JP2568575Y2 - 車両用ディストリビュータの換気装置 - Google Patents

車両用ディストリビュータの換気装置

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JP2568575Y2
JP2568575Y2 JP1991113828U JP11382891U JP2568575Y2 JP 2568575 Y2 JP2568575 Y2 JP 2568575Y2 JP 1991113828 U JP1991113828 U JP 1991113828U JP 11382891 U JP11382891 U JP 11382891U JP 2568575 Y2 JP2568575 Y2 JP 2568575Y2
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Japan
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distributor
ventilation
room
air
hose
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泰弘 林
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディストリビュータの
内部を換気するディストリビュータの換気装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両用エンジンのディストリビュータ
は、高速で配電作業を行うことからオゾンが発生し易
く、これを収納するケースを密閉状態にしておくと、内
部の金属部が酸化して、接点の接触不良を生ずる等の弊
害がある。そこで従来からディストリビュータの内部に
オゾンが滞留しないようにディストリビュータに換気装
置を設けて内部に空気を流通させ、上記のような弊害を
回避させていた。
【0003】上記従来のディストリビュータの換気装置
を説明する。図5はその一例を示したものである。図に
おいて、1はエンジン、2はエンジン1に取り付けられ
たディストリビュータである(便宜上拡大して示してあ
る)。換気装置3の換気ホース4の一端部はこのディス
トリビュータ2に接続されており、他端部(以下、空気
取入口という)はディストリビュータ2の取付位置とは
別位置のエンジンルーム5の内部に接続、開口させてあ
る。これによりディストリビュータ2の内部は別位置の
エンジンルーム5の内部の空気によって換気される。
【0004】図6は別の換気装置3の例を示すものであ
る。エンジン1に取り付けられたディストリビュータ2
に一端部を接続させた換気装置3の換気ホース4の空気
取入口は車体メンバ6に接続され、外気によってディス
トリビュータ2内を換気するものである。
【0005】図7はさらに別の換気装置3の例を示すも
ので、エンジン1に取り付けられたディストリビュータ
2に一端部を接続させた換気装置3の換気ホース4の空
気取入口は自動車7の車室8内に開口させてある。そし
て、車室8内の空気をディストリビュータ2内に流通さ
せて換気を行っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の換気装置の
うちホースの空気取入側をエンジンルーム内に開口させ
たものや車体メンバに取り付けて車外に向けて開口させ
たものはエンジンルームや外気の湿度が上がるとディス
トリビュータ内の湿度も上り、結露して水滴がディスト
リビュータの内壁に着いてしまったり、また、洗車時等
の水分が水蒸気となり、この水蒸気が換気ホースを伝わ
ってディストリビュータ内に入ってしまい、接触不良を
起こし易くなるという問題があった。
【0007】また、ホースの他端を車室内に開口させた
ものは、ディストリビュータの点火音やいろいろなメカ
ニカルノイズ(例えば、かちかち音等)がホースを伝わ
り室内に入り内部にこもってしまい快適さの点で問題が
あった。そこで、これらの問題を解決するために、換気
装置のホースの空気取入側の端部をベンチレーションの
底部に向けて開口させたものがある(実公昭58-52382号
公報)が、これにおいても洗車時の水分が水蒸気となっ
てホース内に入る虞が生じる。
【0008】本考案はこの点に鑑みてなされたもので、
ディストリビュータ内を換気するホースの空気取入側を
車室と遮断された室内に開口させてディストリビュータ
内の露結や水蒸気の侵入を防止すると共にメカニカルノ
イズの侵入をも防止した車両用ディストリビュータの換
気装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンジンの配電作業を行うディストリビュータに換気用
空気取入部を設け、該換気用空気取入部に外部より空気
を取り入れる換気ホースの一端部を接続し、該換気ホー
スの他端部をエンジンルーム及び車室とは遮断されたヒ
ータルームの内部に開口させると共に、前記ディストリ
ビュータのキャップの上面に空気排出口を向けた換気用
空気の排出部を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】このように、エンジンの配電作業を行うディス
トリビュータに設けた換気用空気取入部に外部より空気
を取り入れる換気ホースの一端部を接続し、この換気ホ
ースの他端部すなわち、空気取入口をエンジンルーム及
び車室とは遮断されたヒータルームの内部に開口させ
て、ディストリビュータの内部がエンジンルームや外気
の湿度の影響を受けないようにさせると共に、結露を回
避させて、水滴がディストリビュータの内壁に着かない
ようにさせる。また、洗車時の水分が水蒸気となって、
換気ホース内を伝わって、ディストリビュータ内に浸入
しないようにさせる。さらに、換気ホースを伝達してく
るメカニカルノイズの車室内への侵入を回避させる。ま
