JP6729065B2 - 車両用バックドアの開閉構造 - Google Patents

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本発明は、車体の後部に設けられるバックドアに開閉体が設けられる車両用バックドアの開閉構造に関する。
特許文献1には、車両用バックドアに設けた開口部にガラスハッチを開閉自在に設けることが開示されている。この場合、ガラスハッチが全開状態でバックドアを全開状態にすると、ガラスハッチは全開状態からバックドアに吸い込まれるようにしてバックドアに対して閉じる。
特許第3414223号公報
ところで、車両用ドアは、ロック機構として、通常プライマリロック位置(半閉じ(半ドア)状態)とメインロック位置(ドアが完全に閉じた全閉じ状態)とを備えている。プライマリロック位置となるには比較的小さな力でよく、メインロック位置となるには比較的大きな力が必要となる。ここで、上記したガラスハッチが、バックドアに対するロック機構として、プライマリロック位置とメインロック位置とを備えている場合を想定する。
この場合、上記したようにガラスハッチが全開となっている状態において、全開方向へ移動中のバックドアに吸い込まれるようにして閉じるときに、比較的小さな力でロックするプライマリロックは作動してロックされるが、より大きな力が必要なメインロックは作動せず、全閉じ状態とならない恐れがある。この状態で全開状態のバックドアを閉じると、バックドアに対して半閉じ状態のガラスハッチがバックドアと一体となって移動するので、操作者は、半閉じ状態のガラスハッチが全閉じ状態と勘違いする可能性がある。
そこで、本発明は、バックドアに設けた開閉体が全開状態でバックドアを全開としたときに、開閉体のバックドアに対するロック機構が半閉じ状態とならないようにすることを目的としている。
本発明は、開閉体のバックドアに対するロックを行うロック機構は、プライマリロック位置と、当該プライマリロック位置になるときよりも大きな力でロックされるメインロック位置とを有する。プライマリロック位置は、ストライカがラッチに対し、メインロック位置になるときよりも弱い押し付け力で係合して開閉体が半閉じ状態となる。メインロック位置は、ストライカがラッチに対し、プライマリロック位置になるときよりも強い押し付け力で係合して開閉体が全閉じ状態となる。開閉体が全開位置となっている状態においてバックドアを全開位置としたときに、ロック機構はプライマリロック位置になる前のアンロック状態が保持される。
本発明によれば、操作者は、開閉体がバックドアに対して開状態であることをより確実に認識でき、半閉じ状態の開閉体を全閉じ状態と勘違いする恐れが低減する。
本発明の一実施形態に係わる車両用バックドアの開閉構造を備える自動車後部の斜視図である。 図1に対し、第2バックドアを開いた状態を示す斜視図である。 図2に対し、第1バックドアを開いた状態を示す斜視図である。 図2と同様に第2バックドアのみが開いた状態でのガスステー及びヒンジ機構周辺の斜視図である。 図3と同様に第1バックドア及び第2バックドアが共に開いた状態でのガスステー及びヒンジ機構周辺の斜視図である。 図4に対応する状態での側面図である。 図5に対応する状態での側面である。 車幅方向左側のヒンジ機構を示す斜視図である。 図1と同様に第1バックドア及び第2バックドアが共に閉じた状態でのヒンジ機構に対応する位置及びロック機構に対応する位置の断面図である。 図2と同様に第2バックドアのみが開いた状態でのヒンジ機構に対応する位置の断面図である。 図3と同様に第1バックドア及び第2バックドアが共に開いた状態でのヒンジ機構に対応する位置及びロック機構に対応する位置の断面図である。 第1バックドア及び第2バックドアが共に開いた状態でのロック機構を下方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる車両用バックドアの開閉構造を適用したワンボックスタイプの自動車の後部を示している。自動車の車体1の後部には開口部1aを設けている。開口部1aは、図3に示すように車体1の後部のほぼ全域に形成され、当該開口部1aにバックドアとしての第1バックドア3を開閉自在に設けている。
第1バックドア3には、図2に示すようにバックドア開口部3aを設けている。バックドア開口部3aは第1バックドア3の上部側に形成され、当該バックドア開口部3aに開閉体としての第2バックドア5を開閉自在に設けている。第2バックドア5には、図9に示すように窓用開口部5aが形成され、窓用開口部5aには、リヤウインドウとなる窓ガラス6を取り付けている。
