JPH0217162Y2 - - Google Patents

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JPH0217162Y2
JPH0217162Y2 JP1982067992U JP6799282U JPH0217162Y2 JP H0217162 Y2 JPH0217162 Y2 JP H0217162Y2 JP 1982067992 U JP1982067992 U JP 1982067992U JP 6799282 U JP6799282 U JP 6799282U JP H0217162 Y2 JPH0217162 Y2 JP H0217162Y2
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JP
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engine compartment
engine
noise
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JP1982067992U
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JPS58172020U (ja
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Priority to US06/490,482 priority patent/US4503931A/en
Priority to DE19833316614 priority patent/DE3316614A1/de
Priority to FR8307592A priority patent/FR2526861B1/fr
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主としてエンジンより発生される騒
音が車体外部へ漏洩するのを防止する建設機械の
騒音低減装置に関する。
一般にブルドーザのような建設機械は、エンジ
ンをはじめ種々の騒音源を有している。特にエン
ジンの騒音はレベルも高いため、従来からも種々
の騒音対策が取られているが、エンジンは発熱す
ることから、これを密閉構造のエンジン室内に収
容するとオーバヒートなどの問題が生じる。そこ
で従来ではエンジン室内に冷却風を取入れる取入
れ口に吸音材などを設けて騒音の低減などを図つ
ているが十分な効果が得られていないのが実情で
ある。
この考案はかかる事情に鑑みなされたもので、
エンジン室に収容したエンジンをオーバヒートさ
せることなく、該エンジンより発生される騒音を
効果的に低減できるようにした建設機械の騒音低
減装置を提供することを目的とするものである。
以下この考案の一実施例を図面を参照して詳述
すると、図において1はブルドーザのような建設
機械の車体で、前部に密閉構造のエンジン室2が
設置されており、このエンジン室2内には図示し
ないエンジンが収容されている。上記エンジン室
2の前部には吸気口3が開口されていて、この吸
気口3に縦方向に複数本の吸音ブレード4が間隔
的に設置されている。上記吸音ブレード4はほぼ
紡錘形をなす網状ケース4a内にグラスウールの
ような吸音材4bを一杯に収容した構造で、これ
ら吸音ブレード4の間を流通する空気中の騒音を
低減する作用をなす。また上記吸気口3の後方に
は上記エンジンを冷却した冷却水の放熱を行うラ
ジエータ5及び冷却フアン6が設置されていると
共に、エンジン室2の上部には断熱隔壁7により
エンジン室2内と区割された防音室8が設けられ
ている。
上記防音室8内は断熱仕切壁8cにより2室に
区割され、夫々の室81,82には夫々エアクリー
ナ9及び消音器10が収容されている。上記エア
クリーナ9は第4図に示すようにエレメント12
の収容されたクリーナ部9aと、このクリーナ部
9aに連設されたレゾネータ9bとよりなり、ク
リーナ部9aの上部に接続された吸気マフラー部
9cが防音室8の上部を覆う上面板8aを貫通し
て防音室8の上方に突設されている。上記レゾネ
ータ9bはエレメント12により濾過された吸気
が吸気管13を介してエンジンに吸入される際発
生する騒音を低減するもので、各周波数の騒音成
分を減衰するため、径及び長さの異なる管体14
が斜めに設けられた隔壁15上に多数突設されて
おり、このレゾネータ9bにより騒音の減衰され
た吸気は吸気管13を通つてエンジンに吸入され
るようになつている。また上記消音器10も第5
図に示すようにレゾネータ部10aと消音部10
bとよりなり、レゾネータ部10aの排気入口1
6が第6図に示すように蛇腹状の伸縮管17上端
に接続されている。伸縮管17の下端側は断熱隔
壁7に設けられた導入口7aよりエンジン室2内
に導入され、下端部がエンジンの排気マニホール
ド(何れも図示せず)に接続されていると共に、
