JPH0117470Y2 - - Google Patents

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JPH0117470Y2
JPH0117470Y2 JP1982043853U JP4385382U JPH0117470Y2 JP H0117470 Y2 JPH0117470 Y2 JP H0117470Y2 JP 1982043853 U JP1982043853 U JP 1982043853U JP 4385382 U JP4385382 U JP 4385382U JP H0117470 Y2 JPH0117470 Y2 JP H0117470Y2
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JP
Japan
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air
door mirror
air intake
door
passage
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JP1982043853U
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JPS58145238U (ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車室内を換気する機能を備え
た自動車用ドアミラーに関するものである。
従来、自動車において、車室内の換気は乗降用
左右ドアの昇降式窓ガラスを開放することによつ
て行つていたが、走行時には車室内に強い風圧を
受け、また、雨天時には雨水が車室内に侵入する
ため前記窓ガラスを十分に開放できないことを考
慮すると、満足できるものではなかつた。
そのため乗降用左右ドアにおける窓ガラスの下
側前方部にいわゆる三角回転窓を設け、それによ
つてその三角回転窓の開度を適当に調節すること
によつて良好な換気を得ることが行われている
が、近年、側方視界の確保およびデザイン上の見
地から、前述したところの三角回転窓を廃止する
傾向にある。
そこで、前述したところの三角回転窓を設けた
部位が、運転者の席から観視するのに都合のよい
位置であることに着目し、その部位にドアミラー
を配設するとともに、該ドアミラーのケーシング
に、換気のための空気取入口を開設し、それによ
つて前記空気取入口からケーシング内部を経て車
室側開口を通じて、車室内へ空気を導入すること
が提案されている(例えば特開昭56−103634号公
報参照)。
しかしながら、このような装置では、空気取入
口が常時開口しているため、換気の必要のないと
きには、車室側開口におけるシヤツター装置が閉
じられるが、ケーシング内部には空気(走行風)
が侵入するため、高速走行時などにおいて、空気
の侵入による動圧で漏れが生じたり、あるいはそ
の動圧によつて振動が生じて風切音が発生すると
いう不具合があるし、また、空気抵抗の面からも
望ましくなかつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、ド
アミラーケースに、その前面の空気導入口に通ず
る空気取入通路と空気通抜通路とを設け、該両通
路を、共通の扉体の回動操作によつて開閉制御す
ることにより、上記不具合を解消し、しかも車室
内への空気の取入れをしないときには空気抵抗を
小さくできる自動車用ドアミラーを提供すること
を目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、ドアミ
ラーケースに、その前面に空気導入口を開設する
とともに、前記空気導入口は、前記空気導入口よ
り空気通抜口を経て後方に延びる空気通抜通路を
介して、ドアミラーケース後方に開放されるとと
もに、前記空気取入口より空気取入口を経て前記
空気通抜通路の車室側側方において延びる空気取
入通路を介して、車室内に開放され、さらに前記
空気取入口と空気通抜口とを同一円筒面上に配置
し、該円筒面に沿つて回動変位する部分円筒状の
本体を有する扉体を回動自在に設けたことを特徴
とする自動車用ドアミラー。
つまり、本考案は、空気取入口から導入される
空気を、迂回させることなく、後方に空気通抜口
を通じて後方に開放するようになつている。
以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
1は自動車で、その乗降用左右ドア2における
窓ガラス3下側前方のコーナ部2aにドアミラー
ケース4が取付けられている。
このドアミラー4のドアミラーケース5は、コ
ーナ部2aを構成するコーナブラケツト6に取付
固定される基板7の外側に設けられている。ま
た、基板7の内側には、カバーケース8が設けら
れている。
ドアミラーケース5の前面には、開口面積の比
較的大きい空気取入口9が開設されている。ま
た、ドアミラーケース5の内部には、空気導入口
9より空気取入口10、基板7の開口7aを経
て、カバーケース8の後側隅部における開口8a
を通じて車室内に開放される空気取入通路Aと、
空気導入口9より空気通抜口11を経てドアミラ
ーケース5の後方に開放される空気通抜通路Bと
が形成されている。しかして、空気取入通路A
は、後方へ略真直ぐ延びる空気通抜通路Bに対し
車室側に位置している。なお、カバーケース8の
開口8aには、複数の横フイン12aを有する風
向きルーバ装置12が設けられている。
空気取入口10と空気通抜口11とは、第3図
に示すように、同一円筒面上に配置され、その円
筒面に沿つて枢軸Oを中心として回動自在に回動
する扉体13によつて開閉制御されるようになつ
ている。
この扉体13は、前記円筒面に沿つて回動変位
する、円筒形の一部分である部分円筒状の本体1
3aと、該本体13aの上下端に連設された扇形
状の上下側板13b,13cとによりなり、しか
して本体13aの円周方向長さは、空気取入口1
0および空気通抜口11の円周方向長さよりも十
分に大きく設定されている。また、扉体13の本
体13a外周面は、その回動時に、ドアミラーケ
ース5の内部壁14にて構成される案内部14
a,14b,14cの表面に摺接することにな
る。
扉体13の開閉制御は、本体13aの外周面に
一端が固着された操作レバー15の操作によつて
なされる。この操作レバー15の他端は、基板7
の長孔7bおよびカバーケース8の長孔8bを通
じて車室内に突出している。
空気通抜通路Bの下流端開口部より外方側に
は、支持部14dにボール部16aが係合して揺
動可能であるミラー16が配置されている。
上記の構成によれば、空気の取入れをしないと
きには、操作レバー15を、第3図に実線で示す
前方位置P1にすることにより、扉体13の本体
13aが空気取入口10を全開して車室内に通ず
る空気取入通路Aを遮断することになるので、空
気導入口9よりドアミラーケース5内に導入され