第1バックドア3は、上端部を、車体1におけるルーフ7の後端に、図8に示すヒンジ機構9を介して回転自在に取り付けている。第2バックドア5も同様に、ヒンジ機構9を介してルーフ7の後端に対して回転自在に取り付けている。ヒンジ機構9は、図8、図9に示すように、ルーフ7の後端においてルーフ7の上面よりも低く形成されている段部7aに取り付けてある。
第1バックドア3は、車幅方向の左右両側部において一対のガスステー11により車体1に支持されている。ガスステー11は、図5に示すように、一端が車体1の上部にブラケット13を介して回転自在に連結され、他端が閉じ状態での第1バックドア3の上下方向ほぼ中間位置にブラケット15を介して回転自在に連結されている。第1バックドア3は、ガスステー11によって図3、図5、図7の全開状態が保持される。ガスステー11は、第1バックドア3を車体1に対して回転自在に支持する伸縮自在なバックドア支持部材を構成している。
第2バックドア5は、車幅方向の左右両側部において一対のガスステー17により車体1に支持されている。ガスステー17は、図4に示すように、一端が車体1の上部にブラケット19を介して回転自在に連結され、他端が閉じ状態での第2バックドア5の上下方向ほぼ中間位置にブラケット21を介して回転自在に連結されている。第2バックドア5は、ガスステー17によって図2、図4,図6の全開状態が保持される。ガスステー17は、第2バックドア5を車体1に対して回転自在に支持する伸縮自在な開閉体支持部材を構成している。
図5に示すように、第2バックドア5のガスステー17は、第1バックドア3のガスステー11よりも車幅方向外側に位置し、ガスステー17のブラケット19,21も、ガスステー11のブラケット13,15よりも車幅方向外側に位置している。このため、第2バックドア5の少なくともガスステー17を取り付けている部位は、第1バックドア3よりも車幅方向の長さが長くなっていて、第1バックドア3を覆う形状となっている。
ヒンジ機構9は、図8に示すように、車体取付ブラケット23と、第1バックドア取付ブラケット25と、第2バックドア取付ブラケット27とを備えている。ヒンジ機構9は、図1に示すように、第1バックドア3及び第2バックドア5を閉じた状態では外部から見えない状態となる。
ヒンジ機構9の車体取付ブラケット23は、図9に示すように、底壁23aと、底壁23aの左右(図9中で紙面に直交する方向)両端から立ち上がる左右一対の側壁23bとを備え、底壁23aをルーフ7後端の段部7a上面にボルト29により取り付けている。左右一対の側壁23bの上部には、車幅方向に延びるヒンジピン31を取り付けている。ヒンジピン31を中心として第1バックドア3及び第2バックドア5が回転する。
ヒンジ機構9の第1バックドア取付ブラケット25は、左右一対のヒンジピン取付部25aを備えている。第1バックドア取付ブラケット25は、第1バックドア3を閉じた状態で、左右一対のヒンジピン取付部25aの下端から車両後方に向けて延びる延長部25bを備え、延長部25bの先端相互をつなぐ第1バックドア取付部25cを備えている。
第1バックドア取付部25cは、第1バックドア3を閉じた状態で、上端縁が下端縁よりも車両前方側となるよう傾斜していて、ヒンジピン取付部25aよりも車両後方かつヒンジピン31よりも下方に位置している。このような第1バックドア取付部25cに、図9に示すように第1バックドア3の上部内面をボルト33により取り付けている。
ヒンジ機構9の第2バックドア取付ブラケット27は、ヒンジピン31を取り付けるヒンジピン取付部27aと、第2バックドア5を取り付ける第2バックドア取付け部27bとを備えている。ヒンジピン取付部27aはほぼ円筒形状に形成されている。第2バックドア取付け部27bは、第1バックドア3及び第2バックドア5を閉じた状態でほぼ水平面となる上部取付面27b1と、上部取付面27b1から下方に向けてほぼ90度の角度で屈曲する下部取付面27b2とを備えている。上部取付面27b1及び下部取付面27b2に、図9に示すように第2バックドア5の上部内面をボルト35,37により取り付けている。
