JPS6123457Y2 - - Google Patents

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JPS6123457Y2
JPS6123457Y2 JP1981197464U JP19746481U JPS6123457Y2 JP S6123457 Y2 JPS6123457 Y2 JP S6123457Y2 JP 1981197464 U JP1981197464 U JP 1981197464U JP 19746481 U JP19746481 U JP 19746481U JP S6123457 Y2 JPS6123457 Y2 JP S6123457Y2
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JP
Japan
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air
outside air
door
vehicle
outside
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JP1981197464U
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JPS58100108U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車におけるドア閉作動時の換気構
造に関するものである。
自動車において、窓を全部閉じてドアを閉操作
する場合、車室内の空気の反力がドアに作用し、
大なる操作力を必要とし、場合によつてはしつか
りとしめたつもりでもハーフラツチ状態となつて
しまうことがある。
実験上例えばトラツク等車室内の容積が小さい
自動車では、ドアのしまりに必要な全運動エネル
ギーのうち、ウエザストリツプやドアラツチ装
置、ヒンジ部等の反力のしめる割合は合計して30
%程度であり、残りのほぼ70%程度は車室内空気
反力であることが確認されており、該空気反力を
低下させればドアのしまりは良くなり軽い操作力
でドアをしめることができるようになる。
空気反力を少くする為にはドア閉時のエアフロ
ー面積を大きくすれば良いことは当然であるが、
そのようにすると外部の音やほこり等が車室内に
浸入すると言う不具合が生じる。
本考案は、自動車の空調装置では従来より一般
にその空気吸入部として外気吸入口と内気吸入口
とを備え且つその両吸入口の切換えを内外気切換
シヤツタにて行うようになつている(例えば実開
昭48−22338号公報参照)ことに着目し、該空調
装置の空気吸入部を改良することによりドア閉時
の空気反力を低下させるようにしたもので、以下
附図実施例につき説明する。
第1図は自動車の空調装置部の概略断面図であ
る。
即ち自動車用空調装置1は前席前方の計器盤A
下部附近に設置され、外気又は車室内空気を吸入
してヒータコア2にて暖め温風吹出口3より温風
を乗員の足元附近に吹き出して暖房を行つたり、
或は新鮮な外気を吸入して上方の吹出口4より乗
員の顔面部附近に吹き出し換気をはかつたり、更
に又冷房装置を備えているものにおいては外気又
は車室内空気を吸入してこれを冷却し冷風を上方
吹出口4から吹き出して冷房を行つたりするよう
になつている。
尚5はデフロスタダクト、6はデフロスタノズ
ルである。
上記のように空調装置においては、該空調装置
に外気又は車室内の空気を吸入する為の外気吸入
口7及び内気吸入口8がそれぞれ設けられ、その
外気吸入と内気吸入を切換える内外気切換シヤツ
タ9が設けられ、内気循環式の冷暖房を行う場合
は実線示のように外気吸入口7を閉じ、外気吸入
式冷暖房或は換気を行う場合は鎖線示のように内
気吸入口8を閉じるようになつている。
本考案では第2図に示すように上記内外気切換
シヤツタ9に開口部91を形成すると共に、該開
口部91部に薄鋼板或は合成樹脂薄板或は又ゴム
製薄板等の弾性を有する薄板体よりなる逆止弁9
2を設け、車室内側から空気圧が作用したときは
該逆止弁92が開いて開口部91より外部に空気
が流通するが、外部側からは決して空気が流通す
ることがないようにしたものである。
上記構成において、第1図実線示のように内外
気切換シヤツタ9が外気導入口7を閉とした状態
においてドアを閉める場合、ドア閉作動により車
室内の空気圧が上ると該空気圧は矢印の如く内気
吸入口8から内外気切換シヤツタ9の逆止弁92
に作用し、該逆止弁92を押し開いて車室内空気
は開口部91より外部に流出する。
その空気流出によつてドアに作用する車室内空
