JPS6340372Y2 - - Google Patents

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JPS6340372Y2
JPS6340372Y2 JP15969782U JP15969782U JPS6340372Y2 JP S6340372 Y2 JPS6340372 Y2 JP S6340372Y2 JP 15969782 U JP15969782 U JP 15969782U JP 15969782 U JP15969782 U JP 15969782U JP S6340372 Y2 JPS6340372 Y2 JP S6340372Y2
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JP
Japan
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plate
cowl
fender
tunnel
air intake
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JP15969782U
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JPS5963082U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の詳細な説明〕 本考案は自動車のフロントガラスの下縁部に設
けられた車体のカウル部の排水構造に関するもの
である。
〔従来の技術〕
自動車の高速走行時にワイパのバタ付きを抑え
るために、第1図に示すように、フロントガラス
21の下縁部にエンジンフード23よりも下側
に、エンジンルームから隔絶されたカウル部22
と称する空部が構成され、この空部にワイパが収
容される。
従来のカウル22の構造及びその排水構造は、
第2図に示すように、先ず、上カウル板4と下ダ
ツシユ板13により上下の壁部が区画され、更に
フエンダ内板7及びカウル側板2により両側部が
夫々区画される。カウル部22は垂直な前カウル
板14によりエンジンルームから仕切られ、上ダ
ツシユ板3により運転室から仕切られる。上カウ
ル板4の側縁部はフエンダ外板1の縁部1aと重
ね合せて結合され、下ダツシユ板13の側縁部は
フエンダ内板7及びカウル側板2の下端部と結合
される。
フロントガラス21に沿つて流れた雨水は上カ
ウル板4の上へ落ち、傾斜している上カウル板4
の両側方へ流れ、上カウル板4の排水孔8からカ
ウル部22の下部すなわち下ダツシユ板13の上
へ落ち、さらにカウル側板2の通孔9を通り、フ
エンダ内板7の排水口10を通り、フエンダ外板
1とフエンダ内板7の間から地上へ流れ落ちる。
〔考案が解決しようとする問題〕
ところが、空気調和装置の外気取入口5が下ダ
ツシユ板13に設置されているので、排水孔8か
ら流れ落ちる雨水の一部が飛び跳ね、前記外気取
入口5へ吸い込まれることがある。また、雨水に
限らず、洗車時の水の侵入あるいはエンジンフー
ド23を開けた場合に埃などが上カウル板4の排
水口8から外気取入口5へ落ち込む恐れもある。
このように、外気取入口5への雨水等の侵入
は、空気調和装置の性能低下や損傷をもたらす不
具合がある。
また、実開昭56−106909号公報や実開昭56−
141809号公報に開示されるように、カウル板とこ
の下側の外気取入口を有するダツシユ板との間に
バツフル板を配設したものがあるが、この構造で
もカウル板の開口を経て雨水がダツシユ板の上へ
流れ込むので、外気取入口への雨水の侵入に対し
ては完全なものとは言い難い。
本考案の目的は上述の問題点に鑑み、上カウル
板上の雨水等をカウル部の下部を通らず外側へ排
出し得るようにして、前記カウル部の下ダツシユ
板に設置された空気調和装置の外気取入口への雨
水の侵入を防止するようにした車体のカウル部の
排水構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の構成は、
前方側部にくぼみを有する上カウル板とその下方
に設けられ、空気調和装置の外気取入口を設けた
下ダツシユ板との間に、フエンダ内板とカウル側
板とを間隙をもつて前記外気取入口より側方にお
いて結合してトンネルを形成し、前記上カウル板
と前記カウル側板の重ね合せ部に、前記くぼみか
ら前記トンネルに連通する排水孔を設け、前記ト
ンネルに連通する排水溝を前記下ダツシユ板に設
けてなるものである。
〔作用〕
上述の構成により、フロントガラス21に沿つ
て流れた雨水は、上カウル板4の上面に沿つてく
ぼみ15へ流れ込み、上カウル板4とカウル側板
2との重ね合せ部に設けられた排水孔16からフ
エンダ内板7とカウル側板2との間のトンネルを
通り、下ダツシユ板13の上に流れ落ち、排水溝
13aからフエンダ外板1とフエンダ内板7との
間へ流れ、地面へ落ちる。
このように、カウル部22の排水構造がカウル
側板2によりカウル部22の下部において下ダツ
シユ板13に設置された空気調和装置の外気取入
口5と区画されているので、雨水が外気取入口5
へ吸い込まれるのが防止される。
〔考案の実施例〕
第3,4図に示すように、カウル部22は逆L
字形に折り曲げられた上カウル板4の縁部4aと
前カウル板14の縁部4bが、L字形に折り曲げ
られた上ダツシユ板3の縁部3aと下ダツシユ板
13の縁部3bとに、夫々互いに重ね合わされて
断面箱形の空部を形成され、この空部の両側端が
カウル側板2により閉鎖される。
また、上カウル板4の側縁部は上面側でフエン
ダ外板1の縁部1aと重ね合せらるとともに、下
面側でフエンダ内板7の上縁部と結合される。
さらに、断面逆L字形に折り曲げられ、横方向
にフエンダ内板7と間隙をもつて設けれられたカ
ウル側板2の上壁部が上カウル板4の下面側に重
ね合され、フエンダ内板7の上縁部と一緒に上カ
ウル板4の側縁部に重ね合せて結合される。
また、フエンダ内板7とカウル側板2とは上述
のように間隙をもつて設けられており、両板間に
トンネルが形成された構造となつている。
上カウル板4の前縁部に、補強板の表側にゴム
板などを結合してなるシール部材6が固定され
る。このシール部材6の上に第1図におけるエン
ジンフード23が重ね合され、カウル部22がエ
ンジンルームから隔離される。
次に、上カウル板4の前方側部に、フエンダ外
板1の縁部1aの下部に伸延するくぼみ15を設