図8に示すように、第2バックドア取付ブラケット27は、ヒンジピン取付部27aと第2バックドア取付部27bとの間で、第2バックドア取付部27b側がヒンジピン取付部27a側よりも下方となるよう屈曲する屈曲部27cを備えている。図9に示すように、第1バックドア3及び第2バックドア5を閉じた状態で、屈曲部27c周辺の下方に、第1バックドア取付ブラケット25の第1バックドア取付部25cが位置している。
図9に示すように、第1バックドア3と第2バックドア5との間には、第2バックドア5の第1バックドア3に対するロックを行うロック機構39を設けている。ロック機構39は、第2バックドア5におけるヒンジ機構9と反対側の端部付近に対応する位置で、車幅方向中央に設けている。なお、図9、図11は、ヒンジ機構9を示す部分が車幅方向左側に対応し、ロック機構39を示す部分が車幅方向中央に対応している。
ロック機構39は、一般的な自動車のドアに設けてあるロック機構とほぼ同様な機構を備えており、第1バックドア3に設けてあるストライカ41と、第2バックドア5に設けてあるロック本体43とを備えている。ロック本体43はラッチ43aを備え、ラッチ43aにストライカ41が係合してロック状態となる。ロック機構39のロック状態は、プライマリロック位置とメインロック位置とが存在する。
閉じた状態の第1バックドア3に対し、開いた状態(アンロック状態)の第2バックドア5を閉じる際に、閉じる力が弱いと、ロック機構39は、プライマリロック位置となるように、ストライカ41がラッチ43aに対して弱い押し付け力を付与しつつ係合する。このとき、第2バックドア5は第1バックドア3に対して半閉じ(半ドア)状態となる。
一方、閉じた状態の第1バックドア3に対し、開いた状態(アンロック状態)の第2バックドア5を閉じる際に、閉じる力が強いと、ロック機構39は、プライマリロック位置を超えてメインロック位置となるように、ストライカ41がラッチ43aに対して強い押し付け力を付与しつつ係合する。このとき、第2バックドア5は第1バックドア3に対して全閉じ状態となる。
すなわち、ロック機構39は、プライマリロック位置と、アンロック状態からプライマリロック位置になるときよりも大きな力でロックされるメインロック位置とを有している。車体1と第1バックドア3との間には、図示していないが、上記した第1バックドア3と第2バックドア5との間のロック機構39と同様に、第1バックドア3の車体1に対するロックを行うロック機構を設けている。
ここで、第2バックドア5を図2のように全開位置とした状態では、ガスステー17が伸びきった状態となる。一方、第1バックドア3を図2から図3のように全開位置とした状態では、ガスステー11が伸びきった状態となる。ガスステー17及びガスステー11がいずれも伸びきった状態では、図11に示すようにストライカ41とラッチ43aとが離間している。すなわち、ガスステー17及びガスステー11がいずれも伸びきった状態では、ロック機構39はプライマリロック位置になる前のアンロック状態が保持される。ガスステー17及びガスステー11は、ロック機構39が作動しないアンロック状態を保持するアンロック状態保持手段である。
次に作用を説明する。
図1の第1バックドア3及び第2バックドア5がいずれも閉じた状態で、図2のように第2バックドア5を開く。このとき、ヒンジ機構9は、第2バックドア取付ブラケット27がヒンジピン31を中心として回転し、第1バックドア取付ブラケット25は回転せず、よって第1バックドア3は閉じたままである。
第2バックドア5を開く際にはガスステー17が徐々に伸び、第2バックドア5が全開状態に達すると、ガスステー17は伸びきった状態となってそれ以上の回転が規制される。すなわち、開閉体支持部材であるガスステー17は、開閉体である第2バックドア5の全開位置での開方向の回転を規制する開閉体回転規制部を構成している。
第2バックドア5を全開位置とすることで、図2のように第1バックドア3のバックドア開口部3aが開口する。これにより、バックドア開口部3aを通して物品の出し入れが可能となる。この状態で、例えばバックドア開口部3aからでは物品の出し入れが困難となる場合が想定される。この場合には、第2バックドア5が全開している図2の状態のまま、図3のように第1バックドア3を開いて全開とする。
第1バックドア3を開く際にはガスステー11が徐々に伸び、第1バックドア3が全開状態に達すると、ガスステー11はが伸びきった状態となってそれ以上の回転が規制される。すなわち、バックドア支持部材であるガスステー11は、第1バックドア3の全開位置での開方向の回転を規制するバックドア回転規制部を構成している。
