JPH0714029Y2 - 自動車のスイング式クォータウインド - Google Patents

自動車のスイング式クォータウインド

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JPH0714029Y2
JPH0714029Y2 JP1988164204U JP16420488U JPH0714029Y2 JP H0714029 Y2 JPH0714029 Y2 JP H0714029Y2 JP 1988164204 U JP1988164204 U JP 1988164204U JP 16420488 U JP16420488 U JP 16420488U JP H0714029 Y2 JPH0714029 Y2 JP H0714029Y2
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JP1988164204U
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JPH0283113U (ja
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薫 五月女
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のスイング式クォータウインドとボデ
ーとの関連構造の改良に関するものである。
[従来の技術] 第2図に示されるごとき自動車のクォータウインドA
は、フロント側の端部BにおいてボデーCにヒンジDで
回動自在に結合され、リヤ側の端部Eにおいて、第3図
に示すごときロックハンドルF機構を介し、クォータピ
ラーG等のボデーに開閉自在に係止され、ロックハンド
ルFの操作により、第3図中実線で示す位置から、同図
中鎖線Hで示す位置に開かれるように構成されており、
かかる構成のクォータウインドは、実開昭57−91970号
公報にも開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記第3図および実開昭57−91970号公報に示される従
来のクォータウインドは、ロックハンドルFの操作によ
り開放されたとき、上下両縁I,Jと後端縁Kにおいて、
ボデーとの間に間隙が形成され、自動車の走行に伴ない
車室内の空気が排気されて換気が行なわれるが、上下両
縁I,Jにおいては換気が十分に行なわれるものの、後端
縁Kにおいては、該ウインドのリヤ側の端部Eが車外に
突出しており、後方に空気の乱流が生ずるため、換気が
行なわれないのみでなく、車外の空気が逆流して来るた
め、換気性能が著しく低下する問題を有している。
[考案の目的] 従来のクォータウインドにおける前述の問題に鑑み、ク
ォータウインドが開放された状態で自動車が走行して
も、該ウインドのリヤ側の端部後方に生ずる空気の乱流
による換気性能の低下を招くことのない自動車のスイン
グ式クォータウインドを提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、本考案は、クォータウイン
ドのリヤ側の端部近傍における該ウインドとボデーとの
間に、クォータウインドの回動に追従して、該クォータ
ウインドのリヤ側の上下方向の開放口を閉塞する閉塞プ
レートが配設されているという構成を採用している。
[作用] 本考案は、前述の構成であるから、クォータウインドが
開かれると、その回動に追従して閉塞プレートが、該ウ
インドの端部近傍において、クォータウインドとボデー
との間の上下方向の開放口を閉塞するので、自動車の走
行に伴ない、クォータウインドの後端縁の後方に空気の
乱流が生じても、前記閉塞プレートの存在により、クォ
ータウインドの端部における外気の逆流による換気性能
の低下を防止する。
[実施例] 第1図は実施の一例の横断面図であり、ウインドガラス
として図示されているクォータウインド1は、従来のも
のと同じく、矢印Lで示されるフロント側の端部で、ボ
デーに双矢印Mで示されるよう回動自在にヒンジ結合さ
れ、リヤ側の端部2寄り部位でロックハンドル機構3を
介してクォータピラーたるボデー4に開閉自在に係止さ
れ、閉鎖時には、ボデー端縁のウエザーストリップ5に
当接して窓開口を密閉している。
クォータウインド1のリヤ側の端部2の近傍の部位6
は、前記ボデー4のアウタパネル7と重なるよう配置さ
れており、該重なり部分のボデー4、図示例ではアウタ
パネル7に閉塞プレート8が、ボデー4に対し上下方向
に配置された軸9で回動自在に配設されている。
この閉塞プレート8は、軸9に組み込まれたトーション
スプリング10の弾力により、矢印Nで示すように、常時
外方への開勢力を与えられており、その上下方向の高さ
は、第2図に符号Oで示すクォータウインド1のリヤ側
の端部2の高さと等しいか、それより短かく設定されま
た閉塞プレート8の幅Wは、クォータウインド1が、開
き代pだけ一杯に開放されたときにも、その内面11に当
接しうる寸法に設定されており、材質としては弾性を有
する硬質の合成樹脂等が好ましい。
上述の構成であるから、第1図中実線で示されるよう
に、クォータウインド1が閉鎖されている際には、閉塞
プレート8はクォータウインド1の内面11に押圧され、
トーションスプリング10の弾性によって、ボデー4、図
示例ではクォータピラーのアウタパネル7と前記内面11
との間に位置させられているが、クォータウインド1が
開放されるに従い、トーションスプリング10の弾力によ
り、クォータウインド1に追従して矢印N方向へ回動
し、鎖線12,13で示されるように、ボデー4と開放位置
の鎖線で示されるクォータウインド12との間の開放口14
を閉塞する。
クォータウインド12が、実線で示す位置へ回動されるに
従い、鎖線で示される閉塞プレート13も実線で示される
位置へ押し戻され、旧の閉鎖状態となる。
図示例では、閉塞プレート8の自由端15がリヤ方向へ向
けられているが、該自由端をフロント方向へ向けて配置
してもよく、またクォータウインド1、閉塞プレート8
の形状とか、閉塞プレート8の取付位置等に格別の限定
は無く、閉塞プレート8はクォータウインド1側に配設
されてもよいものである。
[効果] 本考案は、以上説明した構成,作用のものであって、ク
ォータウインドの開閉のための回動に追従して閉塞プレ
ートが、該ウインドとボデーとの間のリヤ側の上下方向
の開放口を閉塞し、走行時に、開放されているクォータ
ウインドのリヤ側の端部後方に生ずる空気の乱流による
影響が閉塞プレート内側に作用しないようにしうるの
で、開かれているクォータウインドのリヤ側の端部から
の車室内への外気の逆流を防止でき、クォータウインド
による換気性能の低下を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の一例の要部の横断面図、第2図はクォー
タウインドを備える自動車の略示側面図、第3図は第2
図中III−III線位置における断面として示した従来の右
側クォータウインドの要部の横断面図である。 1:クォータウインド、2:端部、3:ロックハンドル機構、
4:ボデー、8:閉塞プレート、14:開放口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロント側の端部がボデーにヒンジ結合さ
    れ、リヤ側の端部寄り部位でロックハンドル機構を介し
    てボデーに開閉自在に係止されているクォータウインド
    において、前記リヤ側の端部近傍のクォータウインドと
    ボデーとの間に、クォータウインドの回動に追従して、
    該クォータウインドのリヤ側の上下方向の開放口を閉塞
    する閉塞プレートが配設されている自動車のスイング式
    クォータウインド。
JP1988164204U 1988-12-19 1988-12-19 自動車のスイング式クォータウインド Expired - Lifetime JPH0714029Y2 (ja)

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JPH0283113U JPH0283113U (ja) 1990-06-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6072317U (ja) * 1983-10-25 1985-05-22 関東自動車工業株式会社 ウインド用ウエザストリツプ
JPS62202417U (ja) * 1986-06-17 1987-12-24
JPH0534247Y2 (ja) * 1986-11-26 1993-08-31

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