JPH1035288A - 車両の簡易ドア構造 - Google Patents

車両の簡易ドア構造

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JPH1035288A
JPH1035288A JP19794696A JP19794696A JPH1035288A JP H1035288 A JPH1035288 A JP H1035288A JP 19794696 A JP19794696 A JP 19794696A JP 19794696 A JP19794696 A JP 19794696A JP H1035288 A JPH1035288 A JP H1035288A
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俊弘 炭谷
Koichi Yamada
好一 山田
Tadashi Tanaka
正 田中
Katsumi Yamamoto
克己 山本
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Kansai Electric Power Co Inc
Daihatsu Motor Co Ltd
Tanaka Seiki Co Ltd
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Kansai Electric Power Co Inc
Daihatsu Motor Co Ltd
Tanaka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗降開口部にガードバーを装着した電気自動
車などの車両にドアパネルを簡単かつ安価に装備し得る
車両の簡易ドア構造を提供することにある。 【解決手段】 乗降開口部にガードバー3を開閉自在に
枢着した電気自動車において、前記ガードバー3に補強
フレーム4を取り付け、樹脂ボード7で構成したドアパ
ネルを前記補強フレーム4に固着する。前記ドアパネル
は、透明な上部ボード8と不透明又は半透明な下部ボー
ド9とを接合することにより構成する。前記下部ボード
9の接合端部9aに上部ボード8をその厚み方向で位置
規制しながら嵌入し得る突片10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の簡易ドア構造
に関し、例えば、電気自動車の乗降開口部に開閉自在に
取り付けられたガードバーにドアパネルを簡易に装着し
た車両の簡易ドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の騒音や排気による大気汚
染との公害問題から電気自動車が開発され、レジャーラ
ンド等の静かな環境下でのごく短距離の移動などに利用
する電気自動車〔原動機付4輪自転車〕が実用化されて
いる。
【0003】この種の電気自動車は、図8に示すように
車体ボディ1の乗降開口部2にガードバー3を開閉自在
に枢着したものがある。このガードバー3は、金属製の
丸型中空フレームからなる略矩形の枠状部材であり、そ
の前端部が車体ボディ1の乗降開口部2の前端縁にヒン
ジにより取り付けられ、後端部が着脱自在な構造でもっ
て乗降開口部2の後端縁に取り付けられて水平状態に保
持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の簡易な電気自動車では、乗降開口部2にガードバー
3を装着した構造であるため、雨天に屋外を走行する場
合、天井があるのみでは乗降開口部2から雨が侵入して
運転者が濡れてしまうことがある。また、冬期に屋外を
走行する場合、乗降開口部2から寒気が直接侵入するた
め、運転者が寒さに震えながら運転しなければならない
という事態も生じてくる。
【0005】このように、雨天や冬期での屋外での走行
時に不具合が発生することから、乗降開口部2にドアパ
ネルを装備することにより前述した不具合が解消できる
と共に外観上も良好なものとなる。しかしながら、通常
のガソリン車のような金属板製のドアパネルを装備する
と、ドアパネルの取り付け構造が複雑になると共に重量
が大きくなり、また、コストアップを招来するという問
題が生じる。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、乗降開口部に
ガードバーを装着した電気自動車などの車両にドアパネ
ルを簡単かつ安価に装備し得る車両の簡易ドア構造を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、乗降開口部にガードバ
ーを開閉自在に枢着した車両において、前記ガードバー
