JPH0331603Y2 - - Google Patents

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JPH0331603Y2
JPH0331603Y2 JP1985002113U JP211385U JPH0331603Y2 JP H0331603 Y2 JPH0331603 Y2 JP H0331603Y2 JP 1985002113 U JP1985002113 U JP 1985002113U JP 211385 U JP211385 U JP 211385U JP H0331603 Y2 JPH0331603 Y2 JP H0331603Y2
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JP
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vehicle
flow path
duct
rainwater
air
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JP1985002113U
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JPS61117710U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両の車室内へ外気を導入する車室内
換気用エアダクトに関する。
〔従来の技術〕
従来、ボンネツトが車室の前方に突出している
形式の自動車では、外気導入装置はカウル部に形
成されているのが一般的である。カウル部に外気
導入装置が形成されているのは、カウル部が閉断
面とされており、外気導入ダクトとして利用でき
ることと、動圧により外気吸引が可能なことが主
な理由である。
このようにカウル部に外気導入装置を形成する
ことは比較的合理的である反面、次のような短所
を有する。即ち、フロントウインドシールドガラ
スの下縁前部に外気を導入するための開口スペー
スが必要となることからエンジンルーム等のスペ
ースが狭くなること。また同様な理由から、フロ
ントウインドシールドガラスの下縁位置、同ガラ
スの傾斜角度が制約され車体意匠上の設計の自由
度が少なくなること。カウル部近傍の圧力係数は
それほど高くないので、外気吸引効率はそれほど
高くないこと。
以上の理由からカウル部以外の他の部位から外
気を導入することが検討され得る。一般的な自動
車では、バンパーが配設される車体前面部が走行
風を最先に略直角に受けるので、圧力係数は極め
て高い。
外気導入口を車体前面部に配置することを意図
した技術は、実公昭44−8081号、同48−32831号
あるいは実公昭48−28200号等で知られている。
しかしながら、外気導入口を車体前面部に配置
した場合には、外気と一緒に浸入する雨水等の排
出対策が考慮されなければならない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記事実を考慮し、外気と一緒にエア
ダクトへ浸入した雨水等をエアダクト外部へ排出
することができる車室内換気用エアダクトを得る
ことが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る車室内換気用エアダクトでは、車
両幅方向両端部に車両前後方向に沿つてそれぞれ
配設されると共に車両前方側端部が開口される長
尺状のダクト部分を有するダクトパイプと、前記
ダクト部分の長手方向中間部の下部に形成されて
前記ダクト部分の内部と車外とを連通する排水口
と、前記ダクト部分内の前記排水口付近に配設さ
れると共に前記ダクト部分の内部空間を車両上方
側に位置する第1の流通路と車両下方側に位置す
る第2の流通路とに区画する導入板と、前記ダク
ト部分内の前記排水口の車両前方側に回転可能に
配設され、非回転時には前記第1の流通路を開放
すると共に前記第2の流通路を閉塞し、水流に押
圧されて所定量以上回転することにより前記第1
の流通路を閉塞すると共に前記第2の流通路を開
放する案内板と、を有している。
〔作用〕
上記構成の車室内換気用エアダクトによれば、
空気と一緒に雨水等がダクト部分内に開口側から
流入してきた場合で、雨水等の流量が少なく雨水
等が案内板に到達していない場合には、案内板は
非回転状態を保持する。このため、導入板によつ
て区画された第1の流通路は開放され、第2の流
通路は閉塞される。従つて、空気のみが、第1の
流通路を通りダクトパイプを介して車室内へ案内
される。
一方、流入する雨水等の流量が多く雨水等が案
内板に到達した場合には、この雨水等が形成する
水流に押されて案内板が回転する。しかし、流入
する雨水等の流量が大量でない場合には、第1の
流通路が閉塞されていないので、空気が第1の流
通路を通り車室内へ案内されると共に雨水等が第
2の流通路へ案内されてこの雨水等は排出口から
車外へ排出される。
雨水等の流入量がさらに多くなり、案内板の回
転量が所定量以上に達すると、第1の流通路が閉
塞されて第2の流通路が開放される。これによ
り、大量に流入してきた雨水等は確実に第2の流
通路へ案内されて、この雨水等は排出口から車外
に排出される。
〔実施例の構成〕
第1図乃至第3図には、本考案に係る車室内換
気用エアダクトの実施例が示されている。
第1図には、本考案実施例が適用された自動車
の車体前方部の概略が示されている。
この自動車では、第1図、第2図に示される如
く、カウルパネル10、エプロンアツパメンバ1
2とフロントピラー14とがそれぞれ結合されて
いる。また、この自動車では、車室内への外気導
入ダクトが閉じ断面のカウルパネル10と閉じ断
面に形成された一対のエプロンアツパメンバ12
とから構成されている。
この外気導入ダクトでは、カウルパネル10及
びエプロンアツパメンバ12の内方の空間が連通
されていると共にカウルパネル10の空間が車室
内と連通されている。これらのカウルパネル10
及びエプロンアツパメンバ12が内部に空気通路
を形成するダクトパイプとされている。また、こ
の外気導入ダクトでは、車体前方に位置するエプ
ロンアツパメンバ12の先端部が開口されて空気
導入口16とされている。
上記エプロンアツパメンバ12は車体後方に向
つて上り勾配に配設されており、中間部には、第
3図に示される如く、車体下方に開口した排水口
18が配設されている。
この排水口18の周辺部には、導入板20が配
