JPH01195111A

JPH01195111A - 自動車の外気取入れ構造

Info

Publication number: JPH01195111A
Application number: JP63015735A
Authority: JP
Inventors: Fumiyuki Otani; 大谷　文幸; Taiji Sanada; 真田　泰治
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1988-01-28
Filing date: 1988-01-28
Publication date: 1989-08-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、車室内に配設された空気調和装置を構成す
るブロアユニツトに外気を導入するための、自動車の外
気取入れ構造に関する。

［従来の技術］従来における自動車の外気取入れ構造においては、実開
昭８２−１２９３１１号公報に示されるように、フロン
トウィンドの直前方に配設されたカウルボックスに外気
取入れ口を形成し、この外気取入れ口とブロアユニツト
とをダクトを介して接続するように構成されている。

一方、近年、自動車の設計におけるボディラインの要求
から、カウルボックスの配設位置（カウルポイント）が
かなり下方に押し下げられてきている。

［発明が解決しようとする問題点コしかしながら、上述したようにカウルボックスに外気取
入れ口を形成する従来構成の外気取入れ構造において、
こにようにカウルボックスの配設位置を押し下げようと
すると、必然的に、外気取入れ口の開口面積を小さくせ
ざるを得なくなる。

この結果、ブロアユニツトへの外気取入れ量が制限され
、良好な車室内の空気調和の実行が困難である問題点が
指摘されている。

この発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、こ
の発明の目的は、カウルポイントが押し下げられたとし
ても、外気取入れ量を充分に確保して、良好な空気調和
を実行することの出来る自動車の外気取入れ構造を提供
することである。

［問題点を解決するための手段］上述した問題点を解決し、目的を達成するため、この発
明に係わる自動車の外気取入れ構造は、エンジンルーム
と車室とを仕切るためのダッシュパネルロアと、このダ
ッシュパネルロアよりも前方に配設され、外気が導入さ
れるカウル部と、前記ダッシュパネルロアの前方部分と
カウル部とを、外気が流通可能に連結するダクト部材と
、前記車室内に配設され、これの外気取入れ口が、前記
ダクト部材の後部に連通ずるように接続されたブロアユ
ニツトとを具備する事を特徴としている。

［作用］以上のように構成される自動車の外気取入れ構造におい
ては、ダクト部材が、ダッシュパネルロアの前方部分と
カウル部とを、外気を導入可能に接続するように構成し
ている。この結果、カウル部に入り込んだ外気は、この
ダクト部材を介して、ブロアユニツトに導入され、充分
な外気導入流量が確保されることになる。

［実施例］以下に、この発明に係わる自動車の外気取入れ構造の一
実施例の構成を添付図面を参照して、詳細に説明する。

第１図に示すように、この一実施例の外気取入れ構造ｌ
Ｏにおいては、ボンネット１２の後端とカウルパネルア
ッパ１４の前端との間に形成された間隙１６を介して、
外気が空気調和装置１８を介して自動車の車室内に導入
されるよう構成されている。このカウルパネルアッパ１
４は、ウィンドガラス２０の下端を支持するものであり
、これの下面には、カウルパネルロア２２が接合されて
いる。このカウルパネルロア２２の下面には、ダッシュ
パネルアッパ２４が接合されている。

ここで、このダッシュパネルアッパ２４の先端部分２４
ａは、上方に起立しており、この先端部分２４ａの上端
は、図示するように、閉塞位置にあるボンネット１２の
下面に、ウェザストリップ２６を介して当接するように
延出している。また、カウルパネルロア２４とダッシュ
パネルアッパ２４とはカウル部を構成しており、このカ
ウル部の間隔（高さ）は、車体設計上の要請から、従来
と比して、かなり狭く設定されている。

このダッシュパネルアッパ２４の下方には、エンジンル
ームと車室とを隔離するためのダッシュパネルロア２８
が配設されている。このダッシュパネルロア２８は、略
直立するように取り付けられており、これの上端は、ダ
ッシュパネルアッパ２４の下面の前後方向略中央部付近
に接合されている。また、このダッシュパネルロア２８
より前方に位置する所の、ダッシュパネルアッパ２４の
前方部分には、外気取入れのための外気取入れ口３０が
形成されている。この外気取入れ口３０は、この自動車
が例えば右ハンドルタイプである場合には、車体の略左
半分に渡って延出するように形成されている。

そして、この外気取入れ構造１０は、この外気取入れ口
３ｏを含んだ状態で、ダッシュパネルアッパ２４の下面
に接合されたダクト部材３２を備えている。このダクト
部材３２は、外気取入れ口３０と同様に、車体の略左半
分に渡って配設されている。このダクト部材３２は、中
空の直方体上に形成されており、上面に上述した外気取
入れ口３０と連通する開口３２ａと、後面の左側端部に
、後述するブロアユニツト３４の接続ボート３６が挿通
される開口３２ｂとが形成されている。

ここで、このダクト部材３２の下面には、上述した間隙
１６及び外気取入れ口３０を介してダクト部材３２内に
進入してきた雨水を溜めて、ブロアユニット３４にもた
らされないようにするために、雨水溜め用の凹所３２ｃ
が設けられている。

