JPH0517295Y2 - - Google Patents

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JPH0517295Y2
JPH0517295Y2 JP1985099653U JP9965385U JPH0517295Y2 JP H0517295 Y2 JPH0517295 Y2 JP H0517295Y2 JP 1985099653 U JP1985099653 U JP 1985099653U JP 9965385 U JP9965385 U JP 9965385U JP H0517295 Y2 JPH0517295 Y2 JP H0517295Y2
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JP
Japan
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back door
vehicle
hatch
hatch glass
opened
Prior art date
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JP1985099653U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両等の車室後部に設けられた開口
部を開閉するためのバツクドアのハツチガラスに
関するものである。
(従来の技術) 従来、前部の運転席側と後部の荷物室側とが一
体的に形成されたワンボツクスカー等において
は、荷物室後部に形成された開口部を閉鎖するた
めに、第3図に示すようなバツクドア51が設け
られている。そして、このような閉鎖式のバツク
ドア51には、バツクドア本体52があり、この
バツクドア本体52の外側部はバツクドアアウタ
パネル53になつている。バツクドア本体52の
上部に形成された窓部を開閉するためにハツチガ
ラス54が設けられている。このハツチガラス5
4はその上部の両側に取り付けられた一対のヒン
ジ55,55を介して、バツクドア本体52に取
り付けられて、窓部を開閉するようになつてい
る。左,右のガスステー56及び56はその上端
56a,56aが両ヒンジ55,55の下方にお
いてハツチガラス54の内面に取り付けられ、
又、各ガスステー56,56の下端56b,56
bはバツクドア本体2の内面に取り付けられてい
る。このガスステー56,56はハツチガラス5
4を任意の開度(2点鎖線で示す)に固定するも
のである。又、ハツチガラス54はその下部中央
に、その開閉用のハンドル57が取り付けられて
おり、このハンドル57の裏側に設けられたスト
ライカー(図示せず)は、ハンドル57下方のバ
ツクドアアウタパネル53に取り付けられたキー
シリンダ58をキー(図示せず)で操作すること
により、そのロツクが解除されるようになつてい
る。上記従来のバツクドア51のハツチガラス5
4は一枚構造であり、このバツクドア51により
閉鎖された荷物室内の小荷物の出し入れ時に、ハ
ツチガラス54を開閉するようになつていた。併
し、従来のハツチガラス54はガラス面が大きい
ことや、その開度が大きいことのために、車両等
の走行中に開放した状態にしておくことは安全上
の問題、すなわちハツチガラス51の開口部から
人員の飛び出し等の問題があり、開放して走行す
ることはできなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、上記従来技術における問題を解決
して、車両等の走行中においても開放可能なハツ
チガラスと、開放することにより小荷物等の積み
込みを可能にするハツチガラスとを備えた乗物用
バツクドアの提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この考案の乗物用
のバツクドアは、ハツチガラスを、互いに独立に
開閉可能に上下に配設されたハツチガラスアツパ
ーとハツチガラスロアーとから構成し、上側のハ
ツチガラスアツパーは、全開時に、乗物の天井面
よりも高い位置まで回転し、その後端部がバツク
ドアの最後端よりも後方へ突出しない大きさの断
面へ字状に形成され、乗物の運転席側から開閉操
作可能に構成されていることである。
(作用) 乗物用のバツクドアは上記のように構成されて
いるため、乗物の停止時等においてハツチガラス
ロアーを開けることにより、その開口部から小荷
物等を荷物室内に出し入れできる。一方、乗物の
走行中にはハツチガラスアツパーを開くと、この
ハツチガラスアツパーはエアスポイラーとしての
作用をさせることが可能であり、又、ハツチガラ
スアツパーの開口部は室内の換気口としての作用
をする。
(実施例) 次ぎに、この考案を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
第1図、第2図において、バツクドア1は前部
の運転席側と後部の荷物室側とが一体になつたワ
ンボツクスカーの荷物室19の後部開口を閉鎖す
るために設けられたものである。このバツクドア
1にはバツクドア本体2があり、バツクドア本体
2にはその外側面を形成するバツクドアアウター
パネル3と、その内側面を形成するバツクドアイ
ンナーパネル4とがある。そして、このバツクド
ア本体2の中央部には略台形をした開口部5が設
けられている。そして、この開口部5を開閉する
ハツチガラスは、上部のハツチガラスアツパー6
と下部のハツチガラスロアー7とからなつてい
る。
ハツチガラスアツパー6は、第2図に示すよう
に、全開時にその後端部がバツクドア本体2の最
後端よりも後方へ突出しない大きさに形成され、
その断面がへ字状になつており、又その上端部は
バツクドア本体2の上端部に取り付けられた2個
のヒンジアツパー8,8により、バツクドア本体
2に対して揺動自在に取り付けられている。ハツ
チガラスアツパー6はその両側内面に、リモート
コントロールケーブル9,9の後端9a,9aが
それぞれ固着されている。リモートコントロール
ケーブル9,9はその前端かつ運転席側に設けら
れたハンドル(図示せず)に連結されており、ハ
ツチガラスアツパー6はハンドルを操作すること
により、リモートコントロールケーブル9,9を
介して開閉されるようになつている。サポートブ
ラケツト10,10はハツチガラスアツパー6の
開閉時にリモートコントロールケーブル9,9を
それぞれ支承して、その動きを円滑にするもので
あり、バツクドアインナー4の内側上部に取り付
けられている。
ハツチガラスロアー7はそのサイズがハツチガ
ラスアツパー6より大きく、その内側上部の両側
にヒンジロアー11,11が一対取り付けられて
いる。各ヒンジロアー11は開口部5の側方にお
いてバツクドアインナー4にブラケツト(図示せ
ず)を介して取り付けられたヒンジピン18によ
り揺動可能に軸支されている。又、ハツチガラス
ロアー7には各ヒンジロアー11の取付部より下
方に、各ガスステー12の上端12aが取り付け
