JPH02379Y2 - - Google Patents

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JPH02379Y2
JPH02379Y2 JP1985075226U JP7522685U JPH02379Y2 JP H02379 Y2 JPH02379 Y2 JP H02379Y2 JP 1985075226 U JP1985075226 U JP 1985075226U JP 7522685 U JP7522685 U JP 7522685U JP H02379 Y2 JPH02379 Y2 JP H02379Y2
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cowl
vehicle
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apron
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カウルの動圧換気性能を維持でき且
つカウル内へ侵入する水の排水を容易にする車両
のカウルサイド部の排水構造に関する。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 従来、カウル内へ侵入した雨水等の排水構造に
は第4図に示されるような、カウルウオータエク
ストラシール10(以下シール10という)を用
いた排水構造で提案されている(一例として実開
昭59−172615号)。
この構造では、カウル12の両端部に設けられ
た排水口にシール10を配置されているので、カ
ウル12の動圧換気性能を維持でき、外気取入口
11から雨水等が侵入した場合はシール10が水
圧により変形し、排水口が開放されるので容易に
雨水を排水することができる。
しかし、この構造では部品点数が多いためコス
トが増加すると共に組付作業性が低減する。
また、第5図に示される如くカウル12の排水
口に開口部14が車両下方へ向けられた細径のダ
クト16を取り付け、排水する構造が考えれてい
る。
この構造では、ダクト16が細径なのでカウル
12の動圧換気性能にはさほど影響されず排水で
きる。しかし、この構造でもダクト16を別個に
取り付けなければならないため組付作業性は向上
されない。
また、どちらの場合でもカウル12の両端部に
は図示しないエプロンアツパメンバが配置される
ため、カウル12の長手寸法はその幅寸法分だけ
車内向へ縮少している。従つて、この部分に第3
図に示すシール10や第4図に示すダクト16を
設置することになるため、車室内を狭くするとい
う問題が生じる。
また、図示しないフロントフエンダエプロン等
の他部材との干渉を避けるため排水口をカウル1
2の下端よりも若干上方に設置されるため、カウ
ル12内に水が残留される。
また、排水された水は、通常はフロントフエン
ダエプロンの側壁に伝つて車両下方へ落ちるが、
特に車両が走行している場合等では、排水された
水の一部がフロントフエンダエプロンの車両後方
端部に取付けられたドアのヒンジ部へ至ることが
ある。水がドアのヒンジ部へ至ると、ドアの開閉
動作時に車室内へ浸入することがあり好ましくな
い。
本考案は上記事実を考慮し、カウル内の水を確
実に排水することができ、組付作業性が向上され
ると共に排水ダクトから排水された水の車室内へ
の浸入を防止することができる車両のカウルサイ
ド部の排水構造を得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本考案に係る車両のカウルサイド部の排水構造
は、カウルの両端部に設けられた排水口を覆うよ
うに配設されたエプロンアツパメンバの該排水口
との対向部に車外方向の凹陥部を形成し、この凹
陥部の下端を車両下方へ延設し、この延設部とフ
ロントフエンダエプロンと間に排水口と連通する
排水ダクトを形成している。
従つて、既存の部材の形状を変更することによ
り、カウル内の動圧換気性能を維持しつつ雨水等
のカウル内へ浸入した水を適切な位置へ確実に排
水することができる。
また、本考案では、排水ダクトの先端開口を車
両前方へ向けたので、排水される水がフロントフ
エンダエプロンの車両後方側端部へは至らず、こ
の部分に配設されている車両ドアのヒンジ部を介
して水が車室内へ入り込むこともない。
[実施例] 第1図及び第2図には本考案に係る車両のカウ
ルサイド部の排水構造が適用された車両18が示
されている。
カウル20は車両18のフロントウインドシール
ドガラス22の下端部に沿つて配設され、断面は
閉断面形状とされている。
カウル20の上面には外気取入口24が設けら
れ、また、他の部分では車室内と連通された図示
しない開口部が設けられており、外気をカウル2
0の内部空間を介して車室内へ取り入れることが
できるようになつている。
カウル20の両端部には略コ字状に屈曲された
隔壁板25が一体的に取り付けられ、カウル20
の下端面と隔壁板25の幅方向両端部とには間隙
が設けられ排水口23とされていりる。すなわ
ち、外気取入口24から浸入する雨水や洗車時の
水等(以下水という)はこの排水口26から排水
されるようになつている。
カウル20の排水口26の近傍における下端面
は、下方へ向けて屈曲されており、水が排水され
やすくされている。
また、カウル20の両端部にはエプロンアツパ
メンバ25が重なるように配置されている。
このエプロンアツパメンバ28の断面は第2図
にも示される如く、カウル20との対応部は略L
字状に形成されている。
また、エプロンアツパメンバ28の前記排水口
26と対向する部分は車外方向へ向け第2図に示
すフロントピラー29よりも外方に凹陥部30が
形成されている。
さらに、この凹陥部30の下端は、フロントフ
エンダエプロン32に沿つて下方へ延設され、さ
らに徐々に車両前方へ向てて略円弧状に屈曲され
ている。
フロントフエンダエプロン32はパネル状で、
カウル20の下面と図示しないフロントサイドメ
ンバとを連結している。これにより、凹陥部30
の下方は閉断面形状とされ排水ダクト34が形成
されている。
従つて、この排水ダクト34の先端開口は、車両
