JPH0285017A - サッシュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はサツシュレスドア型車のウェザ−ストリップ取
付構造に関し、特には車体開口縁部に取り付けられたリ
テーナに中空シールリップを備えたウェザ−ストリップ
を嵌着するとともに、前記リテーナの車外側表面に、防
水リップを一体的に設けた構造に関するものである。

従来の技術 従来から第３図に示すサツシュレスドア型車の車体１の
開口縁部２には、第４図に示すリテーナ３が取り付けら
れており、該リテーナ３にはウェザ−ストリップ４が嵌
着されている。このウェザ−ストリップ４は、前記リテ
ーナ３内に嵌入されるベース部５と、該ベース部５から
垂下成形された支柱部６と、該支柱部６の下端部から車
室内Ｒ３側に延びるシールリップ７と、前記支柱部６の
下端部から車室外Ｒ６側に延びて、ベース部５の車外側
端部間に中空部１０を形成する中空シールリップ８とを
備え、更に上記中空シールリップ８によって形成された
中空部１０内には、ガイド部１１が一体に成形されてい
る。又中空シールリップ８の車外側先端部に突部８ｂが
形成され、この突部８ｂの下側に位置する中空シールリ
ップ８にドアガラス９の上端部９ａが接触するようにし
である（上記の構成に関しては例えば特開昭６３−４１
２３３号公報参照）。

このような構成によれば、ドアガラス９が上昇した際に
ドアを閉止すると、ドアガラス９の周縁部が中空シール
リップ８に当接し、該中空シールリップ８が中空部１０
内に撓み変形してガイド部１１により停止される。又ド
アを閉止した後にドアガラス９を上昇させた場合には、
ドアガラス９の上端部９ａが中空シールリップ８に当接
して、該中空シールリップ８を撓み変形させながら車外
Ｒ０側に変位し、突部８ｂに達して停止する。従って中
空シールリップ８はドアガラス９の上端部９ａと面的に
密接し、車両内外の気密性を保持することができる。

発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来のサツシュレスドア型車の
ウェザ−ストリップ取付構造にあっては、前記リテーナ
３を図外の車体パネルに対して溶接等の手段を用いて固
着した場合に、ドアの閉時における車体１の開口縁部２
の全体に亙って気密性を保持することが困難であり、従
って該気密性の充分でない部位から雨水等が車体パネル
とリテーナ３の間を通過して車室内に浸入してしまうこ
とがあるという課題があった。

そこで本発明はこのような従来のサツシュレスドア型車
のウェザ−ストリップ取付構造が有している問題点を解
消して、ドアの閉時における車体の開口縁部の全体に亙
って気密性を良好に保持することができて、雨水等が車
体パネルとリテーナ間を通過して車室内に浸入すること
を防止することができるウェザ−ストリップ取付構造を
提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、車体開口縁部に
取り付けられたリテーナに、ドアガラス周縁部と密接し
て車室内外をシールする中空シールリップを備えたウェ
ザ−ストリップを嵌着した構造において、前記リテーナ
の車外側表面に、先端部がループパネル側に付設された
トリップチャンネルに弾接して、該トリップチャンネル
からリテーナの表面を伝わって車室内に浸入する水分を
遮断する軟質性の防水リップを一体的に設けた構造にし
である。

作用 かかる構造によれば、ドアガラスを閉止した際には、該
ドアガラスの周縁部がウェザ−ストリップの中空シール
リップに当接し、該中空シールリップが中空部内に撓み
変形して停止され、この中空シールリップがドアガラス
の上端部と面的に密接し、車両内外の気密性を保持する
ことができるとともに、リテーナに一体的に設けられた
防水リップの先端部が常時トリップチャンネルの車内側
表面に弾接した状態を維持することができる。従って、
雨天走行時等において、トリップチャンネルとリテーナ
との間に水滴が浸入した場合にあっても、この水滴を防
水リップによって遮断することができて、トリップチャ
ンネルからリテーナの表面を伝わって車室内に水分が浸
入することがないという作用がもたらされる。

実施例 以下図面中の第１図、第２図を参照して本発明にかかる
サツシュレスドア型車のウェザ−ストリップ取付構造の
一実施例を、前記従来の構成と同一の構成部分に同一の
符号を付して詳述する。

第１図に示した構成において、１６はルーフインナパネ
ル、１７はルーフアウタパネル、１８はドリップガイド
であり、上記ルーフインナパネル１６の車外側にトリッ
プチャンネル１９が固着されている。

更に前記ルーフインナパネル１６の車外側表面には、リ
テーナ３がシール部材２０を介挿して接着固定されてい
て１．該リテーナ３にウェザ−ストＪヮブ４が嵌着され
ている。即ちこのウェザ−ストリップ４は、前記リテー
ナ３内に嵌入されるベース部５と、該ベース部５から垂
下成形された支柱部６と、該支柱部６の下端部から車室
内Ｒ８側に延びるシールリップ７と、前記支柱部６の下
端部から車室外Ｒ０側に延びて、ベース部５の車外側端
部間に中空部１０を形成する中空シールリップ８とを備
え、上記シールリップ７の先端部７ａがルーフインナパ
ネル１６のフランジ部１６ａに当接している。更に上記
中空シールリップ８によって形成された中空部１０内に
は、ガイド部１１が一体に成形されている。又中空シー
ルリップ８の車外側先端部に突部８ｂが形成され、この
突部８ｂの下側に位置する中空シールリップ８にドアガ
ラス９の上端部９ａが接触するようにしである。

更に前記リテーナ３の車外Ｒ８側一端部３ａには、ガラ
スガイド１５が取着されている。このガラスガイド１５
は通常硬質の樹脂材料を用いて断面路Ｖ字状に構成され
ていて、車内側先端部１５ａが閉時におけるウィンドガ
ラス９の表面に当接する部位に配置されている。