気の反力は大幅に少くなり、ドアのしまりは良く
なり軽い操作力でドアをしめることができるよう
になる。
ドアがしまつた後は逆止弁92は自身の弾性復
元力にて開口部を閉じ、外部から車室内方向に風
がほこりが入つて来るような不具合は完全に防止
される。
駐車時は一般的に内外気切換シヤツタ9を上記
のように外気導入口7を閉じた状態とし、駐車中
にほこりや水等が車室内に入ることがないように
しておくのが普通であるが、駐車時以外のときは
第1図鎖線示のように内外気切換シヤツタ9を内
気吸入口8を閉じた状態としていることが当然あ
り得る。
その状態にてドアを閉めるときは、車室内空気
の圧力の上昇に伴つて逆止弁92は開き、車室内
空気は内外気切換シヤツタ9の開口部91から外
気吸入口7を通つて外部に流出し、前記と同様ド
アにかかる空気圧力を著しく低減させ、ドアのし
まりを良くし、小なる操作力にてドアをしめるこ
とができる。
尚上記のように内外気切換シヤツタ9に開口部
91及び逆止弁92を設けた本考案では、第1図
鎖線示のように内気導入口8を閉じた状態で空調
装置1を作動させている場合、空調装置1内に設
けられたフアンの吸引力にて逆止弁92が開き、
外気に加え内気も開口部91より吸引されること
になるが、これは空調機能の面からはむしろ望ま
しいことである。
即ち暖房時においては暖房効果の面からは内気
循環式をとるのが良いことは当然であるが、内気
循環式暖房を長時間続けると車室内の湿度が上昇
し窓ガラスが曇り視界を悪化させる不具合が生じ
る。従つて一般的には暖房のつけはじめは内気循
環式として室内温度の立ち上り特性を良くし、走
行中は外気導入式暖房とするのが普通であり、そ
の為暖房温度を充分に上げることが困難であると
言う問題を有していた。
本考案のような構成をとつていれば、外気導入
式暖房を行つているとき、外気に加え既に暖つて
いる車室内空気が開口部91より吸入されるの
で、吸入空気の温度は低温の外気のみの場合に比
し高くなり、従つて温風吹出口3よりの吹出温風
の温度も高くなり、暖房温度の著しい上昇をはか
り得る。尚この場合吸入される室内空気は吸入外
気に比し少量であるので室内の湿度が上昇して窓
ガラスが曇るような不具合は決して生じることは
ない。
同様にして外気導入式の冷房を行つている場合
も、高温の外気に加え逆止弁92が開いて既に冷
えている車室内空気が吸引混合されるので、冷房
効果の向上をはかることができる。
以上のように本考案によれば空調装置の内外気
切換シヤツタに開口部と逆止弁を設けるだけの極
めて簡単なる構成によつて、ドア閉時ドアにかか
る室内空気反力の大幅な低減をはかりドアのしま
りを良くしドア閉操作力の著しい軽減をはかるこ
とができると共に、外部よりのほこり等の侵入を
も防止することができるもので、実用上多大の効
果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
附図は本考案の実施例を示すもので、第1図は
空調装置部の概略断面説明図、第2図は第1図の
内外気切換シヤツタ部の拡大断面図である。 1……空調装置、7……外気吸入口、8……内
気吸入口、9……内外気切換シヤツタ、91……
開口部、92……逆止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外気導入口と内気導入口を切換える内外気切換
    シヤツタにより外気導入式暖房と内気循環式暖房
    とを切換使用できるようになつている空調装置を
    備えた自動車において、該空調装置の内外気切換
    シヤツタに開口部を設けると共にドア閉作動に伴
    なう車室内空気の圧力上昇によつて上記開口部を
    開く逆止弁を設けたことを特徴とする自動車用ド
    ア閉作動時の換気構造。
JP19746481U 1981-12-28 1981-12-28 自動車用ドア閉作動時の換気構造 Granted JPS58100108U (ja)

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JPS58100108U JPS58100108U (ja) 1983-07-07
JPS6123457Y2 true JPS6123457Y2 (ja) 1986-07-14

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JPS58100108U (ja) 1983-07-07

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