前方へ向けられることになる。
すなわち、カウル20内の水は排水口26を通
過し排水ダクト34に沿つて、先端開口から車外
へ排出される。
この場合、隔壁板25とカウル20の下面との
〓間(第2図W寸法)が細幅のスリツト状とされ
ているので排水口26を設けたことによるカウル
20内の圧力の低減が防止されている。
以下本実施例の作用を説明する。
車室内へ外気を取り入れる場合、カウル20の
外気取入口24と車室内が連通されているため容
易に外気を取り入れることができる。
ここで、雨天時等の場合は外気取入口24から
雨水も外気に混じり浸入する。従つて、カウル2
0内に浸入した雨水は排水し、外気のみを車室内
へ取り入れる必要がある。
本考案の場合、カウル20の両端部に隔壁板2
5を設け、排水口26へ至る雨水の流路をスリツ
ト状にし、排水口26の近傍におけるカウル20
の下端面を下方へ屈曲しているため、外気は出に
くく雨水のみが流れ落ちやすくなつて、図示しな
い開口部を通して室内へ外気を圧送できる。
このように、カウル20の動圧換気性能を低減
することなく、排水が容易にできる。
また、排水ダクト34を設けたため、雨水の流
れが円滑となり、排水口26からの外気の逆流等
によるカウル20内へ雨水の残留を防止できる。
さらに、既存の部品の形状を変更したのみであ
るので、部品点数が少なくコストが低減され、組
付作業性が向上する。
また、この排水ダクト34を円弧状に屈曲さ
せ、その先端開口を車両前方へ向けたので、排水
ダクト34から排水される水がフロントフエンダ
エプロン32を伝つてこのフロントフエンダエプ
ロン32の車両後方側端部に設けられたドアのヒ
ンジ部方向へ至ることがなく、ドアの開閉動作時
に水が車室内へ浸入することもない。
また、エプロンアツパメンバ28とカウル20
との結合をエプロンアツパメンバ28の断面形状
を略L字状にしてカウル20と重ね合わせること
によりフロントピラー29よりも車外側に排水ダ
クト34を設けられ、この結果車室内が拡大され
る。
尚、本実施例ではエプロンアツパメンバ28の
断面形状を略L字状としたが第3図に示される如
く、エプロンアツパメンバ28の断面形状を閉断
面としカウル20の閉断面と連通するように結合
し、エプロンアツパメンバ28の下端面等に排水
ダクトを設けても同様の効果が得られらる。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る車両のカウルサ
イド部の排水構造は、カウルの両端部に設けられ
た排水口を覆うように配設されたエプロンアツパ
メンバの該排水口との対向部に車外方向の凹陥部
を形成し、この凹陥部の下端を車両下方へ延設
し、この延設部とフロントフエンダエプロンとの
間に排水口と連通する排水ダクトを形成すると共
に排水ダクトの先端開口を車両前方へ向けたこと
により、カウル内の水を確実に排水でき、組付作
業性が向上すると共に、排水ダクトから排水され
た水の車室内への浸入を防止することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両のカウルサイド部の
排水構造が適用された車両の主要部を示す斜視
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
エプロンアツパメンバを閉断面とした場合の断面
図、第4図は従来例に係るウオータエクストラシ
ールを用いた場合のカウルサイド部の構造を示す
斜視図、第5図は従来例に係る排水ダクトを用い
た場合のカウルサイド部の構造を示す斜視図であ
る。 20……カウル、26……排水口、28……エ
プロンアツパメンバ、30……凹陥部、32……
フロントフエンダエプロン、34……排水ダク
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両におけるカウルの両端部に設けられた排水
    口と、この排水口を覆うように配設されたエプロ
    ンアツパメンバと、前記エプロンアツパメンバの
    前記排水口との対向部に設けられた車外方向への
    凹陥部と、この凹陥部の下端から車両下方へ延設
    されこの延設部とフロントフエンダエプロンとの
    間に形成されると共にその先端開口が車両前方へ
    向けられた排水ダクトと、を有する車両のカウル
    サイド部の排水構造。
JP1985075226U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH02379Y2 (ja)

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JP1985075226U JPH02379Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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JP1985075226U JPH02379Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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JPS61190774U JPS61190774U (ja) 1986-11-27
JPH02379Y2 true JPH02379Y2 (ja) 1990-01-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6318540Y2 (ja) * 1981-02-25 1988-05-25
JPS5963082U (ja) * 1982-10-22 1984-04-25 いすゞ自動車株式会社 車体のカウル部の排水構造

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Publication number Publication date
JPS61190774U (ja) 1986-11-27

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