JP3244639U - 自動車のバックドア構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造を提供することを目的とする。【解決手段】左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造10であって、自動車1の後端の一方側面に設けられた外側ヒンジ11を介して設置された外ドア12と、外ドア12の周縁部を枠として外ドア12の内側にさらに内側ヒンジ13を介して設置された内ドア14を有し、内側ヒンジ13は、外側ヒンジ11が設けられている側面側とは反対側の側面側に設けられていることを特徴する。外ドア12は左側から開くようにしても良いし、右側から開くようにしても良い。【選択図】図1
Description
本考案は、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造に関する。
従来から、自動車等の車両においては、後方から荷物を出し入れするために車両の後端部にはバックドアが設けられている。バックドアには、車両後端の上部に固定されるヒンジ等により取り付けられた上開き式のバックドアと、車両後端の側面に固定されるヒンジ等により取り付けられた横開き式のバックドアがある。
例えば、特許文献1には、上部にリヤウインドガラスを装着したバックドアを、車体の後部に配設したリヤピラーに上下方向に設けた複数のヒンジによって、横開きするように取付けた自動車のバックドア取付構造が記載されている。
しかしながら、横開きのバックドアの場合、ヒンジを左右どちらの側面に固定するかによって右側開きか、または、左側開きのいずれかの態様に限定されるが、車を止める場所や方向によっては、荷物等の積み上げ、積み下ろしの際に開いたドアがじゃまになることが多かった。
そこで、例えば、特許文献2においては、車両用ドアを左右何れか一方側から開閉する車両用ドア機構であって、車両用ドアの左右両端部付近に夫々設けられたドアヒンジ機構と、車両用ドアの左右一方のドアヒンジ機構を車体側とドア側とに分離可能な状態にするヒンジ分離手段と、車両用ドアの左右一方のドアヒンジ機構が分離可能な状態のときに他方のドアヒンジ機構を分離不能にする分離阻止手段を備えたことを特徴とする車両用ドア機構が記載されている。
しかしながら、特許文献2に記載の車両用ドア機構では、ヒンジ分離手段や分離阻止手段など、両開きを実現するための構造が複雑となり、高い技術やコストを必要としてしまう。
そこで、本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造を提供することを目的とする。
本考案の一態様は、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造であって、自動車の後端の一方側面に設けられた外側ヒンジを介して設置された外ドアと、外ドアの周縁部を枠として外ドアの内側にさらに内側ヒンジを介して設置された内ドアを有し、内側ヒンジは、外側ヒンジが設けられている側面側とは反対側の側面側に設けられていることを特徴する。
本考案の一態様によれば、外ドアの中に、外ドアとは反対方向から開けることができる内ドアを設けることにより、車の停車場所等に応じて左右のどちらからでも開けることができるため、荷物の出し入れの際などの利便性が大きく向上する。
このとき、本考案の一態様では、外ドアと内ドアは、一方が開錠された際に他方は施錠される構造となっているとしてもよい。
このようにすることで、例えば、内ドアが開くときは、外ドアは開かないようにすることができ、誤って両方のドアを開けてしまうような状況を防止することができる。
また、本考案の一態様では、内ドア内に後部ガラスが嵌め込まれているとしてもよい。
このようにすることで、外ドアの中に内ドアが収まる構造であっても、窓ガラスを分割することなく、嵌め込むことができる。
以上説明したように本考案によれば、簡易な構成で、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造を提供できる。
以下、本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本考案の解決手段として必須であるとは限らない。
図1は、本考案の一実施形態に係る自動車のバックドア構造を説明するための自動車の後部側の概略図である。本考案の一態様は、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造10であって、自動車1の後端の一方側面に設けられた外側ヒンジ11を介して設置された外ドア12と、外ドア12の周縁部を枠として外ドア12の内側にさらに内側ヒンジ13を介して設置された内ドア14を有し、内側ヒンジ13は、外側ヒンジ11が設けられている側面側とは反対側の側面側に設けられていることを特徴する。
外ドア12は、一般的な自動車の後部に設置されたバックドアと同様の構造である。すなわち、自動車1の後端の側面部(リアピラー)の一方側に外側ヒンジ11が設けられ、外ドア12は、この外側ヒンジ11を介して自動車1の後端の側面部(リアピラー)と回動可能に連結されている。外ドア12の外側ヒンジ11が設けられた側とは反対側には、外ドア用取手15が設けられ、使用者は、外ドア用取手15を握ってロックを解除することにより、外側ヒンジ11を軸として外ドア12を回動させて開けることができる。
