたドリップシール5とボディ側ウェザー
ストリップ4と,ボディ後部開口縁部に取付けられ観音
開きドアのうち先閉ドア1の見切り部側に取付けられ、
ドア1閉時にボディ側ウェザーストリップ4に弾接する
インナーウェザーストリップ10と,インナーウェザー
ストリップ10に並列し上部がインナーウェザーストリ
ップ10を車外側から覆うようにドア1の見切り部側に
取付けられ、ドア1閉時にインナーウェザーストリップ
10の弾接位置上部で、上端部に形成されたヒレ部20
cがドリップシール5に弾接するサブシール20と,を
備えサブシール20の、インナーウェザーストリップ1
0の弾接位置真上より車両前方位置にシール壁30を形
成した。
Description
ール構造に関する。より詳しくは、例えば救急車などの
ように観音開きドアを有する車両において、その観音開
きドアに取り付けられ、ドア閉時に左右ドアの見切り部
をシールする観音開きドアのシール構造に関する。
が観音開きドアタイプの車両に適用されたシール構造の
一例として次のようなものが知られている。すなわち、
このシール構造は、ドリップシール5と,ボディ側ウェ
ザーストリップ4と,インナーウェザーストリップ10
と,および、サブシール20とからなるものであり、図
4に示すように、ドリップシール5とボディ側ウェザー
ストリップ4の上部とはボディ3のボディ後部開口縁部
の上縁部に上下に略平行に取り付けられている。なお、
ボディ側ウェザーストリップ4の全体は環状であり、取
付用の基部とそれに一体成形された中空シール部とから
なっている。ドリップシール5はリテーナ6を介して取
り付けられ、図5に示すように、ドア閉時に左右ドア
1,2の内表面に弾接するものである。
ィ後部開口縁部に取り付けられ観音開きドアを構成する
左右一対の先閉ドア(右ドア)1と後閉ドア(左ドア)
2のうち先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に鉛直方向
に延びるようにして取り付けられ、先閉ドア1の閉時に
ドリップシール5の下部に位置するボディ側ウェザース
トリップ4の上部に弾接するようになっている。このイ
ンナーウェザーストリップ10は、先閉ドア1のフラン
ジに取り付けられた断面略U字形状の取付基部10a
と,取付基部10aの車外側壁に一体成形された中空シ
ール部10bと,および、取付基部10aの上端部と下
端部にそれぞれ一体成形されたヒレ部10cと10d
と,からなっている。
に、インナーウェザーストリップ10に並列しその上部
がインナーウェザーストリップ10を車外側から覆うよ
うにして先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に鉛直方向
に延びるようにして取り付けられ、先閉ドア1の閉時に
インナーウェザーストリップ10のヒレ部10cがボデ
ィ側ウェザーストリップ4に弾接する位置の上部で、ド
リップシール5に弾接するようになっている。このサブ
シール20は、図6に示すように、先閉ドア1の後閉ド
ア2側外表面に取り付けられた取付基部20aと,取付
基部20aに一体成形された中空シール部20bと,お
よび、上端部に左右両水平方向に突設して形成されたヒ
レ部20cと,からなっている。
にインナーウェザーストリップ10のヒレ部10c,1
0dの車内側がボディ側ウェザーストリップ4の中空シ
ール部に交差して弾接し、サブシール20のヒレ部20
cがドリップシール5に弾接し、その後、後閉ドア(左
ドア)2が閉められると、中空シール部10bおよびヒ
レ部10c,10dの車外側が後閉ドア2のドアパネル
に弾接するとともに、サブシール20の中空シール部2
0bが後閉ドア2のドアパネルに弾接して見切り部をシ
ールするようになっている。
1の閉時にサブシール20の上端部に形成されたヒレ部
20cはドリップシール5に弾接して車室内への水の侵
入を防止するが、通常、ドア1,2外周縁のヘミング加
工部には錆止めのペイントシーラーSが施されているた
め、後閉めドア2の閉時にペイントシーラーSがヒレ部
20cの上部に接し、その結果、異音やヒレ部20cに
破れを発生させるという問題がある。
の部分がヒレ部20cに接しないように、ヒレ部20c
を多少下げた位置で先閉ドア1に取り付けると異音や破
れといった問題は解消されるが、ヒレ部20cが下がっ
た分、図7に示すように水Wはヒレ部20cを超え易く
なるので、水Wが取付基部20aと中空シール部20b
との間に形成された溝部20dに導かれてインナーウェ
ザーストリップ10のヒレ部10cとボディ側ウェザー
ストリップ4との合わせ部(弾接位置)Mから車室内に
侵入するという不具合がある。
シール部に破れを発生させることなく、車室内への水の
侵入を防止しうる観音開きドアのシール構造を提供する
ことにある。
めに、本発明の請求項1に記載の観音開きドアのシール
構造は、ボディ後部開口縁部の上縁部に上下に略平行に
取り付けられたドリップシール(5)とボディ側ウェザ
ーストリップ(4)と,ボディ後部開口縁部に取り付け
られ観音開きドアを構成する左右一対の先閉ドア(1)
と後閉ドア(2)のうち先閉ドア(1)の左右ドアの見
切り部側に取り付けられ、先閉ドア(1)の閉時に前記
下部のボディ側ウェザーストリップ(4)に弾接するイ
