JPS6313044Y2 - - Google Patents

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JPS6313044Y2
JPS6313044Y2 JP1983105045U JP10504583U JPS6313044Y2 JP S6313044 Y2 JPS6313044 Y2 JP S6313044Y2 JP 1983105045 U JP1983105045 U JP 1983105045U JP 10504583 U JP10504583 U JP 10504583U JP S6313044 Y2 JPS6313044 Y2 JP S6313044Y2
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JP
Japan
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opening
roof panel
vent
air intake
shutter
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JP1983105045U
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JPS6011814U (ja
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アウタスライドタイプのスライデイ
ングルーフ構造を有する自動車の換気装置に関
し、特に前席の換気性を向上させるとともに、走
行風による騒音の発生を低減するようにしたもの
に関する。
(従来技術) 従来より、この種自動車のスライデイングルー
フ構造として、例えば実開昭56−49624号公報に
開示されているように、車体のルーフパネルに開
口部が形成され、該開口部の前縁および両側縁に
沿い、かつルーフパネルの上面にコ字状のガイド
レール部材を設け、該ガイドレール部材に上記開
口部を前後方向にスライドして開閉するスライデ
イングルーフパネルを摺動自在に支持して、必要
に応じて上記スライデイングルーフパネルを後方
にスライドさせて開口部を開放することにより、
乗員に開放感を与えるようにしたアウタスライド
タイプのものは知られている。
しかるに、上記従来のものでは、開口部はスペ
ース上、前席の直上方から後席上方に至る範囲内
でルーフパネルに設けられているので、開口部の
開放時、走行風は開口部から車室内に流入する大
部分が前席よりも後方の空間に導かれることにな
り、前席の換気が充分になされないという問題が
あつた。また、その際、走行風により開口部の前
縁後方に渦流が形成され、この渦流によつてスロ
ブ音と称する騒音が発生するという不具合を有し
ていた。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記の如くアウタスライドタ
イプのスライデイングルーフ構造を有する自動車
における前席の換気性の向上およびスロブ音の抑
制を、簡単な構成により確実に実現することにあ
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車体のルーフパネルに開口部が形成され、該
開口部の前縁および両側縁に沿い、かつルーフパ
ネルの上面にコ字状のガイドレール部材が設けら
れていて、該ガイドレール部材は、上記開口部を
前後方向にスライドして開閉するスライデイング
ルーフパネルを摺動自在に支持するレール部と、
該レール部の外周を覆うモール部とを有し、上記
モール部の前端部は上記レール部の前縁よりも前
方に所定距離延長され、かつ該延長部前端には下
方に延びる縦壁部が形成されており、該縦壁部に
は空気取入口が設けられ、該空気取入口下方のル
ーフパネルには上記空気取入口と車室内とを連通
する通気口が形成されていて、該通気口には通気
口を開閉するシヤツターバルブが設けられたこと
を特徴とするものである。このことにより、上記
空気取入口から取入れた空気を、シヤツターバル
ブの開作動時にはスライドルーフ用の開口部より
も前方の通気口を介して前席に有効に吹出すよう
にしたものである。また、従来より既設のガイド
レール部材のモール部に走行風を取入れる空気取
入口を形成しているので、ルーフパネルに段差を
設けるなどする必要がなく、かつルーフパネルに
縦壁部を有さないものでも走行風を容易に取入れ
ることができる。さらに、モール部によつて覆わ
れた通気口をシヤツターバルブで開閉するので、
このシヤツターバルブは走行風の影響を直接受け
ることがなく、その開閉を容易にかつ確実に行う
ことができる。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、アウタスライド
タイプのスライデイングルーフ構造を有する自動
車において、ルーフパネルに段差等を設けること
なくかつルーフパネルに縦壁部を有さないもので
も既存のガイドレール部材のモール部を利用した
簡単な構成により、走行風を容易に取入れて車室
内の前席に確実に吹出すことができるので、前席
の換気性を有効に向上させることができる。ま
た、開口部の前縁に吹付ける走行風を、上記の如
く前席に吹出すことができるので、開口部の前縁
