JPH058171Y2 - - Google Patents

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JPH058171Y2
JPH058171Y2 JP1986192598U JP19259886U JPH058171Y2 JP H058171 Y2 JPH058171 Y2 JP H058171Y2 JP 1986192598 U JP1986192598 U JP 1986192598U JP 19259886 U JP19259886 U JP 19259886U JP H058171 Y2 JPH058171 Y2 JP H058171Y2
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JP
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vehicle
ventilation port
valve body
ventilation
running
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案、自動車ドアの開放後、該ドアを閉鎖
するときに、車室の内部圧力を車室外部に逃がし
て、前記ドアの閉動作を行い易いようにした自動
車の換気構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種自動車の換気構造は、例えば実開
昭59ー27907号公報に開示され、且つ第3図に示
したごとく、自動車ボデイBに車室内と車室外と
を連通する換気口Kを形成した換気ケースCを取
付けると共に、該換気ケースCの内部で前記換気
口Kの中間部位に、支持ブラケツトBKを設け
て、この支持ブラケツトBKにゴムなどの薄肉弾
性部材から成る弁体Vを、支持ピンPを介して宙
架状に支持させている。
斯くして自動車ドアの開放後に、該ドアを閉鎖
するとき、前記車室の内部圧力が高くなることに
伴い、第3図の仮想線で示したごとく、前記弁体
Vが外方に湾曲変形されて前記換気口Kが開放さ
れ、該換気口Kから前記車室の内部圧力が車室外
に逃がされて、前記ドアの閉動作が行い易くなる
のである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで以上のごとき換気構造においては、前
記自動車ドアの開閉操作時以外で、例えば自動車
の走行時などには、前記弁体Vで前記換気口Kを
閉鎖状態に保持する必要があるが、前記従来の換
気構造では、前記弁体Vとしてゴムなどの薄肉弾
性部材を用い、該弁体Vを前記換気口Kに宙架状
に支持させる構造としているため、前記弁体Vの
閉鎖時における前記換気口Kに対するシール性が
悪く、従つて自動車走行時などに、前記換気口K
から車室外部の塵埃や雨水などが車室内部に侵入
したりするなどの不具合がある。
本考案は以上の実情に鑑みて考案したもので、
その目的は、自動車走行時に発生する動圧を利用
して、この動圧で前記弁体を閉鎖状態に保持する
ことにより、車室外部の塵埃や雨水などが車室内
部に侵入したりするのを確実に防止することがで
きながら、しかも車室の内部圧力を外部に開放す
る際、前記換気口の開口量を充分確保して、車室
の内部圧力を外部に円滑に開放することの出来る
自動車の換気構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案の換気構造は、自動車のボデイ
Bにおける前面に、車室内と車室外とを連通する
換気口6を形成して、該換気口6を、自動車走行
時の動圧が作用する自動車進行方向前方に向けて
開口する一方、前記換気口6と開閉する弁体8
を、前記換気口6の前方側において前後方向に向
かつて摺動可能に設けると共に、該弁体8を常時
後方に付勢させ、自動車走行時の動圧と共に該弁
体8を前記換気口6に圧接させるスプリング11
を設けていることを特徴とするものである。
(作用) しかして自動車ドアの開放後、該ドアを閉鎖す
るときには、前記弁体8全体が前記換気口6に対
して前方に移動して、前記換気口6全面が開口す
るので、車室内の内圧の換気がスムーズに行え
る。
また前記ドアの開閉操作時以外で、自動車走行
を行う場合には、前記スプリング11のばね反力
と共に自動車走行時の動圧により、前記弁体8が
前記換気口6の全周にわたつて均等に圧接して、
該換気口6が確実に閉鎖されるのであり、従つて
前記換気口6から塵埃や雨水などの車室内部への
侵入が確実に阻止されるのである。
(実施例) 以下、本考案にかかる自動車の換気構造を図面
の実施例によつて説明する。
第1図において、1は自動車ボデイBの前面側
に設けた内部中空のピラーであつて、該ピラー1
