JP2525740Y2 - 吸気消音室の支持構造 - Google Patents

吸気消音室の支持構造

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JP2525740Y2
JP2525740Y2 JP4211891U JP4211891U JP2525740Y2 JP 2525740 Y2 JP2525740 Y2 JP 2525740Y2 JP 4211891 U JP4211891 U JP 4211891U JP 4211891 U JP4211891 U JP 4211891U JP 2525740 Y2 JP2525740 Y2 JP 2525740Y2
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JP
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intake
radiator
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JP4211891U
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正 中尾
博行 有田
久雄 永田
富保 中井
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新キャタピラー三菱株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小型のエンジンにおける
吸気消音室の改良に関し、特にパワーショベル等の小型
の建設機械に搭載したエンジンを覆うエンジンフード内
に、ラジエータに隣接するエアクリーナの吸気消音室を
配設した吸気消音室の支持構造を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】パワーショベルのエンジンは縦軸を中心
にして旋回するスイングフレーム上に搭載されている
が、このエンジンはエンジンフードにより覆われてお
り、このエンジンフード内にはエンジンの前方にラジエ
ータが配設されている。また、エアクリーナは吸気騒音
を低減するために吸気消音室(サイレンサ)にホースを
介して連結されているが、この吸気消音室もエンジンフ
ード内に配設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】ところで、従来のエ
ンジンにおいては、エンジンフードの一方にエンジン
を、他方にラジエータをそれぞれ配置し、ラジエータと
エンジンの中間部にエアクリーナの吸気消音室を配置し
ており、エンジン回りのスペースを狭めてエンジンの整
備性を阻害するという問題があつた。また、ラジエータ
の後流側に吸気消音室が配置されている関係でこのラジ
エータの放熱で吸気消音室の温度が上昇し、吸気温度が
高くなってエンジン出力を低下させると言う問題があっ
た。更に、吸気消音室を設ける空間を明けたり、ブラケ
ットを取付なければならないので構造が複雑となり安価
に提供できないという問題があつた。
【0004】本考案は前記従来のラジエータとエンジン
と吸気消音室の配置上の問題点を解消するために得られ
たものであって、エンジン回りのスペースが広くできる
と同時にラジエータの吸気側から吸気できる吸気消音室
の支持構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案は、エンジンのエアクリーナに接続する吸気消音室を
エンジンの前側に配設するラジエータの一側側面に横一
列状態で隣接させ、ラジエータをエンジンフード内を横
切る仕切り部材に支持させる共に、この仕切り部材の一
側側面に吸気消音室を形成する函体を一体的に連設し、
吸気消音室をラジエータの吸気側から吸気させたもので
ある。
【0006】
【作 用】したがつて、エンジンフード内におい
て、エンジンのエアクリーナに接続する吸気消音室をエ
ンジンの前側に配設したラジエータの一側側面に横一列
状態で隣接させることで、吸気消音室はラジエータの吸
気側から吸気され、従来のようにラジエータの排風で吸
気消音室の温度が上昇しエンジン出力が低下するという
問題が解消されると同時にエンジン回りのスペースが広
くなり整備性が向上する。また、吸気消音室を形成する
函体は、ラジエータを支持する仕切り部材の一側側面に
一体的に連設させることで、エンジンフード内を横切り
ラジエータを支持する仕切り部材の補強ができ、仕切り
部材の剛性を高めることができる。
【0007】
【実 施 例】図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。図1はエンジン室の側断面図、図2は図1のA−A
矢視断面図、図3は平断面図である。エンジン1に駆動
される軸にフアン2が設けられ、このフアン2の前方に
ラジエータ3が板状の仕切り部材4に固定されており、
この仕切り部材4とエンジンフード6との間にはスポン
ジ5を設けてシールしている。そしてこの仕切り部材4
の中央部を開口してラジエータ3が設けられ、この仕切
り部材4の側部に隣りに吸気消音室7が配置されてい
る。また、この仕切り部材4はフレーム8上に防振ゴム
9を介して支持されている。
【0008】前記吸気消音室7は、吸気管7aとこれよ
り分岐した枝管7bを拡張室を形成する函体7c内に配
置し、この吸気管7aに一端を接続したゴムホース10
をエアクリーナ11に接続し、このエアクリーナ11の
出口とエンジン1の吸気マニホールド1aとの間をゴム
ホース12で接続している。前記のように、本考案に係
る吸気消音室の支持構造は、ラジエータ3を固定した板
状の仕切り部材4の側部に吸気消音室7とを並列的に配
置し、この仕切り部材4によってエンジンフード6内を
ラジエータ3の前後で仕切っている。
