JPH0741609Y2 - 自動車のベンチレータ - Google Patents

自動車のベンチレータ

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JPH0741609Y2
JPH0741609Y2 JP1988140989U JP14098988U JPH0741609Y2 JP H0741609 Y2 JPH0741609 Y2 JP H0741609Y2 JP 1988140989 U JP1988140989 U JP 1988140989U JP 14098988 U JP14098988 U JP 14098988U JP H0741609 Y2 JPH0741609 Y2 JP H0741609Y2
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JP
Japan
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duct
opening
roof
passage
roof molding
Prior art date
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Application number
JP1988140989U
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English (en)
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JPH0261708U (ja
Inventor
幸司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車の室内換気用にベンチレータに関する
ものである。
〈従来の技術〉 自動車の室内換気用のベンチレータは、クオータピラー
部その他の各部位に設けられ、その換気口が外観を損わ
ないように各種工夫されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、自動車のルーフには生産性を向上する目的で
第5図に示すようなルーフ1の両サイドに車両前後方向
に延在するルーフモール6を装着したものがある。
これは第6図で示すように、ルーフサイドとなるボデー
2とメインのルーフ1とを重合3してスポット溶接し、
この重合部に形成したフランジ4にクリップ5を取り付
け、クリップ5に前記重合部を覆い隠すためのルーフモ
ール6を係着した構成である。
本考案は、この様なルーフ構造に着目し、ルーフモール
を活用して外観を損わないベンチレータを提供すること
を目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための本考案の特徴とする構成
は、ルーフの両サイドに車両前後方向に延在するルーフ
モールを装着した自動車において、前記ルーフモールの
後端部位に開口を設け、上端に前記前記ルーフモールの
開口に結合する開口面積aの開口を有し、かつ下端に通
路面積cの狭窄通路を有しクォータピラー内に挿入した
ダクトアウタと、開口面積bを有し前記ダクトアウタに
車室内と連通するよう結合したダクトインナとを備え、
前記ダクトアウタの開口面積a、ダクトインナの開口面
積b及び狭窄通路の通路面積cをa≧b>cの関係構成
とし、前記ダクトアウタの狭窄通路にはドレンホースを
連結したものである。
〈作用〉 本考案は上記の構成により、ベンチレータの換気口をル
ーフモールに形成し外観を損わず、また、開口部に受け
る負圧作用がダクトアウタに設けた狭窄通路の正圧作用
より大きくなり、ダクトインナよりの室内換気性能を高
める。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
において、1はルーフ、2はルーフサイドとなるボデ
ー、6はルーフモール、12はクオータピラーである。
このクオータピラー12の近傍のルーフモール6に開口7
を形成してもよいが、図例では、それ自体がルーフモー
ル6の一部をなすダクトカバー6aに開口7が設けられて
いる。
前記クオータピラー12内には第2図で示すダクトが挿入
される。このダクトは下端に狭窄通路9が形成されたダ
クトアウタ8と、このダクトアウタ8の側部に結合され
たダクトインナ10とから構成され、前記狭窄通路9には
ドレンホース11が連結されている。
そして、ダクトアウタ8の開口部面積a、ダクトインナ
10の開口面積b及び狭窄通路9の面積はa≧b>cの関
係となっている。
上記構成のダクトは第3図で示すように、ダクトアウタ
8をダクトカバー6aの開口7に連通結合し、ダクトイン
ナ10は車室内に連通している。またドレンホース11は直
接車外へ排水するよう車体の外方に延在している。
尚、第3図及び第4図において、13はダクトアウタ8と
ダクトカバー5aの間に充填したシール材、14はダクトイ
ンナ10とボデーインナ15との間に充填したシール材であ
る。
本考案は上記の通りの構造であるから、車室内換気用ベ
ンチレータの換気口はルーフモール6若しくはこれと一