の後部側に連結部材2を介してドア3を開閉可能
に取付けると共に、前記ピラー1の外側部にフロ
ントパネル4を設ける一方、このフロントパネル
4の前部側に、複数の通孔5aをもつガーニツシ
ユ5を取付けている。
しかして前記ピラー1の自動車進行方向前面側
に、前記ガーニツシユ5の通孔5aを介して車室
外部に連通する換気口6を形成すると共に、前記
ピラー1の内側面に車室内部に連通する連通口7
を形成して、これら換気口6と連通口7とを介し
て車室内部と車室外部とを連通させるごとく成
す。
一方、前記ピラー1における前記換気口6の前
部に、該換気口6に連通する透孔60を備えた支
持ケース10を取付け、前記支持ケース10に前
記換気口6を開閉する弁体8を次のごとく支持し
ている。
即ち前記弁体8に、後方に向けて突出する支持
杆8bを一体に設け、該支持杆8bを前記支持ケ
ース10に摺動自由に挿通させることにより、こ
の支持杆8bを介して前記弁体8を前記換気口6
の前後方向に摺動可能に支持するのである。
そして前記支持ケース10の内壁と、前記支持
杆8bの後端に設けた径大部8cとの間に、前記
弁体8を閉鎖側に付勢させるスプリング11を介
装し、前記ドア3の開放後に該ドア3を閉鎖する
とき、車室の内部圧力が高くなることを利用し
て、前記弁体8を、前記スプリング11のばね反
力に抗し前方に移動させるごとくなし、また前記
ドア3の開閉操作時以外で自動車の走行時には、
この自動車走行時の動圧を前記弁体8で受圧させ
ることにより、前記動圧と前記スプリング11の
ばね反力とにより、該弁体8を前記換気口6側に
圧接させ、この弁体8で前記換気口6を閉鎖状態
に保持するようにしている。
しかして以上の構成とすることにより、前記ド
ア3の開放後に該ドア3を閉鎖する時には、前記
車室の内部圧力が高くなつて、前記弁体8全体
が、前記スプリングのばね反力に抗して、第2図
の仮想線で示したごとく、前記換気口6に対して
前方に摺動するのであつて、斯くして前記換気口
6が全面にわたつて開口して、前記車室の内部圧
力が外部に開放され、前記ドア3の開動作が容易
に行われるのである。
一方自動車の走行時には、この自動車走行時の
動圧が前記弁体8で受圧されるので、該弁体8
は、前記スプリング11のばね反力と前記動圧と
により、前記換気口6側に圧接して、前記換気口
6が確実に閉鎖されるのである。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかる自動車の換
気構造では、自動車のボデイBにおける前面に、
車室内と車室外とを連通する換気口6を形成し
て、該換気口6を、自動車走行時の動圧が作用す
る自動車進行方向前方に向けて開口する一方、前
記換気口6を開閉する弁体8を、前記換気口6の
前方側において前後方向に向かつて摺動可能に設
けると共に、該弁体8を常時後方に付勢させ、自
動車走行時の動圧と共に該弁体8を前記換気口6
に圧接させるスプリング11を設けたことによ
り、自動車ドアを閉鎖するときには、前記弁体8
全体が前記換気口6に対して前方に移動して、前
記換気口6全面が開口するので、車室内の内圧の
換気がスムーズに行え、前記ドアの閉動作が行い
易くなるし、それでいながら自動車走行時には、
前記スプリング11のばね反力と共に自動車走行
時の動圧により、前記弁体8を前記換気口6の全
周にわたつて均等に圧接させて、該換気口6をよ
り確実に閉鎖することが出来、従つて前記換気口
6から塵埃や雨水などの車室内部への侵入を確実
に防止することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる自動車の換気構造を示
す平断面図、第2図は他の実施例を示す断面図、
第3図は従来例を示す断面図である。 6……換気口、8……弁体、11……スプリン
グ、B……自動車ボデイ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のボデイBにおける前面に、車室内と車
    室外とを連通する換気口6を形成して、該換気口
    6を、自動車走行時の動圧が作用する自動車進行
    方向前方に向けて開口する一方、前記換気口6を
    開閉する弁体8を、前記換気口6の前方側におい
    て前後方向に向かつて摺動可能に設けると共に、
    該弁体8を常時後方に付勢させ、自動車走行時の
    動圧と共に該弁体8を前記換気口6に圧接させる
    スプリング11を設けていることを特徴とする自
    動車の換気構造。
JP1986192598U 1986-12-15 1986-12-15 Expired - Lifetime JPH058171Y2 (ja)

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