に補強フレームを取り付け、樹脂ボードで構成したドア
パネルを前記補強フレームに固着したことを特徴とす
る。
【0008】尚、前記ドアパネルを、透明な上部ボード
と不透明又は半透明な下部ボードとを接合することによ
り構成すれば、機能上かつ外観上も良好なものとなる点
で望ましい。
【0009】また、前記上部ボード又は下部ボードの少
なくともいずれか一方の接合端部に、他方のボードをそ
の厚み方向で位置規制しながら嵌入し得る突片を設けれ
ば、両ボードの接合を含む組み付け性が良好なものとな
る点で望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1乃至図7
に示して説明する。この実施形態は、乗降開口部2にガ
ードバー3を開閉自在に枢着した図8の電気自動車に適
用した場合について以下詳述する。尚、図8と同一部分
には同一参照符号を付して重複説明は省略する。
【0011】本発明の実施形態における簡易ドアは、図
1及び図2に示すように車体ボディ1の乗降開口部2に
水平に架設されたガードバー3に金属製の角型中空パイ
プである直状の補強フレーム4を装着する。この取り付
け構造は、例えば、二本の補強フレーム4を斜め上下方
向に沿って所定の間隔をあけて平行配置し、その下部を
ガードバー3に固着する。尚、補強フレーム4の本数及
び位置については、ドアパネルの大きさ及び形状に基づ
いて任意に設定すればよい。
【0012】ここで、図1及び図2における15は前述
したガードバー3の基端部に設けられ、ガードバー3を
車体ボディ1に枢着するためのヒンジ部、16はガード
バー3の遊端部に設けられ、ガードバー3を車体ボディ
1に開閉ロックするための開閉ロック部である。
【0013】この補強フレーム4のガードバー3への固
着は、図3に示すように車体ボディ内側から略Ω形状の
取り付け金具5を使用して行なわれる。即ち、二つの取
り付け金具5をガードバー3の上部バー3a及び下部バ
ー3bに嵌め込んでその両端部を補強フレーム4にそれ
ぞれネジ6により締着する。尚、この補強フレーム4の
ガードバー3への固着は、前述した取り付け金具5によ
るネジ止め以外にも、他の構造の取り付け金具や接着材
を使用することも可能である。
【0014】ドアパネルは、例えば、乗降開口部2に適
合した形状を有する強化プラスチック等の樹脂ボード7
からなり、透明な上部ボード8と不透明又は半透明な下
部ボード9の二枚の樹脂ボードで構成される。尚、ドア
パネルは、一枚の樹脂ボードで構成することも可能であ
る。また、上部ボード8は、補強フレーム4の位置を境
界として接合可能な三分割構造とすることもでき、この
ようにすれば、上部ボード8を分割してトランクルーム
に格納することもできる。
【0015】ここで、図1及び図2における13は前述
したガードバー3の開閉ロック部16に設けられた開閉
レバー、14はその開閉レバー13に対応させて下部ボ
ード9に開口させた窓孔である。
【0016】これら上部ボード8と下部ボード9とを接
合してドアパネルを形成するが、上部ボード8と下部ボ
ード9との接合は、以下のようにして行なわれる。
【0017】例えば、図4及び図5に示すように下部ボ
ード9の接合端部9aに上部ボード8をその厚み方向で
位置規制しながら嵌入し得る突片10を設ける。具体的
に、この突片10は、薄い円板状部材であり、その上端
部分を下部ボード9の接合端部9aから突出するように
ボード内外面に接着材などにより固着する。尚、この突
片10は、下部ボード9と別体のものを固着するように
する以外にも、下部ボード9の接合端部9aに一体的に
形成するようにしてもよい。また、突片10は、上部ボ
ード8に設けるようにしてもよく、上部ボード8と下部
ボード9の相互に設けるようにしてもよい。
【0018】二個の突片10と一個の突片10とを下部
ボード9の内面側と外面側とで千鳥状に配置し、これら
三個の突片10を一組として下部ボード9の前方位置、
中央位置、後方位置の三箇所に設ける〔図2参照〕。
尚、突片10は、下部ボード9の内面側と外面側とで千
鳥状に配置する以外にも、二つの突片10を下部ボード
9の内面側と外面側とで対向配置するようにしてもよ
い。また、突片10を設ける位置も、樹脂ボード7の大
きさや形状に応じて適宜設定することが可能で、前述し
たように前方位置、中央位置、後方位置の三箇所以外に
も、前方位置及び後方位置の二箇所であってもよい。
【0019】前述した下部ボード9に上部ボード8を接
合するに際しては、下部ボード9の上端縁の内外面に設
けられた突片10間に上部ボード8の下端縁を挿入する
ようにして嵌め込むことにより、上部ボード8と下部ボ
ード9とを接合する。
【0020】最後に、前述のようにして上部ボード8と