【0009】エンジン1の回転と共にフアン2が駆動さ
れ、これに伴なって吸気管7aより吸気された空気aは
吸気消音室7を形成する函体7c内において消音され、
更にゴムホース10,エアクリーナ11,ゴムホース1
2を経由して吸気マニホールド1aよりエンジン1に供
給される。また、フアン2によってラジエータ3に冷却
空気が貫通して冷却水を冷却してエンジン1を所定の温
度に保持する。
【0010】図4及び図5はフライホイールカバーを利
用してエンジン取付ブラケットを形成した構造を示すも
のであって、このフライホイールカバー15の両側にエ
ンジン1をフレーム8上に支持するためのフランジ部1
6を設けている。そしてこのフライホイールカバー15
はボルト17によってエンジン1のフライホイールを覆
って固定される。そしてこのエンジン1の前部はフロン
トブラケット18と防振ゴム9を介してフレーム8上に
支持され、そして後部はフライホイールカバー15に設
けたフランジ部16に防振ゴム9を介在させて前記フレ
ーム8上に固定されている。
【0011】更に、このフライホイールカバー15の上
部には排気管20に接続されたマフラー21がそのシー
ム溶接部21aを利用してエンジン1に対して横方向に
固定されてエンジンをコンパクトに纏めている。このエ
ンジンの後部には油圧ポンプ22が設けられ、これで得
られた圧油は複数のシリンダ等の油圧機器に供給され
る。
【0012】
【考案の効果】本考案の吸気消音室の支持構造は、エン
ジンフード内にエンジンを設置し、該エンジンのエアク
リーナに接続する吸気消音室を前記エンジンの前側に配
設するラジエータの一側側面に横一列状態で隣接させ、
上記ラジエータをエンジンフード内を横切る仕切り部材
に支持させる共に該仕切り部材の一側側面に上記吸気消
音室を形成する函体を一体的に連設し、吸気消音室をラ
ジエータの吸気側から吸気させるように構成されてお
り、次の効果を奏することができる。
【0013】イ)ラジエータの前後を仕切り部材で仕切
ってこの仕切り部材と共に吸気消音室を設けているの
で、従来の装置のようにラジエータの排気で吸気消温室
を加熱することがないので、吸気の温度が上昇してエン
ジンの出力が低下することがない。 ロ)ラジエータの側部に吸気消音室を併設しているの
で、エンジン回りのスペースを広くとることができ、整
備性が向上する。 ハ)吸気消音室を構成する函体を仕切り部材の側部に設
けているので、これによって仕切り部材を補強して剛性
を高め、エンジンフード内を補強することができる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はエンジンを収容したエンジンフード内の
断面図である。
【図2】図2は図1のA−A断面図である。
【図3】図3はエンジンフード内の平断面図である。
【図4】エンジンの側面図である。
【図5】エンジンの平面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 フアン 3 ラジエータ 4
仕切り部材 5 スポンジ 6 エンジンフード 7 吸気消音
室 7a 吸気管 7b 枝管 7c 函体 8 フ
レーム 11 エアクリーナ 15 フライホイールカバー
16 フランジ部 18 フロントブラケット 20 排気管 22
油圧ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中井 富保 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−183952(JP,U) 実開 昭54−64809(JP,U) 実開 昭58−42359(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンフード内にエンジンを設置し、
    該エンジンのエアクリーナに接続する吸気消音室を前記
    エンジンの前側に配設するラジエータの一側側面に横一
    列状態で隣接させ、上記ラジエータをエンジンフード内
    を横切る仕切り部材に支持させる共に該仕切り部材の一
    側側面に上記吸気消音室を形成する函体を一体的に連設
    し、吸気消音室をラジエータの吸気側から吸気させてな
    る吸気消音室の支持構造。
JP4211891U 1991-06-05 1991-06-05 吸気消音室の支持構造 Expired - Lifetime JP2525740Y2 (ja)

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JP4211891U JP2525740Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 吸気消音室の支持構造

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JP4211891U JP2525740Y2 (ja) 1991-06-05 1991-06-05 吸気消音室の支持構造

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JPH0536063U JPH0536063U (ja) 1993-05-18
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JP2007192164A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Komatsu Ltd 吸気音低減装置及び作業機械

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JPH0536063U (ja) 1993-05-18

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