消音部10bの排気出口18は防音室8の上面板
8aを貫通する排気管19の下端に接続されてい
る。
一方上記防音室8の前部には前面及び下面に吸
気口20a,20bが開口する防音区割20が設
けられており、この防音区割20内には吸音ブレ
ード21が収容されていて、冷却フアン6により
吸気口20a,20bを経て防音室8内に送り込
まれる冷却風中の騒音成分を低減する作用をなし
ている。上記防音室8内に送り込まれた冷却風は
防音室8の室81内に収容された消音器10など
を冷却した後室81の両側に開口された排気口2
2より大気へ排出されると共に、防音室8を構成
する上面板8aの後端はコンソールボツクス23
の前方に設置された門形構造の支持枠24上に支
持されている。
一方上記エンジン室2は第7図に示すように内
面に吸音材2aを取付けた両側板2bにより気密
構造に形成されている。両側板2bの下部は車体
1を構成する主フレーム1aに達しており、主フ
レーム1aの下部にはアンダカバ25が設けられ
ている。また両側板2bにはエンジン室2内に収
容したエンジンなどを点検するための点検窓2c
が設けられていて、この点検窓2cは開閉自在な
カバ26により覆れていると共に、両側板2bの
後端側には運転席27の下部両側を覆う後部側板
28の前端が気密に接続されていて、これら後部
側板28と、運転席27の下方を覆う床板29、
主フレーム1a及び主フレーム1aの下部を覆う
アンダカバ30によつて上記エンジン室2に連続
する気密構造の通路31が形成されており、この
通路31内にエンジンの動力を終減速機32へ伝
達する動力系(図示せず)が収容されている。ま
た上記通路31は車体1の後部において排気口3
3として開口されており、この排気口33には上
記通路31を経て排気口33より大気へ放出され
る冷却風中の騒音を減衰する複数の吸音ブレード
34が設置されている。上記吸音ブレード34も
吸気口3及び防音区割20に設けた吸音ブレード
4,21と同様、ケース34a内に吸音材34b
を収容した構造で、これら吸音ブレード34内を
流通する空気中の騒音を低減するようになつてい
る。
そして上記密閉構造のエンジン室2を構成する
各側板2b,28と主フレーム1aの接続部や、
エンジン室2の前部を覆う門形構造の前部フレー
ム35と側板2b及び上面板8aの接続部などに
は各板体が共振することによつて生じる騒音を低
減するため、第8図に示す取付け構造が採用され
ている。すなわち互に連結すべき板材a,bの間
に隙間cを設け、かつ各部材a,bに透孔dを設
けて、これら透孔dにカラeを遊嵌し、このカラ
eに挿通した固着具fを締付けることにより各部
材a,bを接続したもので、主フレーム1aや門
形の前部フレーム35に生じた捩れや振動などが
隙間cにより吸収されて直接部材aまたはbに伝
達されないため、これら振動などに共振して発生
される騒音の低減などが図れるようになる。
なお図示していないが床板29や後部側板2
8、防音室8の内面などには吸音材が内張りされ
ており、また必要に応じて主フレーム1aや前部
フレーム35、アンダカバ25,30などの内面
にも吸音材が内張りされている。
しかしてエンジン室2前部の吸気口3より導入
された冷却風は吸気口3に設けた吸音ブレード4
により吸入音が吸収され、ラジエータ5に達す
る。ラジエータ5を冷却した冷却風は冷却フアン
6によりエンジン側及び防音室8へ夫々送られ、
エンジン側へ送られた冷却風によりエンジン室2
内が冷却される。エンジン室2内を冷却した冷却
風はエンジン室2の後部から通路31へ流入して
通路31内に設けられた動力系などを冷却しなが
ら、車体1後部に達し、ここに設けられた吸音ブ
レード34により冷却風中の騒音成分が減衰され
た後排気口33より大気へ放出される。
一方防音室8に導入された冷却風は防音区割2
0に設けられた吸音ブレード21により騒音成分
が除去された後防音室8内に収容された消音器1
0などを冷却し、防音室8の両側に開口された排
気口22より大気へ放出される。
この考案は以上詳述したように密閉構造を有す
るエンジン室の前部に吸気口を、また上部に消音
器及びクリートなどを収容した防音室を設けて、
上記吸気口より導入した冷却風により上記エンジ
ン室に収容したエンジンと、防音室に収容した消
音器などを冷却するようにしたことから、エンジ
ン室に収容したエンジンがオーバヒートする虞れ
が少ないと共に、エンジン室と防音室を隔壁によ
つて区割したことから、消音器の熱によつてエン
ジン室内が加熱される虞れも防止することができ
る。また運転席の下方には前端がエンジン室に連
通され、後端は車体後部に開口された吸音ブレー
ドを有する排気口に連通するトンネル状の通路を
設けて、エンジンを冷却した冷却風をこの通路を
経て排気口より排出するようにしたことから、通
路通過中及び排気口より排出される際に空気中の
騒音が低減されるため、密閉構造のエンジン室に