後方での渦流の形成を防止でき、スロブ音の発生
を抑制することができるものである。
(実施例) 以下、本考案の技術的手段の具体例としての実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は本考案を、ワゴンタイプの乗
用車に適用した実施例を示す。第1図において、
Aは車体、1はそのルーフパネル、2a〜2cは
それぞれフロント、センターおよびリヤの各ピラ
ー、3はフロントウインドガラス、4aおよび4
bはそれぞれフロントドアおよびリヤドアであ
る。上記ルーフパネル1の央部には矩形状の開口
部5が形成され、該開口部5の前縁および両側縁
に沿い、かつルーフパネル1の上面にコ字状のガ
イドレール部材6が設けられている。
上記ガイドレール部材6は、第2図および第3
図に示すように、合口部7aを内周側に向けて配
設された断面コ字状のレール部7と、該レール部
7上面の内周縁からレール部7外周側のルーフパ
ネル1上に延びて該レール部7の外周を覆うモー
ル部8とからなる。上記レール部7には、上記開
口部5に対応する形状に形成され該開口部5を前
後方向にスライドして開閉するスライデイングル
ーフパネル9が設けられており、該スライデイン
グルーフパネル9は、その両側縁が上記レール部
7の合口部7aにシール部材10を介して嵌入さ
れていて、レール部7に摺動自在にかつ液密的に
支持されている。
上記ガイドレール部材6のモール部8の前端部
は、第1図および第2図に示すように、上記レー
ル部7の前縁よりも前方に所定距離延長され、か
つこの延長部8a前端には下方に延びる縦壁部8
bが形成されており、該縦壁部8bにはスリツト
状の空気取入口11…が開口されており、走行時
に前方から吹付ける走行風を、モール部8とレー
ル部7との間に形成されたダクト部12に取入
れ、該ダクト部12を介して開口部5よりも後方
に位置するモール部8とレール部7の後端部、つ
まりダクト部12の後端部から車体A後方に導出
するように構成されている。
また、上記空気取入口11…下方で前席の上方
に対応するルーフパネル1には、第2図および第
3図に示すように上記空気取入口11(ダクト部
12)と車室内とを連通し、上記ダクト部12に
取入れられた走行風を前席に吹出す通気口13が
形成されており、該通気口13には通気口13を
開閉するシヤツターバルブ14が設けられてい
る。
該シヤツターバルブ14は、上記通気口13の
周縁に沿つて設けられ、左右両側にスリツト部1
5aが形成された枠体状のシヤツターガイド15
と、該シヤツターガイド15に対応する形状に形
成されるとともに、右端部上面に、空気取入口1
1から取入れた空気を通気口13に案内する左側
ガイド板17が立設されかつ下面にレバー18が
一体形成されたシヤツター板16とを有し、上記
シヤツター板16の左右両端部はシヤツターガイ
ド15のスリツト部15a,15aにシール部材
19を介して挿入されていて、摺動自在にかつ液
密的に支持されており、上記レバー18を左右に
移動することにより、シヤツター板16が左右に
摺動して上記通気口13を開閉するように構成さ
れている。尚、20は上記通気口13の右側のル
ーフパネル1上に配設され空気取入口11から取
入れた空気を通気口13に案内するL字状の右側
ガイド板であつて、その折曲部は、ルーフパネル
1に固定されたブラケツト21,21にシヤフト
を介して枢支されているとともに、一端が上記ブ
ラケツト21に係止されたトーシヨンスプリング
22の他端によつて第4図の時計方向に付勢され
ており、上記シヤツターバルブ14の開作動時に
は、上記トーシヨンスプリング22の付勢力によ
り上端部が略垂直に保持され、一方、シヤツター
バルブ14の閉作動時には、右側スリツト部15
aから突出するシヤツター板16の右側端部に押
されて反時計方向に回動され、上端部が水平に保
持されるものである。さらに、上記シヤツター板
16には、第6図に示すように、該シヤツター板
16の上面央部から右側端部に向つて排水溝25
が刻設されており、シヤツターバルブ14の閉作
動時に空気取入口11からシヤツター板16上に
空気とともに取入れられる雨水等を通気口13右
側のルーフパネル1上に排水するようになされて
いる。
また、23は、シヤツター16の左側端部を支
持するガイド部材、24は通気口13下側に取付
けられたベンチレータグリルである。26は開口
部5に嵌着され、スライデイングルーフパネル9
下面に密接してスライデイングルーフ構造の液密
性を確保するためのシール部材である。
したがつて、上記実施例においては、レバー1
8を左に移動してシヤツターバルブ14を開作動
した時には、開口部5の前方から吹付ける走行風
は、空気取入口11からダクト部12に取入れら
れ、シヤツター板16の左への移動にともない通
気口13の左側に位置する左側ガイド板17と、
トーシヨンスプリング22の付勢力により通気口
13の右側に略垂直に保持された右側ガイド板2
0の上端部とに案内されて通気口13に導かれ、
第2図および第4図の実線矢印に示す如く通気口
13から車室内の前席に吹出される。その結果、
開口部5の開放に拘らず、前席の換気性を有効に
向上させることができる。しかも、このことによ
り、開口部5に向う走行風は、開口部5に至る前
に上記空気取入口11に取入れられるので、従来