体感を成すダクトカバー6aに形成され外観を損うことが
ない。
さらに、ダクトアウタ8の下端に狭窄通路9を形成し、
ダクトアウタ8の開口部面積a、ダクトインナ10の開口
面積b及び狭窄通路9の面積をa≧b>cの関係構成と
したことにより、開口7の付近の空気の流速・流れ方向
による負圧作用P1が前記狭窄通路9の部位の正圧作用P2
より大きくなり、ダクトインナ10よりの室内換気性能を
高める。
また、停車中や洗車時に開口7よりダクトインナ8に侵
入した雨水や洗車水はドレンホース11よりの強制排出に
よって車室内への侵入を阻止すると共に、直接ボデー内
の板金部分に触れないため錆びることもなく、ボデー性
能に影響を及ぼさず換気性能が得られる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、車室内換気用のベンチレ
ータの換気口をルーフモールを利用して、これに開口し
たものであるから、外観を損うことがなく、車輪でまき
あげるホコリ等の侵入が防げられる。
また、この開口に連通結合し、クオータピラー内に挿入
したダクトアウタの下端に狭窄通路を形成すると共に、
このダクトアウタに車室内と連通するダクトインナを結
合し、ダクトアウタの開口部面積a、ダクトインナの開
口面積b及び狭窄通路の面積をa≧b>cの関係構成と
したものであるから、車室内外の換気口間の位置が比較
的に接近し、前記狭窄通路による車室外の換気口(開口
7)付近の空気の流速・流れ方向による負圧作用を狭窄
通路の部位の正圧作用より大きくしており、これにより
換気性能を向上する利点がある。
さらに、前記ダクトアウタの下端の狭窄通路にドレーン
ホースを結合し、これにより直接車外へ強制排水させる
ので、車室内への水の侵入やボデー内面への水の付着を
阻止し、ボデー内の板金部分が錆びることもなく、ボデ
ー性能に影響を及ぼさず、ルーフモールを活用したベン
チレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による換気口部の斜視図、第2図は本考
案のダクト構造の斜視図、第3図は第1図III−III線断
面図、第4図は第1図IV−IV線断面図、第5図はルーフ
モールを備えた自動車の斜視図、第6図は第5図VI−VI
線断面図である。 1……ルーフ、2……ボデー、6……ルーフモール、6a
……ダクトカバー、7……開口、8……ダクトアウタ、
9……狭窄通路、10……ダクトインナ、11……ドレンホ
ース、12……クオータピラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフの両サイドに車両前後方向に延在す
    るルーフモールを装着した自動車において、前記ルーフ
    モールの後端部位に開口を設け、上端に前記ルーフモー
    ルの開口に結合する開口面積aの開口を有し、かつ下端
    に通路面積cの狭窄通路を有しクォータピラー内に挿入
    したダクトアウタと、開口面積bを有し前記ダクトアウ
    タに車室内と連通するよう結合したダクトインナとを備
    え、前記ダクトアウタの開口面積a、ダクトインナの開
    口面積b及び狭窄通路の通路面積cをa≧b>cの関係
    構成とし、前記ダクトアウタの狭窄通路にはドレンホー
    スを連結したことを特徴とする自動車のベンチレータ。
JP1988140989U 1988-10-31 1988-10-31 自動車のベンチレータ Expired - Lifetime JPH0741609Y2 (ja)

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JP1988140989U JPH0741609Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 自動車のベンチレータ

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JPH0261708U JPH0261708U (ja) 1990-05-08
JPH0741609Y2 true JPH0741609Y2 (ja) 1995-09-27

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ID=31405656

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4930058A (ja) * 1972-07-17 1974-03-18
JPS5935108U (ja) * 1982-08-30 1984-03-05 関東自動車工業株式会社 車両のベンチレ−タダクト
JPS59122905U (ja) * 1983-02-09 1984-08-18 日産自動車株式会社 車両における内気排出部構造

Also Published As

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JPH0261708U (ja) 1990-05-08

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