収容されたエンジンをオーバーヒートさせること
なくエンジン騒音の低減が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は一
部切欠側面図、第2図は平面図、第3図は後面
図、第4図はエアクリーナの一部切欠側面図、第
5図は消音器の断面図、第6図は伸縮管付近の説
明図、第7図はエンジン室両側板の断面図、第8
図は各部材接続部の断面図である。 1は車体、2はエンジン室、3は吸気孔、7は
断熱隔壁、8は防音室、8cは断熱仕切壁、81
2は室、9はエアクリーナ、10は消音器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体1に前部に吸気口3を有する密閉構造のエ
    ンジン室2を設け、このエンジン室2の上部には
    上記吸気口3よりエンジン室2内に取入れられた
    冷却風の一部が流入する防音室8を設け、この防
    音室8内を断熱仕切壁8cにより2室に区割して
    夫々の室81,82に消音器10及びエアクリーナ
    9を夫々収容し、かつ上記防音室8を断熱構造の
    隔壁7によりエンジン室2と区割して、エンジン
    室2には動力用エンジンを収容すると共に、上記
    車体1の後部に運転席27の下方に位置し、かつ
    前端が上記エンジン室2に連通され、後端は車体
    1の後部に開口された吸音ブレード34を有する
    排気口33に連通されたトンネル状の通路31を
    設けてなる建設機械の騒音低減装置。
JP6799282U 1982-05-12 1982-05-12 建設機械の騒音低減装置 Granted JPS58172020U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6799282U JPS58172020U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 建設機械の騒音低減装置
US06/490,482 US4503931A (en) 1982-05-12 1983-05-02 Noise suppressing, air cooled enclosure for an engine
DE19833316614 DE3316614A1 (de) 1982-05-12 1983-05-06 Antriebsaggregat in schallgedaempftem, luftgekuehlten gehaeuse
FR8307592A FR2526861B1 (fr) 1982-05-12 1983-05-06 Enveloppe insonorisante a refroidissement par air, pour moteurs a combustion interne, et ensemble equipe d'une telle enveloppe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6799282U JPS58172020U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 建設機械の騒音低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58172020U JPS58172020U (ja) 1983-11-17
JPH0217162Y2 true JPH0217162Y2 (ja) 1990-05-14

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ID=30077790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6799282U Granted JPS58172020U (ja) 1982-05-12 1982-05-12 建設機械の騒音低減装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3381020B2 (ja) * 1997-09-01 2003-02-24 新キャタピラー三菱株式会社 建設機械のエンジン吸気装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650136Y2 (ja) * 1976-04-01 1981-11-24
JPS5474805U (ja) * 1977-11-07 1979-05-28
JPS56131218U (ja) * 1980-03-10 1981-10-05

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JPS58172020U (ja) 1983-11-17

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