JP2880174B2 - サッシュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造 - Google Patents

サッシュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造

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JP2880174B2 JP63236789A JP23678988A JP2880174B2 JP 2880174 B2 JP2880174 B2 JP 2880174B2 JP 63236789 A JP63236789 A JP 63236789A JP 23678988 A JP23678988 A JP 23678988A JP 2880174 B2 JP2880174 B2 JP 2880174B2
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健助 近藤
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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はサッシュレスドア型車のウエザーストリップ
取付構造に関し、特には車体開口縁部に、ドアガラス周
縁部と密接して車両内外をシールする中空シールリップ
を備えたウエザーストリップをリテーナを介して取り付
けた構造に関するものである。
従来の技術 従来から第2図に示すサッシュレスドア型車の車体1
の開口縁部2には、第3図に示すリテーナ3が取り付け
られており、該リテーナ3にはウエザーストリップ4が
嵌着されている。このウエザーストリップ4は、前記リ
テーナ3内に嵌入されるベース部5と、該ベース部5か
ら垂下成形された支柱部6と、該支柱部6の下端部から
車室内R1側に延びるシールリップ7と、前記支柱部6の
下端部から車室外R0側に延びて、ベース部5の車外側端
部間に中空部10を形成する中空シールリップ8とを備
え、更に上記中空シールリップ8によって形成された中
空部10内には、ガイド部11が一体に成形されている。又
中空シールリップ8の車外側先端部に突部8bが形成さ
れ、この突部8bの下側に位置する中空シールリップ8に
ドアガラス9の上端部9aが接触するようにしてある(上
記の構成に関しては例えば特開昭63−41233号公報参
照)。
このような構成によれば、ドアガラス9が上昇した際
にドアを閉止すると、ドアガラス9の周縁部が中空シー
ルリップ8に当接し、該中空シールリップ8が中空部10
内に撓み変形してガイド部11により停止される。又ドア
を閉止した後にドアガラス9を上昇させた場合には、ド
アガラス9の上端部9aが中空シールリップ8に当接し
て、該中空シールリップ8を撓み変形させながら車外R0
側に変位し、突部8bに達して停止する。従って中空シー
ルリップ8はドアガラス9の上端部9aと面的に密接し、
車両内外の気密性を保持することができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来のサッシュレスドア型車
のウエザーストリップ取付構造にあっては、前記リテー
ナ3を図外の車体パネルに対して溶接等の手段を用いて
固着した場合に、ドアの閉時における車体1の開口縁部
2の全体に亙って気密性を保持することが困難であり、
従って該気密性の充分でない部位から雨水等が車体パネ
ルとリテーナ3の間とか、該リテーナ3とウエザースト
リップ4の間を通過して車室内に浸入してしまうことが
あるという課題があった。
そこで本発明はこのような従来のサッシュレスドア型
車のウエザーストリップ取付構造が有している問題点を
解消して、ドアの閉時における車体の開口縁部の全体に
亙って気密性を良好に保持することができて、雨水等が
車体パネルとリテーナの間とか、該リテーナとウエザー
ストリップの間を通過して車室内に浸入することを防止
することができるウエザーストリップ取付構造を提供す
ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、車体開口縁部
に、ドアガラス周縁部と密接して車室内外をシールする
中空シールリップを備えたウエザーストリップをリテー
ナを介して取り付けた構造において、前記リテーナに前
記中空シールリップと、前記リテーナの車外側表面に、
先端部がルーフパネル側に付設されたドリップチャンネ
ルに弾接して、該ドリップチャンネルからリテーナの表
面を伝わって車室内に浸入する水分を遮断する軟質性の
防水リップとが予め一体に成形したサッシュレスドア型
車のウエザーストリップ取付構造にしてある。
作用 かかる構造によれば、ドアガラスを閉止した際には、
該ドアガラスの周縁部がウエザーストリップの中空シー
ルリップに当接し、該中空シールリップが中空部内に撓
み変形して停止され、この中空シールリップがドアガラ
スの上端部と面的に密接し、車両内外の気密性を保持す
ることができるとともに、リテーナに一体的に設けられ
た防水リップの先端部が常時ドリップチャンネルの車内
側表面に弾接した状態を維持することができる。又、リ
テーナに中空シールリップと防水リップとが予め一体に
成形されたことにより、雨天走行時等においてドリップ
チャンネルとリテーナとの間に水滴が浸入した場合にあ
っても、この水滴を防水リップによって遮断することが
できるとともに、ドリップチャンネルからリテーナの表
面もしくは該リテーナと中空シールリップの間を伝わっ
て車室内に水分が浸入することがないという作用がもた
らされる。
実施例 以下図面中の第1図を参照して本発明にかかるサッシ
ュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造の一実施
例を、前記従来の構成と同一の構成部分に同一の符号を
付して詳述する。
第1図に示した構成において、16はルーフインナパネ
ル,17はルーフアウタパネル,18はドリップガイドであ
り、上記ルーフインナパネル16の車外側にドリップチャ
ンネル19が固着されている。
更に前記ルーフインナパネル16の車外側表面には、リ
テーナ3の取付基部3dがルーフインナパネル16にビス22