た、ディストリビュータのキャップの上面に空気排出口
を向けた換気用空気の排出部を設けて、ディストリビュ
ータ内部への水滴等の浸入を防止させる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図3に
つき、図5ないし図7と同一部材には同一の符号を付し
て説明する。図において、1は図4に示すバン型車両9
のフロアAの下部のエンジンルームBに設けられたエン
ジン、2はそのエンジン1に取り付けられたディストリ
ビュータ2である。ディストリビュータ2のケース10
(図3参照)には換気用空気取入部11が形成されてお
り、この換気空気取入部11に換気装置3の換気ホース
4の一端部が接続されている。
【0012】また、換気ホース4の空気取入口はエンジ
ンルームB及び車室12(図4参照)とは遮断されたヒ
ータルーム13の壁部14にグロメット15によって取
り付けられたパイプ16に接続されている。パイプ16
の先端はヒータルーム13の内部に開口している。この
場合、換気ホース4を直接ヒータルーム13の壁部14
に接続してもよいことはいうまでもない。17はヒータ
ルーム13の蓋であり、18は車室12下部において、
室外に設けられたバッテリボックスを示している。ま
た、図3中符号19で示すものはディストリビュータ2
のキャップである。このディストリビュータ2のキャッ
プ19には換気用空気の排出部20が設けられている。
この排出部20に設けられた空気排出口はキャップ19
の端面に向けて開口しているので外部からの水滴等が入
ることはない。
【0013】このように換気ホース4をディストリビュ
ータ2に取り付けると、車両9が走行したとき、ヒータ
ルーム13内の空気は換気ホース4を通ってディストリビ
ュータ2内に流れ込んでディストリビュータ2内を換気
する。そして、ディストリビュータ2内の空気はディス
トリビュータ2のキャップ19に設けた排出口より外部に
排出されることになる(図3参照)。この場合の空気強
制取入手段は説明を省略する。図1中、符号21で示すも
のは車両のドアである。
【0014】次に、本実施例の作用を説明する。すなわ
ち、このようにディストリビュータ2に接続した換気ホ
ース4の空気取入口を車室12とは遮断されたヒータルー
ム13の内部に開口させたので、洗車時の水分が水蒸気と
なって換気ホース4の内部に入ることもなくなる。ま
た、エンジンルームや外気の湿度が上がっても、露結し
て水滴がディストリビュータ2の内壁に着いてしまった
り、さらに、水蒸気自体が換気ホース4を伝わりディス
トリビュータ2内に入ってしまったり、また、メカニカ
ルノイズが換気ホース4を伝わって車室12内に入って搭
乗者に聞こえてしまうということもない。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上説明したようにディスト
リビュータに接続した換気ホースの空気取入口を車室と
は遮断されたヒータルームの内部に開口させたので、
ンジンルームや外気の湿度が上がっても、ディストリビ
ュータ内の湿度は上がることはない。したがって、結露
し水滴がディストリビュータの内壁に着くことはない。
さらに、洗車時の水分が水蒸気となって換気ホースを伝
わりディストリビュータ内に浸入することもない。これ
らによって、ディストリビュータの内部の接触不良を回
避することができる。また、メカニカルノイズがホース
を伝わり室内に入って内部にこもることもなく快適さを
向上させることができる。さらに、ディストリビュータ
のキャップの上面に空気排出口を向けた換気用空気の排
出部を設けたので、外部からの水滴等の浸入を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1を模式的に示す側面図である。
【図3】ディストリビュータの拡大正面図である。
【図4】バン型車両の側面図である。
【図5】従来のディストリビュータを拡大して換気装置
を模式的に示す側面図である。
【図6】従来のディストリビュータを拡大して換気装置
を模式的に示す側面図である。
【図7】自動車に取り付けた従来の換気装置の模式図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 ディストリビュータ 3 換気装置 4 換気ホース 11 換気用空気取入部 12 車室 13 ヒータルーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの配電作業を行うディストリビ
    ュータに換気用空気取入部を設け、該換気用空気取入部
    に外部より空気を取り入れる換気ホースの一端部を接続
    し、該換気ホースの他端部をエンジンルーム及び車室と
    遮断されたヒータルームの内部に開口させると共に、
    前記ディストリビュータのキャップの上面に空気排出口
    を向けた換気用空気の排出部を設けたことを特徴とする
    車両用ディストリビュータの換気装置。
JP1991113828U 1991-12-27 1991-12-27 車両用ディストリビュータの換気装置 Expired - Lifetime JP2568575Y2 (ja)

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JPH0557364U JPH0557364U (ja) 1993-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6042180U (ja) * 1983-08-31 1985-03-25 熊谷 知典 リング付はし

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JPH0557364U (ja) 1993-07-30

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