ンナーウェザーストリップ(10)と,および、インナ
ーウェザーストリップ(10)に並列し少なくとも上部
がインナーウェザーストリップ(10)を車外側から覆
うようにして先閉ドア(1)の左右ドアの見切り部側に
取り付けられ、先閉ドア(1)の閉時にインナーウェザ
ーストリップ(10)の弾接位置の上部で、上端部に形
成されたヒレ部(20c)がドリップシール(5)に弾
接するサブシール(20)と,を備える観音開きドアの
シール構造において、サブシール(20)の、インナー
ウェザーストリップ(10)の弾接位置の真上より車両
の前方位置に、シール壁(30)を形成し、サブシール
(20)の上端部から侵入した水(W)がインナーウェ
ザーストリップ(10)の弾接位置にかかることを遮断
したことを特徴とする。
ール構造は、請求項1に記載のサブシール(20)は、
取付基部(20a)と中空シール部(20b)とが一体
成形され、両者間に形成された溝部(20d)を閉鎖す
るようにシール壁(30)を形成したことを特徴とす
る。
る発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
ば、インナーウェザーストリップに並列して先閉ドアの
左右ドアの見切り部側に取り付けられたサブシールには
シール壁が形成され、そのシール壁のサブシールに対す
る形成位置は、インナーウェザーストリップの弾接位置
の真上より車両の前方位置であるので、サブシールの上
端部から侵入した水はシール壁で堰き止められ、シール
壁からあふれた水はインナーウェザーストリップのヒレ
部の弾接位置(合わせ位置)より前でこぼれ落ちるた
め、インナーウェザーストリップのヒレ部の弾接位置
(合わせ位置)にかかることは遮断される。したがっ
て、弾接位置(合わせ位置)から車室内に水が侵入する
ことはない。
態に係る観音開きドアのシール構造の要部を示す拡大斜
視図であり、図2は観音開きドアのシール構造の要部を
示す拡大側断面図である。ここで、要部とは図4に示す
X部に相当するものである。なお、従来例と同一部分に
は同一符号を付し、その説明を省略した。
ール構造は、従来例で示した観音開きドアのシール構造
と同様に、ボディ後部開口縁部の上縁部に上下に略平行
に取り付けられたドリップシール5とボディ側ウェザー
ストリップ4と,ボディ後部開口縁部に取り付けられ観
音開きドアを構成する左右一対の先閉ドア1と後閉ドア
2のうち先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に取り付け
られ、先閉ドア1の閉時にボディ側ウェザーストリップ
4に弾接するインナーウェザーストリップ10と,およ
び、インナーウェザーストリップ10に並列し上部がイ
ンナーウェザーストリップ10を車外側から覆うように
して先閉ドア1の左右ドアの見切り部側に取り付けら
れ、先閉ドア1の閉時にインナーウェザーストリップ1
0のヒレ部10cの弾接位置の上部で、上端部に左右両
水平方向に突設して形成されたヒレ部20cがドリップ
シール5に弾接するサブシール20とを備えるものであ
り、先閉ドア(右ドア)1の閉時にインナーウェザース
トリップ10のヒレ部10c,10dの車内側がボディ
側ウェザーストリップ4の中空シール部に交差して弾接
し、サブシール20のヒレ部20cがドリップシール5
に弾接し、その後、後閉ドア(左ドア)2が閉められる
と、中空シール部10bおよびヒレ部10c,10dの
車外側が後閉ドア2のドアパネルに弾接するとともに、
サブシール20の中空シール部20bが後閉ドア2のド
アパネルに弾接して見切り部をシールするようになって
いる。
と中空シール部20bとの間に形成された溝部20dに
は、図2に示すように、溝部20dを閉鎖するようにシ
ール壁30が形成されている。シール壁30の形成位置
は、サブシール20の、インナーウェザーストリップ1
0のヒレ部10cがボディ側ウェザーストリップ4に弾
接する位置(合わせ位置)Mの真上より車両の前方位置
に寄った位置にしてある。これにより、サブシール20
の上端部のヒレ部20cを超え溝部20dに導かれて侵
入した水Wはシール壁30で堰き止められ、シール壁3
0からあふれた水Wはインナーウェザーストリップ10
のヒレ部10cの弾接位置(合わせ位置)Mより前でこ
ぼれ落ちるため、合わせ部(弾接位置)Mから車室内に
水Wが侵入することはない。したがって、後閉めドア2
の閉時にペイントシーラーSが施されたドア1,2外周
縁のヘミング加工部がヒレ部20cの上部に接して異音
やヒレ部20cに破れを発生させないように、ヒレ部2
0cの位置を特に支障なく下げることができる。
シール構造によれば、サブシールに形成されたシール壁
によって、サブシールの上端部から侵入した水はシール
壁で堰き止められ、シール壁からあふれた水はインナー
ウェザーストリップのヒレ部の弾接位置(合わせ位置)
より前でこぼれ落ちるため、インナーウェザーストリッ
プのヒレ部の弾接位置(合わせ位置)にかかることは遮
断される。したがって、弾接位置(合わせ位置)から車
室内に水が侵入することはないので、後閉めドアの閉時
にペイントシーラーが施されたドア外周縁のヘミング加
工部がヒレ部の上部に接して異音やヒレ部に破れを発生
させないように、ヒレ部の位置を支障なく下げることが