更に本発明にあっては、上記リテーナ３の車外側表面３
ｂに、軟質性を有する防水リップ２５が一体的に設けら
れていて、該防水リップ２５の先端部２５ａが前記トリ
ップチャンネル１９の車内側表面上に弾接している。

上記軟質性の防水リップ２５は、スポンジゴム等の軟質
ゴム又は軟質性の樹脂で成り、リテーナ３の加工時にお
いて同時に成形される。

かかる構成によれば、ドアガラス９が上昇した際にドア
を閉止すると、ドアガラス９の周縁部が前記ウェザ−ス
トリップ４の中空シールリップ８に当接し、該中空シー
ルリップ８が中空部１０内に撓み変形して停止され、且
つガラスガイド１５の作用によってドアガラス９の揺動
が防止される一方、ドアを閉止した後にドアガラス９を
上昇させた場合には、ドアガラス９の上端部９ａが中空
シールリップ８に当接して、該中空シールリップ８を撓
み変形させつつ車外Ｒ０側に変位し、突部８ｂに達して
停止して中空シールリップ８がドアガラス９の上端部９
ａと面的に密接し、車両内外の気密性を保持することが
できる。

一方、リテーナ３に一体的に設けられた防水リップ２５
の先端部２５ａは常時トリップチャンネル１９の車内側
表面に弾接し、ているので、雨天走行時に該トリップチ
ャンネル１９とリテーナ３との間に水滴Ｗが浸入した場
合にあっても、この水滴Ｗが防水リップ２５によって遮
断され、該トリ、ブチヤンネル１９からリテーナ３の表
面を伝わって車室内に水分が浸入することがないという
作用がもたらされる。

第２図は本発明の変形例を示しており、本例の基本的な
構成は第１図の構成と路間−であって、同一の符号を付
して表示しである。即ち本例の場合には、リテーナ３の
脚部３Ｃがウェザ−ストリップ４の内方に食い込んだ状
態で一体に成形されていて、該リテーナ３の取付基部３
ｄとルーフインナパネル１６とがビス２２を用いて固定
されている。即ち第２図の場合、リテーナ３とウェザ−
ストリップ４とを、予め一体に成形する手段（通常ＦＭ
Ｒと略称）を利用して製作した例を示しており、このよ
うな成形手段によってもリテーナ３の車外側表面３ｂに
、軟質性を有するとともに先端部２５ａがトリップチャ
ンネル１９の一表面に弾接する防水リップ２５を一体的
に設けることが可能であり、且つ前記と同一の作用が得
られる。

発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかるサツシュレス
ドア型車のウェザ−ストリップ取付構造によれば、車体
開口縁部に取り付けられたリテーナに、ドアガラス周縁
部と密接して車室内外をシールする中空シールリップを
備えたウェザ−ストリップを嵌着した構造において、前
記リテーナの車外側表面に、先端部がループパネル側に
付設されたトリップチャンネルに弾接して、該ド１ルソ
ブチャンネルからリテーナの表面を伝わって車室内に浸
入する水分を遮断する軟質性の防水り・ノブを一体的に
設けた構成にしたので、以下に記す作用効果がもたらさ
れる。即ちドアガラスを閉止した際には、該ドアガラス
の周縁部がウェザ−ストリップの中空シールリップに当
接し、該中空シールリップが中空部内に撓み変形して停
止され、この中空シールリップがドアガラスの上端部と
面的に密接し、車両内外の気密性を保持することかでき
るとともに、リテーナに一体的に設けられた防水リップ
の先端部が常時トリップチャンネルの車内側表面に弾接
した状態を維持することができるので、雨天走行時等に
おいてトリップチャンネルとリテーナとの間に水滴が浸
入した場合にあっても、この水滴を防水リップによって
遮断することができて、トリップチャンネルからリテー
ナの表面を伝わって車室内に水分が浸入することを防止
することができる。換言すれば、ドアの閉時における車
体の開口縁部の全体に亙って気密性を良好に保持するこ
とができるとともに、雨水等が車体パネルとリテーナ間
を通過して車室内に浸入することを防止することができ
るウェザ−ストリップ取付構造が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるサツシュレスドア型車のウェザ
−ストリップ取付構造の一実施例を示す要部断面図、第
２図は本発明の変形例を示す要部断面図、第３図は車体
を示す斜視図、第４図は従来のウェザ−ストリップの取
付構造例を示すとともに第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断
面図である。 ｌ・・・車体、２・・・開口縁部、３・・・リテーナ、
４・・ウェザ−ストリップ、５・・・ベース部、６・・
・支柱部、７・・・シールリ／ブ、８・・・中空シール
リップ、９・・・ドアガラス、１０・・中空部、１１・
・・ガイド部、１５・・・ガラスガイド、１５ａ・・・
先端部、１６・・・ルーフインナパネル、１７・・・ル
ーフアウタパネル、１８・・・ドリップガイド、 １９・・・トリップチャンネル、２０・・・シール部材
、２５・・・防水リップ、 ２５ａ・・・先端部、 外２名 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体開口縁部に取り付けられたリテーナに、ドア
   ガラス周縁部と密接して車室内外をシールする中空シー
   ルリップを備えたウエザーストリップを嵌着した構造に
   おいて、 前記リテーナの車外側表面に、先端部がループパネル側
   に付設されたトリップチャンネルに弾接して、該トリッ
   プチャンネルからリテーナの表面を伝わって車室内に浸
   入する水分を遮断する軟質性の防水リップを一体的に設
   けたことを特徴とするサッシュレスドア型車のウエザー
   ストリップ取付構造。