なお、図1においては、外ドア12の右側に外側ヒンジ11が設けられているため、使用者は左側の外ドア用取手15から上面図で反時計回りに外ドア12を回動させて開ける態様となるが、この逆の態様も本考案に含まれる。すなわち、外ドア12の左側に外側ヒンジ11が設けられ、右側に外ドア用取手15が設けられることで、使用者は右側の外ドア用取手15から上面図で時計回りに外ドア12を回動させて開ける態様となってもよい。
本考案では、外ドア12の中にさらにもう一つの内ドア14を有し、内ドア14を連結する内側ヒンジ13は、外側ヒンジ11が設けられている側面側とは反対側の側面側に設けられていることを特徴する。内ドア14の内側ヒンジ13は、図1に示すように、外ドア12の縁部付近に設けられ、外ドア12を軸として、内ドア14が回動可能となるように連結されている。また、図1に示すように、外側ヒンジ11が自動車後部の右側に設けられている場合、内側ヒンジ13は、外側ヒンジ11とは反対側の自動車後部の左側に設けられることとなる。そして、内ドア用取手16は内側ヒンジ13とは反対側の右側に設けられる。外ドア12と内ドア14の2種類のドアにより、ドアの枠構造が増加するため、自動車の後部の枠構造は頑丈に制作しておくことが好ましい。
このような構成とすることにより、図1の例における自動車のバックドア構造10では、外ドア12は、左側から開閉することができ、内ドア14は右側から開閉することができるため、簡易な構成で、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造となる。したがって、例えば、自動車の駐車場所などによって、自動車後方の左側からの荷物の出し入れが困難な場合には、外ドア12ではなく、内ドア14を使用することにより、右側からバックドアを開閉することが可能となるため、ドアがじゃまになることなく作業をすることが可能となる。
本考案の一態様では、外ドア12と内ドア14はそれぞれ別個にロック(オートロック)しても良いが、外ドア12と内ドア14とは、連動して施錠又は開錠可能な構造となっていることが好ましい。例えば、内ドア14が開いた状態で外ドア12を開いてしまうと、開いた状態の外ドア12の開閉に応じて開いた内ドア14が他の場所に接触して破損等のトラブルが生じる可能性もあるため、内ドアが開くときは、外ドアは開かないようにするといった構造にしておいても良い。あるいは、リモコン等で施錠又は開錠を操作するときに、一方を開錠するときには、他方を施錠するといった設定をしておいても良い。
また、本考案の一態様では、内ドア14内に後部ガラス17が嵌め込まれていることが好ましい。このようにすれば、後部ガラス17について分割等する必要なく、外ドア12の中に内ドア14を設置することができる。後部ガラス17の面積はできるだけ大きくとることが望ましいため、内ドア14は一例として、細身の枠で頑丈な構造とすることが好ましい。
以上説明したように、本考案によれば簡易な構成で、左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造を実現することができる
なお、上記のように本考案の一実施形態について詳細に説明したが、本考案の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本考案の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、自動車のバックドア構造の構成、動作も本考案の一実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
1 自動車、10 バックドア構造、11 外側ヒンジ、12 外ドア、13 内側ヒンジ、14 内ドア、15 外ドア用取手、16 内ドア用取手、17 後部ガラス
Claims (3)
- 左右のどちらからでも開けることができる自動車のバックドア構造であって、
前記自動車の後端の一方側面に設けられた外側ヒンジを介して設置された外ドアと、
前記外ドアの周縁部を枠として該外ドアの内側にさらに内側ヒンジを介して設置された内ドア
を有し、
前記内側ヒンジは、前記外側ヒンジが設けられている側面側とは反対側の側面側に設けられていることを特徴する自動車のバックドア構造。 - 前記外ドアと前記内ドアは、一方が開錠された際に他方は施錠される構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のバックドア構造。
- 前記内ドア内に後部ガラスが嵌め込まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車のバックドア構造。
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2023
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