を用いて固定されている。3cはリテーナ3に突設された
脚部である。4はウエザーストリップであり、このウエ
ザーストリップ4内に前記リテーナ3の脚部3cが食い込
んだ状態で一体に成形されている。
即ち、リテーナ3とウエザーストリップ4とはFMRに
略称される成形手段を利用して一体に成形されている。
このウエザーストリップ4は、前記リテーナ3内に嵌入
されるベース部5と、該ベース部5から中空部3c先端に
向けて垂下成形されたガイド部11と、該ガイド部11の下
端部から車室内R1側に延びるシールリップ7と、前記ガ
イド部11の下端部から車室外R0側に延びて、ベース部5
の車外側端部間に中空部10を形成する中空シールリップ
8とを備え、上記シールリップ7の先端部7aがルーフイ
ンナパネル16のフランジ部16aに当接している。又中空
シールリップ8の車外側先端部に突部8bが形成され、こ
の突部8bの下側に位置する中空シールリップ8にドアガ
ラス9の上端部9aが接触するようにしてある。更に前記
リテーナ3の車外R0側一端部3aには、ガラスガイド15が
取着されている。このガラスガイド15は通常硬質の樹脂
材料を用いて断面略V字状に構成されていて、車内側先
端部15aが閉時におけるウインドガラス9の表面に当接
する部位に配置されている。
更に本発明にあっては、上記リテーナ3の車外側表面
3bに、軟質性を有する防水リップ25が一体的に設けられ
ていて、該防水リップ25の先端部25aが前記ドリップチ
ャンネル19の車内側表面上に弾接している。
上記軟質性の防水リップ25は、スポンジゴム等の軟質
ゴム又は軟質性の樹脂で成り、リテーナ3の加工時にお
いて同時に成形される。
かかる構成によれば、ドアガラス9が上昇した際にド
アを閉止すると、ドアガラス9の周縁部が前記ウエザー
ストリップ4の中空シールリップ8に当接し、該中空シ
ールリップ8が中空部10内に撓み変形して停止され、且
つガラスガイド15の作用によってドアガラス9の揺動が
防止される一方、ドアを閉止した後にドアガラス9を上
昇させた場合には、ドアガラス9の上端部9aが中空シー
ルリップ8に当接して、該中空シールリップ8を撓み変
形させつつ車外R0側に変位し、突部8bに達して停止して
中空シールリップ8がドアガラス9の上端部9aと面的に
密接し、車両内外の気密性を保持することができる。
一方、リテーナ3に一体的に設けられた防水リップ25
の先端部25aは常時ドリップチャンネル19の車内側表面
に弾接しているので、雨天走行時に該ドリップチャンネ
ル19とリテーナ3との間に水滴Wが浸入した場合にあっ
ても、この水滴Wが防水リップ25によって遮断され、該
ドリップチャンネル19からリテーナ3の表面を伝わって
車室内に水分が浸入することがないという作用がもたら
される。
又、中空シールリップ8とリテーナ3とが一体成形さ
れたことにより、水滴Wがドリップチャンネル19からリ
テーナ3の表面のみならず該リテーナ3と中空シールリ
ップ8の間を伝わって車室内に浸入することも完全に防
止される。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかるサッシュレ
スドア型車のウエザーストリップ取付構造によれば、以
下に記す作用効果がもたらされる。即ちドアガラスを閉
止した際には、該ドアガラスの周縁部がウエザーストリ
ップの中空シールリップに当接し、該中空シールリップ
が中空部内に撓み変形して停止され、この中空シールリ
ップがドアガラスの上端部と面的に密接し、車両内外の
気密性を保持することができるとともに、リテーナに一
体的に設けられた防水リップの先端部が常時ドリップチ
ャンネルの車内側表面に弾接した状態を維持することが
できるので、雨天走行時等においてドリップチャンネル
とリテーナとの間に水滴が浸入した場合にあっても、こ
の水滴を防水リップによって遮断することができて、ド
リップチャンネルからリテーナの表面を伝わって車室内
に水分が浸入することを防止することができる。特に本
発明では、リテーナに中空シールリップと防水リップと
が予め一体に成形されているため、ドリップチャンネル
とリテーナとの間に水滴が浸入した場合には防水リップ
によって水滴を遮断することができるとともに、水滴が
ドリップチャンネルからリテーナの表面のみならず、該
リテーナと中空シールリップの間を伝わって車室内に浸
入することが完全に防止されて、車体開口縁部の全体に
亙って気密性を良好に保持することができる。
更にリテーナをルーフパネルに固定すると、中空シー
ルリップと防水リップはリテーナとともにルーフパネル
に組み付けられるので、作業能率を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるサッシュレスドア型車のウエザ
ーストリップ取付構造の一実施例を示す要部断面図、第
2図はサッシュレスドア型車の一例を示す斜視図、第3
図は第2図のIV−IV線に沿う従来のウエザーストリップ
の取付構造例を示す断面図である。 1……車体、2……開口縁部、3……リテーナ、 4……ウエザーストリップ、5……ベース部、 6……支柱部、7……シールリップ、 8……中空シールリップ、9……ドアガラス、 10……中空部、11……ガイド部、 15……ガラスガイド、15a……先端部、 16……ルーフインナパネル、17……ルーフアウタパネ
ル、18……ドリップガイド、 19……ドリップチャンネル、20……シール部材、 25……防水リップ、25a……先端部、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体開口縁部に、ドアガラス周縁部と密接
    して車室内外をシールする中空シールリップを備えたウ
    エザーストリップを、リテーナを介して取り付けた構造
    において、 前記リテーナに前記中空シールリップと、前記リテーナ
    の車外側表面に、先端部がルーフパネル側に付設された
    ドリップチャンネルに弾接して、該ドリップチャンネル
    からリテーナの表面を伝わって車室内に浸入する水分を
    遮断する軟質性の防水リップとが予め一体に成形されて
    いることを特徴とするサッシュレスドア型車のウエザー
    ストリップ取付構造。
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