の如く、開口部5の開放時に上記開口部5の前縁
後方に渦流が形成されることはなく、そのことに
より、スロブ音の発生を抑制することができる。
この場合、上述の如く既存のガイドレール部材6
のモール部8の縦壁部8bに走行風を取入れる空
気取入口11を形成しているので、ルーフパネル
1に段差等を設ける必要がなく、かつルーフパネ
ル1に縦壁部を有さないものでも走行風を容易に
取入れることができる。さらに、車室内への導風
路を開閉するにおいて、モール部8によつて覆わ
れた通気口13をシヤツターバルブ14により開
閉するようにしたので、該シヤツターバルブ14
は走行風の影響を直接受けることがなくその開閉
動作を容易にかつ確実に行うことができる。
一方、前席の換気が不要のためレバー18を右
に移動してシヤツターバルブ14を閉作動した時
には、空気取入口11からダクト部12に取入れ
られた空気は、第2図および第4図の破線矢印に
示す如く該ダクト部12を介して、その後端部か
ら車体A後方に導出される。よつて、この場合に
おいても開口部5の開放時と同様にスロブ音の発
生を抑制することができる。尚、その際、右側ガ
イド板20の上端部はシヤツター板16によつて
水平に保持されているので、ダクト部12内への
空気のスムーズな流れを阻害することはない。
尚、上記実施例では、本考案をワゴンタイプの
乗用車に適用した場合について説明したが、セダ
ンタイプやクーペタイプ、その他種々のタイプの
自動車にも適用できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る実施例を示し、第1図は左
上前方からみた車体の斜視図、第2図は第1図に
おける−線断面図、第3図は第1図における
−線断面図、第4図は第2図における−
線断面図、第5図は右側ガイド板を示す斜視図、
第6図はシヤツター板のシール構造を示す第4図
の要部拡大図である。 A……車体、1……ルーフパネル、5……開口
部、6……ガイドレール部材、7……レール部、
8……モール部、8a……延長部、8b……縦壁
部、9……スライデイングルーフパネル、11…
…空気取入口、13……通気口、14……シヤツ
ターバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のルーフパネルに開口部が形成され、該開
    口部の前縁および両側縁に沿い、かつルーフパネ
    ルの上面にコ字状のガイドレール部材が設けられ
    ていて、該ガイドレール部材は、上記開口部を前
    後方向にスライドして開閉するスライデイングル
    ーフパネルを摺動自在に支持するレール部と、該
    レール部の外周を覆うモール部とを有し、上記モ
    ール部の前端部は上記レール部の前縁よりも前方
    に所定距離延長され、かつ該延長部前端には下方
    に延びる縦壁部が形成されており、該縦壁部には
    空気取入口が設けられ、該空気取入口下方のルー
    フパネルには上記空気取入口と車室内とを連通す
    る通気口が形成されていて、該通気口には通気口
    を開閉するシヤツターバルブが設けられているこ
    とを特徴とする自動車の換気装置。
JP10504583U 1983-07-05 1983-07-05 自動車の換気装置 Granted JPS6011814U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10504583U JPS6011814U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 自動車の換気装置

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JP10504583U JPS6011814U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 自動車の換気装置

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JPS6011814U JPS6011814U (ja) 1985-01-26
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JP10504583U Granted JPS6011814U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 自動車の換気装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS4420025Y1 (ja) * 1965-06-07 1969-08-27

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JPS6012729Y2 (ja) * 1980-12-27 1985-04-24 トヨタ自動車株式会社 車両の換気装置

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JPS4420025Y1 (ja) * 1965-06-07 1969-08-27

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