第1バックドア3を全開位置とすることで、図3のように車体1の開口部1aが開口する。これにより、車体1の開口部1aを通して、例えば大きな物あるいは重量物の出し入れが容易となる。
第1バックドア3が開く際に、ヒンジ機構9は、第1バックドア取付ブラケット25がヒンジピン31を中心として回転する。このとき、第2バックドア取付ブラケット27に取り付けてある第2バックドア5は、全開状態が、伸びきったガスステー17により確保されている。このため、第2バックドア5の全開状態で第1バックドア3を開く際には、第2バックドア5が、第1バックドア3に対し、吸い込まれるようにして閉じる方向に相対移動し、図3、図5、図7、図11の状態となる。
このとき、ガスステー17及びガスステー11はいずれも伸びきった状態であり、ロック機構39のストライカ41とラッチ43aとは、図11、図12のように離間している。すなわち、前述したように、ガスステー17及びガスステー11がいずれも伸びきった状態では、ロック機構39はプライマリロック位置になる前のアンロック状態が確保(保持)されている。
ロック機構39がプライマリロック位置になる前のアンロック状態は、第2バックドア5が第1バックドア3に対して半閉じ(半ドア)状態に達する以前の状態であり、第2バックドア5と第1バックドア3との間で、ロック機構39が作動していない状態である。すなわち、第2バックドア5と第1バックドア3との間には、プライマリロック位置に相当する半閉じ(半ドア)状態に比較して、より大きな隙間が形成されている。
この状態から、第1バックドア3を閉じる操作を行うと、第1バックドア3に対してロックされていないアンロック状態の第2バックドア5は、全開状態のままである。すなわち、第2バックドア5が全開位置となっている状態において第1バックドア3を全開としてから、第1バックドア3を閉じても、第2バックドア5は全開したままで第1バックドア3に対して半閉じ(半ドア)状態となることはない。
したがって、操作者は、第1バックドア3を閉じても、第2バックドア5が開放状態であることを確実に認識でき、第1バックドア3に対し半閉じ状態の第2バックドア5を全閉じ状態と勘違いする恐れが低減する。第1バックドア3を閉じた後は、全開状態の第2バックドア5を閉じて図1の状態とする。
本実施形態は、ロック機構39がプライマリロック位置になる前のアンロック状態は、第1バックドア3の全開位置での開方向の回転を規制するガスステー11と、第2バックドア5の全開位置での開方向の回転を規制するガスステー17とでなされる。この場合、各ガスステー11,17によって、それぞれのバックドア3,5の全開状態でのそれ以上の回転を個別に規制できる。
本実施形態のバックドア回転規制部は、第1バックドア3を車体1に対して回転自在に支持する伸縮自在なガスステー11であり、開閉体回転規制部は、第2バックドア5を車体1に対して回転自在に支持する伸縮自在なガスステー17である。この場合、各ガスステー11,17が伸びきった状態で、それぞれのバックドア3,5の全開状態でのそれ以上の回転を規制できる。その際、別途専用の回転ストッパなどの回転規制部品を設ける必要がなく、構造の簡素化及びコスト低下を達成できる。
本実施形態の第2バックドア5は、窓ガラス6を備えている。このため、乗員は窓ガラス6を通して後方の視認が容易となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、上記実施形態では、第1バックドア3及び第2バックドア5の全開位置での回転規制をガスステー11及び17でそれぞれ行っているが、別途専用のストッパをそれぞれ設けて回転規制を行ってもよい。例えば、各ストッパを、第1バックドア取付ブラケット25及び第2バックドア取付ブラケット27の回転を規制するように、車体取付ブラケット23あるいは車体1のルーフ7側に設けることができる。この場合、各ストッパで回転を規制する位置は、各ガスステー11,17が伸びきる前の位置とする。
上記実施形態では、ロック機構39がプライマリロック位置になる前のアンロック状態で、ストライカ41とラッチ43aとが離間していることで、第2バックドア5が半閉じ状態(プライマリロック位置)とならないようにしている。これに代えて、第2バックドア5が全開位置となっている状態において第1バックドア3を全開位置としたときに、ロック機構39のラッチ43aがストライカ41に当接しても、第2バックドア5が半閉じ状態とならなうようにすることもできる。
