JPS5835528Y2 - カウル内のダクト水入り防止構造 - Google Patents

カウル内のダクト水入り防止構造

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JPS5835528Y2
JPS5835528Y2 JP12654879U JP12654879U JPS5835528Y2 JP S5835528 Y2 JPS5835528 Y2 JP S5835528Y2 JP 12654879 U JP12654879 U JP 12654879U JP 12654879 U JP12654879 U JP 12654879U JP S5835528 Y2 JPS5835528 Y2 JP S5835528Y2
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JP
Japan
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cowl
outside air
duct
passage
vent
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Expired
Application number
JP12654879U
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JPS5643611U (ja
Inventor
強志 波多野
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車前部のボデー内に外気が流入する通路を
形成し、該通路内に開口せしめたダクトにより外気を車
室内に取入れるように構成したカウルに関するもので、
外気とともに通路内に吸入された雨水等がダクト内に流
入するのを防止することを目的とするものである。
第1図はカウルの外観を示す概略図で、自動車のフロン
トウィンド1の下部前方にはカウル2が形成されている
このカウル2は、通気口3a。3bを有するカウル外板
3と図示しない内板との間に閉断面をなす外気流入通路
を車両幅方向に形成するとともに車両の一方の側面には
上記通路に開口して車室内に通じる外気取入れダクトを
設けて構成されており、通気口3a 、3bより入った
空気は上記通路を流れファンにヒリダクト内に吸入され
て車室内に送給される。
ところで、雨天走行時等の場合には、水が空気とともに
カウルの外気流入通路内に入り、更にダクトを経て車室
内に入る。
この不都合を防止するために従来のカウルでは、通気;
」のうちダクト側に位置する通気口に設けたルーバの下
面に覆いを設け、ダクトから離れた通気口のみから外気
を取入れて該通気口から外気とともに入った水がダクト
開口まで到達しないようにしたり、あるいはダクトの開
口まわりの吸気流入側に覆いを設け°C流入してきた水
をこれに衝突せしめ空気のみが覆いの外周から回り込ん
でダクト内に入るようにする等の手段がとられている。
しかしながらいずれの手段においても、通気口やダクト
開口に設けた覆いのために外気の吸入効率が著しく低下
し、外気が充分に車室内に供給されないという問題があ
る。
本考案は外気の吸入効率を従来手段の如く低下させるこ
となく、ダクトへの水入りを防止する構造を提供するも
のである。
以下、本考案の詳細を図示の実施例により説明する。
第1図および第2図に示す如く、フロントウィンド1の
下部前方には、カウル外板3とカウル内板4とにより閉
断面をなす外気流入通路5が車両幅方向に形成されてい
る。
カウル外板3には車両幅方向対称位置に通気口3a 、
3bが開口し、それぞれルーバ30が設置されている。
また車体の一方の側面には車室内に連通ずるダクト6が
設置され、その先端が上記外気流入通路5の端部に開口
している。
カウル外板3の下面には、ダクト6側の通気口3a−と
ダクト開口61との間の位置に、断面5字形の仕切板7
が上縁に形成したフランジ71により溶接固着しである
上記仕切板7は通気口3aとダクト開口61との間の吸
気流入通路3の上部を仕切る方向に設置されており、第
3図に示す如くその両側縁は、相対向するカウル外板3
およびカウル内板4の内面に密着している。
また、仕切板7の下縁72は吸気流入通路5の上部%程
度の位置にあってアーチ形をなし、その両端に切欠き7
3a 、73bが形成されている。
そして第2図に示す如く、アーチ形をなす上記下縁は通
気口3a側に屈曲せしめられており、機部74を形成し
ている。
上記実施例において、例えば自動車の雨天走行時、外気
はカウル外板3の通気口3a、3bより入り、第2図の
矢印Aで示すように外気流入通路5を流れてダクト6に
吸入される。
このとき、空気とともに雨水の水滴や飛沫も外気流入通
路5に入るが、ダクト6から離れた側にある通気口3b
より入る水滴はその重量により直ちに通路5の底面に落
下し、また飛沫もダクト開口61に至る間に底面に落下
する。
一方、ダクト6に近い通気口3aより入った水滴は、第
2図実線矢印Bで示すように底面に落下する。
飛沫は吸気とともに流れるが、破線矢印Cで示すように
通路5の上部をダクト開口61方向に流れる飛沫は仕切
板7に衝突し落下し、またカウル外板3の下面に付着し
たものは水滴となって壁面を移動して仕切板7に沿って
落下して、いずれもアーチ形の機部74に受は止められ
、第3図の実線矢印で示すように機部74をその両側に
流れて両端から排出され、通路5の側壁面を伝って底面
に落下する。
また、第2図の破線矢印C′で示すように仕切板1の下
方・\流れた飛沫は、ダクト開口へ至る間に底面・\落
下する。
そして底面・\落下したこれ等の水滴や飛沫は、底面の
端部に連結された側板8を伝って車外に排出される。
上記の如く本考案の構造では、カウルの通気口より入っ
た水分はほとんどすべてがカウルの外気流入通路の底面
に落下するので、ダクトに吸入されて車室内に至ること
はない。
特に本考案では仕切板Qつ下縁をアーチ形に形成するこ
とともに機部を設けたので、仕切板に衝突した水飛沫は
機部の両側に流れ、更に外気流入通路の側壁面を伝って
底面に至る。
従って、仕切板で受は止められた水が仕切板の下縁から
滴下し、この滴下水が吸気流により飛ばされてダクトに
吸入されるようなことがない。
また、仕切板は外気流入通路の上部を遮断するのみであ
って、従来の如く通気口の一方を被覆し、またはダクト
開口の一部を被覆する構造に比して外気吸入効率の低下
は極めて少なく、充分な外気を車室内に供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のカウル外観の概略斜視図、第2図は本
考案実施例構造のカウルの半断面図、第3図は第2図の
lll−1線に沿う断面図である。 1・・・・・・フロントウィンド、2・・・・・・カウ
ル、3・・・・・・カウル外板、3a 、 3b・・・
・・・通気口、4・・・・・・カウル内板、5・・・・
・・外気流入通路、6・・・・・・ダクト、7・・・・
・・仕切板、74・・・・・・機部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車前部のボデー内に外気を流通せしめる通路を形成
    し、該通路の外板に通気口を設けるとともに通路内に上
    記通気口より流入した外気を車室内に導入するガクトを
    開口せしめたカウルにおいて、カウルの外板内面には、
    閉断面をなす通路の空間上部を外気流入方向に遮断する
    仕切板を設け、該仕切板の下縁をアーチ形に形成すると
    ともに、該下縁の上記通気口側に水を排除するための槌
    部を形成したことを特徴とするカウル内のダクト水入り
    防止構造。
JP12654879U 1979-09-12 1979-09-12 カウル内のダクト水入り防止構造 Expired JPS5835528Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12654879U JPS5835528Y2 (ja) 1979-09-12 1979-09-12 カウル内のダクト水入り防止構造

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JP12654879U JPS5835528Y2 (ja) 1979-09-12 1979-09-12 カウル内のダクト水入り防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5643611U JPS5643611U (ja) 1981-04-20
JPS5835528Y2 true JPS5835528Y2 (ja) 1983-08-10

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ID=29358445

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JP12654879U Expired JPS5835528Y2 (ja) 1979-09-12 1979-09-12 カウル内のダクト水入り防止構造

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JPS5643611U (ja) 1981-04-20

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