設されている。この導入板20は前端が空気通路
の高さ方向略中央部に位置し、後端が排水口18
の車体後方側で空気通路の底部に位置してエプロ
ンアツパメンバ12の内壁に固着されている。こ
の導入板20により区画された空気通路の上部側
が第1の流通路であり、また空気通路の下部側が
第2の流通路である排水通路22とされている。
この排水通路22の車体前方側には、バルブ2
4が取り付けられている。このバルブ24は断面
形状がL字状とされ、屈曲部に固着された軸棒2
6がエプロンアツパメンバ12に回転可能に取り
付けられている。このバルブ24はエプロンアツ
パメンバ12の内壁に固着されたストツパー板2
8により回転量が制限されている。
なお、本実施例では、バルブ24とエプロンア
ツパメンバ12の内壁との間には、隙間が形成さ
れており、バルブ24は排水通路22を完全に閉
鎖していない。
〔実施例の作用〕
自動車の走行時には、走行風により空気が空気
導入口16からエプロンアツパメンバ12の内部
へ導入される。空気導入口16から導入された空
気は排水通路22がバルブ24により大部分が塞
がれているので、大部分がカウルパネル10へ導
入される。カウルパネル10へ導入された空気は
車室内へ導入される。また、カウルパネル10へ
導入されず、排水通路22へ導入した一部の空気
は排水口18を介してエプロンアツパメンバ12
の外部へ排出される。
自動車の走行時等に雨水が空気と一緒に空気導
入口16からエプロンアツパメンバ12の内部へ
浸入した場合には、エプロンアツパメンバ12が
車体後方に向つて上り勾配とされているので、エ
プロンアツパメンバ12の内部に浸入した雨水は
逆流されて空気導入口16から排出される。この
ため、カウルパネル10へ雨水が浸入することは
ない。上記雨水が空気導入口16から排出されな
い場合には、雨水はバルブ24とエプロンアツパ
メンバ12との間の隙間から排水通路22へ流入
される。排水通路22へ流入された雨水は排水口
18からエプロンアツパメンバ12の外部へ排出
される。このため、カウルパネル10へ雨水が浸
入することはない。
上記雨水がバルブ24とエプロンアツパメンバ
12との間から排水通路へ流入しきれない場合に
は、バルブ24は雨水の水圧により反時計方向へ
回転される。バルブ24が回転されると、排水通
路22が開放されるので、雨水は排水通路22へ
流入される。排水通路22へ流入された雨水は前
記と同様にエプロンアツパメンバ12の外部へ排
出される。また、大量の雨水がエプロンアツパメ
ンバ12の内部に浸入した場合には、この雨水に
よりバルブ24が第3図二点鎖線に示される如
く、空気通路を塞ぐので、雨水はカウルパネル1
0へ浸入することがない。
このように本実施例では、エプロンアツパメン
バ12の内部に雨水が浸入した場合には、雨水は
排水口18あるいは空気導入口16からエプロン
アツパメンバ12の外部へ排出されるので、雨水
がカウルパネル10へ浸入することはない。
なお、本実施例では、バルブ24はエプロンア
ツパメンバ12に取り付けられているが、これに
限らず、導入板20に取り付ける等の他の構造で
あつてもよい。また、バルブ20に代つて平板を
用い、この平板を蝶番等を介して回転可能に導入
板20へ取り付け、この平板によつて排水通路2
2を開閉する構造でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案に係る車室内換気用
エアダクトでは、車両幅方向両端部に車両前後方
向に沿つてそれぞれ配設されると共に車両前方側
端部が開口される長尺状のダクト部分を有するダ
クトパイプと、前記ダクト部分の長手方向中間部
の下部に形成されて前記ダクト部分の内部と車外
とを連通する排水口と、前記ダクト部分内の前記
排水口付近に配設されると共に前記ダクト部分の
内部空間を車両上方側に位置する第1の流通路と
車両下方側に位置する第2の流通路とに区画する
導入板と、前記ダクト部分内の前記排水口の車両
前方側に回転可能に配設され、非回転時には前記
第1の流通路を開放すると共に前記第2の流通路
を閉塞し、水流に押圧されて所定量以上回転する
ことにより前記第1の流通路を閉塞すると共に前
記第2の流通路を開放する案内板と、を有してい
るので、外気と一緒にダクト部分へ侵入した雨水
等をダクトパイプの外部へ排出することができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車室内換気用エアダクト
の実施例が用いられた自動車の車体前方部の概略
を示す概略図、第2図は第1図の要部を示す説明
図、第3図は第2図の−断面を示す断面図で
ある。 12……エプロンアツパメンバ、16……空気
導入口、18……排水口、20……導入板、22
……排水通路、24……バルブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両幅方向両端部に車両前後方向に沿つてそれ
    ぞれ配設されると共に車両前方側端部が開口され
    る長尺状のダクト部分を有するダクトパイプと、 前記ダクト部分の長手方向中間部の下部に形成
    されて前記ダクト部分の内部と車外とを連通する
    排水口と、 前記ダクト部分内の前記排水口付近に配設され
    ると共に前記ダクト部分の内部空間を車両上方側
    に位置する第1の流通路と車両下方側に位置する
    第2の流通路とに区画する導入板と、 前記ダクト部分内の前記排水口の車両前方側に
    回転可能に配設され、非回転時には前記第1の流
    通路を開放すると共に前記第2の流通路を閉塞
    し、水流に押圧されて所定量以上回転することに
    より前記第1の流通路を閉塞すると共に前記第2
    の流通路を開放する案内板と、 を有する車室内換気用エアダクト。
JP1985002113U 1985-01-11 1985-01-11 Expired JPH0331603Y2 (ja)

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JP1985002113U JPH0331603Y2 (ja) 1985-01-11 1985-01-11

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JPS61117710U JPS61117710U (ja) 1986-07-25
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