下部ボード9とを接合したドアパネルを補強フレーム4
に取り付ける。このドアパネルを構成する上部ボード8
と下部ボード9との補強フレーム4への取り付けを図6
に示すように車体ボディ外側から行なう。具体的には、
上部ボード8と下部ボード9とのそれぞれを補強フレー
ム4にネジ11により締着する。尚、ネジ11による締
着箇所については、図示の場合、上部ボード8で三箇
所、下部ボード9で二箇所であるが、これは任意に設定
可能である。
【0021】尚、前述したドアパネルを構成する上部ボ
ード8及び下部ボード9の外周縁には、図7に示すよう
に断面コ字状の樹脂モール12を嵌着することによりド
アパネルの縁取りをすることができて良好な外観が実現
できる。
【0022】前述した実施形態では、図8に示すような
電気自動車に適用した場合について説明したが、本発明
はこれに限定されることなく、乗降開口部にガードバー
を開閉自在に枢着した他の車両にも適用可能であるのは
勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、車両の乗降開口部に設
けられたガードバーに補強フレームを取り付けるだけで
ドアの骨組みを形成することができ、その補強フレーム
にドアパネルを構成する樹脂ボードを固着するだけで済
むため、簡単な構造で安価なドア構造を実現できる。ま
た、ドアパネルを構成する樹脂ボードを上部ボードと下
部ボードとに容易に分割した構成とすることも可能であ
り、機能的かつ外観的にも良好なドア構造が実現でき
る。更に、上部ボードと下部ボードとに分割した場合で
も、少なくともいずれか一方に突片を設ければ、両者の
接合を含む組み付け性も良好で作業性も大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易ドアを装着した電気自動車を示す
斜視図
【図2】図1の簡易ドアを内面側から見た正面図
【図3】ガードバーに対する補強フレームの取り付け状
態を示す部分拡大斜視図
【図4】上部樹脂ボード及び下部樹脂ボードの接合端部
を示す部分拡大斜視図
【図5】図3の下部樹脂ボードの接合端部を示す上面図
【図6】補強フレームに対する樹脂ボードの取り付け状
態を示す部分拡大斜視図
【図7】樹脂ボードの周縁に樹脂モールを装着した状態
を示す部分拡大断面図
【図8】従来の電気自動車の外観を示す斜視図
【符号の説明】
2 乗降開口部 3 ガードバー 4 補強フレーム 7 樹脂ボード 8 上部ボード 9 下部ボード 10 突片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 好一 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 田中 正 大阪府羽曳野市駒ヶ谷2−161 田中精機 株式会社内 (72)発明者 山本 克己 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗降開口部にガードバーを開閉自在に枢
    着した車両において、前記ガードバーに補強フレームを
    取り付け、樹脂ボードで構成したドアパネルを前記補強
    フレームに固着したことを特徴とする車両の簡易ドア構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ドアパネルを、透明な上部ボードと
    不透明又は半透明な下部ボードとを接合することにより
    構成したことを特徴とする請求項1記載の車両の簡易ド
    ア構造。
  3. 【請求項3】 前記上部ボード又は下部ボードの少なく
    ともいずれか一方の接合端部に、他方のボードをその厚
    み方向で位置規制しながら嵌入し得る突片を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の車両の簡易ドア構造。
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JP2008100656A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Kubota Corp キャビンのドア構造
US7988210B2 (en) 2006-10-20 2011-08-02 Kubota Corporation Cabin door device
WO2018139075A1 (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 トヨタ車体 株式会社 車両用ドア

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