た空気(走行風)は、空気通抜口11(空気通抜
通路B)を通じて、ドアミラー4内部で迂回する
ことなく、後方に円滑に解放される。したがつ
て、空気抵抗が小さく、空気取入通路Aを通じて
の車室内への空気の漏れは起らない。
一方、空気を取入れるときは、操作レバー15
を、第3図に鎖線で示す後方位置P2にすると、
扉体13は枢軸Oを中心として回動し、それによ
つてその本体13aが空気取入口10を全開する
一方空気通抜口11を全開するので、空気導入口
9よりドアミラーケース5内に導入された空気
は、空気取入口10、開口7a,8a(空気取入
通路A)を経て、車室内に円滑に供給されること
となる。
このように、操作レバー15の回動操作によつ
て、容易にかつ確実に、空気取入口10および空
気通抜口11したがつて空気取入通路Aおよび空
気通抜通路Bの開閉制御ができるとともに、操作
レバー15の回動操作量を変化させれば、それに
応じて空気取入口10の開口量(連通量)も変化
するので、それによつて車室内への空気取入量
(風量)を連続的に変化させることができる。そ
の際、余剰空気は、空気通抜口11の開口部分を
通じてドアミラー後方に解放される。
また、空気導入口9よりドアミラーケース5内
に導入された空気は、空気取入口10または空気
通抜口11(空気取入通路Aまたは空気通抜通路
B)を通じて、ドアミラーケース5内に滞留する
ことなく、車室内またはドアミラー4後方に常時
円滑に流れることになるので、高速走行時などに
おいてもドアミラーケース5内に動圧は生せず、
したがつて風切音が発生することもない。
なお、上記実施例では、ドアミラーケース5の
内部壁14は、車体前後方向にほぼ直交するよう
になつているが、換気の必要なときにおける空気
取入口10を通じての車室内への空気(走行風)
の流入がより円滑となるように、第3図に鎖線S
で示す如く、ドアミラーケース5の内部壁の車体
前後方向に対する傾斜角を小さくすることもでき
るのは言うまでもない。
本考案は上記のように構成したから、扉体の回
動操作にて空気取入通路および空気通抜通路の開
閉制御を容易にかつ確実に行うことができ、ま
た、扉体の回動操作量を変化させることにより車
室内への空気取入量(風量)の調整を容易に行う
ことができる。その上に、車室内へ空気の取入れ
を行わないときには、ドアミラーケース内に導入
された空気は空気通抜通路を通じて外部に円滑に
放出されるので、空気抵抗は小さく、したがつて
風切音の発生が防止でき、また、車室内への空気
の侵入(漏れ)も防止することができる等の種々
の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第
1図はドアミラーを備えた自動車の斜視図、第2
図はドアミラーの斜視図、第3図は第2図におけ
る−線に沿う断面図である。 1……自動車、2……ドア、4……ドアミラ
ー、5……ドアミラーケース、9……空気導入
口、10……空気取入口、11……空気通抜口、
13……扉体、13a……本体、15……操作レ
バー、A……空気取入通路、B……空気通抜通
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアミラーケースに、その前面に空気導入口を
    開設するとともに、前記空気導入口は、前記空気
    導入口より空気通抜口を経て後方に延びる空気通
    抜通路を介して、ドアミラーケース後方に開放さ
    れるとともに、前記空気導入口より空気取入口を
    経て前記空気通抜通路の車室側側方において延び
    る空気取入通路を介して、車室内に開放され、さ
    らに前記空気取入口と空気通抜口とを同一円筒面
    上に配置し、該円筒面に沿つて回動変位する部分
    円筒状の本体を有する扉体を回動自在に設けたこ
    とを特徴とする自動車用ドアミラー。
JP4385382U 1982-03-25 1982-03-25 自動車用ドアミラ− Granted JPS58145238U (ja)

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JP4385382U JPS58145238U (ja) 1982-03-25 1982-03-25 自動車用ドアミラ−

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JP4385382U JPS58145238U (ja) 1982-03-25 1982-03-25 自動車用ドアミラ−

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Publication Number Publication Date
JPS58145238U JPS58145238U (ja) 1983-09-30
JPH0117470Y2 true JPH0117470Y2 (ja) 1989-05-22

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ID=30054924

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JP4385382U Granted JPS58145238U (ja) 1982-03-25 1982-03-25 自動車用ドアミラ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4727544B2 (ja) * 2006-09-28 2011-07-20 本田技研工業株式会社 自動二輪車の導風構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51108107A (ja) * 1975-03-19 1976-09-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Atsushukuchakukashikinainenkikan
JPS5787711A (en) * 1980-11-21 1982-06-01 Aisin Seiki Co Ltd Ventilator for vehicle

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JPS51108107A (ja) * 1975-03-19 1976-09-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Atsushukuchakukashikinainenkikan
JPS5787711A (en) * 1980-11-21 1982-06-01 Aisin Seiki Co Ltd Ventilator for vehicle

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