できる。
構造の要部を示す拡大斜視図である。
構造の要部を示す拡大側断面図である。
視図である。
ナーウェザーストリップ10とサブシール20および、
それらに弾接するボディ側ウェザーストリップ4とドリ
ップシール5を示す正面図である。
を示す拡大斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ボディ後部開口縁部の上縁部に上下に略平
行に取り付けられたドリップシールとボディ側ウェザー
ストリップと,前記ボディ後部開口縁部に取り付けられ
観音開きドアを構成する左右一対の先閉ドアと後閉ドア
のうち先閉ドアの左右ドアの見切り部側に取り付けら
れ、先閉ドアの閉時に前記下部のボディ側ウェザースト
リップに弾接するインナーウェザーストリップと,およ
び、該インナーウェザーストリップに並列し少なくとも
上部がインナーウェザーストリップを車外側から覆うよ
うにして先閉ドアの左右ドアの見切り部側に取り付けら
れ、先閉ドアの閉時にインナーウェザーストリップの弾
接位置の上部で、上端部に形成されたヒレ部が前記ドリ
ップシールに弾接するサブシールと,を備える観音開き
ドアのシール構造において、 前記サブシールの、インナーウェザーストリップの弾接
位置の真上より車両の前方位置に、シール壁を形成し、
サブシールの上端部から侵入した水がインナーウェザー
ストリップの弾接位置にかかることを遮断したことを特
徴とする観音開きドアのシール構造。 - 【請求項2】前記サブシールは、取付基部と中空シール
部とが一体成形され、両者間に形成された溝部を閉鎖す
るように前記シール壁を形成したことを特徴とする請求
項1に記載の観音開きドアのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09483897A JP3699559B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 観音開きドアのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09483897A JP3699559B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 観音開きドアのシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272930A true JPH10272930A (ja) | 1998-10-13 |
JP3699559B2 JP3699559B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=14121195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09483897A Expired - Fee Related JP3699559B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 観音開きドアのシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3699559B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248422A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車の無中間柱型隣接ドアのシール構造 |
JP2013086767A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-13 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用のドアウェザストリップ |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP09483897A patent/JP3699559B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248422A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車の無中間柱型隣接ドアのシール構造 |
JP4558545B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2010-10-06 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車の無中間柱型隣接ドアのシール構造 |
JP2013086767A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-13 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用のドアウェザストリップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3699559B2 (ja) | 2005-09-28 |
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