けるとともに、フエンダ外板1の縁部1aの下部
において、上カウル板4とカウル側板2の上壁部
の重ね合せ部に、上カウル板4のくぼみ15から
フエンダ内板7とカウル側板2とにより形成され
た前記トンネルに連通する排水孔16が形成され
る。
そして、カウル側板2により排水孔16とカウ
ル部22の下部において下ダツシユ板に設置され
た外気取入口5とが隔絶される。
さらに、フエンダ内板7とカウル側板2の下縁
部と結合する下ダツシユ板13に、フエンダ内板
7とカウル側板2とにより形成された前記トンネ
ルに連通するくぼみ状の排水溝13aが形成され
る。
また、この排水溝13aの開口端は、フエンダ
外板1とフエンダ内板7との間に連通されてい
る。
上述の構成により、フロントガラス21に沿つ
て流れた雨水は、上カウル板4の上面に沿つてく
ぼみ15へ流れ込み、上カウル板4とカウル側板
2との重ね合せ部に設けられた排水孔16からフ
エンダ内板7とカウル側板2との間のトンネルを
通り、下ダツシユ板13の上に流れ落ち、排水溝
13aからフエンダ外板1とフエンダ内板7との
間へ流れ、地面へ落ちる。
このように、カウル部22の排水構造がカウル
側板2によりカウル部22の下部において下ダツ
シユ板13に設置された空気調和装置の外気取入
口5と区画されているので、雨水が外気取入口5
へ吸い込まれるのが防止される。
また、エンジンフード23を開けても、排水孔
16がフエンダ外板1の縁部1aにより覆われて
いるため、見映えがよく、ごみなどにより排水口
が塞がれることもない。
さらに、カウル側板はフエンダ内板と平行に設
けられてトンネルを構成するから、全面衝突に対
するダツシユ板の剛性強度が向上される。
〔考案の効果〕
本考案の車体のカウル部の排水構造は上述のよ
うに、前方側部にくぼみを有する上カウル板とそ
の下方に設けられ、空気調和装置の外気取入口を
設けた下ダツシユ板との間に、フエンダ内板とカ
ウル側板とを間隙をもつて前記外気取入口より側
方において結合してトンネルを形成し、前記上カ
ウル板と前記カウル側板の重ね合せ部に、前記く
ぼみから前記トンネルに連通する排水孔を設け、
前記トンネルに連通する排水溝を前記下ダツシユ
板に設けてなるので、自動車のフロントガラス面
に沿つて前記上カウル板の上面に流下した雨水
は、前記くぼみに流れ込み、前記上カウル板と前
記カウル側板との重ね合せ部に設けられた前記排
水孔から前記フエンダ内板と前記カウル側板との
間に形成された前記トンネルを通り、前記下ダツ
シユ板に流下し、前記下ダツシユ板に設けられた
前記排水溝より前記フエンダ内板と外板の間を経
て外方へ排出されるから、カウル部の下部におい
て前記下ダツシユ板に設置された前記空気調和装
置の外気取入口への雨水等の侵入が防止され、雨
水等の侵入による前記空気調和装置の性能低下や
損傷が防止される効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はカウル部を備えた自動車の斜視図、第
2図は従来のカウル部の構成を示す一部破断によ
る正面断面図、第3図は本考案に係るカウル部の
一部破断による斜視図、第4図は第3図の線−
による矢視断面図である。 1……フエンダ板、2……カウル側板、3……
上ダツシユ板、4……上カウル板、5……外気取
入口、7……フエンダ内板、13……下ダツシユ
板、13a……排水溝、14……前カウル板、1
5……くぼみ、16……排水孔、21……フロン
トガラス、22……カウル部、23……エンジン
フード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前方側部にくぼみを有する上カウル板とその下
    方に設けられ、空気調和装置の外気取入口を設け
    た下ダツシユ板との間に、フエンダ内板とカウル
    側板とを間隙をもつて前記外気取入口より側方に
    おいて結合してトンネルを形成し、前記上カウル
    板と前記カウル側板の重ね合せ部に、前記くぼみ
    から前記トンネルに連通する排水孔を設け、前記
    トンネルに連通する排水溝を前記下ダツシユ板に
    設けてなる車体のカウル部の排水構造。
JP15969782U 1982-10-22 1982-10-22 車体のカウル部の排水構造 Granted JPS5963082U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15969782U JPS5963082U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 車体のカウル部の排水構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15969782U JPS5963082U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 車体のカウル部の排水構造

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Publication Number Publication Date
JPS5963082U JPS5963082U (ja) 1984-04-25
JPS6340372Y2 true JPS6340372Y2 (ja) 1988-10-21

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ID=30351456

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JP15969782U Granted JPS5963082U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 車体のカウル部の排水構造

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JPH02379Y2 (ja) * 1985-05-21 1990-01-08
JPH0224703Y2 (ja) * 1985-05-31 1990-07-06

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JPS5963082U (ja) 1984-04-25

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