一方、前述した空気調和装置１８は、第２図に示すよう
に、ダッシュパネルロア２８と、これの後方に配設され
た図示しないインスツルメントパメルとの間に設置され
ており、上述したブロアユニツト３４と、このブロアユ
ニツト３４に第１のチューブ３８を介して接続された冷
却ユニット４０と、この冷却ユニット４０に第２のチュ
ーブ４２を介して接続された暖房ユニット４４とを備え
ている。尚、この暖房ユニット４４には、図示していな
いが、車室への吹き出し口に接続される吹き出しチュー
ブが取り付けられている。

ここで、上述したブロアユニツト３４は、内部にファン
（図示せず）が内蔵されたブロア本体４６と、このファ
ンを回転駆動するための駆動モータ４８と、ブロア本体
４６の上面開口を覆うように取り付けられたシャッタ室
５０と、このシャッタ室５０の前面開口部５０ａに取り
付けられた、上述した所の接続ボート３６とから構成さ
れている。

このシャッタ室５０内には、前面開口部４８ａを開放可
能に閉塞する遮蔽板５２が回動可能に収納されている。

この遮蔽板５２は、インスッルメントパメルに取り付け
られた空調制御用の種々の操作レバーの中で、外気導入
の開閉を制御するためのレバー（図示せず）のスライド
に伴なって、回動するように構成されている。即ち、こ
の制御レバーが、外気導入位置にスライドされている際
においては、遮蔽板５２は、前面開口部５０ａを開放す
るように、第１図において一点鎖線で示す位置に、また
、内部循環位置にスライドされている際においては、前
面開口部５０ａを遮蔽するように第１図に実線で示す位
置に夫々回動駆動されるよう構成されている。

また、上述した接続ボート３６の先端は、ダッシュパネ
ルロアパネル２８に形成された接続口２８ａとダクト部
材３２の後部開口３２ｂとを介してダクト部材３２の内
部空間内に延出している。この接続ボート３Ｂにおいて
は、その上方の先端部３６ａの方が、下方の先端部３６
ｂより前方に突出するように形成されている。そして、
接続ボート３６の上方先端部３８ａは、下方に折曲する
と共に、下方先端部３６ｂは、上方に折曲するよう構成
されている。このようにして、雨水がシャッタ室５０内
に入り込まないようになされている。

以上のように、この一実施例の外気取入れ構造ＩＯは構
成されているので、前述したように、例え、カウルポイ
ントが押し下げられて、カウルパネルロア２２とダッシ
ュパネルアッパ２４との間隔が狭（設定されていて、従
来構成のように、ここから外気を取入れようとすると、
流量が制限されてしまうことになるが、ここでは、ダク
ト部材３２が、ダッシュパネルロア２８の前方部分とカ
ウル部を構成するダッシュパネルアッパ２４とを、外気
を導入可能に接続するように構成されている。この結果
、カウル部に入り込んだ外気は、このダクト部材３２を
介して、ブロアユニツト３４に導入され、充分な外気導
入流量が確保されることになる。

また、このようにカウルポイントを押し下げたとしても
、外気導入に関して何等支障が無くなるので、レイアウ
ト上における自由度が増大し、設計がし易くなる効果が
達成されることになる。

この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。

［発明の効果］以上詳述したように、この発明に係わる自動車の外気取
入れ構造は、エンジンルームと車室とを仕切るためのダ
ッシュパネルロアと、このダッシュパネルロアよりも前
方に配設され、外気が導入されるカウル部と、前記ダッ
シュパネルロアの前方部分とカウル部とを、外気が流通
可能に連結するダクト部材と、前記車室内に配設され、
これの外気取入れ口が、前記ダクト部材の後部に連通ず
るように接続されたブロアユニツトとを具備する事を特
徴としている。

従って、この発明によれば、カウルポイントが押し下げ
られたとしても、外気取入れ量を充分に確保して、良好
な空気調和を実行することの出来る自動車の外気取入れ
構造が提供されることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係わる自動車の外気取入れ構造の一
実施例の構成を概略的に示す側断面図；第２図は外気取
入れ構造の構成を示す斜視図：そして、第３図は外気取り入れ構造におけるダッシュパネルロア
との関係を示す斜視図である。図中、１０外気取入れ構造、１２・・・ボンネット、１
４・・・カウルパネルアッパ、１６・・・間隙、１８・
・・空気調和装置、２ｏ・・・ウィンドガラス、２２・
・・カウルパネルロア、２４・・・ダッシュパネルアッ
パ、２４ａ・・・先端部分、２６・・・ウェザストリッ
プ、２８・・・ダッシュパネルロア、２８ａ・・・接続
口、３０・・・外気取入れ口、３２・・・ダクト部材・
３２ａ　；　３２ｂ・・・開口、３２ｃ・・・凹所、３
４・・・ブロアユニット、３６・・・接続ボート、３８
・・・第１のチューブ、４０・・・冷却ユニット、４２
・・・第２のチューブ、４４・・・暖房ユニット、４６
・・・フロア本体、４８・・・駆動モータ、５０・・・
シャッタ室、５０ａ・・・前部開口部、５２・・・遮蔽
板である。四丑第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】　エンジンルームと車室とを仕切るためのダツシユパネ
ルロアと、このダツシユパネルロアよりも前方に配設され、外気が
導入されるカウル部と、前記ダツシユパネルロアの前方部分とカウル部とを、外
気が流通可能に連結するダクト部材と、前記車室内に配
設され、これの外気取入れ口が、前記ダクト部材の後部
に連通するように接続されたブロアユニツトとを具備す
る事を特徴とする自動車の外気取入れ構造。