JPS637525Y2 - - Google Patents

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JPS637525Y2
JPS637525Y2 JP16715682U JP16715682U JPS637525Y2 JP S637525 Y2 JPS637525 Y2 JP S637525Y2 JP 16715682 U JP16715682 U JP 16715682U JP 16715682 U JP16715682 U JP 16715682U JP S637525 Y2 JPS637525 Y2 JP S637525Y2
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JP
Japan
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air inlet
outside air
cowl box
casing
sound
Prior art date
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JP16715682U
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JPS5970815U (ja
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の分野 この考案は自動車用空調ユニツトの防音構造、
特に空調ユニツトに設けられた外気取入れ口より
侵入する騒音を減少し得るようにしたものに関す
る。
(2) 考案の背景 自動車用空調ユニツトは、一方にカウルボツク
スに連通する外気導入口を形成し、他方に車室内
に連通する内気導入口を形成するとともにヒータ
ユニツトあるいはクーラユニツト等に連通するケ
ーシングと、このケーシング内にあつて、内、外
気導入口の一方の遮蔽と他方の開放を交互に行な
う切替用シヤツタ板を備え、上記ケーシング内に
設けられた送風フアンによつて外気を上述のごと
きクーラユニツトまたはヒータユニツト等に送風
するかあるいは車室内側の空気を循環させて空調
ユニツト内に送るようにしたものである。
従つて、その切替えは上述の切替用シヤツタ板
の交互切替動作によつて外気あるいは内気循環を
行なわせしめるものであり、これは車室内側に設
けられたリモートコントロールワイヤ等の操作に
よつて内、外気の切替を行なうようにしている。
しかしながら、上記シヤツタ板は外気取入れ口
と内気取入れ口の中間位置に位置している場合が
あり、この場合においてはエンジンルーム内に発
生した振動や騒音が一旦フードパネルを透過し、
カウルボツクスから再び空調ユニツトを通じて車
室内側に侵入し、車室内の静粛性を低下する原因
となる。特に、ワイパがフードパネルに隠れるよ
うにしているセミコンシールドワイパタイプの自
動車にあつては、カウルトツプグリル上方にまで
延在するフードパネルがエンジンルームに発生し
た上記騒音をカウルトツプグリルにガイドする結
果、車室内の騒音はかなりのものになる。
そこで、この問題を解決するためには、カウル
ボツクス内周面に吸音材を内張りすることが効果
的であるが、カウルボツクスを構成するカウルト
ツプとダツシユアツパは車体パネルと一体であ
り、車体塗装時の焼付温度に耐える吸音材は今だ
開発されていない。もしカウルボツクス内周面に
吸音材を内張りするとすれば、カウルボツクスを
車体パネルとは別体にして熱が伝わらないように
する等なんらかの処置が必要であり、これでは大
幅な改造となり、コストアツプになる。
このために従来は上記ケーシング内に吸音材等
を内張し、可及的に上記空調ユニツトのケーシン
グ内を通過する間にその吸音材により騒音を減衰
せしめるようにしているが、切替え用シヤツタ板
が半開状態になつている場合においてはカウルボ
ツクス側外気導入口と車室内側の内気導入口が直
ちに連通するために、上述のごとき吸音材を内張
したとしてもその防音効果は顕著でなく、またこ
のために吸音材の厚みを多く増した場合には外気
または内気の流入抵抗が大きくなつてしまい、ブ
ロアモータ等に余分な負荷をかけるためにその厚
み等も制限されるものであつた。
(3) 考案の目的 この考案は、上記シヤツタ板の半開状態におい
て車体に何等改造を加えることなくカウルボツク
ス側から侵入する騒音を効果的に減衰せしめるよ
うになした自動車用空調ユニツトの防音構造を提
供することにある。
(4) 考案の構成と効果 この考案は、上記目的を達成するために、外気
導入口のカウルボツクス側開口部に、空気孔が周
面に形成され上記開口部を覆うように取り付けら
れる遮音カバーを設け、該遮音カバーの内周面に
吸音材を配設したことを特徴とする。
この構成によれば、カウルボツクスを車体から
熱的に分離することなく、カウルボツクス内に遮
音カバーによつて吸音材が配設されるので、効果
的な防音構造とすることができる。すなわち、カ
ウルボツクス内に侵入した騒音は、まず遮音カバ
ーによる減衰を受け、次いで空気孔から外気導入
口に侵入する過程で吸音材によつて更に減衰す
る。よつて、内気導入口から車室内側に排出され
る騒音は大幅に低減されるため、車内の静粛性を
良好に保つことができる。
また、この遮音カバーはケーシングに簡単に組
付けできるものであるから、これによつて工数が
増加するようなことはない。
(5) 実施例の説明 第1図および第2図はこの考案の第1実施例に
係る自動車用空調ユニツトおよびこの空調ユニツ
トを取り付ける自動車のエンジンルームEと車室
Rの隔壁部分の構造を示すもので、上記エンジン
ルームEと車室Rとを区画するパネルはフロント
パネル1と、このフロア1より立設されるダツシ
ユロア2と、このダツシユロア2の上部に一体化
されるダツシユアツパ3、およびこのダツシユア
ツパ3と一体化されたカウルトツプパネル4とか
らなつており、このダツシユアツパ3およびカウ
ルトツプ4によつてカウルボツクス5を形成する
とともに、このカウルボツクス5の前面側にはフ
ードパネル6が開閉自在に配設されている。
そして、このカウルボツクス5の上面部はグリ
ル7が形成されており、この部分によりカウルボ
ツクス5内に空気を取り入れるとともに、このカ
ウルボツクス5の下部開口5aに装着された空調
ユニツトのケーシング8に連通せしめている。
このケーシング8は射出成形体からなり、その
一方に上記開口5aに連通する外気導入口8aを
形成するとともに、他方に車室R内に連通する内
気導入口8bを形成し、かつその中間部に上記
内・外気導入口8a,8bの一方の遮蔽と他方の
開放を交互に行なう切替え用シヤツタ板9が設け
られ、かつこのシヤツタ板9は図示しないリモー