例えば、ラッチ43aがストライカ41に当接したときに、ラッチ43aを例えば機械的な摩擦によってより移動しにくくすることで、プライマリロック位置にならなうようにすることができる。この場合には、ラッチ43aのプライマリロック位置への変位を阻止する手段を備えることになる。これにより、別途専用の回転ストッパなどの回転規制部品を設ける必要がなく、構造の簡素化及びコスト低下を達成できる。
上記実施形態では、ガスステー17の第2バックドア5と反対側の端部を、車体1に取り付けているが、第1バックドア3に取り付ける構成としてもよい。この構成では、ガスステー17が、第2バックドア5を第1バックドア3に対して回転自在に支持することになる。この場合、第2バックドア5を全開位置とした図2に対応する状態から第1バックドア3を開くと、第2バックドア5のガスステー17は縮むことになる。一方、第1バックドア3及び第2バックドア5を共に全開位置とした図3に対応する状態からから、第1バックドア3を閉じる際には、ガスステー17の付勢力を第2バックドア5が全開位置のままとなるように調整しておく。
上記実施形態では、第1バックドア3及び第2バックドア5が、ヒンジ機構9のヒンジピン31を同軸として回転する構成としているが、ヒンジピンを別々のものとしてもよい。また、第1バックドア3のバックドア開口部3aを第2バックドア5で開閉する構成としているが、バックドア開口部3aを第2バックドア5に代えてガラスハッチにより開閉する構成としてもよい。
1 車体
1a 車体の開口部
3 第1バックドア(バックドア)
3a 第1バックドアのバックドア開口部
5 第2バックドア(開閉体)
6 ガラス窓(リヤウインドウ)
11 第1バックドアのガスステー(バックドア支持部材、バックドア回転規制部)
17 第2バックドアのガスステー(開閉体支持部材、開閉体回転規制部)
39 ロック機構
41 ロック機構のストライカ
43a ロック機構のラッチ

Claims (5)

  1. 車体に設けられた開口部を開閉するバックドアと、前記バックドアに設けられたバックドア開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体の前記バックドアに対するロックを行うロック機構と、を備え、
    前記ロック機構は、プライマリロック位置と、アンロック状態から前記プライマリロック位置になるときよりも大きな力でロックされるメインロック位置と、を有し、
    前記プライマリロック位置は、ストライカがラッチに対し、メインロック位置になるときよりも弱い押し付け力で係合して前記開閉体が半閉じ状態となり、前記メインロック位置は、前記ストライカが前記ラッチに対し、前記プライマリロック位置になるときよりも強い押し付け力で係合して前記開閉体が全閉じ状態となり、
    前記開閉体が全開位置となっている状態において前記バックドアを全開位置としたときに、前記ロック機構は前記プライマリロック位置になる前の前記アンロック状態に保持されることを特徴とする車両用バックドアの開閉構造。
  2. 前記ロック機構が前記プライマリロック位置になる前の前記アンロック状態は、前記バックドアの全開位置での開方向の回転を規制するバックドア回転規制部と、前記開閉体の全開位置での開方向の回転を規制する開閉体回転規制部とでなされることを特徴とする請求項1に記載の車両用バックドアの開閉構造。
  3. 前記バックドア回転規制部は、前記バックドアを前記車体に対して回転自在に支持する伸縮自在なバックドア支持部材であり、前記開閉体回転規制部は、前記開閉体を前記車体と前記バックドアとのいずれか一方に対して回転自在に支持する伸縮自在な開閉体支持部材であることを特徴とする請求項2に記載の車両用バックドアの開閉構造。
  4. 前記ロック機構が前記プライマリロック位置になる前の前記アンロック状態は、前記開閉体を全開位置とした状態で前記バックドアを全開位置としたときに、前記ロック機構のストライカとラッチとが互いに当接しても、前記ラッチの前記プライマリロック位置への変位を阻止する手段によりなされることを特徴とする請求項1に記載の車両用バックドアの開閉構造。
  5. 前記開閉体は、リヤウインドウを備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用バックドアの開閉構造。
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