られており、その下端12bは、従来のガスステ
ー56と同様に、ハツチガラスロアー7の下部側
方でバツクドアインナー4に固着されている。こ
のガスステー12はハツチガラスロアー7を開く
際、その任意の開度においてハツチガラスロアー
7を停止させる機能を有している。ハツチガラス
ロアー7には、その下部中央の外側にハンドル1
3が取り付けられており、このハンドル13に設
けられたストライカー14はハツチガラスロアー
7を貫通してその内側に突出している。このスト
ライカー14は従来のハツチガラス54のストラ
イカーと同様にハツチガラスロアー7を閉じた
際、バツクドア本体2に取り付けられたロツク部
材(図示せず)に係合してハツチガラスロアー7
をバツクドア本体2に固定するものである。この
ストライカー14は、ハンドル13の下方におい
てバツクドア本体2に設けられたキーシリンダ1
5のロツクを解除することによりロツク部材との
係合が解除される。
ハツチガラスロアー7の上端部にはその全長に
わたりゴム製のシール16が取り付けられてい
る。このシール16は上端16aが外側下方へ折
曲した形になつており、第2図に示すように、両
ハツチガラス6及び7を閉じた際、ハツチガラス
アツパー6の下端部とハツチガラスロアー7の上
端部との水密を維持するものである。
なお、ハツチガラスアツパー6及びハツチガラ
スロアー7はその閉じた状態において、シール1
6部以外の個所で開口部5の周縁との水密を維持
するためにシール(図示せず)が設けられてい
る。
上記のように構成されたバツクドア1は、その
ハツチガラスアツパー6が運転席側からリモート
コントロールケーブル9,9を操作することによ
り開閉されるので、車両の走行中においてハツチ
ガラスアツパー6を開放すると車室内の換気をす
ることができる。又、ハツチガラスアツパー6を
第2図の二点鎖線で示すように、バツクドアアウ
ターパネル3の上方で、ルーフ17面より高い位
置まで回転させると、車両の走行中にルーフ17
面を流れる風の整流を目的としたエアスポイラー
の役目をさせることもできる。
一方、ハツチガラスロアー7は、従来のハツチ
ガラス54より小型であるが、その開閉によりそ
の開口部から小荷物等の出し入れを行なうことが
できる。そして、車両の走行中においてはハツチ
ガラスロアー7は閉鎖されるので、人員の飛び出
し等、安全上の問題は発生しない。
以上の説明は、バツクドア1がワンボツクスカ
ー等の後部開口部に固定されるものについて述べ
たが、バツクドア1はワンボツクスカー等の後部
開口部を開閉するものであつてもよい。
(考案の効果) この考案のバツクドアは、ハツチガラスを、互
いに独立に開閉可能に上下に配設されたハツチガ
ラスアツパーとハツチガラスロアーとから構成
し、上側のハツチガラスアツパーは、全開時に、
乗物の天井面よりも高い位置まで回転し、その後
端部がバツクドアの最後端よりも後方へ突出しな
い大きさの断面ヘ字状に形成され、乗物の運転席
側から開閉操作可能に構成されていることによ
り、ハツチガラスアツパーが運転席側から操作す
ることにより開閉されるので、乗物の走行中にお
いてハツチガラスアツパーを開放すると車室内の
換気をすることができる。又、ハツチガラスアツ
パーを、天井面より高い位置まで回転させると、
乗物の走行中に天井面を流れる風の整流を目的と
したエアスポイラーの役目をさせることもでき
る。一方、ハツチガラスロアーは、その開閉によ
りその開口部から小荷物等の出し入れを行なうこ
とができ、車両の走行中においてはハツチガラス
ロアーは閉鎖されるので、人員の飛び出し等、安
全上の問題は発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案の一実施例を示し、
第1図はバツクドアを後方から見た斜視図、第2
図は第1図の縦断面拡大図である。第3図は従来
のバツクドア野第1図に対応する図である。 1……バツクドア、2……バツクドア本体、5
……開口部、6……ハツチガラスアツパー、7…
…ハツチガラスロアー、8……ヒンジアツパー、
9……リモートコントロールケーブル、11……
ヒンジロアー、16……シール、19……荷物室
(車室)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端部を上方へ回動することにより開かれるハ
    ツチガラスを備え車室等の後部に設けた開口部を
    閉鎖する乗物用のバツクドアであつて、前記ハツ
    チガラスを、互いに独立に開閉可能に上下に配設
    されたハツチガラスアツパーと、ハツチガラスロ
    アーとから構成し、上側のハツチガラスアツパー
    は、全開時に、乗物の天井面よりも高い位置まで
    回転し、その後端部がバツクドアの最後端よりも
    後方へ突出しない大きさの断面へ字状に形成さ
    れ、乗物の運転席側から開閉操作可能に構成され
    ていることを特徴とする乗物用のバツクドア。
JP1985099653U 1985-06-28 1985-06-28 Expired - Lifetime JPH0517295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985099653U JPH0517295Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985099653U JPH0517295Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS628118U JPS628118U (ja) 1987-01-19
JPH0517295Y2 true JPH0517295Y2 (ja) 1993-05-10

Family

ID=30968730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985099653U Expired - Lifetime JPH0517295Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP (1) JPH0517295Y2 (ja)

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012073632A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 本田技研工業株式会社 車両用開閉装置
JP2012116228A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Honda Motor Co Ltd 車両用開閉装置

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JPS628118U (ja) 1987-01-19

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