トコントロールワイヤ等により車室R内の側から
開閉自在に構成されている。
そして、上記外気導入口8aのカウルボツクス
5側開口部には、上記下部開口5a周縁の煙突部
5bからカウルボツクス5側に突出する外気導入
筒8cとフツク8dとが立設されるとともに、遮
音カバー10が外気導入筒8cを包み込むように
フツク8dに係合装着されている。遮音カバー1
0には側面に空気孔10aを設けてあり、また内
底面と上記外気導入筒8cの内周面とには吸音材
11,12が貼着されている。この吸音材11,
12の表面には適宜な凹凸状の襞が形成され、こ
れにより表面積が可及的に拡大するようにしてあ
る。
なお、上記ケーシング8の下部開口縁には送風
フアン(シロツコフアン)13を備えたフアンケ
ーシング14がフランジ結合され、上記内、外気
導入口8a,8bからケーシング8内に取り入れ
られた空気は上記送風フアン13の回転駆動によ
り紙面と直交する方向に送られ、図示しないヒー
タユニツトあるいはクーラユニツト等に連通する
ようになつている。
以上の構成において、シヤツタ板9により外気
導入口8aまたは内気導入口8bが完全に閉じら
れている状態においては、カウルボツクス5と車
室Rは連通せず、騒音の問題は生じないが、シヤ
ツタ板9が図中実線で示すように外気導入口8a
または内気導入口8bの何れをも閉鎖しない状態
にあるとき前述した問題が生ずる。
しかしながらこのような場合において、グリル
7よりカウルボツクス5に侵入した騒音は、図示
矢印で示す経路で外気導入口8aに至る過程で3
段階に及ぶ低減作用を受ける。まず、カウルボツ
クス5から遮音カバー10内に侵入する騒音は空
気孔10aにより量的な制限を受けたものであ
る。このようなものが次に遮音カバー10の内底
面に衝突する際に吸音材11により吸収減衰され
る。そして、外気導入筒8cの内周面に貼着して
ある吸音材12によつて更に吸収減衰される。吸
音材11,12の表面積は可及的に広くしてある
から、ここにおいて騒音は効果的に減衰させられ
て外気導入口8aに達する。従つて、内気導入口
8bから車室R側に排出される騒音は極めて低レ
ベルのものになる。
この第1実施例における騒音カバーはケーシン
グと同様な射出成形体からなり、ケーシングに予
め遮音カバーを係合装着してから、全体的にカウ
ルボツクスの開口部に設置できるので、遮音カバ
ーを設けたことにより特に工数が増加するような
ことがなく、簡単に取り付けることができる。
次に第3図および第4図はこの考案の第2実施
例を示すもので、この第2実施例に係る防音構造
は、下部開口5a周縁の煙突部5bに遮音カバー
20を係合装着した構造である。
遮音カバー20は、周壁に空気孔20aが設け
られ、また内周面に吸音材21が貼着されてい
る。そして、この遮音カバー20の周縁には係止
片20bを突設し、係止片20bの外側面には凸
部20cを設けてあり、この凸部20cが煙突部
5bに設けてある孔5cに着脱可能に係合する。
従つて、遮音カバー20は簡単に煙突部5bに装
着できるもので、第1実施例と同様の作用効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例に係
る自動車用空調ユニツトおよびその取り付け近傍
の車内構造を示す断面図および要部拡大断面図、
第3図および第4図はこの考案の他の実施例を示
す要部拡大断面図および要部の斜視図である。 5……カウルボツクス、5a……下部開口、5
b……煙突部、8……ケーシング、8a……外気
導入口、8b……内気導入口、10,20……遮
音カバー、10a,20a……空気孔、11,2
1……吸音材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方にカウルボツクスに連通する外気導入口を
    形成し、他方に車室内に連通する内気導入口を形
    成するとともに、ヒータユニツトあるいはクーラ
    ユニツトに連通するケーシングと、該ケーシング
    内にあつて、内、外気導入口の一方の遮蔽と他方
    の開放を交互に行なう切替え用シヤツタ板とを備
    えてなる自動車用空調ユニツトにおいて、上記外
    気導入口の上記カウルボツクス側開口部には、周
    面に空気孔が形成され、上記開口部を覆うように
    取り付けられる遮音カバーをもうけるとともに、
    該遮音カバーの内周面には吸音材を配設したこと
    を特徴とする自動車用空調ユニツトの防音構造。
JP16715682U 1982-11-04 1982-11-04 自動車用空調ユニツトの防音構造 Granted JPS5970815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16715682U JPS5970815U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 自動車用空調ユニツトの防音構造

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JP16715682U JPS5970815U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 自動車用空調ユニツトの防音構造

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Publication Number Publication Date
JPS5970815U JPS5970815U (ja) 1984-05-14
JPS637525Y2 true JPS637525Y2 (ja) 1988-03-04

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ID=30365769

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JP16715682U Granted JPS5970815U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 自動車用空調ユニツトの防音構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006116999A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用空調装置

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JPS5970815U (ja) 1984-05-14

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